ビジネスカードを発行している会社は、
JCB、三井住友、オリコ、アメックス・・・様々有りますが、
ビジネスカード候補の一つとして、セゾンのUC法人カードを検討する。
UCカードって、大手セゾン系のクレジットカードだったのね。
他社の法人カードと比較します。
目次
- UCカードとは?セゾン系のクレジットカード。
- UC法人カードは、年会費1250円+税。一般法人カード水準。
- ポイント還元率は0.5%。「永久不滅ポイント」で有効期限は無期限。
- ETCカードの年会費無料。99枚まで追加発行できる。
- 法人でも個人事業主でも発行可能。限度額が最大300万円と高い。
- 国際ブランドはVISAとMasterCardが選べる。
- 旅行傷害保険や、ショッピング補償保険が付帯しない。
- 支払猶予期間は最長55日。セゾンカードに比べると短い。
- UC法人カードに付帯する特典。
- UC法人カード(一般)と、UC法人ゴールドカードの違い。
- UC法人カードは、申込書類は印刷→郵送となる。
- UC法人カードのメリット・デメリットまとめ。
UCカードとは?セゾン系のクレジットカード。
UCカードって聞きなれない名前でしたが、その歴史は古く、
1969年にユニオンクレジット株式会社が、発行開始したクレジットカード。
その後、2006年にセゾンに移管され、
UCカードも、セゾン発行のクレジットカードの一つへ。
特に、セゾンの法人向けクレジットカードでは、
「UC法人カード」が、主なラインナップとなってます。
大規模企業様向けに「UCコーポレートカード」、個人事業主様向け・中小規模企業様向けに「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」、「UC法人カード」をご用意しております。
※「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は、個人名義でお申し込みのうえ、法人口座(代表者名併記のもの)がご設定いただけるカードです。代表者はお申し込みご本人様に限ります。
→法人向けカードはどのような種類がありますか。 |よくあるご質問Q&A|クレジットカードは永久不滅ポイントのセゾンカード
セゾンカード法人向けラインナップ
- 一般法人カード → UC一般法人カード
- ゴールド法人カード → UCゴールド法人カード
- プラチナ法人カード → セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- 大企業向け法人カード → UCコーポレートカード
UC法人カードは、ゴールドカードまでしか無いので、
上位カードプラチナを求めるなら、
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」って選択も有るわけです。
UC法人カードは、年会費1250円+税。一般法人カード水準。
法人カードの年会費は、基本的にどこでも有料です。
一般カードの場合、年会費1250円がアベレージ。
UC法人カードも、他社同水準の年会費となってます。
一般法人カードの年会費
- UC法人カード:1250円+税
- JCB法人カード:1250円+税
- 三井住友ビジネスカード:1250円+税
ポイント還元率は0.5%。「永久不滅ポイント」で有効期限は無期限。
UC法人カードの還元率は、一般的なクレジットカード水準。
他社の一般法人カードと比べても変わりません。
一般法人カードの還元率
- UC法人カード:還元率0.5%
- JCB法人カード:還元率0.5%(ポイント型)
- 三井住友ビジネスカード:還元率0.5%
還元率は変わりませんが、貯まるポイントの有効期限が違います。
セゾンのクレジットカードなので、永久不滅ポイント。
UC法人カードは、ポイントの有効期限が有りません。
一般的なクレジットカードのポイント有効期限は2年ですから。
一般法人カードのポイント有効期限
- UC法人カード:有効期限無し
- JCB法人カード:獲得月から2年間(24カ月)
- 三井住友ビジネスカード:獲得月から2年間(24カ月)
ちなみに、JCB法人カードはポイント型(JCB法人カード)と、
キャッシュバック型(JCBビジネスプラス法人カード)が有り、
その還元率も微妙に異なります。
→JCB法人カードのメリット・デメリット。JCB法人カードの種類と違い。
一見すると、キャッシュバック型の方が良く見えますが、
ポイント型の方が、万人にオススメできる内容です。
ETCカードの年会費無料。99枚まで追加発行できる。
UC法人カードは、仕事で車を使う法人にこそオススメ。
ETCカードの年会費は無料で、99枚まで発行可能となってます。
一般法人カードのETCカード年会費
- UC法人カード:ETCカード年会費無料。99枚まで発行可能。
- JCB法人カード:ETCカード年会費無料。複数枚の発行可能。
- 三井住友ビジネスカード:1枚に付き年会費500円+税
従業員用や営業車の数だけETCカードを発行する事が可能。
社員にETCカードのみ発行したい場合にも使えるし、
利用者毎の明細管理もできるようになります。
※法人用ETCカード発行には、別途申込みが必要となります。
法人でも個人事業主でも発行可能。限度額が最大300万円と高い。
