ふるさと納税と言えば「ふるさとチョイス」でしたが・・・
WEB申込ができるポータルサイト、いつの間にかスッゲー増えてます。
同じ自治体でも、複数のサイトから納税できる現状。
ポータルサイト独自の特典も有るから、
申し込む場所で、還元率も変わってくるってわけ。
ふるさと納税って金額も大きいので、
ちょっとしたテクニックで、還元されるモノも大違い。
今年度分のふるさと納税も、一段落ついたのでまとめておきます。
目次
ふるさと納税ポータルサイト一覧。
ふるさと納税ができるポータルサイトは、
こんなに必要なのか?ってくらいに存在します。
ざっと調べただけで15サイトもありましたが・・・
半分以上は、あんまり使えないサイト。
既にに廃れているサイトも有りました。
ふるさと納税ポータルサイト一覧
名称 | 運営会社 |
---|---|
ふるさとチョイス | 株式会社トラストバンク |
さとふる | 株式会社さとふる (Softbankグループ) |
楽天ふるさと納税 |
楽天グループ株式会社 |
ふるなび | 株式会社アイモバイル |
ふるぽ | 株式会社 JTB |
ANAのふるさと納税 | 全日本空輸株式会社 |
わが街ふるさと納税 | 株式会社サイネックス |
ふるさとエール | 株式会社エフレジ |
ふるさとプレミアム | 株式会社ユニメディア |
ふるさとぷらす | 株式会社カカクコム |
株式会社ふるさと本舗 (VOYAGE GROUP) |
|
ふるさと納税.com | 株式会社DYM |
ふるり | 株式会社MLJ |
ふるさとおさむ | 株式会社新通 |
ふるさとツアー | 株式会社アドベンチャー |
株式会社F-style |
掲載自治体数が多い順に並べたつもりですが、
「ふるさとチョイス」「さとふる」「楽天ふるさと納税」「ふるなび」の4つが大手。
自治体数も多く、使い勝手が良く、他サイトよりもワンランク上に居ます。
大手2サイト以外で使うとしても、「ふるぽ」「ANAふるさと納税」の2サイトくらい。
他サイトには無い特徴があるので・・・まぁ使っても良いかなってレベルですけど。
上記に挙げた以外のサイトとなると、自治体の数も一気に少なくなるので・・・
私には、敢えて使う理由も分かりませんでした。
「わが街ふるさと納税」とか、掲載数は多いものの、
実際に納税できる自治体は、非常に少なかったりする。
だったら「ふるさとチョイス」でいーじゃんって話。
大手ふるさと納税サイト比較表。
ふるさと納税において、ポータルサイトの使い勝手は重要であり、
重要だと思う点をリストアップしてみました。
クレジットカード | 特産品以外の特典 | ランキング | レビュー | 寄付履歴 | |
---|---|---|---|---|---|
ふるさとチョイス | △(自治体による) | × | ○ | × | ○ |
さとふる | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
楽天ふるさと納税 | ○ | 楽天ポイント | ○ | ○ | ○ |
ふるなび | ○ | Amazonギフト券 | ○ | ○ | ○ |
ふるぽ | △(自治体による) | × | ○ | × | ○ |
ANAのふるさと納税 | ○ | ANAマイル | ○ | × | × |
どの特産品が得するのか?判断する材料として、
ランキングページ、ユーザーレビューは有った方が良い。
システム的な部分では、クレジットカード納付、
寄付履歴の確認(マイページ)も必須になるかと。
ふるさと納税で重要なのは、やはり返礼品還元率(ラインナップ)なのですが、
返礼品の還元率以外でも、サイト独自の特典も有ります。
楽天ふるさと納税では、1%の「楽天ポイント」還元。
ふるなびでは、1%の「Amazonギフト券」還元。
ANAのふるさと納税では、1%の「ANAマイル」還元。
特に、楽天ふるさと納税の場合、各種キャンペーンとも併用できるので、
SPUでポイント14倍、買いまわり10倍・・・と、
返礼品以外の部分での還元率は、圧倒的な数値になります。
大手ふるさと納税サイトの特徴
ふるさとチョイス
「ふるさとチョイス」は情報数が圧倒的に多く、ほぼ全ての自治体を網羅してる。
