法人化に伴い、個人分の所得計算は、ほぼほぼ終了。
って事で今年度の私の所得は、ほぼ確定したようなもんです。
毎月の給与である役員報酬も、既に決まっちゃってるからね。
所得税額が把握できれば、ふるさと納税額だって容易に抽出できる。
って事で、いろいろふるさと納税先を探してみたんだけど、
去年と全然仕組み違うじゃーんって事で、覚え書き。
2015年度になって、デメリットが改善されたように見受けられますが・・・
2014年度版→ふるさと納税って騒ぐ程お得じゃないよね?仕組みとデメリット。
実際、注意点が多くありました。
敢えて知らせてないのか?私の認識力不足か?
やっぱり、把握してないと損するのがふるさと納税。
ふるさと納税のデメリット againです。
今までも、得してる気になって損してる人が多かったって事で、
より分かり易く改善されたんでしょうけど。
変更点を認識しないといけないし、
またしても間違った認識している人が多いと思う。
私のようにね。
で・・・やっぱり庶民には、そこまでお得じゃなくね?
目次
「ふるさと納税ワンストップ特例制度」イコール「確定申告不要」では無い。
ふるさと納税のデメリットその1。
ほとんどの人が正しい手順を踏めず損してた問題。
この問題に対し「ふるさと納税ワンストップ特例制度」で、何とかする気です。
ふるさと納税ワンストップ特例制度の創設
確定申告の不要な給与所得者等がふるさと納税を行う場合、確定申告を行わなくてもふるさと納税の寄附金控除を受けられる仕組み「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が創設されました。特例の申請にはふるさと納税先の自治体数が5団体以内で、ふるさと納税を行う際に各ふるさと納税先の自治体に特例の適用に関する申請書を提出する必要があります。
特例の適用申請後に、転居による住所変更等、提出済の申請書の内容に変更があった場合、ふるさと納税を行った翌年の1月10日までに、ふるさと納税先の自治体へ変更届出書を提出してください。
このふるさと納税ワンストップ特例制度は、平成27年4月1日以降に行うふるさと納税が対象です。平成27年1月1日から3月31日までにふるさと納税を行っている方は、平成27年中のふるさと納税について控除を受けるためには、確定申告を行う必要があります(平成28年以降のふるさと納税については、5団体以内であれば、ふるさと納税ワンストップ特例の適用を受けることが可能です。)。
なお、5団体を超える自治体にふるさと納税を行った方や、ふるさと納税の有無にかかわらず確定申告を行う方も、ふるさと納税についての控除を受けるためには、これまで同様に確定申告を行う必要があります。
「確定申告不要になった」としか耳に入って無かったんですけど・・・知ってました?
ふるさと納税ワンストップ特例制度の注意点
- ふるさと納税の納付先が5団体以内のみ適応。
- ふるさと納税の納付先に特例適用に関する申請書を提出しなければならない。
- 平成27年1月~3月にふるさと納税しちゃってたらアウト。
- 確定申告を行う人には、関係の無い話。
平成27年4月にワンストップ特例制度できたんで、
それ以前にふるさと納税をしていた場合、確定申告しないとイケません。
納税先5カ所以内って時点で、難易度高ぇ。
特例適用の申請書も出さないとイケません。
確定申告が不要になったわけでは無く、あくまで特例として確定申告不要って話。
ふるさと納税の恩恵を受ける為には、原則として確定申告をする必要が有ります。
ふるさと納税を行い、所得税・住民税から控除を受けるためには、原則として確定申告を行う必要があります。
なお、本来確定申告を行う必要がなかった給与所得者等については、ふるさと納税を行う際にあらかじめ申請することで確定申告が不要になる「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が、平成27年の4月から始まりました。
ただし、適用を受けられるのは、ふるさと納税を行う自治体の数が5団体以内である場合に限られます。
確定申告の必要ない、給与所得者向けの特例というより、
確定申告を理解していない人向けの特例だね。
「確定申告が不要」っていう表現、暴走してない?
