インターネットビジネスといえば、WEB決済。
ビジネス取引でも、便利に使えるクレジットカード。
クレジットカードには審査もあるし、限度額も有る。
とはいえ、銀行振込では手数料も発生するし、手続きも面倒。
そんな貴方に、デビットカードの登場してます。
銀行口座さえあれば、デビットカードが発行可能。
クレジットカードのように使えます。
で、デビットカードとクレジットカードは何が違うのか?
主にクレジットカードと比較したメリット・デメリット。
現金カード以上、クレジットカード未満。
クレジットカードに抵抗有るってだけなら、
早くクレジットカードを使い慣れた方が良いですマジで。
クレジットカードで審査が通らない人向けのデビットカードだね。
デビットカードのメリット
個人事業主時代、デビットカードには非常にお世話になってました。
クレジットカードではなく、デビットカードを利用する理由。
クレジットカードよりも優れた点が有ります。
VISA、JCBの提携店舗でクレジットカード同様に使える。
デビットカードは、クレジットカードと使い方も一緒。
VISAとJCBのロゴが有る店舗で、クレジットカード決済と同じように使えます。
クレジットカードと違うのは、
デビットカード利用時に、即座に銀行口座から引き落とされるということ。
海外で利用した場合も、即時引落しとなります。
JCBとVISAと有るので、Masterブランドのデビットカードもありそうですが、
2016年現在、日本国内でMasterブランドのデビットカードは有りません。
以前は、東京スター銀行の「東京スターデビット」がありましたが、
2008年12月末で、サービス終了となっております。
銀行口座でカード発行。デビットカードは高校生でも発行可能。
デビットカードは、クレジットカードのような審査も無く、
発行している金融機関の銀行口座さえ有れば発行可能です。
年齢制限も、クレジットカードのような18歳以上では有りません。
無収入でも問題なく、
15歳以上 or 16歳以上(中学生を除く)であれば所持できるので、
高校生でも主婦でも個人事業主でも、簡単に作れてしまいます。
審査も簡素化されているので、発行スピードも早い。
キャッシュカード一体型のデビットカードも多く、
ネットバンクでは、キャッシュカード≒デビットカードになりつつあります。
→ネットバンク比較まとめ。個人事業主の事業用口座にオススメの銀行。
クレジットカードの不安は消える。利用金額は即時反映。
クレジットカードには色々と不安が付き物。
だからクレジットカードは使わない。クレジットは所持しない。
デビットカードなら、現金派ならではの不安は消えます。
クレジットカード利用に関わる不安
- 利用額が把握できない不安 → デビットカードは即時反映。
- 使い過ぎの不安 → 即時反映、貯金残高の範囲でのみ利用可能。
- 借金の不安 → キャッシング不可。残高の範囲内でのみ利用可能。
- 不正利用被害が怖い → 即時反映で即気づく。不正利用補償あり。
クレジットカードで、使い過ぎてしまう恐れが有る人。
現金は使えば減るから把握できる。デビットカードも同じです。
利用すれば即銀行口座から引き落とされます。
キャッシュカードで、ATMからお金を引き出すのと一緒です。
支払い滞り、信用情報に傷がつくこともありません。
クレジットカードは不正利用被害が不安だし、
現金なら盗まれれば気づくって人。
デビットカードなら、不正利用被害に遭った際も安心。
たとえ見に覚えのない支払いがあったとしても、
即時反映で即気づけますし、不正利用補償も付帯してます。
利用時のメール通知機能も有る。現金で大金持ち歩くよりも安心。
不正利用も人ごとでは有りませんからね。
→クレジットカード不正利用被害と返金。クレカ会社の対応と対策。
ATM利用料のような高額な手数料も発生しない。
デビットカードを利用したら、銀行口座に即時反映される。
ATMをお金を引き出すみたいに使えるんだけど、
ATMでお金を下ろす手間も無い。
ATMでキャッシュカード使うよりも非常に便利。
非常に便利なのに、デビットカード決済で手数料は一切発生しません。
デビットカードは手数料無料で使えるのです。
キャッシュカードでお金を下ろして行くと、ATM手数料が発生するのに、
そのままデビットカードで決済すれば、手数料も無料。
土日に使ったから手数料発生・・・とか、モチロン有りません。
しかも現金決済よりもお得です。
現金決済よりもお得。キャッシュバックとポイント還元。
デビットカードは、利用で得するカードがほとんど。
利用額に応じて、ポイントが貯まったり。
そのまま現金でキャッシュバックされたりします。
