個人事業主・法人代表者に朗報。税金(国税)のクレジットカード支払いが可能へ。

個人事業主の方や、法人代表者の方は、

払う税金も多く、その税目の数も膨大。

全てがクレカ払いにできるなら、これ程素晴らしい事も無い。

 

本日、2017年1月4日午前8時30分から、

「国税クレジットカードお支払サイト」で国税を納付できるようになりました。

国税クレジットお支払サイト

 

私自身、利用する気満々で調べてみましたが、

フリーランス(個人事業主)の方や、中小企業の代表者の方に限って言えば、

メリットの方が断然多い印象。

デメリットは手数料のみ。クレカの還元率でカバーできる感じ。

国税納付のポイントと、クレカポイント。ダブルのポイント押さえます。

クレジットカードで多くの国税が支払可能。事業主はヤバい。

クレジットカード納付できるったって、

どうせ限られた税目だけだろう・・・と思っておりましたが、

事業主なら関係しまくる、多くの税金がクレカ納付可能となってました。

KS002775

クレジットカード納付が可能な税目

  • 申告所得税及び復興特別所得税
  • 消費税及び地方消費税
  • 法人税(連結納税を含む)
  • 地方法人税(連結納税を含む)
  • 相続税
  • 贈与税
  • 源泉所得税及び復興特別所得税(告知分のみ)
  • 源泉所得税(告知分のみ)
  • 申告所得税
  • 復興特別法人税(連結納税を含む)
  • 消費税
  • 酒税
  • たばこ税
  • たばこ税及びたばこ特別税
  • 石油税
  • 石油石炭税
  • 電源開発促進税
  • 揮発油税及び地方道路税
  • 揮発油税及び地方揮発油税
  • 石油ガス税
  • 航空機燃料税
  • 登録免許税(告知分のみ)
  • 自動車重量税(告知分のみ)
  • 印紙税

※源泉所得税(告知分以外)は2017年6月から開始予定。

credit_QA.pdf

上記の本税以外にも、

附帯税(加算税、延滞税等)もクレジットカード納付可能となってます。

 

個人事業主や法人代表者が、納付する税金は多いです。

個人事業主が払うべき税金と保険料。課税所得と総所得の違い。

申告所得税、法人税、源泉所得税、消費税・・・

いずれも納付すると大金となる税金が、クレカで納税できるようになります。

特に課税事業者なら、消費税額だけでも結構な金額になるハズですからね。

 

今回、クレカ納付可能な税目は、あくまで国税がメインなので、

地方税となる、住民税や事業税、自動車税(軽自動車税)、

固定資産税、国民健康保険税・・・等は、残念ながらクレカ支払不可能です。

※自治体によっては、地方税のクレジットカード納税も可能です。

例えば東京都では、2015年4月1日より、

地方税のクレジットカード納付も可能となってます。上限100万円未満ですけど。

都税 クレジットカードお支払サイト

住民税は対象外ですが、Yahoo!公金支払にて対応している自治体も有ります。

Yahoo!公金支払い – インターネットで税金支払い、ふるさと納税

 

ちなみに、給与所得者(サラリーマン、派遣社員、公務員、パート、アルバイト等)の場合、

関係してくるのは、贈与税、自動車重量税くらいなのではないかと。

所得税も源泉徴収されちゃうし、国税クレカ払いによる恩恵も少ないかと。

 

WEB経由で24時間365日どこからでも支払可能。

税金の納付といえば、専用の納付書で支払うか、

金融機関で振替納税するのが、一般的でしたが、

納税専用のWEBサイトが登場したことにより、

インターネット経由で、24時間いつでもどこからでも納税できるようになりました。

金融機関や公共機関の営業時間を狙って、わざわざ赴く必要もありません。

※サイトメンテナンス期間中は利用不可。

 

WEB経由で納税可能なので、パソコンだけでなく、

スマホでも納税手続きが可能となってます。

 

WEBで納税手続きをする都合、

インターネット環境が必要であり、

支払いもクレジットカード払いのみという制限があります 。

あくまでオンラインで納税する事で、クレカ払いができるので、

金融機関や税務署、コンビニ等の実店舗で、

直接クレジットカード決済することは不可能なままです。

 

オンライン決済の為、領収証書も発行されませんが、

クレカ決済するからには、カード利用明細にも必ず記載されるので、

税務上は何ら心配することも無く、むしろ現金納付よりも安心かと。

 

不安なら、「納付手続き完了ページ画面」を印刷し、

手続き完了後に送付される、

「納付手続き完了メール」も保存&印刷しておけば確実かと。

 