5カ所のつもりで6カ所しちゃうこともあるよね?
特例の申請書出して、確定申告しちゃったらどーなんの?
・・・確定申告慣れしている人は、そのまま確定申告した方が間違いない。
確定申告する個人事業主には、全く関係ない話でした。
所得税還付が廃止?全てが住民税控除へ一本化となったわけでは無い。
ふるさと納税デメリットその2。
控除額のキャッシュバック方法が煩雑問題。
これも改善されたようで、実は改善されてません。
例えば1万円をふるさと納税した場合。
控除額は変わりませんが、控除される税金が一本化されます。
2014年度に1万円ふるさと納税した場合
- 俺の負担:2000円
- 住民税:7200円控除
- 所得税:800円控除
2015年度に1万円ふるさと納税した場合
- 俺の負担:2000円
- 住民税:8000円控除
- 所得税:0円控除
今年度より、住民税にまとめて控除となります。
確定申告時に、ちょっとしか控除されてないじゃん!!
って言うクレームが多かったのかな・・・きっと。
で、コレ勘違いしてはイケないのが、上記のワンストップ特例制度適応の場合のみです。
ふるさと納税ワンストップ特例の適用を受ける方は、所得税からの控除は発生せず、ふるさと納税を行った翌年の6月以降に支払う住民税の減額という形で控除が行われます。
ふるさと納税ワンストップ特例制度適用 → 確定申告不要 → 住民税へまとめて控除
これ全てセットです。
よって「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が関係無い人は、今まで通りです。
所得税と住民税へ分散されて控除されます。
これも確定申告の理解が深まれば、こんな事する必要も無かったんだろうに。
住民税だけ控除される人、所得税からも控除される人、2パターンって面倒じゃね?
戻ってくる金額が一緒なら、今まで通りで良いさー。
ワンストップ特例制度の手続きが意外と面倒。各自治体に書類を提出。
2016年度より、マイナンバー法の施行により、
ワンストップ特例制度の手続きも、微妙に面倒になりました。
「市町村民税・道府県民税 寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を記載して、
各自治体にマイナンバーカードの情報も提出する必要が有ります。
→http://www.soumu.go.jp/main_content/000351462.pdf
書類には、マイナンバーカードの写しを添付する必要が有るのですが・・・
マイナンバーカードを発行していない場合、
番号通知カード(もしくは番号有りの住民票)に加えて、
運転免許証(もしくはパスポート)など、身分証明書書類のコピーも併せて、
郵送しないといけない。
マイナンバーカードを発行するのも面倒だし、時間もかかる。
かといって、マイナンバーカードが無ければ、
証明書類が複数必要となる。
自治体毎に、この証明書類が必要。コピーして添付しないといけない。
かなり面倒な作業だと感じました。しかもワンストップ特例制度の適応を受けるには、
翌年1月10日までに、各自治体に提出しなければならないという・・・
確定申告なら翌年3月15日までに申請すれば良いのにね。
寄付をした翌年1月10日迄(必着)に不備の無い書類の提出が必要です。
ということは、年末頃には余裕を持って発送しておきたいところだけど・・・
書類に不備あったらアウトですかね。
ワンストップ特例制度だからって、手続き舐めてたけど。全然大変だったから。
→ふるさと納税ワンストップ特例制度の利用して気付いた注意点。
自治体が1カ所とかなら、確定申告するよりは手間無いのかもしれないけど。
証明書の複数コピーを複数自治体に添付する手間は、なんとかならんもんかな。
ふるさと納税限度額が約2倍へ。個人住民税所得割額の約1割→約2割へ。
ふるさと納税の最大のデメリット。貧乏人には関係無かった問題。
寄附金控除の限度額が低すぎる点が、改善されました。
ふるさと納税の限度額(ふるさと納税枠)が、前年の約2倍になりました。