UC法人カードは、名称に「法人」と付いていますが、
個人事業主でも申し込み可能となります。
他社では、法人限定のビジネスカードも多く存在します。
一般法人カードの個人事業申し込み
- UC法人カード:個人事業主も発行可能
- JCB法人カード:個人事業主も発行可能
- 三井住友ビジネスカード:法人のみ
また、同じ一般カードなのに、
UC法人カードは、ショッピング利用枠の最大値が大きい。
他社一般カードは、最大100万と明記している所も多いです。
一般法人カードのショッピング利用枠
- UC法人カード:20万円~300万円
- JCB法人カード:30万円~100万円
- 三井住友ビジネスカード:20万円~100万円
また、法人カードではキャッシング利用は不可能なカードが多く、
UC法人カードもキャッシング利用は不可能になってます。
一般法人カードのキャッシング利用枠
- UC法人カード:キャッシング利用不可
- JCB法人カード:キャッシング利用不可
- 三井住友ビジネスカード:0~30万円 ※海外キャッシュサービスのみ
ちなみに、同じセゾンの法人カードでも、
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードなら、
キャッシング利用が可能となります。
→セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのメリット・デメリット。
海外キャッシングだけでも使えた方が良いですからね。
国際ブランドはVISAとMasterCardが選べる。
クレジットカードの国際ブランドは意外と重要。
海外に限らず、国内でもVISA、Masterが一番使える場所が多いです。
JCB法人の場合、JCBブランドしか選べないのがデメリット。
一般法人カードの国際ブランド
- UC法人カード:VISA、Master
- JCB法人カード:JCB
- 三井住友ビジネスカード:VISA、Master
個人的にはMasterブランドを好んで使ってます。
利用店舗数だけでなく、為替レートも良いイメージ。
→クレジットカードの為替レートについて。国際ブランドの換算レートを比較する。
微々たる差だけど、海外で大金使うなら結構変わってくるから。
旅行傷害保険や、ショッピング補償保険が付帯しない。
UC法人カードには、他社で一般的な保険が付いて無い。
海外旅行保険、国内旅行保険、ショッピング保険も付帯しません。
一般法人カードの付帯保険
- UC法人カード:付帯保険無し
- JCB法人カード:国内&海外旅行保険(利用付帯)、ショッピング保険。
- 三井住友ビジネスカード:海外旅行保険(利用付帯)、ショッピング保険。
とはいえ、他社カードで付帯保険が付いているとはいえ、
あくまで一般カードなので、オマケ程度の補償、
旅行保険は利用付帯であり、
肝心の傷害・疾病治療費用は50~100万円程度なので・・・
そこまで期待できる内容でも無い。
ちなみに、JCBビジネスプラス法人カードには、旅行傷害保険は付帯しません。
→JCB法人カードのメリット・デメリット。JCB法人カードの種類と違い。
キャッシュバック型は、還元率も違うけど、付帯保険も違うから。
支払猶予期間は最長55日。セゾンカードに比べると短い。
法人でクレジットカードを利用する一つのメリットとして、
キャッシュフローが良くなるという利点が有ります。
UC法人カードは、最長55日間(約8週間)の支払猶予期間があるとの事ですが・・・
これは、毎月11日に利用した場合の話。
UC法人カードの支払猶予期間(最大55日)の内訳
- 利用月:11日~31日→20日間
- 翌月:31日間
- 翌々月:1日~4日→4日間
- 合計55日=20日+31日+4日
最大55日って、一般的なクレジットカードと比べて、可も無く不可も無く。
他社法人カードでも、平均的な数値となります。
一般法人カードの締め日と支払日
- UC法人カード:毎月10日締め → 翌月5日(最長55日)
- JCB法人カード:毎月15日締め → 翌月10日(最長55日)
- 三井住友ビジネスカード:毎月15日締め → 翌月10日(最長55日)
UC法人カードに付帯する特典。
UC法人カードを所持する事で利用できる特典は、
主に国内出張や、海外出張をサポートするものが多いです。
UC法人カードで利用できる主な特典
- MasterCard business assist ※Masterブランド
- Visa Business offer ※VISAブランド
- UC-JAL オンラインサービス
- ANA@desk for UCカード
- tabiデスク
- 海外アシスタンスデスク
- UC海外なくしてもホッとライン
- グローバルWiFi
- タクシーチケット
- フラワーサービス
- UC福利厚生サービス
特典が有るとはいえ、やはり一般カードなので、
それほど期待しない方が良い。
ビジネスをサポートする系の特典が多く、
割引でお得!というような特典は、ほとんどない。
出張時のサポートとして、無いよりはマシな程度です。
UC法人カード(一般)と、UC法人ゴールドカードの違い。
UC法人カードの年会費は1250円。
UC法人ゴールドカードの年会費は1万円。
その年会費の差額は約9000円・・・で何が違うのか?
