ラグジュアリカードを発行するにあたり、
悩んだのがチタンカード(Titanium Card)にするか、
「ブラックカード(Black Card)にするかってこと。
・・・で調べて、悩んだ挙げ句、結局「チタンカード」にした理由です。
今回は、上位カード「ブラック」「ゴールド」との具体的な特典の違いについて。
ラグジュアリーカードのメリット・デメリットは、以下記事も参考に。
目次
チタン・ブラック・ゴールドのカードスペック比較
年会費・カード素材の違い
ラグジュアリーカードは、チタン<ブラック<ゴールドの順で、
カードグレードが上がり、年会費も倍々に増えていきます。
ラグジュアリーカード 年会費&素材の比較
チタン | ブラック | ゴールド | |
---|---|---|---|
年会費 | 50,000円+税 | 100,000円+税 | 200,000円+税 |
家族カード年会費 | 15,000円+税 | 25,000円+税 | 50,000円+税 |
ETCカード年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
カード素材 | ブラッシュド加工ステンレス 裏面カーボン素材 |
ステンレススチール 裏面カーボン素材 |
24金コーティング 裏面カーボン素材 |
申し込み方法 | WEB申し込み | WEB申し込み | 招待制 |
いずれのカードも特許技術の金属製カードなのですが、
ゴールドカードは、24金素材となってます。
他社クレジットカードのブラックカードが最上位というルールも、
ラグジュアリーカードは無視。
キンピカ「GOLD CARD」が、他社で言うブラックカードになってます。
還元率の違い
カードグレードが上がるにつれて、還元率が高くなります。
いずれも一律の還元率であり、上位カードほど還元率が上がる仕組み。
★★タイトル★★ラグジュアリーカード 還元率
- Titanium Card:一律1.0%
- Black Card:一律1.25%
- Gold Card:一律1.5%
一見すると、ゴールドカードの還元率1.50%は高いのですが・・・
その分、年会費も超高額の20万円+税となるので、
還元率とか、コスパっていうカードでは無いですね。
年会費の元を取ると考えた場合、どれくらいの金額を使えば良いのか?
カードごとに算出してみると・・・
年会費の元を取れる金額
- チタンカード:年間540万円利用(還元率1.00%)
- ブラックカード:年間864万円利用(還元率1.25%)
- ゴールドカード:年間1,440万円利用(還元率1.50%)
年間500万円くらいの利用なら・・・チタンカードですね。
まぁ、還元率だけで元をとるのは厳しいでしょう。
上記は、あくまでポイント還元率なので、
マイル還元率となると、更に還元率は低くなります。
ラグジュアリーカード マイル還元率
- Titanium Card:0.6%
- Black Card:0.75%
- Gold Card:0.9%
ANAマイルもJALマイルも交換レートは一緒。
マイル交換すると、ポイント価値は4割減少するので、
マイルに交換するならマイル還元率が高いカードを選んだ方が良いです。
ダイニング特典の違い
ラグジュアリーカードのグレードで一番違うのが、
ダイニング特典の気がしました。
上位カードのブラックカードとゴールドカードには、
Luxury Limousine(ラグジュアリーリムジン)、
Luxury Social Hour(ラグジュアリーソーシャルアワー)特典が有ります。
ブラック・ゴールドだけに有る特典の内容
- Luxury Table:予約困難なレストランを予約してくれる
- Luxury Limousine:指定レストラン利用時にリムジン送迎
- Luxury Social Hour:会員限定ティスティングイベントに参加可能
ラグジュアリーカード ダイニング特典比較
チタン | ブラック | ゴールド | |
---|---|---|---|
Luxury Upgrade | 〇 | 〇 | 〇 |
Luxury Dining | 〇 | 〇 | 〇 |
Luxury Global Dining | 〇 | 〇 | 〇 |
Luxury Lounge | 〇 | 〇 | 〇 |
カフェ・ワインバー優待 | 〇 | 〇 | 〇 |
TABLEALL | 〇 | 〇 | 〇 |
Luxury Limousine | × | 〇 | 〇 |
Luxury Social Hour | × | 〇 | 〇 |
