オフィスやデスク周りには、周辺機器も多いわけで、
ガジェットが増えるほどに、悩むケーブルの処理。
配線を考えずに設置してしまうと、後の作業も滞りまくる。
PCやガジェットが好きな人ほどに、苦労するのが配線。
電子機器が増えるほどに、配線の手間も増えるし、
配線を隠してしまえば、今度は使いづらくなるという負のスパイラル。
特にデスク周りは、周辺機器も多く、その入れ替えも激しいわけで、
配線を考えておかないと、どんどん使い勝手も悪くなってしまいますからね。
しかも、我が家は賃貸生活。
賃貸オフィス×賃貸マンションと制限が有る中、
配線に苦しみながら、無駄に時間も消耗してきましたので、
配線のコツ、配線の攻略方法をまとめておきます。
動画でも詳しく解説しています
Amazonで購入できるアイテムは、1ページに全てまとめてあります。
商品だけサックリと知りたい人はコチラ→配線整理で使用した商品まとめ
配線の心得:隠さず束ねない
配線整理する前に、 まず「何のために配線するのか?」ってのを考えた方が良い。
配線って「隠す」ってイメージが有るのですが、
これは「汚い配線を隠すことで綺麗に見える」というパターンが多い。
配線を2度と使わないものとして蓋をする。
「配線整理」というよりも「配線隠し」。
本当に二度と使わないなら、これでも良いのですけど、
あとで触る可能性がある場所でやってしまうと、後々非常に面倒なことになる。
無闇に配線を隠せば、より使いづらくなってしまうということ。
ケーブルは絡まり、掃除もしなくなり、ホコリも貯まる。
電源ケーブルは通電する都合、発熱もするから、
ゴチャゴチャに絡まった状態で蓋をするってのも気持ち悪いし、
そもそも、見えてなければケーブルは抜き差しもできませんからね。
配線は見える方が使いやすく、配線の管理もしやすくなるということ。
どちらかといえば、配線は「露出」すべきというのが、
悩みたどり着いた私の結論です。
時代の移り変わりが激しいIT業界。
使うデバイスが変われば、配線も変更するということ。
電化製品が好きだからこそ、配線の苦労が有るわけで、
配線を綺麗にしたいって思ってる人ほど、配線は頻繁に変更するとも思っています。
そして、配線をまとめ過ぎれば、後に融通も効かなくなるので、
なるべく「束ねない」ってのも私の理想です。
そもそも、配線を「隠す」つもりなら、配線は「束ねる」必要も無いし、
ケーブルが揃っていれば、隠すのは簡単、束ねずとも美しく見えたりもする。
束ねない方が配線は分かりやすく、ケーブルの取り回しもしやすくなりますから。
オフィスワーカーの最終形態である「昇降デスク」を使うなら尚更。
配線は束ねるほどに、故障リスクも高まるから。
→最高の電動昇降スタンディングデスクを自作する。FlexiSpot脚フレームの選び方、おすすめ天板、鬼目ナットの活用方法。
結局のところ、配線も収納だってこと。
分かりやすくする為に配線を陳列したりもしたいわけで、
配線を見たくないっていう人とは、ちょっと違うのです。
というわけで、私は「束ねて隠す」という配線ではなく「隠さず束ねない」が理想。
どちらかというと「使う」ことを意識した配線方法となります。
ガッチガチに見せないっていう思考の人、配線を見たく無い人、
生活感の無い感じをお求めの人とは、ちょっと違うのです。
そもそも、私はミニマリストでもなく、むしろ物欲溢れるマキシマリストですから。
頑張って造った配線インテリア、是非とも魅せたいのです。
あと、いわゆる「配線グッズ」も私は使いません。
配線グッズは買いまくってきたんですけど、
配線グッズって「隠すこと」に特化した商品ばかり。
思ったより不便で、なにより割高ですからね。
配線グッズにお金を使うなら、電子機器を買い変えたいとも思うのです。
配線のコツ
配膳グッズを買ってもイマイチ上手に配線できない理由って、
配線で抑えるべきポイントを無視しているから。
配線のコツさえ押さえてしまえば、より上手に「配線グッズ」を使えるようにもなるし、
「配線グッズ」という、配線にしか使えない商品と、オサラバできることも間違いない。
ケーブルの向きを揃える
配線って、何かと何かを繋ぐコード。
「出る場所」と「入る場所」の2ヶ所しか無いわけで、
線がグチャグチャになってしまうのは、ケーブルの方向が揃っていないから。
というわけで、真っ先に考えるべきなのが、
配線をまとめるよりも、
機械を置く場所、電源を置く場所を考えること。
一般家庭で我々を悩ませるケーブルの大半が電源ケーブル。
電化製品には、必ず「電源」が有るので、配線の肝となるのが「電源」。
配線整理で悩むべきケーブルも、9割がこの電源から出る紐。
