毎年届く、「国民年金保険料の口座振替・前納制度のお勧め」の知らせ。
夫婦で加入しておりますので・・・2部届いてます。
前納する事で、少しでも国民年金保険料が安くなるなら。
手続きしていきたいと思います。
目次
国民年金の保険料は年々上昇している。
年々保険料は上がっており、今年度もやはり保険料上がってます。
国民年金保険料は、いくら上がったのか?
届いた「口座振替・前納制度のお勧め」をよく見て見ると、
今年度の料金と違う・・・なんか割引額も違う気がする・・・
で、先ほど日本年金機構の公式サイトを確認して気付いた。
どうやらこの書類。前年度の保険料で、計算されているみたいですね。
というわけで、
今年度の正しい金額は、日本年金機構のサイトで確認しました。
平成30年度(2018年)は、月額16,340円となっております。
平成24年度(2012年)は14,980円だったので、月額1,360円も上昇しています。
年額16,320円も増えている。上昇率ハンパないですね。
国民年金保険料額の推移と上昇率
- 2012年度:年額179760円
- 2013年度:年額180480円(前年+720円)
- 2014年度:年額183000円(前年+2520円)
- 2015年度:年額187080円(前年+4080円)
- 2016年度:年額195120円(前年+8040円)
- 2017年度:年額197880円(前年+2760円)
- 2018年度:年額196080円(前年-1800円)
- 2019年度:年額196920円(前年+840円)
で、前納することでどれくらい割引となるのか?
支払方法による前納割引額の違い。
年々上昇している国民年金保険料。
まとめて前払い(前納)することで、少し割引が効くようになりますが、
支払方法により、その割引額は異なります。
平成30年度 国民年金保険料
口座振替 | クレジットカード 現金 |
割引差額 | |
---|---|---|---|
月額保険料 | 16,340円 | – | |
当月末振替(早割) | 16,290円 (-50円) |
– | – |
6カ月前納 | 96,930円 (-1,110円) |
97,240円 (-800円) |
310円 |
1年前納 | 191,970円 (-4,110円) |
192,600円 (-3,480円) |
630円 |
2年前納 | 377,350円 (-15,650円) |
378,580円 (-14,420円) |
1,230円 |
口座振替での前納が一番割引が効き、
現金とクレジットカード払いでの割引額は一緒になってます。
また、平成26年度から口座振替で2年分前納できるようになり・・・
平成29年度より、クレジットカード&現金でも2年前納が開始となりました。
年金保険料回収するのに必死やなーん。
前納期間が長くなるほど、割引額は倍々に増えます。
年間を通して必ず払わなければいけない保険料、半年払いよりも、年払いした方が断然お得。
今では国民年金保険料も強制徴収の対象となっています。
2016年現在の、国民年金保険料の強制徴収の対象は、
年間所得350万以上で未納7カ月以上の滞納者との事。
2017年度より、更に厳しくなり、
年間所得300万円以上で未納13カ月以上が強制徴収の対象となる予定。
今後は、国民年金保険料の滞納にも風当たりは強くなる傾向にある。
貰える可能性が低い年金でも、払うのは義務ですから。
国民年金保険料は、クレジットカード納付がお得。
口座振替が一番お得だと、年金事務所様がおっしゃっておりますが・・・
クレジットカード払いの場合、クレジットカードでポイント還元されるし、
国税のように、手数料が発生する事も有りません。
→税金(法人税)のクレジットカード納付して気付いたメリット・デメリット。
口座振替の場合は、1年前納191,970円(割引額4,110円)
クレジットカード払いだと、1年前納192,600円(割引額3,480円)
その差額は630円のみ。
2年前納の口座振替の場合は、377,350円(割引額15,650円)
クレジットカード払いは、378,580円(割引額14,420円)
その差額は1,230円。
割引額が増えてるのに、1年あたりの差額は減ってます。
