年会費が無料で青いクレジットカードといえば、LIFEカード。
個人事業主、法人向けの「ライフカードビジネス」も発行しており、
ビジネスカードながら、その年会費は無料となってます。
個人事業主や小規模法人だけでなく、
固定費リスクを抑えたい、中規模法人にもオススメ。
コーポレートカード的な要素も多いです。
目次
ライフカードビジネス(スタンダード)のメリット
ライフカードビジネスのメリットは、完全無料に尽きる。
完全無料なのに、基本的なビジネスカードの要素は備わっています。
年会費完全無料の法人カードは珍しい。
事業用のビジネスカードって、基本的に年会費が有料です。
私が所持している法人向け一般カードも、
年会費1250円とか、年会費2000円のカードが多いです。
→法人カードを比較する。事業主にオススメのビジネスカードランキング。
ライフカードビジネス(スタンダード)は年会費が永年無料となっているので、
カード利用せずとも年会費は発生しない。とりあえず所持するリスクが無い。
従業員カードは50枚まで発行可能。ETCカードも無料。
本会員カードの年会費が無料だけでなく、
社員や従業員用の追加カードも無料です。
しかも、追加カードの発行上限が50枚に設定されており、
追加カード毎にETCカードも無料で発行できる。
人を雇っている事業主の為に有るようなカード。
従業員を使う個人事業主、社用車を使う法人、
使うカードが増えたからといって、固定費は増えません。
完全無料で、経費の精算管理の手間が無くなります。
従業員が居るなら、クレジットカードは持たせた方が良い。
領収書の手間、経理の手間も無くなりますから。
国際ブランドが選べる。券面デザインも選べる。
ライフビジネスカードは、
VISA、Mastercard、JCBと主要の国際ブランドに対応。
中でもオススメはMasterCard。
海外利用店舗数だけでなく、海外決済時の為替レートも良い。
→クレジットカード国際ブランドの選び方。私がVISAではなくMastercardを選ぶ理由。
また、MasterCardだけ、券面デザインを2パターン選べる。
Aタイプは、従来のブルーベース。
Bタイプは、黒に近い濃紺カラーのMasterCardデザイン。
珍しい色味で、ライフカードのロゴも消える。
一見すると、ライフカードに見えないのも良いと思う。
ちなみに、MasterCardのAタイプとBタイプに機能的な違いは無く、
カードデザインの違いだけとなってます。
ショッピング限度額は最大500万円。
一般カードなのに、限度額が最大500万円まで増えます。
相談次第で、500万円以上の限度額設定も可能なので、
大金決済する法人にも有り難い。
追加カード50枚&無料と併せて、
より大きな企業にも対応できるといったところ。
ただ、100万円を超える限度額の審査には、2期分の決算書が必要となり、
500万円を超える場合は、不動産謄本(法人もしくは代表者名義)が必要。
いきなり限度額が多いというワケでは無いので、勘違いしないように。
ちなみに、キャッシング枠は有りませんので、キャッシング利用は不可能です。
ビジネス特典や、福利厚生サービスが有る。
年会費無料のカードとはいえ、
他社ビジネスカード同様に、ビジネス特典が有ります。
ライフカードビジネス(スタンダード)の特典
- VISA優待サービス ※Visaブランドのみ
- MasterCard優待サービス ※MasterCardブランドのみ
- クラウド会計ソフトfreee優待
- 弁護士無料相談サービス
- 福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」
- 海外アシスタンスサービス「LIFE DESK」
- 旅行サービス「Travel Gate」
VISAカード、Masterカードを選択した場合、
ビジネス関連サービスの優待や割引が受けられます。
これは、他社ビジネスカード同様。
Visa優待サービス
- Visaビジネスオファー
- Visaビジネスグルメオファー
MasterCard優待サービス
- MasterCardビジネス・アシスト
また、福利厚生サービスのベネフィットステーションは、
ビジネスカードでも珍しい特典となってます。
ベネフィット・ステーション通常価格 ※社員数100名以下の場合
- 入会金:1社あたり100000円+税
- スタンダードコース月会費:1名あたり400円+税
- ゴールドコース月会費:1名あたり1050円+税
ライフカードビジネス会員価格 ※社員数100名以下の場合
- 入会金:無料
- スタンダードコース月会費:1名あたり320円+税