単純に、住民税の約1割が全額控除の目安が、住民税の約2割へと進化です。
住民税10万円で1万円限度だった人が、2万円も納付できるようになります。
これなら庶民の我々でも、参加できる!!って意気揚々となりがちですが、
実際は、ブルジョワジーな人が、更にお得になった感じ。
倍なんで、もともと納めてる税金が多い人の方が、断然お得。
10万だった人は20万です。1万から2万とは次元が違うよね。
寄付金の上限金額が予想よりも少ないってのは、変わらない事実。
年功序列で不景気の日本で、若者が得するっていう仕組みでは無い。
私の世代では所得税が数万円っていうサラリーマンは多いよ。
特産品のお得度、還元率は減少中。高額な返礼品は認められない雰囲気へ。
千葉県市川市のTポイント、鳥取県日吉津村のイオン商品券、山口県宇部市の宝くじ、
福岡県宇美町の図書カード・・・全て無くなりました。
税金払って金券貰えるなら一番だったよね。現金化もしやすいし。
「返礼品等の送付について、寄附金控除の趣旨を踏まえた良識ある対応を要請する」
って事らしい。
ふるさと納税を促進し、地方創生を促進するため、個人住民税の特例控除額の上限の引き上げを行うとともに、確定申告が不要な給与所得者等がふるさと納税を簡素な手続きで行える「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を創設する。
これとあわせ、地方公共団体に対し、返礼品等の送付について、寄附金控除の趣旨を踏まえた良識ある対応を要請する。
実際、ふるさと納税で人気だった商品が消えていたり、
同じ市区町村で、お肉の内容量が減っていたりしてる。
限度額は増えたけど、同じ金額に対する還元率、お得度は減少してる。
需要と供給を考えれば、そうなるわなー。
お得といわれる商品は全て品切れ中。限度額の上昇で、より品薄に。
お得な商品が減ったという中、前年同様に継続して人気の商品・・・
まず手に入りません。
私が前年美味しく頂いた、綾ぶどう豚食べ尽しセット・・・
案の定、既に完売。
豚肉喰いたい豚肉喰いたい豚肉喰いたい。
って探すも、人気商品は完売。
黒岩豚太くんも、毎週追加申込み受付してるらしいけど即完売。
奥利根もち豚(精肉セット) <1.5㎏程度>も絶賛完売中。
あれ、これ去年2kgじゃなかったっけ?みたいな。
豚肉諦めて、牛肉へ移行する。
モチロン品切れ中。
テッパンのお米。品切れ中。
フルーツ、お酒・・・人気商品はどれも同じです。
なるべく得したいと思う人程、時間的ロスは計り知れない。
申込できたとしても、いつ届くの?っていう現象は相変わらずだし。
今年度は、適当な商品で妥協してしまいそう。少しでも貰えるなら良いやって感じ。
実際にどれくらいの所得の人が、どれくらいの恩恵を授かれるのか?
2015年度のふるさと納税限度額を計算してくれるサイト・・・
なんか違くね?って思ったら、
計算式が前年のままだったりするので、気を付けましょう。
とりあえず、総務省のサイトを参考にする。
扶養家族が配偶者のみ年収300万円の場合。約23000円控除できるって事らしいです。
→総務省|ふるさと納税ポータルサイト|トピックス|制度改正について(2015年4月1日)
年収300万で配偶者控除が有って23000円なんで、
独身の手取り15万円位の人には、ほぼ無縁な話です。
ふるさと納税を1万円程度したところで、大してお得では有りません。
コスパも悪くなってるからね。
仮に1万円をふるさと納税できたとして、良くて4000円相当の商品を貰う。
実質2000円の負担で4000円の商品を貰う。
4000円相当の商品って、実際2000円くらいで買えるような物も多いんで・・・
手間を考えたら得したぁー!!・・・って程でも無いよね?
正しい手続きを踏めない人も居るハズですからね。
品切れでお得度も減り、商品探しも時間がかかる。
1万円くらいのふるさと納税では、ただ体力を消耗するだけです。
2000円負担は必須って事を忘れずに。
実質負担2000円で8000円相当の商品貰えるなら・・・どう?ちょっと頑張れる?
