私はWindowsユーザーですが、
iPhone、iPad、Apple TVとApple製品も愛用しています。
Apple製品って、スペック云々ではない使い易さが有る。
中でも特筆すべきは、AirPlay。
ワイヤレスで、何でもかんでも繋がってしまうってのは凄いよね。
目次
AirPlayの基本。Apple TV経由での大画面表示。
AirPlayって言ったら、AppleTVへミラーリング。
Apple TVさえ繋がれば、全てのディスプレイがAirPlayの出力先となります。
大画面テレビ、液晶ディスプレイ、プロジェクター・・・
HDMIさえあれば、AppleTVは繋がります。
iPhoneや、iPad、Macの画面を、大画面TVへミラーリング。
手元のiPhoneのAirPlayボタンを押せば、
自動的にApple TVが起動、手元のiPhone画面がそのまま写し出される。
しかも、ワイヤレスで即表示です。
iPhoneで撮影した写真や動画を、思い立った瞬間にテレビ出力できる。
これホント素晴らしい。
Apple TVっていうと、家庭向けアイテムのイメージですが、
手元のモバイル端末画面を、そのまま大画面へ出力できるってのは、
ビジネス用途でも使えます。
MacやiPadの画面を映し出して、そのままプレゼン、勉強会したり。
デュアルディスプレイ(ディスプレイ拡張)として使う事も可能です。
→MacBookで4K60Hz&複数モニター出力する方法。Macのマルチディスプレイについて。
見せたい情報を、ワイヤレスで即出力ってのは意外と使える場面も多い。
ウェブブラウザ、写真、Keynote・・・なんでも有りです。
また、1080p HDの高画質動画をストリーミング再生する事もできるし、
スマホをコントローラーにして、テレビにゲーム画面を表示、
デュアルスクリーンでゲームアプリをやる・・・なんて事もできる。
で、なんだかんだで一番使っているのが音楽再生。
AirPlay環境下なら、Bluetoothなんて使ってる場合じゃないデス。
AirPlay対応スピーカーとBluetooth対応スピーカーの違い。
ワイヤレススピーカーって非常に便利。
Bluetoothスピーカーの時点で便利だと思ってたけど、AirPlayは別物。
AirPlayのメリット。Bluetoothのデメリット。
- Bluetoothよりも断然高音質。Apple Losslessの可逆圧縮方式で伝送。
- Wifiエリアが再生エリア。どんなに離れていても使える。
- iTunesで複数スピーカーへの同時出力が可能。
- 複数スピーカーでの音ズレも無い。
- スピーカーのON、OFFもリモート操作。
AirPlayのデメリット。Bluetoothのメリット。
- AirPlayは基本的にApple製品で操作する。
- Bluetooth対応スピーカーよりも高価。
- AirPlayを使うにはWifi環境が必須。
- 事前にWifi設定が必要。PCのセキュリティソフトに注意。
AirPlayとBluetoothの一番の違いは、
Bluetoothが直接無線で繋がるのに対し、
AirPlayはWifi経由で繋がるっていう事。
AirPlayは、Wifi環境下で無いと使えないので、外で使うならBluetoothの方が良い。
逆に、Wifi環境が有るなら、AirPlayを使った方が良い。
自宅やオフィスでの利用を想定しているなら、断然AirPlayをオススメする。
音質、安定性・・・AirPlayの方が優れてるってのもあるけど、
使い易さも全然違う。
Bluetoothのペアリング操作も、AirPlayに慣れたら非常に面倒です。
スマホからAirPlayタップで即再生してくれます。
Bluetoothの接続エリアは、広くても数十メートルだし、
遅延も発生しやすいので、動画の音声出力する際にもAirPlayがオススメ。
音ズレしてしまうと見れたもんじゃない。障害物にも弱く、安定性も低い。
AirPlayなら、Bluetoothに不可能な事も可能となります。
AirPlayなら複数スピーカーへ遅延無しで、どこでも同時出力が可能。
AirPlayなら、ワイヤレスで複数のスピーカーへ同時出力できる。コレ凄い。
複数のスピーカーから聴く
AirPlay と iTunes 10 以降 を使って、コンピュータのスピーカーと複数の AirPlay 出力デバイスから音楽を聴くことができます。