ふるさと納税を探すってなったら、とりあえず「ふるさとチョイス」って人も多いかと。
2012年から有る老舗サイトであり、情報が豊富で、納税先の情報数も多い。
注意すべき点は、ふるさとチョイスから申込不可能な自治体や、
クレジットカード決済不可の自治体も多く扱っているという事。
公平性を保つ為という事なのか、評価順で絞り込めないのも厳しい。
※いつの間にか、ランキングページは導入されてました。
完売の特産品も多く、情報も多い故に迷いやすい。
無駄に時間も消耗しまくります。
純粋に探すというなら、絞り込み検索機能を活用するしかない。
クレジットカード対応の自治体で絞りこんだり、
寄附金額、商品、地域・・・上手い事活用しましょう。
私は、有名どころの特産品でしか使いませんけど。
ちなみに、クレジットカード支払は、Yahoo!公金支払いとなるので、
Tポイント支払いや、ヤフーの期間固定Tポイントでの納税も可能となってます。
→ヤフーショッピングの期間限定ポイント(期間固定Tポイント)の使い道。真剣に現金化を考えてみた。
さとふる
「さとふる」は、2014年に登場したソフトバンクグループ会社運営のサイト。
後発ながら、自治体数も特産品の数も急激に増えており、
優良商品も多く、欠品も少ないです。
高還元の商品が、品切れになってないだけじゃなく、
非常に使いやすいサイトになっている。
マイページでの年間納税額も容易に把握できるし、
そのまま特例申請書類もダウンロード可能。
申し込み状況、特産品の発送状況まで、一発で把握できる。
ランキングページや、ジャンル別での絞り込みだけでなく、
ユーザーによる評価機能が存在し、
評価人数や、ユーザー満足度での並び替えも可能。
どの商品を購入すれば得するのか?ってのが非常に分かりやすい。
ランキング上位の特産品を狙えば、まずハズレも無いし、
ユーザーレビューで、より具体的な内容も把握できてしまう。
→人気特産品ランキング(週間) | ふるさと納税なら「さとふる」
サイトもシンプルで見やすく、余計な情報も少なので、
時間を無駄にすることなく、お得な特産品も見つけやすい。
買い物するように、ふるさと納税できる。素晴らしい。
クレジットカード決済だけでなく、
ソフトバンクまとめて払い、コンビニ決済、ペイジーでも支払い可能。
私が実際に申し込んでいるのも、さとふるが多いです。
なんだかんだで重要なのは、返礼品の還元率だよね。やっぱり。
ふるなび
「ふるなび」は、特にギフト券や家電の返礼品に強いサイト。
総合ランキングを見ても、上位を占めるのは金券、電化製品ばかり。
家電の還元率は、微妙になっていきているので・・・
ふるなびでオススメなのが、金券の返礼品。
納税額に応じて金券が貰えるので、納税の手間を省けます。
納税先が増えれば、ワンストップ特例制度の手間も増えますからね。
今年度は、私も還元率50%の「ツーリスト旅行券」に交換しました。
※総務省の規制強化により、選べる金券も減少中なのでお早めに!
金券の還元率は高く、換金性の高さも問題になってますが・・・
まぁ、それほど納税者にとっては、お得という事。
くれぐれも転売目的でのご利用はお控えください。
2016年11月には、ふるなびでもYahoo!公金支払いが導入されたので、
こちらもTポイントや、ヤフーの期間固定Tポイントで納税も可能となってます。
また、2017年11月には、
寄付金額1%がAmazonギフト券で還元されるようになったので・・・
金券の為に納税して、更に金券を貰えるっていう。
金券目当てに6万円納税して、600円分のAmazonギフト券も貰えました。
※Amazonギフト券を貰うには、クレジットカード決済が必須です。
ふるなびでは、レストランの食事に利用できる「ふるなびグルメ」や、
旅行やツアーに使える「ふるなびトラベル」も登場しており、
有効期限の無いポイント狙いで、ふるさと納税も可能です。
ただ、「ふるなびグルメ」や「ふるなびトラベル」は、
利便性が高い分、還元率は低くなる傾向にありますので・・・
面倒な手間を省いて、一気にふるさと納税した人向けといったところでしょうか。
楽天ふるさと納税
2015年7月31日より、楽天市場でふるさと納税が可能となりました。
楽天会員登録していれば、楽天市場で買い物するようにふるさと納税ができます!