Luxury Tea | × | × | 〇 |
Luxury Limousine(ラグジュアリーリムジン)は、
お高級なレストランを予約した際に、リムジン送迎も使えるサービス。
正にラグジュアリーな特典が、上位カードには有るわけです。
※Luxury Table(ラグジュアリーテーブル)は、Luxury Limousineに一本化されました。
また、同じダイニング特典でも、上位カードでは微妙に内容が異なるものも有り、
例えば、「カフェ・ワインバー優待」では、
ゴールドカードのみ、マリアージュフレール銀座本店にて紅茶が無料となる、
「Luxury Tea」特典が付いていたりします。
トラベル特典・ホテル優待の違い
ホテル優待に違いは無く、基本的な付帯保険も一緒。
トラベル系の特典で大きく違うのは、
ハワイアン航空の上級会員特典が付いている事。
ラグジュアリーカード トラベル特典の比較
チタン | ブラック | ゴールド | |
---|---|---|---|
グローバル・ラグジュアリーホテル優待 | 〇 | 〇 | 〇 |
The Ryokan Collection | 〇 | 〇 | 〇 |
CLASS ONE | 〇 | 〇 | 〇 |
プライオリティパス (プレステージ会員) |
〇 | 〇 | 〇 |
国内空港ラウンジ | 〇 | 〇 | 〇 |
海外手荷物宅配サービス (往復3個ずつ) |
〇 | 〇 | 〇 |
空港リムジン・トラベルクレジット | 〇 | 〇 | 〇 |
旅行傷害保険(国内・海外) | 1.2億円 | 1.2億円 | 1.2億円 |
ショッピング保険 | 300万円/年 | 300万円/年 | 300万円/年 |
航空機遅延保険 | 〇 | 〇 | 〇 |
個人賠償責任保険 | × | × | 1億円 |
ハワイアン航空の会員特典 | × | Pualani Gold | Pualani Platinum |
ブラックカードで、ハワイアン航空のPualani Gold。
ゴールドカードで、ハワイアン航空のPualani Platinum。
ゴールドカードを所持するだけで、一気に最上級会員となる。
ただ、問題なのが「ハワイアン航空」っていう縛り。
ハワイ路線中心の航空会社で、アライアンスにも加盟して無いですからね。
2018年3月からJALとのコードシェアが決まってますが・・・
あくまでコードシェアなので、こちらも勘違いしないように。
ちなみに、ゴールドカード限定で、個人賠償責任保険が付帯していますが、
ラグジュアリーカードの場合「示談交渉」が付いてません。
個人賠償責任保険って、
日常生活中に生じた法律上の賠償責任を補償してくれる、地味に良いサービス。
自転車乗ってケガさせたり、スポーツしてケガさせたり、
店の商品を破損したり・・・色々と補償してくれます。
実は、コレ主要クレジットカードでもオプションで加入できる保険です。
中でもJCBの「トッピング保険(月額150円)」はコスパが高く、
私も加入しているので・・・ね。示談交渉も付いてます。
JCBトッピング保険の日常生活賠償プラン
- 月額:130円
- 個人賠償責任:1億円
- 個人賠償被保険者:子供&家族
- 示談交渉も代行してくれる
その他特典の違い
その他、ラグジュアリーカードの特典も比較してみましたが、
映画館と国立美術館・・・くらいの違いでした。
ラグジュアリーカード その他特典の比較
チタン | ブラック | ゴールド | |
---|---|---|---|
LUXURY MAGAZINE | 〇 | 〇 | 〇 |
新生銀行「新生プラチナ」 | 〇 | 〇 | 〇 |
家事代行サービス優待 | 〇 | 〇 | 〇 |
国内外有名ゴルフ場手配 | 〇 | 〇 | 〇 |
スーパーカーイベント優待 | 〇 | 〇 | 〇 |
HAIR & MAKE EARTH優待 | 〇 | 〇 | 〇 |
プライベートジム優待 | 〇 | 〇 | 〇 |
TOHOシネマズ優待 | 月1回無料 | 月2回無料 | 月3回無料 |
名医紹介サービス「クリンタル」 | × | 〇 | 〇 |
国立美術館 (同伴者1名無料) |
× | 国立新美術館 (金曜のみ) |
合計5カ所 |
ウェルカムギフト | × | 〇 | 〇 |
国立美術館特典は、チタンカードと、ブラックカード・ゴールドカードで内容が異なりますが、
いずれも同伴者1名無料で利用可能です。
2018年12月より、対象となる美術館も増えています。
チタンカードも対象の所蔵作品展