国民年金保険料を2年前納するとなると、その金額は約38万円にも及ぶ。
支払い金額が大金になればなるほど、クレジットカードでポイントが貯まります。
還元率が高いクレジットカードなら、還元率1.0%以上。
378,580円×1.0%=3,785円還元。
2年前納の割引額と併せれば、合計18,205円もの割引になるわけ。
私は妻の分も払っているので、18,205円×2なので、
年間換算すると約9000円以上も残る金額が変わるイメージ。
2年前納が断然お得。保険料相当額は各年で控除可能。
クレジットカードでも2年前納が可能となりましたが、
2年前納する事で、年間単位での割引額は約2倍となります。
口座振替による年間割引額
- 2年前納:7,825円割引(2年間で15,650円割引)
- 1年前納:4,110円割引
クレジットカード納付(≒現金払い)による年間割引額
- 2年前納:7,210円割引(2年間で14,420円割引)
- 1年前納:3,480円割引
国民年金保険料の納付は、義務化されており、
国民年金保険料は年々上がっている事を考えると、
2年間分先に払っておいた方が断然お得。
割引額だけでなく、保険料が上がった金額分も得します。
繰り返しますが、保険料額は毎年急上昇しているわけですから。
国民年金保険料の推移
- 2014年度:年額183000円(前年+2520円)
- 2015年度:年額187080円(前年+4080円)
- 2016年度:年額195120円(前年+8040円)
- 2017年度:年額197880円(前年+2760円)
- 2018年度:年額196080円(前年-1800円)
- 2019年度:年額196920円(前年+840円)
ここで気になるのが、2年前納した場合の保険料控除。
個人事業主となると、
関係してくるのは支払う保険料額だけじゃなく、納める税金の控除額。
2年前納ってなると、保険料控除どっちの年度で計上すんの!?って疑問。
これは2パターン選べます。
2年前納した保険料の社会保険料控除については、
(1)全額を納めた年に控除する方法
(2)各年分の保険料に相当する額を各年に控除する方法
のいずれか一方を選択して申告いただくことになります。
2年前納した保険料を各年に分割して申告する場合で、24カ月すべて前納した場合は、3年にわたって分割することになります。
全額納めた年度に控除する事も出来ますが、各年控除にした方が無難です。
利益がいつ伸びるかもわからないし、翌年の利益が伸びるパターンも有る。
個人事業主って、1年スパンで利益を計算するんで、
ここに2年のモノをブっ込んでくるという時点で、辞めた方が良いかと。
そこまで先を見据えるなら、他の節税を考えましょう。
節税の為、2年前納するくらいなら、小規模企業共済や経営セーフティ共済。
毎月+400円で加入できる「付加年金」もコスパは高いです。
国民年金保険料を2年前納した場合のデメリット。
2年前納するデメリットは、
やはりまとめて前払いする為、資金繰りが悪くなる。
もちろん、クレジットカードの限度額にも余裕が無いと、
決済する事もできませんので、併せて気を付けて。
配偶者の分も、前納1年払いにする場合は約40万円。
2年分前納する場合には、約80万円も利用枠が必要となります。
また、資金が一気に無くなり、キャッシュフローが悪くなる・・・
以外にもデメリットは有ります。
2年分も支払うけど、
「来年も国民年金保険に加入しているのか?」っていう事。
企業へ就職した場合は、社会保険(厚生年金保険)に加入する事になるし、
個人事業主の場合も、法人成りした場合は、
代表者役員の社会保険へ加入が必須となります。
国民年金保険と厚生年金保険は重複加入不可能という事で、
もし厚生年金保険に加入した場合は、国民年金保険料還付となる。
保険料還付手続きの手間だけなら良いですが、
国民年金保険料の2年間分を、1年目に全額控除していた場合、
厚生年金保険加入で修正申告も必要にもなります。
1年分の保険料が還付されたのに、2年分の社会保険料控除を受けていたわけですから。
2年前納するなら、やはり各年控除にしておいた方が良さそうですね。
国民年金保険料をクレジットカード払いにする方法。
クレジットカード払いの申し込みの為、年金事務所に電話したところ。
手続きに必要な書類を送って頂けました。