UC法人一般 | UC法人ゴールド | |
---|---|---|
年会費 | 1250円+税 | 10000円+税 |
追加カード | 1250円+税 | 2000円+税 |
限度額 | 30万円~300万円 | 50万円~500万円 |
海外旅行傷害保険 | 無し | 最高5000万円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 無し | 最高5000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 無し | 最高300万円/90日間 |
空港ラウンジ | 無し | 国内28空港、ハワイ・ホノルル空港 |
海外アシスタンスデスク | 海外個人旅行デスク | ゴールドライン東京 |
MasterCard特典 | Mastercardビジネス・アシスト | Mastercardビジネス・アシスト Mastercard T&E Savings |
VISA特典 | Visaビジネスオファー VISAビジネスグルメオファー |
Visaビジネスオファー Visaゴールドカード優待特典 |
UC法人カードには、付帯保険が有りませんでしたが、
ゴールドカードにすることで、旅行保険とショッピング保険も付帯します。
また、ゴールドカードという事で、空港ラウンジも使えるようになってます。
限度額が最大500万円ってのは、他社ゴールドカードと比較しても大きな数値。
実際のところ、他社ゴールド法人カードと比べて、
優れている点といえば、やはりショッピング利用枠・・・くらいじゃないかな。
選ぶならMastercard T&E Savingsが利用できる、
MasterCardブランドの方がコスパは高いかと。
他社ゴールドのような、目立った特典や割引も無く、
付帯保険の内容も、他社ゴールドと比べて優れているというわけでも無い。
ゴールドカード専用のコールセンター(ゴールドデスク等)も無く、
有るのは海外サポートサービスの「ゴールドライン東京」くらい。
空港ラウンジも国内メインのカードラウンジになってます。
限度額が高いと言いましたが、利用額が多いヘビーユーザーこそ、
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの方がメリットが多くなります。
空港VIPラウンジ、マイル還元率、特典も保険もプラチナ級の内容なのに、
年間200万円利用すれば、年会費は1万円になってしまうから。
→セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのメリット・デメリット。
UC法人カードは、申込書類は印刷→郵送となる。
UC法人カードの申し込みは、オンライン完結せず、
WEBにて申し込みフォームを入力した後、自分で印刷して郵送が必要となります。
オンラインで申し込み手続きを進めても・・・
「UC法人カード申し込み書類ダウンロードサービス」となってます。
必要事項を入力→PDFダウンロード→印刷→捺印→郵送といった流れになり、
郵送の際に、必要書類も同封となります。
UC法人カードの必要書類(個人)
- 代表者または個人事業主の本人確認書類(いずれか1点)
運転免許証または運転経歴証明書/各種健康保険証/パスポート など
UC法人カードの必要書類(法人)
- 法人の本人確認書類(いずれか1点)
登記事項証明書/登記簿謄本/印鑑登録証明書
※発行日から6ヵ月以内の原本またはコピー - 管理責任者本人確認書類(いずれか1点)
運転免許証または運転経歴証明書/各種健康保険証/パスポート など
他社のように、印字した申込書類を送ってくれたり、
オンラインだけで申し込み書類が済む・・・といったことは有りません。
同じくセゾンのセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの場合、オンラインで即完結するんだけどね。
→セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのメリット・デメリット。
この辺も、法人審査と個人審査の違いでしょうか?
UC法人カードのメリット・デメリットまとめ。
UC法人カードは、セゾン系の法人カードという事で、
JCBや三井住友の大手法人カードに比べて、基本スペックは劣らない。
むしろ、ポイントの有効期限、ETCカードの年会費、利用限度額は、
UC法人カードの方が、他社ビジネスカードと比べて優れています。
→法人カードを比較する。事業主にオススメのビジネスカードランキング。
また、申込みキャンペーンの還元額が大きいのも一つのポイント。
当サイトからの申込み限定で、最大15000円のUCギフトカードも貰えます。
デメリットは、付帯保険が無いという事くらい。
いずれにせよ、一般カードレベルの保険に期待するくらいなら、
個人用のクレジットカードで補った方が良いかと。
旅行保険は、年会費無料のクレジットカードでも当たり前に付いているし、
エポスカードなら、海外旅行保険も自動付帯となる。
→エポスカードは持ってるだけで超お得。デメリットを考慮した使い方。
それでも足らないと思うなら、格安ゴールドカードでも補えるから。
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