配線=電源をどう引っ張ってくるか?って話と言っても過言ではない。
具体的には、電子機器を1ヶ所にまとめて置く。
そして、電源を1ヶ所から取る。
この2点さえ意識すれば良い。
電源を1カ所から取り、電源タップへの方向を揃える。
電源を1カ所からとれないなら、電源を2ヶ所、3カ所と増やす。
電子機器が増えるなら、電源タップやUSBアダプタも増やす。
配線グッズで一番お金をかけるべきも「電源アイテム」なのです。
特に、電源タップは思っている3倍用意して欲しい。
電源をとれる場所が増えることで、電力分散にもなるし、
電力負荷だけでなく、物理的な負荷、電源タップやケーブルの重量分散もできる。
ケーブルやアダプタもチリも積もって、けっこう重くなりますからね。
引っ張られて苦しそうなケーブルも、私はあんまり見たくもないのよ。
また、ケーブルが出る向きを揃えるだけでも、見た目はだいぶスッキリするので、
プラグとACアダプタを挿す方向は意識して。
ケーブル方向が同じなら、勝手に揃って、見た目も簡単に整うから。
電源タップでコンセント方向が異なる場合、
配線方向を揃えるのに非常に有効なのが、コンセント向きを変えられるアイテム。
L字型プラグやローリングタップ。これも思ってる5倍用意する。
L字型コンセントタップは、縦と横で商品が違いますが、
ローリングタップは、縦横の両方に対応できます。
ローリングタップの方が厚みがあるので、
ちょっとゴツい分厚いコンセントにも使える。
ケーブルが太くてL字タップが薄いと、根元までささらず危険ですからね。
ついでにコンセントを増やしたいなら、省スペースの電源タップとかもアリだと思います。
L字タップを使うことで、どれくらい見た目が変わるのか?
四方に飛び交う配線に、L字タップを取り付けると、
見た目もスッキリ、省スペースに設置できるようになる。
コレホント、ケーブルを後ろ側に向けただけですから。
あと、L字タップを使うことで、ACアダプタの省スペース化も可能となる。
コンセント間隔が狭い電源タップで、全てのコンセントを使うって難しいのですけど、
L字タップのおかげで、ACアダプタも2個3個とさせるようになったりもする。
コンセントからの出っ張りがなくなれば、プラグも緩みにくくもなり、
結果、プラグの隙間ができずらくなるので、トラッキング火災も防げます。
壁に刺してるコンセント向きを変えるだけで、だいぶ見た目もよくなりますからね。
出っ張りが気になるといえば、同じく邪魔なUSB充電器。
充電するデバイス毎に純正アダプタ使ってたら、
コンセントがいくらあっても足らないので、USBポートが多い充電器に変えた方が良い。
充電できるUSBポート数が多ければ、配線もスッキリ、
USBケーブルも揃えれば、見た目も美しくなる。
USB充電器って横向きに設置しがちなんですけど、
縦向き固定することで、配線が壁沿いになり、
配線の向きも下になるので、手前側のスペースも有効活用できるようになります。
貼って剥がせる両面テープを使えば、どこにでも気軽に貼り付けられる。※後述します。
私は、横向きに置く場合も基本的に貼り付けまくり。
動くと刺しづらいし、天板に貼り付ければ下のスペースも有効活用できるようになる。
USBケーブルの方向を揃える方法としては、
L字のUSBケーブルを使う方法もあるんですけど、
私は、あんまりコレの必要性を感じていません。
私の場合、USBケーブルって抜き差して使うことが多いので、
L字ケーブルにすることでケーブルが抜きづらくなっちゃう。スリムなL字ほど抜きづらい。
私は、スマホでゲームもやらないからね。
そんな私が、L字ケーブルを使っているのが、あんまり抜き際しないところ、
PCに常時接続する入力デバイス。例えば、キーボードとか左手デバイス、
あとはカメラの給電用に使ってるくらい。
液晶画面を反転してもL字だと干渉しづらくなるんですけど、
まぁ、買ってしまった都合、無理して使っているのは否めません。
ちなみに、常時給電が必要なデバイスでUSB電源を使うなら、
複数ポートのUSB充電器は使うのはおすすめしません。
PD(Power Delivery)対応の急速充電器ってやつ。
抜き差しするたびに給電が一瞬遮断されるから、使い勝手が非常に悪くなる。
USBライトとか、USBスピーカーとか、USBファン・・・とかとか
特に、USBスピーカーは、毎回ボフって音でビビるから気をつけて。
USB Power Deliveryって、良いことばかりでもないんですよね。
Voltage Negotiationの最適化により、
ポート毎に電力供給能力も異なっており、