- 東京国立近代美術館(本館・工芸館)
- 京都国立近代美術館
- 国立西洋美術館
- 国立国際美術館
- 国立映画アーカイブの7階展示室
ブラック・ゴールドカードのみ対象の企画展
- 東京国立近代美術館(本館・工芸館)
- 国立新美術館
企画展はブラックカード、ゴールドカードのみ対象であり、
ブラックカードは金曜日のみ利用可能となってます。
TOHOシネマズ優待は、チタンカードで月1回、
ブラックカードで月2回、ゴールドカードで月3回も無料となります。
ただし、こちらは毎月早いもの勝ちなので気をつけて。
一番の違いは、カード特典というよりも、
ウェルカムギフトの有無なんじゃないかと。
チタンカードだとウェルカムギフトは貰えませんが、
ブラックカードだと、黒カラーのギフト、
ゴールドカードだと、金カラーのギフトが貰えるようです。
貰った人の情報を見る限り、CROSSのボールペンが貰えたみたい。
ブラックカードで5,000円相当・・・・
名入れ ボールペン クロス TECH3+ 複合ペン ケース付 お好きな文字を 刻印 致します CROSS テックスリー プラス AT0090-3 ブラック お祝い ギフト プレゼント
ゴールドカードで20,000円相当といった感じでしょうか。
ボールペン CROSS クロス テックスリー プラス ハイエンドフィニッシュ Tech3+ 複合ペン 23金ゴールドプレート AT0090-12
チタンはコンシェルジュにメール問い合わせ不可能
コンシェルジュデスクが使えると言いましたが、
チタンカードは、メール問い合わせが不可能となってしまいました。
コンシェルジュへの新規依頼は電話のみ、回答はメールでもOKです。
24時間365日ご要望を承る体制には変更ございませんが、今般2018年12月1日(土)0:00AMから、TitaniumCard会員様からの新規ご依頼分につきましては、お電話のみのお受付とさせていただきます。
ご依頼いただいた内容のコンシェルジュからの回答は、電話、Eメールどちらかご選択いただけることも変更ございません。また、すでにご依頼いただいた分のご返信につきましては、メールでのご返信も可能です。
ラグジュアリーカードは、メールでも新規相談できるってのが、
他カードに比べた大きな利点だったのですが・・・
→MasterCard最上級ステータス。ラグジュアリーカードのメリット・デメリット。
メール問い合わせは、チタンカードでは使えなくなったわけです。
これはインパクトのデカイ改悪かと。
まぁ、サービス開始当初に比べ、メール返答も遅くなってましたから・・・
上位カードとコンシェルジュ対応にも差も有るような気がします。
敢えてチタンを選んだ理由
比較した結果、私はチタンカードを選びました。
見た目ってのもあるんだけど・・・
まぁ、やっぱり年会費ですよね。
年会費ほど、特典に違いも無いなって思ったから。
上位カードも主要特典は一緒
ラグジュアリーカードで感じた一番の魅力は、
マスターカードの最上級カード「Mastercardワールドエリート」であり、
最高の秘書サービス「グローバルコンシェルジュ」が使えること。
上記の二つとも、チタンカードの時点で既に実装済みなわけ。
上位カードと同じ特典
- グローバル・コンシェルジュ
- グローバル・ラグジュアリーホテル優待
- ラグジュアリーダイニング(ダイニング BY 招待日和)
- ラグジュアリーグローバルダイニング
- ラグジュアリーラウンジ
- 空港ラウンジ「プライオリティパス」特典
- 空港手荷物宅配(往復3個ずつ)
- 新生銀行「プラチナ会員」特典
- 国内・海外旅行保険
- 航空機遅延保険
- ショッピング保険
逆に、ゴールドカードとブラックカードは、
何が違うのかというと・・・
ダイニング特典とトラベル特典の違いくらい。
上位カードとの主な特典の違い
- ラグジュアリーリムジン
- ラグジュアリーソーシャルアワー
- ハワイアン航空の会員特典
- TOHOシネマズの映画無料回数
- 国立美術館の無料特典
- 個人賠償責任保険 ※ゴールドのみ
ブラックカードの年会費は2倍、
+5万円あれば・・・勝手に色々楽しめますからね。
上級カード特典はエリアも限定的、ハワイ&都心ユーザー
ラグジュアリーテーブルは、予約困難なレストランが予約できるサービス。
ただ、そのほとんどが東京にあるレストランばかり。
あと有るのは、大阪と京都・・・私は神奈川県在住の田舎モンです。
ラグジュアリーリムジンも、都内限定のサービス。
都内レストランを利用するときにしか使えないので・・・