出力デバイスの最大数は、3 ~ 6 個です。使用できる出力デバイス数は、お客様の環境 (建物の構造やローカルの無線干渉)、出力デバイスまでの距離、ほかの機器との関係で利用できるネットワーク容量によって異なります。
広い空間や、複数部屋で同時に音楽を流したい場合、Bluetoothでは不可能です。
iTunesとAirPlayを使えば、複数の出力デバイスから同時に音楽を聴く事ができます。
オフィスや、店舗の様な広い空間なら、AirPlayは尚更使える。
自宅の全部屋で同じ音楽を再生する・・・なんて事も可能となります。
隣の部屋へ移動しても、同じ音楽が流れている。
ワイヤレスのくせに遅延も無いので、不思議な感覚。
部屋と部屋を移動した際に、音が遠ざからない、音源どこ?って感じ。
意味なく複数個スピーカー設置して、なんちゃってサラウンドも構築できます。
Wifiが届く範囲なら、どこでもAirPlay再生可能なんで、
隣の隣の隣の部屋でも、同じ音楽が流れてます。
トイレでも音楽流す・・・なんてことも。
複数スピーカーへの出力は、iTunesから再生したい端末を選ぶのみ。
リモート操作でスピーカーのオン、オフできるので、
別室から、イキナリ音を再生するなんてことも。
子供がiPadいじって、別室のAirPlayへ接続、
誰も居ないはずの部屋から、子供の笑い声(Youtube)が聞こえる。
あの時は、本気で恐怖だった。
Apple TVと光デジタルケーブルで、AirPlay対応スピーカーとなる。
AirPlay対応スピーカーって高いので、
Apple TVにスピーカーを繋げて使うのがオススメ。
【送料無料】【新品未開封】Apple(アップル) 第3世代Apple TV MD199J/A 光オーディオポート対応モデル
AirPlay対応ってだけで高く、スピーカー性能も値段ほど期待できないからね。
フィリップスのスピーカー使ってますが・・・正直音はあんまり良く無いです。
Apple TVって、テレビ前提の端末と思っていましたが、
スピーカーのAirPlay受信端末として使う方法は有りです。
HDMIケーブル差さないで使う。
我が家では光デジタルケーブルだけ挿して使ってます。
後は、光デジタル対応のスピーカーに差すだけ。
これで、AirPlay対応スピーカーの出来上がりです。
光デジタル対応のスピーカーって言えば、毎度おなじみONKYOのGX-D90。
ONKYO GX-D90 アンプ内蔵スピーカー WAVIO/ハイレゾ対応 ブラック GX-D90(B) 【国内正規品】
光デジタル未対応のスピーカー使うなら、D/Aコンバーターを使うって手も有る。
Fiio D03k Digital to Analog Audio Converter -192kHz/24bit Optical and Coaxial DAC 並行輸入
ベースステーションの「AirMac Express」は、3.5mmステレオ/光ミニプラグ出力なんで、
ミニプラグならAirMac Expressでも良いかもね。ルーターとしても優秀。
Apple AirMac Express ベースステーション MC414J/A
AirMac ExpressとApple TV、音楽AirPlayの為に使う贅沢。悪く無い。
AirPlayなら高音質AppleLosslessで聴ける。AirPlay対応アンプのススメ。
AirPlay経由なら非常に高音質で聴ける。
Apple Losslessで伝送されるので、Bluetoothなんて比べものにならない。
サンプリングレートは44.1kHz(Apple TVでは48kHz)のApple Losslessで伝送されるシステムとなっており、いわゆるハイレゾ音源の伝送には対応していない(ハイレゾ音源の再生は可能だがダウンサンプリングされて伝送される)。
単純に1Mbps程度しか転送できないBluetoothよりも、
転送量の多いWifiを経由してる時点で音質は良さそうだよね。
AirPlayはHD動画だって転送できるんだから。
44.1kHzで伝送って事は、CD音質レベルで再生してくれるって事。正にロスレス。
AirPlay経由すれば、ハイレゾまでは行かずとも、非常に高音質で再生できるのは間違いない。
しかも、私にはロスレスとハイレゾの違いも分からないんだし。クソ耳なんだしー。
→ハイレゾとCDの違いが本気で分からない。音源よりもオーディオ環境に投資するべき理由。
良い音質のまま転送してくれるんだから、なるべく良い音で出力したい。
Apple TVとスピーカー直繋ぎでも良い音は出ますが、アンプ経由でより良い音になります。