還元率は0.2%~1.0%。現金決済しても何も貰えませんからね。
小銭も要らないから、計算も不要だし、会計も早く済む。
現金よりも便利なのに、使えば使う程、現金よりも得をする。
貯金残高が利用限度額。仕入等の大金決済にも使える。
口座残高以上に使いすぎることは無いというのは、
上述した通りですが、
デビットカードなら口座残高まで使いまくれるってのも、大きな利点です。
限度額設定のあるカードでも1日200万円とか、1ヶ月1000万円とかとか。
クレジットカードで、ここまでの限度額は不可能に近いですから。
特に事業主の場合、決済金額も大きいので、
クレジットカードの限度額では足らない事が多い。
与信がなければ、月30万円とかでストップですからね。
私も起業したばかりの頃は、デビットカードばかり使ってました。
ちなみに、デビットカードにより、
初期設定で限度額が低く設定されている場合もあります。
高額利用したい場合は、予め利用限度額の確認をしておきましょう。
Cirrus(JCB)、PLUS(VISA)の海外ATMが利用可能。
デビットカードは、国際キャッシュカードとして使う事が可能です。
海外のCirrusやPlusロゴの有るATMで、そのまま現地通貨が引き出せる。
為替手数料も安く、金融機関で両替するよりも為替レートも悪くない。
国際キャッシュカードの海外ATM利用手数料
- ジャパンネット銀行:無料(為替レート+3.02%)
- 楽天銀行:無料(為替レート+3.024%)
- 新生銀行:無料(為替レート+4%)
- シティバンク:200円+税 / 回(為替レート+3%)
- イオン銀行:200円+税 / 回(為替レート+1.6%)
日本の銀行から、そのまま海外通貨を引き出す。
日本円を両替してもらうより、手間も無くお得になる。
デビットカードのデメリット
デビットカードは、現金に比べると利点だらけですが、
クレジットカードに比べると、やはり劣る点は有ります。
デビットカードは、クレカ同様に使えますが、クレカでは有りません。
支払いと同時に即時引落し。預金残高という現金が必要。
デビットカードは、支払い時に即引落しとなる。
これが最大のメリットであり、デメリットでも有ります。
残高不足では決済ができませんので、
予め現金を所持(貯金)している必要が有る。
デビットカードは後払い不可能です。
一方、クレジットカードは決済後、すぐには引落しされません。
月末締めの翌月10日払いとか、翌月28日払いとかとか、
支払いまでの約1~2ヶ月の未払い期間があります。
資金繰りが厳しい時でも、クレカなら無利子で支払いを先伸ばせる。
また、デビットカードは、クレジットカードのように、
キャッシングしたり、分割払いにしたりする事もできません。
審査が無いに等しいということは、信用も無い。
借金は不可能ということです。
デビットカードが使えないサービスが有る。
クレジットカード同様に使えるのが、デビットカードの売りですが、
クレカ対応している、全ての店舗で使えるわけでは有りません。
クレジットカードで使えて、デビットカードが使えないサービス有ります。
高速料金の支払いや、オンラインカジノ、ガソリンスタンド・・・
未精算発生率が高い支払いは、デビット利用不可能となってます。
以下のお支払については、即時引落ができず後日請求時に普通預金口座残高不足による未清算が発生することが多いため利用を中止しています。
高速料金のお支払について
楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)、楽天銀行デビットカード(Visa)は高速料金のお支払には使えません。海外での利用時
オンラインカジノ等、一部の海外加盟店では利用を中止しています。ガソリンスタンドでのお支払について
10,000円以上の普通預金口座残高が無い場合は利用できません。
また、基本的に月額課金サービスの支払いにも制限が有ります。
公共料金や、格安SIMやインターネットプロバイダの支払いとか、
動画配信サービスとか、カーシェアリングサービスとか、
レンタルサーバーの支払いとかとか。
デビットカードは、審査手続きも簡単→信用も無いということで、
契約系の定期支払いには、利用できない事もしばしば。
事前にデビットカードを利用できるか?確認した方が無難です。
デビットカードを利用しても信用の積み重ねにはならない。
デビットカードには、信用が無いと言いましたが、
信用が無いまま繰り返し利用したところで、信用情報の積み重ねにもなりません。
→クレジットカードの審査基準と信用情報の関係。CIC信用情報開示請求をして気づいたこと。