使うポート数でも電力が変わってしまったりもする。
この複雑な仕組みから、上手くPower Deliveryが機能しなくなり、
充電されないという不具合も発生しがち。
1つのポートだけ挿しても充電されなくなった充電器。我が家には多い。
というわけで、私は、外では、シングルポートのUSB充電器を使う派。
旅先の限られた時間で充電できないってなると、マジでパニックになるし、
ホテル、空港、飛行機と、意外とコンセントの差し込み口は小さいのです。
アダプタは大きいほどに外れやすくもなるし、
そもそも、コンセントに挿せないと充電できませんからね。
旅行用に買った、薄型USB充電器。
薄いのは良いのだけど、差し込み口が広くて使える場所が少ないという落とし穴。
別に省スペースだから使ってるわけではなく、
直角方向に給電できることに気づいたから、仕方なく家で使ってる感じ。
まぁ、巡り巡って使う家でパターンは、USB充電器にはありがち。
ケーブルの形状を揃える
電子機器を置く場所も、同じジャンルで揃えることで、附属するケーブルも揃いがち。
ケーブルやデバイスを揃えることにより、統一感が勝手にでる。
見えていても、形状や色が揃っていればゴチャゴチャしづらくなる。
これは配線だけの話でもなく収納の鉄則。
形状を揃えるということで、
ケーブルの色や、電源アダプタの色を揃えるというのもラクにできる方法。
先ほどのL字タップやローリングタップも、
どちらも白黒あるので、色味を揃えればなお良し。
ケーブルの色が統一できなければ、ケーブルを塗装してみたり、
マスキングテープでアダプタを黒くしてみたり、
ここまでする必要はないのだけど、これだけで、だいぶ印象が変わるのは事実。
背景に合わせてケーブルの色を揃えれば、ケーブルも目立たなくなるからね。
ケーブルを揃えるということで、やりがちなのがケーブルの長さを変えてしまうこと。
正直、これはリスクが大きいので、私ならやりません。
ケーブルは、短いよりも長い方が融通が効くし、
ケーブルの長さは、見えない部分で調整可能ですからね。
その場所に最適化したケーブルを用意することで、
デバイスを移動したくなった時に、それができなくなってしまうし、
交換した純正ケーブルを捨てるのか?って言ったら私には無理。
交換したケーブルを保管する手間も生まれてしまうわけ。
もちろん、新たにケーブルを購入する費用もバカにならなりませんからね。
繰り返しますが、電子機器は入れ替えが激しいもの、
配線は抜き差しするだけでなく、設置する場所も変わることが多いのです。
いずれ別の場所に移動することも想定するなら、
その場所に最適化しすぎることはむしろリスク。
2度と動かさないつもりで、私は何度も何度も交換してますから。
ケーブル同士は束ねない
配線整理をし始めると、なんでもかんでも束ねたくなるのですが、
ケーブルは束ねるほどに、使いづらくなるというのは、先ほど申し上げた通り。
ケーブルを束ねるのは、最終手段だということ。
特に、ケーブルを、他のケーブルと束ねることは避けましょう。
ケーブル同士を束ねることで、2つのケーブルが固定されてしまい、
長さの微調整ができなくなり、どちらかのケーブルに負荷もかかってしまいます。
ケーブルを束ねるのは、主に長さ調節をする為、同じ1本のケーブルで束ねるのです。
ケーブルの長さが揃えれば、見た目は美しくなり、
ケーブルに余分な長さが無いだけで、絡まりづらくもなる。
繰り返しますが、見えない部分は、配線を束ねる必要もなく、
配線を隠すのも、ケーブルが揃っていれば簡単なのです。
ケーブルを固定するのは、ケーブル以外の場所。
壁やデスク足といった動かない場所、見えない場所に、
ちょっと引っ掛けたり、吊るしたり、なんなら置いておくだけでも良い。
そして、ケーブルを固定する際は、なるべく動きが出るように。
余裕のないギチギチの配線は可哀想、なるべくフワッと優しくして欲しい。
見た目のために、ケーブル同士を束ねたい場合でも、
ケーブル全体を覆う必要は有りません。
ケーブルが束になっていれば、その時点で見た目は許容できるはず。
ケーブルスリーブ、熱収縮チューブ、フラットモール・・・といった、
「ケーブルを全部覆う」っていうアイテムは、
使う手間が尋常じゃ無いし、これをほどくのも大変。
本当に覆いつくす必要があるのか?ってのは3回くらい疑ってください。
マジックテープという最高にシンプルで格安な、超画期的なアイテムもあるのですから。
私の経験上、頻繁に使うケーブルほど、束ねたらダメだし、
よく使うケーブルほど、使う位置が頻繁に変わります。
USBケーブルの規格は超頻繁に変わるし、
時代遅れのケーブルを使い続けるのか?