光デジタル入力の有るアンプを経由して、スピーカー出力する。
試しにやってみました。ハイレゾの時に買った、PMA-50で実験。
DENON プリメインアンプ USB-DAC搭載/ハイレゾ音源対応 プレミアムシルバー PMA-50-SP
「Apple TV →光デジタルケーブル→ PMA-50 →スピーカーケーブル→ スピーカー」って感じ。
まぁ、言うまでも無く、出る音は変わっちゃったよね。
PCから離れたリビングルームにも高音質再生。
アンプを、テレビにも接続して映画にも対応してみたり。
ディアウォール使って、スピーカーも高位置に設置してみたり。
→賃貸住宅で壁面収納を増やしまくる。ディアウォールでDIYし放題。
AirPlayのおかげで、配線の煩わしさからも解放されるという。
Remoteアプリとホームシェアリング。AirPlay操作も可能。
Apple TVのリモコン代わりに、アプリRemoteを使ってる人も多いと思いますが、
RemoteでAirPlayの操作もできます。
PCのiTunesの操作を、iPhoneからできる。
ホームシェアリング構築していれば、様々なPCのデータをiPhone、iPadからいじくれます。
例えば、「パソコンの動画(ムービー)をテレビに出力する」っていう操作が、
iPhoneだけでできるワケ。
出力先の切替や、複数出力も操作もiPhone上で可能です。
ホームシェアリングは5台まで登録できるんで、
あのパソコンのデータをこっちの端末で再生してとか、意味ワカラナイ事もできます。
手元の音源をリビングで流すのは当たり前。
離れたパソコンの音源を、離れたトイレで再生する。手元のiPhoneで即操作です。
意味不明だけど凄いです。
ホームシェアリング自体も便利だよね。
AirPlayで不明なエラー。セキュリティソフト(ESET)はポート解放が必要。
最後に。AirPlayで不明のエラーで苦しんでいる方へ。これから苦しむ方へ。
私はパソコンのセキュリティソフトに悩まされました。
ESET Smart Securityを使っている方、AirPlay使うと不明なエラー出るハズです。
ファイアウォールが原因の様で、ポート解放の設定が必要となります。
5. ファイアウォールの設定を確認する
お使いのルーターまたはコンピュータでファイアウォールが有効になっている場合は、ファイアウォールによってコンピュータ間の通信が妨げられていないかどうか確認してください。ホームシェアリングは TCP ポート 3689 および UDP ポート 5353 を使って、共有 iTunes ライブラリと通信します。
さらに、Apple TV および Mac コンピュータでは、ポート 123 を使って時間を自動的に設定します。コンピュータまたは Apple TV のいずれかの日付や時間が間違っていると、ホームシェアリングおよび接続全般のエラーの原因となります。
「TCPポート 3689」、「UDPポート 5353」って何の数字だか分からないけど、
とりあえず、割と面倒な作業をしてポート開放の設定した記憶がある。
「ESET Airplay 設定」とかで検索すれば、やり方は出てくるハズ。
AirPlay対応スピーカー買ったのに「不明なエラー」、
認識するけど「不明なエラー」・・・故障を疑う前にセキュリティ設定を疑いましょう。
最初にAirPlayの設定が必要ってのが、難点かもね。
設定してしまえば、後は超便利だから。
P.S.
Apple製品は、ハードウェアをカスタマイズできないっていうのがデメリット。
MacもWindowsに比べて単価も高いですからね。
→WindowsからMacへ移行して気づいた違い。Macのメリット・デメリット。
勝手にカスタマイズできないからこそ、ここまでのサービスが提供できるんだろうけど。
アプリの安定性も、質も違うよね。
ファミリー共有もできるようになったし、アプリも動画も音楽もアップルで買っちゃう。
iTunesは、動画も1080pのフルHD対応だってよ。
※参考→Amazonインスタントビデオ、iTunes Store、Google Playの動画サービスの違いを比較する。 | 俺の動画。
私が購入したら、家族も使えるってのは有り難い。
Macに乗り換えようか悩み中だけど、Windows10次第。
完全に乗り換えは・・・やっぱ厳しいかな。
air play2 対応の端末や、スピーカーじゃないと、複数台同時再生出来ないのでしょうか??air play バージョン1でも出来るのでしょうか??
AirPlay1でも可能です。