マネーフォワード確定申告こと、MoneyFoward for Business。
いつの間にか、MFクラウド会計・確定申告と名称を変更したのですね。
クラウド会計、クレカ明細、金融機関の取引明細を自動記帳・・・
とにかく便利なので、使わない手はありません。
→会計ソフト「MFクラウド確定申告」のメリット・デメリットと注意点。
しかし、今まで使っていた会計ソフトからの移行は面倒・・・
だと思っている方。
面倒なのは、最初だけ。
つい最近(2014年10月24日)、
弥生会計の開始残高もインポートできる様になったんで、
MFクラウド会計への移行、簡単になってます。
目次
やよいの青色申告からCSVデータを出力する。
まず、今年度の開始残高データを出力します。
やよいの青色申告起動。
上部メニューバーより、
「集計」→「残高試算表」→「月次・期間」クリックで、
残高試算表を開く。
上部メニューバーより、「ファイル」→「エクスポート」クリック。
- 出力帳票:残高試算表(月次・期間)
- 書式:汎用形式
- 区切り文字:カンマ(CSV)形式
- 出力先:任意 ※適当にファイル名を付ける。
※私の場合は、デスクトップ保存、ファイル名はyayoizandakaにしてます。
あとはOKで、エクスポート終了です。
続いて、仕訳データの出力。
上部メニューバーより、「帳簿・伝票」→「仕訳日記帳」クリックで、
仕訳日記帳を開く。
上部メニューバーより、「ファイル」→「エクスポート」クリック。
- 書式:汎用形式
- 区切り文字:カンマ(CSV)形式
- 出力先:任意 ※適当にファイル名を付ける。
※私の場合は、デスクトップ保存、ファイル名はyayoiにしてます。
コレでデスクトップに、MFクラウドに取り込めるCSVファイルの完成です。
MFクラウド確定申告でCSVデータを取込む
続いて、MFクラウド側で取り込みます。
MFクラウド会計の、ホーム画面トップページ上部より
「入力・仕訳」→「ファイルの入出力」をクリック。
「他社会計ソフトで作成された仕訳データを取り込む」の、
「仕訳データをインポートする」をクリック。
※一番左ね。
「弥生会計」タグが選択されている事を確認、
「仕訳ファイルのインポート」より、先ほどの仕訳データファイルをアップロード
「開始残高ファイルのインポート」より、先ほどの残高試算表データをアップロード
無事完了すれば、データ反映されます。
終了です。
マネーフォワード移行して気付いた注意点。
弥生会計はサポート済みですので、割とスムーズにデータ移行できるかと思います。
しかしながら、やはり別の会計ソフト。
会計ソフトが違えば、データの構造は多少なりとも違うのが事実。
実際に移行して気付いた注意点です。
データの取り込みが可能な期間は、事業年度内のみ
前年度の会計データの移行はできません。
今年度の開始残高データ、仕訳データのみ移行可能となります。
前年の会計データを見たい場合、やよいの青色申告を起動するしかありません。
前期との比較データ・・・不可になりますので、
前期比較して分析したい場合は、併用する感じになりそうです。
そんな比較しないし、別に問題ないけど。なんか嫌でしょ?
開始残高データ取り込みの失敗する。
私は、開始残高データの取り込みが成功しませんでした。
「456789456,0123465、0、5465789798、0、0、0、0、0」の勘定科目が未設定です。
アップロード前に「設定>勘定科目の設定」から勘定科目の登録を行ってください。
っていうエラー。※数字は適当
結果・・・私は開始残高を手入力しました。
開始残高データ。
やよいの青色申告の残高試算表の数字を移すだけです。
- 現金
- 普通預金→JNB、楽天、SBI、ゆうちょ、Paypal口座・・・
- 売掛金→Buyma、Amazon、ヤフーストア、ASP・・・
- 商品→期末棚卸
- 仮払金→クレカ不正利用被害の返金待ちだらけ。
- 敷金→賃貸なんで。
- 未払い金→クレカ一通り、後納とかも
- 前受金→無在庫につきもん。
- 元入金→借方と貸方一致させないとイケない。
だいだいこんなもんじゃね?
※あくまで参考までに。
マッチングできない勘定科目は未勘定科目として表示される。
当たり前ですが、MFクラウド会計側に無い勘定科目は、
「未確定勘定科目」として表示されます。
対応する勘定科目を選択、もしくは作成の上で選択する必要があります。
勘定科目までは、自動で追加してくれませんので、手動で追加→修正。
勘定科目が自動で追加されてしまう現象。
これはデータ移行の問題ではありませんが、導入時に起こるトラブルかと。
自分が手動で設定した科目と、
自動でデータ取得された科目が、別の科目となって登録される事態が発生しました。
具体的な内容として、
補助科目「ジャパンネット銀行」を作った所、
同名で登録してあった金融機関「ジャパンネット銀行」は、
「ジャパンネット銀行2」となって、データ取得されるようになってしまいました。
ヘルプに対処方法が記載されてます。
- 口座の補助科目で、末尾に「2」のついた科目が設定されてしまいます。これを取るためにはどうすればいいですか?