デビットカードは、銀行からお金を引き出しているのと変わらないって事。
クレジット契約では無いので、利用履歴もCICに反映されないから。
デビットカードを利用しまくったところで、
今後のクレジットカード審査にも影響しないし、
クレジットカードの限度額が増えることも無い。
住宅ローン、自動車ローン審査・・・デビットカード使っても影響無しです。
信用が欲しいなら、貸し借りを繰り返す事。
クレジットカード繰り返し利用するのも、信用の積み重ねになります。
クレジットカード審査に通るだけでなく、
上位カードを目指すにも、信用情報は大切ですから。
クレジットカードよりも為替レートが悪い 。
デビットカードは、クレジットカード同様、海外でも使えますが、
その為替レートは、クレジットカードよりも悪くなります。
クレジットカードの為替手数料が、1.60%前後に対し、
デビットカードの為替手数料は、3.0%前後と倍くらいになってます。
デビットカード(国際キャッシュカード)為替手数料の比較まとめ
- ジャパンネット銀行(VISAデビット):3.02%
- 楽天銀行(VISAデビット、JCBデビット):3.024%
- 住信SBIネット銀行(VISAデビット):2.5%
- セブン銀行(JCBデビット):3.0%
- ソニー銀行(VISAデビット):1.76%
- イオン銀行(VISAデビット、JCBデビット):1.60%
- 三井住友銀行(VISAデビット):3.0%
- スルガ銀行(VISAデビット):3.0%
- りそな銀行(VISAデビット):2.5%
- みずほ銀行(JCBデビット):3.4%
更に、海外決済は為替レートも関わってくる為、やや複雑になります。
支払い時時点での為替レートで一旦引落しされ、
後日VISA、JCBでの為替レート分調整→追加引落し or 返金となる。
また、海外ホテルやレンタカーでは、デポジットの請求もされるので、
一旦、利用額よりも多く引き落とされ、
後日、デポジット分を返金されるパターンも多いです。
海外のデビット決済で返金絡むと、わけわからなくもなります。
即時引落しの弊害です。
デビットカードは海外ATMで、そのまま現地通貨引き出し可能ですが、
クレジットカードも海外ATMで、海外キャッシングした方が得します。
→海外専用プリペイドカードの手数料を比較。外貨両替するなら海外キャッシング。
結局、現地通貨を用意するにも、クレジットカードが安上がりってわけ。
ポイント還元率、キャッシュバック還元率が低い。
デビットカードは、ポイント還元やキャッシュバック還元されますが、
クレジットカードに比べると、還元率は下がります。
デビットカードは還元率0.2%~0.5%が平均値ですが・・・
クレジットカードなら還元率1.0%以上はザラに有る。
現金よりデビットカードが、お得ではありますが、
デビットカードよりもクレジットカードが、更にお得です。
デビットカードには、盗難や不正利用被害の補償に制限が有る。
クレジットカードには、不正利用被害の場合、一切払う必要が有りませんが、
デビットカードには、不正利用に対する補償に制限が有ります。
例えば、楽天銀行のデビットカードの場合、年間補償額は100万円まで。
楽天デビットカードには利用限度額に制限も無いから、
100万円以上を預けている場合で、一気に使われたら・・・アウトって事です。
デビットカードの不正利用補償額
- JNB Visaデビット:年間500万円まで
- 住信SBIネット銀行 Visaデビット:年間100万円まで(法人は1,000万円)
- 楽天デビットカード:年間100万円まで
後払いのクレジットカードとは違い、
即日引き落とされてしまうというのも怖い。
デビットカードは即引き落としだから安心なんじゃなくて、
即引き落とされちゃうから、すっげー怖いのよ。
クレジットカード不正利用被害も当たり前に遭遇する時代。
私も、人生で5回も不正利用に遭ってますから。
クレジットカードには様々な特典が有る。
デビットカードには、クレジットカードのような付帯保険が有りません。
一部のデビットカードには、ショッピング保険は有りますが、
旅行傷害保険が付帯することは有りません。
クレジットカードのように、ETCカードの発行もできませんし、
提携クレジットカードのような、割引特典も有りません。
無料のクレジットカードは、所持するだけで得する事も多いですが、
デビットカードは利用しなければ、得することは皆無です。
年会費が有料のデビットカードも多いので、使わなければ意味もない。
また、デビットカードを使いまくったところで、
カードヒストリーの積み上げとは関係有りません。