お得に煽られて得した気にならないように。
最近米の価格も下がってます。
地元のスーパーでは、10kg1980円で、ひとめぼれの美味い米買えます。
グラム100円の肉でも、美味いのは美味いからね。
・・・って、俺田舎に住んでるから物価安かったぁ~!!
ふるさと納税するならクレジットカード、お得というよりも手間が省ける。
ふるさと納税のデメリットは手間です。
納税先を決めて、申込をして、振込先を教えられて、振り込んで・・・・
って結構めんどくさいデス。
クレカ決済なら、Yahoo!公金支払で一瞬で納税できます。
振込ミスも無くなるんで、これは良いと思われます。
今年度は、ワタクシ、クレカ決済対応の自治体のみで選びました。
→コスパの良い「ふるさと納税」の特産品。勝手にランキング2016年Ver.
いちいち納税先のサイト飛ばなくても良いからね。
品切れでも面倒だし、クレカ決済対応の納税先で絞り込めるから。
納税額の振込は万単位のお金が動くので、高還元クレカ決済なら更にお得。
クレジット対応しているなら、クレジット払いにしないと損。
基本的にはふるさと納税の方法は変わっていない。理解してから寄附しよう。
前年に比べ、ふるさと納税の限度額が上がり、
税額の把握しやすいサラリーマンの方はやった方が良いでしょう。
5カ所以内なら、確定申告の手間も有りません。※申請は必要。
特に高額納税者。前年の約2倍納められます!
同じ金額払うなら、なんか貰えた方が絶対良いからね。
年末は駆け込み需要で特産品も無くなりがちなので、
今のウチから余裕を持って、納税しておきましょう。
私は既に今年度の「ふるさと納税」は、ほぼ終えてます。
→コスパの良い「ふるさと納税」の特産品。勝手にランキング2016年Ver.
限度額が2倍で、高額納税者がバシバシ納税していく。
貧乏納税者も参加できるようになったけど、やっぱりそこまで得じゃない。
特産品のほとんどは持ってかれちゃって、コスパは下がって、品切れ率も上昇中。
まぁ、やらないよりはやった方が良いんですけど・・・最後までちゃんとやってね。
個人事業主の方は、期末まで納税額の判断が非常に難しいので、
限界まで納めるってのは、ほぼ不可能だと思う。
日頃からしっかりと経理つけて、ガッツリいけるのは年末頃かな。
ふるさと納税し過ぎても意味ないからね。
MFクラウド会計なら自動仕分けで、予測も立てやすいのでオススメ。
会計ソフトはクラウド会計の時代ですから。
→個人事業主のクラウド会計「マネーフォワードクラウド」「freee」「やよいの青色申告オンライン」比較
確定申告時期に仕訳してたら間に合わないよ。
事業主の方、他にも節税の方法は有ります。
ふるさと納税は最終手段。まずは経費から。
→個人事業主が考える節税と税金対策。経費で落とせるモノと勘定科目。
ふるさと納税は、各種控除の一つに過ぎないから。
→個人事業主の定番節税策の優先順位。小規模企業共済、経営セーフティ共済、iDeCo、国民年金基金の比較と違い。
ふるさと納税は地域活性化の為。
そんな綺麗ごとは置いといて、
損なく特産品貰いたいなら、正しいやり方で手続きしましょう。
特産品を貰って、しっかり控除されるまでが「ふるさと納税」です。
P.S.
ふるさと納税なのに、地元市民限定なんかある。
もぅ無茶苦茶だよね。
普通に住んでるところに納税して、
普通に特典があれば、それが一番嬉しいんだけど・・・
特産品目当てで良いのかなぁ~って思うなら、やらなければ良い。
関係無いところへ納税して感謝される。
納税額が多く、稼いでる人が悪みたいな現代。
同じ税金を払うなら、少しでも感謝されたいね。
コメントを残す