ちなみに、カード利用明細には、

納税額と決済手数料を合算した金額で請求が上がり、

利用先欄にも税金支払いの旨、記載されるとのこと。

申告所得税及復興特別所得税(シンコクショトク/フッコウゼイ)、

消費税及地方消費税(ショウヒ/チホウショウヒゼイ)、法人税(ホウジンゼイ)・・・と、

具体的な名称で載るらしいので、経理上もわかりやすくて良いね。

 

支払方法と納付の流れ。クレカ納税する為に必要な情報。

国税をオンラインでクレカ納付する手順は、予想以上に簡単でした。

手元に、納税に必要な情報とクレジットカードさえあれば、

お手軽に納税手続きが完了してしまいます。

事前にクレカ払いするための申請や、特別な手続きも必要ありません。

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強いて難点を挙げるなら、

納税者情報や納税額を、納税者自身で入力する必要があるという事くらい。

 

とはいえ、国税の申告書や、税務署からの通知書を見れば、

必要な情報は書いてありますし、

所得税や消費税なら、確定申告書を元に入力すればOK。

 

オンライン納税に必要な情報

  • 納付者氏名
  • 納付者住所
  • 納付先税務署(郵便番号より検出可能)
  • 納付税目
  • 課税期間
  • 申告区分
  • 納付税額
  • クレジットカード情報(家族名義可能)
  • メールアドレス(納付手続き完了メールの受取用)

 

また、決済するクレジットカードは、

納税者本人名義でなくとも問題なく、

家族名義のクレジットカードでも決済できます。

 

その場合は、クレジットカード情報入力欄で、

カード名義人の情報を入力します。

利用者情報では、納税者の情報を入力するので間違えないように。

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次の画面「クレジットカード情報の入力」の項目で、

クレカ名義人を入力します。

 

国内発行のクレジットカードなら、ほぼ全てのクレジットカードにも対応。

Visa、マスターカード、JCB、アメックス、ダイナースクラブ、TS CUBIC CARDと、

カードブランドの制限も無いに等しいです。

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納付額や納税者情報を間違った場合はどうなるのか?

「国税クレジットお支払いサイト」では、

納税者自身が入力して手続きする必要がある為、

納税額や納税者情報を、誤って入力してしまう可能性は否めない。

 

誤って納付手続きを完了してしまった場合、

納付手続きの取り消しは不可能であり、

後日、税務署から還付手続きとなるようです。

「国税クレジットカードお支払サイト」での納付手続が完了すると、その納付手続の取消しはできませんのでご注意ください。 誤って納付手続をされた場合は、後日税務署から還付等の手続を行うこととなりますので、所轄の税務署へご連絡ください。

クレジットカードなんだから、決済取り消しも簡単にできそうなのに・・・

 

以前、国民年金を追納しまくった時に、

納付順序が異なるだけで、

全額強制返金→翌年に再度納付手続きとなってしまったので・・・

個人事業主が所得控除で節税する。経営セーフティー共済、小規模企業共済、個人型確定拠出年金 401kとかのお話。

たぶん同じような流れになるのではないかと。

国がやることですから、融通も効かないんじゃ無いかな。

カード決済手数料取られて、強制還付だったら最悪。

くれぐれも間違えて納付手続きしないように。

 

税金関係は、延滞税等の問題もありますので、

間違って納付してしまった場合は、所轄の税務署へ早急に連絡しましょう。

 

クレジットカード納付上限は決済手数料込みで1000万未満。

クレジットカードで収められる税金の上限は、

1,000万円未満(決済手数料含む)となっております。

 

決済手数料込みで1,000万未満なので、

納税額だけで換算すると、約990万円までクレカ納付可能です。

※納税額が990万円の場合、手数料81,259円→合計 約998万円

 

もちろん、クレジットカード利用可能額の範囲内であることは前提ですが、

小規模法人程度なら、一回の納税額が990万円以上になることも無いかと。

 

全ての税金を、一回にまとめて納付手続きするわけでは無く、

税目や区分ごとに納付手続きする必要があるので、

一回で1000万を超える事業主や、法人もそれほど多く無いんじゃないかな。

少なくとも、私の場合は全然超えそうにない。まだまだ余裕。

 

1000万円という制限は、基本的に納税額での制限というワケではなく、

クレジットカード決済の都合で1000万上限となっているとの事で、

一ヶ月で1000万円以上、クレカ決済すること自体が難しいのかと。

 

デメリットはクレカ決済手数料。1万円毎に76円+税の手数料。

税金がクレジットカード払いできるなら、

基本的に良い事しかないのですが、

クレカ納税した場合、クレジットカード決済手数料が納税者負担となります。

本来は導入店舗が負担するはずの手数料。国税は例外。

 