年々、自治体も増えており、多くの特産品から納税先も選べます。
楽天市場では楽天カード決済すれば、楽天ポイントも倍増するので・・・
この時点で還元率3.0%~5.0%。
→楽天カードのデメリットまとめ。楽天市場のポイント倍率と還元率。
また、楽天キャンペーンや、楽天セールに併せて納税すれば、
更にポイント最大+10~20%還元っていう、恐ろしい還元率にも成り得ます。
買い回りセール時に利用してこそ得する楽天ふるさと納税。
特産品の還元率と合わせれば・・・還元率70%~90%にもなりましたから。
→楽天ふるさと納税で最高ポイント還元率を狙う。スーパーSALEとSPUの併用。
1万円の納税で5000円~6000円相当の特産品貰って、
2000~3000ポイントも獲得って意味わかんないっす。
実際のところ、楽天市場でも売上ランキング上位は、ふるさと納税ばかり。
それ程に人気だし、2018年度は返礼品のコスパも高い物が揃ってます。
楽天ポイントでの還元率が高い分、他で同等なら楽天でふるさと納税をしたほうが良い。
楽天ふるさと納税は、楽天市場で買い物するのと一緒なので、
納税手続きも非常にラク。楽天の期間限定ポイントも利用できます。
注意点は、楽天IDの所有者がふるさと納税をした事になるという事。
家族で楽天アカウントを共有している場合は、気を付けましょう。
ふるぽ
JTBのふるさと納税サイト「ふるぽ」。
他サイトとは違い、ポイント制度のサイトなので、
とりあえず納税して、欲しい時に交換できるのが「ふるぽ」のメリット。
「ふるぽ」を利用する人は、一気に特産品が来て困る人。
とりあえず、ふるさと納税だけしておいて、あとで特産品を選びたい人。
高額納税者向けのふるさと納税サイトですね。
ただ、ポイントに交換できる都合、
還元率は他社サイトに比べて低く、対応の自治体も少ないです。
また、ポイントに交換できるといっても、利用期限が有るので気をつけて。
ポイントの有効期限は1年~2年。ちょっと、先延ばしできるだけ。
私は使ってませんので、人気ランキング見て判断してください。
→最新の特産品ランキング | ふるさと納税サイト [ふるぽ]
金券なら元々有効期限も無いので、
敢えて「ふるぽ」を利用しなくても良いんじゃないかと。
面倒なら「ふるなび」で金券交換するのが間違いないと思ってます。
ANAのふるさと納税
ANA(全日本空輸)も、ふるさと納税サイトを運営しています。
「ANAのふるさと納税」の特徴は、納税額の1%分のANAマイルを貰える。
なんでもANAマイル交換したい人向けのサイトです。
こちらも自治体の数は少なく、全体的に返礼品の還元率は劣るので、
ランキングページ見て判断したら良いと思う。
1%マイルが貰えたところで、返礼品の質が落ちたんじゃ意味ないからね。
F-style.com(旧 noma-style.com)
2016年に、福島県南相馬市のふるさと納税サイト「noma-style」が登場。
寄附金は、南相馬市への地域復興に利用されるとのことでしたが・・・
2018年10月には、大分県玖珠町特化の「f-style」へと変更となりました。
ふるさと納税の専門サイトなのに、
ファッション製品が多いのか?・・・って思ったら、
返礼品は、復興品を応援したい企業からの提供ってわけでした。
風評被害もあり、特産品は厳しい側面が有るのですね。
貰える返礼品は、相馬市の特産品ではなく、企業提供の商品なので、
他の納税サイトには無い商品が貰えるってのが特徴。
ブランド商品、ベビー用品、ヘネシーやドンペリ等のお酒類も有ります。
ちなみに、クレジットカード決済は2018年の現在も未対応。
支払い方法は、銀行振込、郵便振替のみ。
最近は災害も多く、復興支援したい自治体は他にもあるから・・・
まぁ、各自ご判断下さい。
クレジットカード決済で還元率は更に上がる。
銀行振込でのふるさと納税は、絶対に避けた方が良いです。
ただでさえ面倒なふるさと納税、
納付先が増えれば増えるほど、その手間は甚大。
初めてふるさと納税をやった時に、銀行振込しましたが凄い面倒でした。
銀行振込は手数料は取られるし、振込手続きって非常に面倒。
納付先が有っているか?振込金額が有っているか?
確認するだけでも神経すり減ります。
クレジットカード決済なら、オンラインで完結するし、
クレジットカード還元率もあるから、得もします。
高還元率なクレジットカードは、Orico Card THE POINT、
ただ、「楽天ふるさと納税」するなら、楽天カードが還元率3%とダントツ。
年会費2000円の楽天ゴールドカードなら、還元率5%と最強。
楽天市場(楽天ふるさと納税を含む)で年間11万円以上買い物するなら、
年会費2000円の元も、余裕で獲れますので。
マイル還元率を求めるなら、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード。
→JALマイル還元率が高いクレジットカードを比較。効率良くJALマイルを貯める方法。
マイル還元率の高い「SPGアメックスカード」は、税金支払いに難が有るので気をつけて。
アメックス発行のプロパーカードは、公共料金の支払いで還元率は半減しますからね。
アメックスカードに限らず、ダイナースカードも、
税金支払いで還元率は半減するので、ふるさと納税では使わない方が良い。
また、ふるさと納税は、住民税を払っている人が得する制度だということ。
基本的には、高額納税者が得する仕組み。
手続きもちゃんとできなければ、損する可能性もあります。
→ふるさと納税って騒ぐ程お得じゃないよね?仕組みとデメリット。
やるからには、しっかりと理解してから納税しましょう。
確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」は、翌年1月10日必着。
手続きも以外と面倒ですので、併せて気をつけて。