- ゴールドコース月会費:1名あたり850円+税
クレジットカードの特典で、福利厚生も賄える。
通常1万円の入会金も不要となり、従業員1一人あたり月額320円+税で、
スポーツクラブや、映画や遊園地等のレジャー施設の割引が受けられます。
クラウド会計freeeの優待も有るので、
従業員カード×クラウド会計の併用で、より経理負担も減らせそう。
freeeに限らず、クラウド会計は導入すべき。
→MFクラウド、freee、やよいの比較と違い。個人事業主にオススメのクラウド会計ソフト。
クレジットカード決済→全て自動仕分けです。
審査が難易度が低いビジネスカード。新設法人でも発行可能。
個人事業主の場合は、事業主の本人確認資料のみでカード発行可能です。
法人カードの場合は、法人審査となるので、
代表者個人の身分証明書(運転免許証のコピー等)に加えて、
登記事項証明書(登記簿謄本)が必要となります。
ライフカードビジネス 審査書類(限度額100万円以下)
- 代表者の本人確認書類
- 登記事項証明書 ※法人の場合
ライフカードビジネス 審査書類(限度額100万円超)
- 代表者の本人確認書類
- 2期分の決算書(確定申告書)
- 登記事項証明書 ※法人の場合
限度額を100万円超えを希望する場合は、
2期分の決算書類も必要となりますが、100万円以内の場合は必要無し。
限度額10万円から発行できるので、審査難易度もそれほど高く無いかと。
法人設立直後の新設法人も申込み対象となってます。
現在では、登記簿謄本が不要な「ライフカードビジネスライト」も登場しているので、
法人としての審査が不安なら、こちらがオススメ。
→ライフカードビジネスライトのメリット・デメリット。ライフカードビジネスとの違い。
代表者個人を審査する法人カードも、増えており、
私が発行している法人カードも、個人審査の法人カードが多かったです。
→法人カードの審査と必要書類。カード発行までの日数と申込みの流れ。
新設法人や赤字法人なら、審査も簡単な方が良いですからね。
ライフカードビジネス(スタンダード)のデメリット
ライフカードビジネス(スタンダード)は、
年会費無料で、追加カードも無料ですが、
年会費無料な為、特典はそこまで期待しては駄目。
無料ゆえ、最低限ビジネスカードスペックだという事。
カードを利用してもポイントが一切貯まらない。
ライフカードビジネス(スタンダード)最大のデメリットは、
いくら使っても、ポイントが一切貯まらないという事。
従業員カード沢山発行できるし、限度額も最大500万円まで増える。
ただ、いくら利用しても、ポイント還元されません。
ライフカードでお馴染みの、誕生日月のポイント3倍サービスや、
年間利用額に応じたステージ制プログラム(最大2倍)も対象外となります。
付帯保険が一切無い。
ポイント還元されない事に、次いでのデメリット。
一般的なクレジットカードに付帯する。
海外旅行保険やショッピング保険が付帯しません。
国内・海外と出張が多い仕事ならば、
他のクレジットカードで代用する必要が有りそうです。
スタンダードとゴールドの2券種のみ。
ライフカードのビジネスカードには、
一般カードの「ライフカードビジネス(スタンダード)」と、
ゴールドカードの「ライフカードゴールドビジネス」の2券種となります。
上位カードの「ライフカードゴールドビジネス」も、
年会費2000円+税の格安ゴールドなので、
一般的なゴールドカードに比べると、ステータス性は劣ります。
プラチナ券種も有るビジネスカードも増えてますので、
ステータス性、将来性を求めるなら、他のカードの方が良いかもしれません。
ライフカードゴールドビジネスとの違い。
ライフカードゴールドビジネスは、年会費2000円の格安ゴールドカード。
上位カードというよりは、
ライフカードビジネス(スタンダード)と比較して選ぶカードとなってます。
スタンダードカードとゴールドカードの比較
ライフカードビジネス (スタンダード) |
ライフカードゴールドビジネス | |
---|---|---|
券面 | ![]() |
![]() |
年会費 | 無料 | 2000円+税 ※初年度無料 |
追加カード | 無料 | 2000円+税 |
ETCカード | 無料 | 無料 |
国際ブランド | Visa / MasterCard / JCB | Visa / MasterCard / JCB |
ショッピング枠 | 10~500万円 | 10~500万円 |
ポイントサービス | 無し | 還元率0.5% |
空港ラウンジサービス | 無し | 国内26空港 |