っていったらガジェット好きな人ほど耐えられ無いハズ。
ケーブル交換したら、また束ねるのか?
・・・って考えるだけで、もぅめんどくさいのよ。
電源を高い位置に置く
整理整頓で定番の「浮かせる」技術。
ケーブルやコードが床につかない事で、
ホコリが溜まりづらくなり、掃除もしやすくなるわけで、
とりあえず床には置いては絶対にダメ。
床にケーブルがなくなることで、ロボット掃除機も困らないし、
見える高さに持ってくることで、電源も抜き差ししやすくなる。
また、電源タップを浮かせることで、
ケーブルも下に垂れ下がれ、配線もしやすくなる。
ケーブルって、真っ直ぐじゃないから絡まるわけで、
下に引っ張られる力で、勝手にケーブルも伸びるのです。
アイザック・ニュートンさんが発見した万有引力の法則。
重力ってやつ。地球に在住ならコレが使える。
というわけで、電源タップだけでなく、 電子機器も浮かせられるものは浮かせた方が良い。
例えば、ONUやルーターは、ネジ用の取り付け穴がついている商品が多く、
これは別にネジじゃなくても引っかかるから、賃貸住宅の壁でも引っ掛けられる。
後述しますが、私はONEをピンで固定しています。
パソコン本体をデスクに固定する商品もあるし、
ディスプレイにはモニターアームもある。
ノートパソコンもモニターアームに固定できるし、
モニターアームにMac Miniを固定したりもできる。
VESA(ベサ)マウントってやつ。
ラブリコやスタンドバーといった、賃貸の壁に取り付けるアイテムはたくさんあるし、
モニターアームを壁面固定するのも面白い。
テレビ用アームを壁面固定して、照明機器を浮かせたり。
まぁ、棚さえあれば、なんでも置けるようになるので、
専用商品が無いなら、棚ごと浮かすっていう力技。
賃貸だからって諦めない心さえあれば、なんだってやり方はあるハズ。
ケーブル専用棚を用意する
配線する場所には、必ずケーブルの置き場所を用意する。
ケーブル置き場といっても、
配線専用商品のケーブルオーガナイザー的なアイテムは不要です。
むしろ、本当に配線オーガナイズしたいなら、蓋やカバーがない丸見えラックを選ぶべき。
ケーブルトレイ、ケーブルホルダー、ケーブルボックスといった隠す棚ではなく、
ただ配線を置くためだけの棚を増やして欲しいのです。
デスク上やデスク下、デスク裏にちょっとした棚を増やして、
他の収納と同じように、配線も整理して並べたい。
特に、ガジェットの入れ替えが激しいデスク周りでは、この見える棚が非常に有効。
配線を棚に束ねず、並べて置いておくだけで、
どのケーブルを抜けば良いのか、簡単に判断もつくようになる。
どの配線だか分からないから、配線ラベルをつけるなんてこともしなくて良いのです。
配線ラベルって、あることでより見た目も悪くなるし、
このビラビラにケーブルやホコリもひっかがりガチ。
注意事項のテープも、見た目悪くて劣化するんで、できればこれも撤去したい。
大丈夫。電源にテープが付いてたかどうか?なんて誰も知りません。
こんなことでは製品価値も下がりません。
で、どうやって棚を増やすのか?というと、
私が愛用しているのが、デスク下にキーボード収納を作るアイテム。
両サイドをデスクにクランプで固定するだけで、引き出せる棚ができるので、
配線を綺麗に並べたまま、出し入れすることができる
本来は手前側に設置するのを、デスク裏側に設置するだけ。
FlexiSpotは、対応する天板の厚み1.5-5cm。
サンワダイレクトは、対応する天板の厚み1.5-4cm。
デスクにクランプ固定する卓上ラックとかも、
デスク下側に反転固定すれば、見え過ぎない位置に配線ラックも作れる。
ご存知のイケアのヴァッテンカール。イケア商品は鉄板ですね。
余ったモニターアームを反転固定して、棚を作っても良いし、
もちろん、デスク裏の壁面に棚を作っても良いでしょう。