だから、私は神奈川県在住の田舎モン。関係ねぇって話です。
海外なら行くけども、海外路線もハワイアン航空って・・・
これも使わねぇっていう。
ハワイって、家族サービスなら良いでしょうけど、
そもそも海外行く人が、ハワイアン航空を使うのかっていう疑問。
日本のJALやANAに比べると残念なのも否めない。
ハワイに行くにしろ、スカイチームで上級会員を狙った方が手っ取り早い。
デルタスカイマイルアメックスゴールドカードなら、年会費26,000円+税。
ラグジュアリーカードに比べたら、審査も楽勝だし。
簡単にスカイチームの上級会員なれるわけ。
ハワイ路線は、スカイチーム加盟の航空会社も多いから、
大韓航空、チャイナエアライン、デルタ航空と、チケットも格安ですから。
ゴールドカードは年会費が一気に上昇。他社より高額。
ブラックカードを選ぶ人は、ゴールドカードを目標にするのでしょうが、
ゴールドカードって、特典の割には年会費が高く感じました。
他ステータスカードに比べても、その年会費の高さが際立ちます。
ブラックカードの年会費
- JCB THE CLASS:50,000円+税
- ラグジュアリーカード(チタン):50,000円+税
- ラグジュアリーカード(ブラック):100,000円+税
- スルガVISAインフィニットカード:120,000円+税
- ダイナースプレミアムカード:130,000円+税
- ラグジュアリーカード(ゴールド):200,000円+税
- アメックスセンチュリオンカード:350,000円+税
アメックスセンチュリオンカードよりも安いですけど・・・
あれは幻のクレジットカードですからね。
他、ステータスカードと比較するなら、
アメックスプラチナカード(年会費130,000円)、
ダイナースプレミアムカード(年会費130,000円)、
スルガVISAインフィニットカード(年会費120,000円)・・・ってとこでしょうか。
ラグジュアリーカードの場合、カード素材が24金なので、
年会費20万円も、カード代と割り切れれば・・・
24金って1グラム5,000円くらいしますし、
あとは、まぁ、ウェルカムギフトの違いかなと。
ブラックとゴールドの券面デザインが微妙。
あくまで個人的な意見なんですが・・・
ラグジュアリーカードは、上位カードのデザインが微妙です。
特に、ブラックカード・・・イマイチじゃない?
ブラックカードなのに、最上級では無いし、
なにより「BLACK CARD」アピールしているデザインが痛い。
世間のブラックカードっていうイメージも有るからね。
しかも、せっかくの金属製なのに、
艶消しブラックなので、プラスチックっぽく見えてしまうっていう。
チタンカードなら、遠目でみても金属感が漂うからね。
いやらしすぎない渋めのシルバーカラー。
券面も「TITANIUM CARD」と、あからさまでは無く、ほど良いっす。
最上位のゴールドカードもキンピカ過ぎるから。ちょっと成金っぽい。
券面ゴールドカラーに意味の無い時代、敢えて金色を持つ勇気は無いな。
チタンカードカードとブラックカードの分岐点。
ラグジュアリーカードでは、ゴールドカードは招待制となっているので、
選ぶとすれば、チタンカードかブラックカードの2択。
※法人向けのラグジュアリカードは、ゴールドカードも申し込み可能。
私は、コストパフォーマンスの高さ、
デザインの良さから、チタンカードを選びましたが・・・
ブラックカードを選びたい人も居るでしょう。
ブラックカードのが良いと思われる人
- ダイニング特典を使う人(都心部在住の人)
- ハワイアン航空を使う人(ハワイ行く人)
- ゴールドカードを目指す人(ステータス志向の人)
- ウェルカムギフトが欲しい人(プレゼントに弱い人)
- ブラックカラーのデザインが良い人(悩んだら黒の人)
- 年会費10万円+税を許容できる人(年収高い人)
- 年間1000万円以上は決済する人(めっちゃ使う人)
上位カードともなれば、もちろん審査も厳しくなるので、
そもそも発行できなければ意味が無いですけどね。
私は年収1,000万円には程遠いですが、チタンで審査通りました。
最初の限度額は300万円、
他社クレジットカードの信用情報が、審査に影響していると思われます。
まぁ、ほとんどの特典はチタンカードで使えますので。
悩むならチタンでも良いのではないかと。
なんだかんだで、決め手は券面デザイン。
私はチタンカードの見た目が一番好きという結論です。
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