国税クレジットお支払いサイトの決済手数料

  • 1万円以下は76円+税
  • 以後1万円毎に76円+税

 

手数料1万円につき76円(税抜)の手数料が発生します。

手数料には別途消費税が発生する点にも注意。

 

例えば100万円を納税する場合、合計1,008,208円の支払いとなります。

事前に支払い総額も計算することも可能です。

国税クレジットお支払サイト

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必然的にクレジットカード決済となるので、高還元率クレカほど得をする。

手数料は税額の約0.8%となるので、

還元率1%を超えるクレジットカードなら、

気分的に抵抗も少なく、オンライン納税できるのではないかと。

※1万円毎に手数料82円なので、少額の場合は手数料割合が大きくなります。

 

実際のところ、支払う税額が高額な場合、

大金を用意して、金融機関で支払うのも大変となります。

特に、法人の場合は、振替納税手続きもできないので、

数百万円単位の納税となると、

金融機関の1日の振込限度額や、

引き出し限度額に引っかかる可能性も高いです。

 

法人口座から、窓口で引き出す場合も、

法人の銀行印だけでなく、

法人の代表者である証明書(3ヶ月以内の登記簿謄本)と、

個人の身分証明証が必要と、

非常に手間だったのは、つい昨年の記憶。

 

大金用意して、支払いしに行く手間を考えたら、

クレジットカード納付の決済手数料は、

そこまで高額というわけでも無い。

 

いつでもどこでも納付でき、支払い猶予期間も生まれる。

クレジットカードのポイントも貯まるなら、損というわけでも無いからね。

 

キャッシュフローは断然良くなる。クレカなら分割払いも可能。

国税をクレジットカード払いにすることの最大のメリット。

カード払いにすることにより、支払いに猶予期間が生まれます

クレジットカードの利用代金の引落し日まで、現金を残しておけるという事。

 

クレジットカード納付の場合、

納付手続きが完了した日に、国税の納付があったものとみなされます

実際の利用代金の引き落としは1〜2ヶ月後になりますが、

指定期間内に手続きしてしまえば、延滞税や利子税が発生することもありません。

クレジットカード納付については、国税通則法第34条の3により、納付手続が完了した日をもって延滞税や利子税を計算することとなっておりますので、法定納期限内に「国税クレジットカードお支払サイト」において、その手続きを完了していれば、クレジットカード利用代金の引き落とし日が法定納期限よりも後になった場合でも延滞税は発生しません。 なお、法定納期限後に「国税クレジットカードお支払サイト」での納付手続を行った場合には、延滞税等が発生することがありますので、ご注意ください。

 

また、カード決済ということは、分割払いやリボ払いも可能となるので、

更に支払い猶予期間を伸ばすことも可能です。

キャッシュさえあれば、会社は回りますからね。

 

ちなみに、平成26年度以降より、延滞税は安くなってますので、

下手に金利手数料を払うなら、

税金は滞納して、延滞税を払った方がマシかと。

※参考→No.9205 延滞税について|国税のお知らせ|国税庁

 

平成29年度は、2か月以内に支払えば年利2.7%

2か月目以降でも年利9%となっています。

リボ払いの利息は、年利15%前後なので・・・

払うつもりがあるなら、リボは辞めた方が良いです。

 

法人の場合は金融機関からの振替納税ができない。

個人事業主の場合、

所得税も消費税も、振替納税手続きすれば、

支払日を1カ月伸ばす事が可能です。

所得税は4月中旬、消費税は4月下旬の引き落としとなります。

 

銀行口座から、自動引き落としとなり、

振替納税には、利用手数料も発生しない。

ただ、振替納税は事前に手続きが必要であり、翌年度以降も継続となる。

どちらが良いかは、その人次第、

別に振替納税でも、クレカ納付でも、どちらでも良いと思う。

 

法人の場合はというと、

個人事業主とは異なり、金融機関での振替納税手続きができません

また、申告書の提出期限が、納税期限でもあり、

ほとんどの税金の請求が一気に来るので、

物凄いキャッシュフローも悪くなります。

個人事業主の税金納付期日

  • 所得税:3月15日まで ※口座振替なら4月中旬
  • 消費税:3月31日まで ※口座振替なら4月下旬
  • 個人事業税:8月11月
  • 住民税:6月8月10月翌年1月
  • 予定納税:7月11月

法人の税金納付期日

  • 法人税:決算から2ヶ月以内
  • 消費税:決算から2ヶ月以内
  • 法人住民税:決算から2ヶ月以内
  • 法人事業税:決算から2ヶ月以内
  • 地方法人特別税:決算から2ヶ月以内
  • 予定納税:事業年度開始6ヶ月後から2ヶ月以内