海外旅行傷害保険 | 無し | 最大2000万円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 無し | 最大1000万円(利用付帯) |
シートベルト傷害保険 | 無し | 最大200万円 |
MasterCard特典 | Mastercardビジネス・アシスト | Mastercardビジネス・アシスト
Mastercard T&E Savings |
VISA特典 | Visaビジネスオファー VISAビジネスグルメオファー |
Visaビジネスオファー Visaゴールドカード優待特典 |
年会費無料のライフカードビジネス(スタンダード)と比較すると、
ポイント付与されるようになり、ポイント還元率は0.5%。
空港ラウンジ特典、旅行保険も付帯される。
ただ、付帯保険の内容は弱く、あくまでオマケ程度の内容。
シートベルト傷害保険という面白い保険が付いてますが、
海外旅行保険の金額も低く最大2000万円まで、
ショッピング保険も有りません。
ライフカードビジネス(スタンダード)のデメリットを、
上手く消し込んでますが・・・
難点は追加カードも年会費2000円+税だという事。
ライフカードビジネス(スタンダード)は、
年会費無料&追加カード無料が最大の利点なので、
従業員カードを使いたいなら、
結果的に完全無料のスタンダードカードの方が得する。
逆を言えば、従業員が少ないなら年会費2000円払ってでも、
ライフカードゴールドビジネスで、ポイント還元を受けた方が良いかと。
空港ラウンジも利用できるし、MasterCardを選んだ場合は、
プラチナ級の特典「Mastercard T&E Savings」も付帯するようになりますから。
ライフカードビジネスライトとの違い。
2018年4月に、新しく「ライフカードビジネスライト」が登場。
ライフカードビジネスと何が違うのか?比較しておきます。
ビジネスライト | ビジネス | |
---|---|---|
券面 | ![]() |
![]() |
対象者 | 法人代表者、個人事業主 | 法人、個人事業主 |
年会費 | 無料 | |
国際ブランド | Mastecad、VISA、JCB | |
従業員カード | 3枚まで(無料) | 50枚まで(無料) |
ETCカード | 1枚まで(無料) | 50枚まで(無料) |
ショッピング枠 | 10〜200万円 | 10〜500万円 (500万超も相談可) |
支払方法 | 1回、2回、3〜20回、ボーナス一括、リボ | |
審査書類 | 代表者の本人確認書類 | 代表者事業主の本人確認書類 法人の確認書類(登記簿謄本、決算書) |
ポイント還元 | 無し | |
WEBサービス | LIFE-Web Desk(個人用) | 法人・加盟店WebDesk |
WEB請求書 | 個人版 (請求確定明細、未確定明細) | 法人版(請求確定明細のみ) |
ビジネスカードライトは、法人代表者向けということで、
審査手続きが簡単になっているのですが、
追加カード枚数が減少し、利用限度額の最大値も低いです。
ライフカードビジネスは、中小企業向け、
ライフカードビジネスライトは、小規模法人・個人事業主向けといった感じ。
具体的な違いは、以下の記事も参考に。
→ライフカードビジネスライトのメリット・デメリット。ライフカードビジネスとの違い。
ライフカードビジネス(法人カード)まとめ
使う為のカードというよりは、部下に持たせるためのクレジットカード。
ビジネスカードで年会費無料は珍しいですが、
従業員カードも50枚まで無料、ETCカードも50枚まで無料で、
限度額は最大500万円までイケるカードは他に無いです。
クレジットカードの固定費リスクを懸念している個人事業主。
クレジットカードごときにコストをかけたくない経営者。
年会費が無料だけで、導入する気になるなら、
ライフカードビジネスは有りなんじゃないかと。
上位カードのライフカードゴールドビジネスは、
ライフカードビジネス(スタンダード)とは、また違った特徴のカード。
空港ラウンジ、ビジネスゴールド特典、ポイント還元率0.5%。
年間40万円以上決済するなら、ポイント還元率だけで年会費の元も獲れます。
ただ、同じ年会費(2000円+税)を出すなら、
還元率が高いクレジットカードは、他にも有るから。
→法人カードを比較する。事業主にオススメのビジネスカードランキング。
ライフカードを選ぶなら、無料のスタンダードで良いんじゃないかな。
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