- 上記の現象は一度登録した口座を削除してしまい、再度登録されたケースなど、同じご口座を二度ご登録された場合に発生します。
この場合、【A銀行】および【A銀行2】という補助科目が発生しますため、仕訳帳の検索・編集機能より
1.【A銀行】の仕訳をすべて【A銀行2】に変更
2.【A銀行】の補助科目を削除
3.【A銀行2】の補助科目の名称を【A銀行】に変更
していただくことで、対応することが可能です。
以下に詳細をご案内します(なお、対応方法はクレジットカード等でも同様となります。)
(1)「会計帳簿」>「仕訳帳」において、【検索】の機能より、借方の勘定科目で「A銀行」の補助科目(例.普通預金(A銀行))が付された仕訳を検索します。
(2)検索されました仕訳について、<取引No.>の左にあります、一番上のボックスにチェックを入れてください。検索されたすべての仕訳にチェックが入ります。
(3)【一括編集】の機能より、借方の勘定科目を「普通預金(A銀行2)」とした状態にて、「一括保存」を行って下さい。
(4)上記と同様に、貸方の補助科目でも、【A銀行】と表示されているデータについて【A銀行2】とする補助科目の一括保存を行って下さい。その際に、一括編集を行う際には、貸方の補助科目が編集対象となっていることをご確認ください。
(5)上記が終了したら、勘定科目の設定ページより、「A銀行」の補助科目を削除してください。
(6)その後、「A銀行2」の補助科目の名称を「A銀行」に変更し、保存して下さい。※参考→
MFクラウド会計・確定申告のFAQ 入力・仕訳について
同じ名前にしたからって、一緒の科目にはならんのね。
会計ソフトのデータ移行するなら、新しく仕訳データ入力した方が早い。
私の場合は、既にマネーフォワードを利用していた事もあり、
→資金繰り、資産管理はMoney Forward(マネーフォワード)が超便利!マネールックとの違いは?
仕訳データは、ほとんど移行しませんでした。
データ移行したのは、ゆうちょ銀行の仕訳データくらいだったかな。
特定の補助科目だけ、仕訳データエクスポート→取り込みなんかもできますから。
年度初めの頃に会計ソフトを移行したってのも、大きかったかも。
→会計ソフトはMFクラウド確定申告。メリット・デメリットと注意点。
マネールック for 弥生の使い勝手も、イマイチでしたらね。
やよいの青色申告から移行というよりは、
マネーフォワードをMFクラウドへ移行したというイメージ。
資産管理のデータを、そのまま会計用に仕訳するだけですからね。
一旦仕訳のルールづけさえしてしまえば、2回目から一瞬ですから。
会計ソフト移行して、ひしひしと感じた事。
仕組みが違う会計ソフトのデータを、頑張って移行する。
無駄な努力だと感じました。
もし、これから会計ソフトのデータを移行するつもりなら、
今までの会計データを、無理してMFクラウド会計へ移行しない事をオススメします。
別にコレはMFクラウド会計に限った事ではありませんが、
結果的に、なんらかの修正をするハメになります。
MFクラウド会計なら、新しく仕訳しても、そこまでの労力では無いから~。
移行作業の方が、手間に感じるレベル。
これは、一つの方法としての提案ですが、
実際、今期が変わるまで、従来の会計ソフトで処理して、
翌年度の会計期間が切り替わってから、MFクラウドに移行する。
それ程、都合の悪い事ではないハズです。
まぁ、今期も既に10月が終ろうとしてますが、
未だ、今期の仕訳を全く手を付けていない個人事業主の方々・・・多いハズです。笑
そんな方は、新しくMFクラウドで仕訳をする。
っていうのは、非常に有りだと思います。
無料会員でも、金融機関データ、クレジットデータ、自動で取り込み可能です。
とりあえず、無料会員で必要なデータだけ取り込んでおく事をオススメします。
取り込んでしまえば、後は仕訳るだけ。
確定申告は、それで終了。ホント会計革命です。
メリットだらけなんで、使わない手は無いです。
→会計ソフト「MFクラウド確定申告」のメリット・デメリットと注意点。
年末商戦へ向け、しっかりと資産管理してますか?
年末は多忙なので、面倒な会計業務は今のうちにメドをつけておきましょう。
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