法人の代表者が納める税金(実効税率)と保険料。個人事業主との計算方法の違い。

これがクレジットカード決済できれば、

約1~2か月間の支払猶予期間が生まれる。

キャッシュに余裕の無い、弱小法人に、これほど有難い事はない。

去年は、黒字なのにキャッシュ無くて、ホントキツかったから。

 

公共料金や国税の支払いで還元率の下がるカードに注意。

最近では高還元率のクレジットカードも増えましたが、

高還元対象となる利用先に、制限があるクレカも増えております。

公共料金の支払いや、税金の支払いは、高還元率の対象外ってやつ。

 

例えば、ダイナースクラブのクレジットカードでは、

国税の支払いは還元率ダウンの一律0.5%となっていますし、

ダイナース換算レートが異なる加盟店

アメックスカードでも同様に、

公共料金や、税金の支払いは0.5%の還元率となってしまってます。

加算対象外・100円=1ポイントとして換算されない加盟店

 

現在、納税でポイント還元対象のクレカであっても、

今後、税金支払いで、ポイント付与対象外になる可能性はあります。

電子マネーチャージも、続々と対象外になってますから。

 

実際のポイント還元率や、ポイント付与の有無は、

各クレジットカード会社に確認するのが確実。

 

税金納付となると、利用額も大金となり、

ポイント還元額も大きくなるハズなので、

利用前にカード会社に確認することを推奨します。

 

国税納付にオススメのビジネスカード。

個人向けのクレジットカードで、大金の事業費決済するのは、

カード会社の規約上グレーであり、金額的にも無理が有る。

税務的な面でも、個人名義クレカを使うのは好ましくない。

役員立替の仕訳とかも、しない方がベター。

よって、法人名義のビジネスカードを使う方が多いと思います。

 

今では高還元率の法人カードも増えていますし、

ほとんどの法人カードが、個人事業主でも作成可能となってます。

法人カードを比較する。事業主にオススメのビジネスカードランキング。

 

還元率で選ぶならオリコのEX Gold for Biz iD×QUICPay

年間利用額に応じて還元率1.1%まで上がるので、税金収めて還元率もアップ。

格安年会費なのに、ゴールド特典も満載です。

オリコのビジネスカード「EX Gold for Biz iD×QUICPay」は高還元率の法人クレカ。

 

ステータス性とプラチナ特典で選ぶなら、

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード

年間200万円以上の利用で、年会費が半額の1万円となる。

JALマイルの還元率も非常に高いです。

セゾン プラチナ ビジネス アメリカン エキスプレスカードのメリット・デメリット。

どちらも代表者個人を審査するクレジットカードなので、

新設法人でも発行できるのも有り難いところ。

 

サラリーマンの方や、個人事業主で納める税金が少額な場合は、

nanacoクレジットチャージを利用する方法も有りますが・・・

nanacoチャージで高還元率のクレジットカード。税金・公共料金を支払う注意点。

現在では使えるクレカも少なくなっており、基本的に高還元率クレカでは使えません。

まず、nanacoにチャージしなければいけないという事。

5万円以上の納付する場合も、非常に面倒なので避けた方が無難です。

 

法人の場合や、金額が大きい場合も、nanaco払いは不可能。

法人クレカで「国税クレジットお支払サイト」での支払いがスマートです。

今後の為に、早いとこ慣れておきましょう。

私も早速、オンライン納税してみました。

税金(法人税)のクレジットカード納付して気付いたデメリット。

高還元率クレジットカード
事業費決済するなら高還元率のビジネスカード。


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私が格安SIM「mineo」に乗り換えた理由。


 

2 Responses to “個人事業主・法人代表者に朗報。税金(国税)のクレジットカード支払いが可能へ。”

  1. charlie より:

    はじめまして、チャーリーです。
    いつもながら、有益な情報をありがとうございます。 
    私は、せどりビギナーで、新谷さんの情報は大変参考になります。
    今回の税金のクレジット払いの話も、
    nanacoは不便だと思っていましたので、活用したいと思います。

    • KJ Shintani より:

      チャーリー様、ありがとうございます。

      nanacoチャージは改悪により、割に合わない作業と感じる人も多いようですね。
      5万円以上の支払いは、コンビニ店員も理解してないし、
      チャージした金額も、ピッタリ使い切れ無い問題も有る。

      どこでも納税できる利便性を考えたら、
      オンラインでのクレカ納税は全然有りですね。
      大金になるほど、資金移動の大変さ感じてますから。

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