→クレジットカードの利用限度額を上げる方法。与信枠を増やす為に。
クレカ利用は与信に影響するけど、デビットは関係無し。
クレジットカードが作れないから、デビットカードを使いまくったところで、
今後、クレジットカードの審査に影響する可能性は無い。
J-Debitや、VISAプリペイドカードとは全く違うサービス。
VISAデビットと、JCBデビットと似たサービスで、
J-debitとVISAプリペイドカードがありますが、
あれは全く異なるサービスなので注意。把握しておきましょう。
J-debitは全く別物。クレジットカードの代用は不可能。
同じくデビットカードという名称の、
非常にややこしい「J-Debit(ジェイデビット)」。
同じく金融機関発行のデビットカードですが、
JCBデビット、VISAデビットに比べると利便性は低いです。
- 三井住友銀行:ジェイデビットカード
- みずほ銀行:デビットカードサービス(J–Debit)
大手金融機関でも、デビットカードを発行開始してますので、
J-Debitではなく、VISAデビット(もしくはJCBデビット)を使いましょう。
- 三菱UFJ銀行:三菱UFJデビット
- みずほ銀行:みずほJCBデビット
- 三井住友銀行:SMBCデビット
J-Debitは、J-Debit加盟店でしか使えず、
VISAやJCBに比べると加盟店も断然少ない。
VISA・JCBデビットカードのようなポイント還元も無く、
日本でしか使えず、オンラインでも利用不可能。
結果、VISAデビットを発行するようになったよね。
ちなみに、会計時にデビット決済と伝えてしまうと、
日本では「J-Debit」と判断されてします。
JCB・VISAデビットカードの使い方は、クレジットカードと変わらない。
一括払いと言えばOKです。ややこしいね全く。
プリペイドVISA(Vプリカ)はオンライン限定。
デビットVISAに似たサービスで、プリペイドVISA(Vプリカ)も有ります。
プリペイド型のクレジットカードみたいなサービスです。
※参考→VISAプリペイドカード「Vプリカ」のメリット・デメリット。 | 自作パソコンdeゲーム野郎
VISAデビットカードに似ていますが、中身は全くの別物。
Vプリカはオンライン決済限定で、
プリペイド金額が高く、維持手数料も取られます。
カード番号の使い捨てが可能で、セキュリティが高いのがメリット。
Vプリカも審査が必要無いカードなので、継続契約の支払いには使えません。
また、Vプリカは18歳未満は利用不可能なんで・・・
高校生ならデビットカードしか無いね。
クレジットカードに抵抗がある人は、デビットカードなのか?
現金派なら、キャッシュカードの代わりにデビットカード。
銀行口座からの即時引落しで、便利な上に現金決済よりも得します。
クレジットカードが所持できない人や、
クレカ限度額が足らない人にも、デビットカード。
クレジットカードのような審査も無く、限度額≒預金残高となる。
クレカの代用として、デビットカードで補いましょう。
今では高還元率のデビットカードも多く、発行する金融機関も増えてます。
→超オススメの高還元率デビットカード(JCB、VISA)まとめ。
今時、クレジットカードが使えない店舗も、ほとんど無い。
デビットカードさえ持っていれば、札束は要りません。
ただ、デビットカードは、現金決済よりも利点が多いですが、
クレジットカードほどの利点は有りません。
クレジットカードを使った方が得するのも明確だし、
使えば使うほどに、ヒストリーという信用も築けますから。
→クレジットカードの利用限度額を上げる方法。与信枠を増やす為に。
デビットカードって、銀行のキャッシュカードの延長に有るもの。
セキュリティや補償に関しても、クレジットカードに比べて断然劣ります。
盗難補償、不正利用被害・・・他人事ではありませんから。
→クレジットカードで繰り返し不正利用被害に遭う。カード会社の補償と対応の違い。
カード決済に怖いのは、慣れていないから。
仕組みさえわかってしまえば、むしろ便利で安心の仕組み。
実際、現金決済することの方がリスクも大きい。
現代では、クレジットカードを持たない事で、困る場面も多くなっており、
世界的にもキャッシュレスの時代・・・来てますよね。
そんなこと言ったって、使った事ないんだから。
慣れる為にもデビットカード?
いやいや、だったらクレジットカードで良く無いか?
銀行を信用するなら、クレジットカードも信用する。
通帳残高も、所詮は数字の羅列です。
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