WEB上からでも申請用紙は、ダウンロードできるようになってます。
クレジットカードの名義人以外の年金保険料も支払う事が可能です。
例えば、旦那のクレジットカード名義で、妻の年金を払うとかね。
※本人名義のクレジットカードでは無い場合、同意書が必要となります。
配偶者の場合は、同意書必要無しって書いてあったけど・・・
電話した時は必要みたいな事言ってたし、
同意書も送付されてきたので、念の為一緒に提出しました。
私は郵送で提出しましたが・・・
1週間ほどで、書類受理&カード確認中のお知らせが返送されてきました。
その後、3月3日に「国民年金保険料クレジットカード納付のお知らせ」が届きました。
1年前納にしたところ、納付予定日は4月30日となっておりました。
年払い×2なので、約40万円・・・
4月前後のクレジットカード決済は注意が必要ですね。
1年前納、2年前納を希望する場合は、その年の2月末日までに提出です。
3月に提出しても手遅れですので、1年前納を希望するなら、2月中に!!
私は前年間に合わず、6カ月前納にしましたから!!
ちなみに、国民健康保険料はクレジットカード払いは、基本的に不可能です。
Yahoo!公金支払いにて、一部の市区町村で対応してますが・・・まだまだ少ないです。
2017年より、国税のクレカ納税も可能となりましたが・・・
こちらは手数料が発生するので気を付けて。
→税金(法人税)のクレジットカード納付して気付いたメリット・デメリット。
国民年金保険料の納税にオススメのクレジットカード。
クレジットカードによっては、
国民年金の支払いでは、ポイントが付かないカードがあります。
代表的なカード派、三井住友カード。
「国民年金保険料」ご利用分は、ポイント付与の対象となりませんのでご注意ください。
また、アメックスカードでも、国民年金が支払えるようになりましたが、
ポイント還元率が半分になってしまいます。ダイナースクラブも一緒です。
ダイナースクラブ リワードポイント加算対象加盟店に関するお知らせ
2017年10月21日(土)以降、公金・税金および公共料金を取り扱う加盟店でのカードご利用分に対するポイント換算率を、200円につき1ポイントに改定します。
年金支払いでもポイント付与されるカードとなると・・・
Orico Card THE POINT、楽天カード、ヤフーカード、リクルートカードあたりがオススメ。
いずれも年会費無料で、高還元ですから。
※カード会社の規約変更等で、急遽ポイント付与されなくなる場合もありますので、
確実にポイント還元したい方は、クレジットカード会社で確認をして下さい。
万人にオススメするのが、Orico Card The Pointなんですけど、
個人事業主ならEx Gold for Bizもオススメです。
→オリコのビジネスカード「EX Gold for Biz」のメリット・デメリット。
マイル還元率で選ぶなら、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード。
セゾンカードのアメックスブランドなら、ポイントも半減しないから。
→JALマイル還元率が高いクレジットカードを比較。効率良くJALマイルを貯める方法。
年間200万以上の利用で年会費半額。コスパ最強のプラチナカード。
個人事業主だけでなく、サラリーマンでも発行できます。
→セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのメリット・デメリット。
ビジネスの世界だけでなく、人生において信用を積み重ねるのは重要なこと。
国民年金保険料の支払いで、
クレジットヒストリーを積むっていう点でも、悪く無いかと。
→クレジットカードの審査基準と信用情報の関係。CIC信用情報開示請求をして気づいたこと。
クレジットカードは使えば使うほどに、限度額も上がっていきますので。
→クレジットカードの利用限度額を上げる方法。与信枠を増やす為に。
税金、保険料払って、クレジットカードのポイントも貯まる。
支払いの手間も無くなるので、なるべくならクレジットカード。
バシバシ活用していきましょう。
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