デスク裏やテレビ裏なら、ディスプレイやテレビ自体が「配線隠しパネル」となるので、
正直、配線ゴチャゴチャのままでも見えなくできる。
わざわざ配線ボックスで蓋する必要も無いってわけです。
テレビ裏に棚を作っても良いのですが、
もっと簡単にテレビ裏に棚を作れるアイテムも有る。
棚をVESA固定する仕組みなので、私はパソコンデスクでも使ったり。
ディスプレイ裏に棚なんてナンボあっても良い。
ディスプレイ上にコントローラーやリモコンを置いたり、スピーカーを置いたり
ダクトレールを取り付けて、間接照明を設置してみたり。
他にも、賃貸住宅の壁面に棚を作るアイテムは、たくさんあって、
例えば、 山崎実業のタワーシリーズ「浮かせるトレイ棚」や、
無印良品の「壁に付けられる家具棚」といったお手軽商品もあるんだけど・・・
どちらも結局のところ、石膏ボード用ピンを使って棚を固定するという仕組み。
棚受けとピンがあれば、似たようなものも簡単に作れるのです。
石膏ボード用ピンも棚受けも、100円均一のセリアで売ってますし、
石膏ボード用ピンをネジ代わりに使ってるだけと理解できれば、壁面ラックも簡単にできる。
まさにその商品が平安伸銅工業さんのラブリコシェルフフレーム。
シェルフフレームスクエアに似たような商品も、セリアで売ってたりもする。
ぱっと見はわからんけど、値段は10倍くらい違って、2倍くらいは質感が違いますので、
見えるとこで使うなら、なるべくラブリコを使いたい。
ピンよりも、より頑丈にネジ固定したいなら、
ラブリコのアジャスターやディアウォールというDIYアイテムもあるからね。
→ラブリコとディアウォールで作る壁面収納DIY。壁掛けテレビ、キッチン収納、玄関シューズ棚、有孔ボード棚の造り方と注意点。
ここまでくると、なんでも作れるから、想像力も膨らみまくり。
板もカットしてもらえば、手間も無い。
2メートル超えの長い木材も、自宅まで配送してくれます。
私はオカモク楽天市場店で、毎度細かく指定しています。
まぁ、賃貸でも好みの場所に棚は作り放題できるんですけど。
こういった配線棚は、頭より高い位置に置くことで、目に入りづらくなります。
別に隠しては無いのだけど、見えないって方法。
特に、通信機器を設置するのにおすすめです。
光回線のONU、モデム、無線ルーター、電話機の親機・・・・
無線機器は、高い位置に設置した方が遮蔽物もなくなり通信も安定する。
そして、これら通信機器は配線難易度が高いから、
整理しないで見えなくするという、割り切った考えでも良いんじゃないかとも思う。
棚幅を狭くすれば、ルーバー的な仕組みで目隠しとなる。
真横からは丸見えだけど、下からは見えなくなるという。天才か。
もちろん、これは蓋はしないけど汚いものは見えないっていう配線方法なので、
むしろ配線をガン見せしたいなら、 メッシュパネルを使ったワイヤーラックという方法もある。
横置きではなく、縦方向に吊るして並べれば、その配線の流れは一目瞭然。
むしろ見えすぎて気持ち悪いけども。
引っ掛ける場所さえあれば、メッシュパネルは壁掛けできるし、
引っ掛ける場所がなくとも、引っかける場所を作るのは簡単。
石膏ボード用ピンフックで固定しても良いし、突っ張り棒でも固定可能。
ワイヤーネットは、結束バンド固定できるし、
O型の固定金具を使えば、よりしっかりと固定もできますので。
ワイヤーラックの良いところは、自由自裁にレイアウトを変更できるところ。
ワイヤーバスケットを追加すれば、電子機器やガジェット小物も入れられるし、
ワイヤーにS字フックも引っ掛けられるし、アイアン素材で磁石もくっくし、
針金、結束バンド、マジックテープ・・・と、くくりつけ固定もできるのです。
ただ、最大の難点は、その見た目。
残念ながら我が家では不評だった為、今では使ってません。
ワイヤーラックって、どうしてもチープなイメージがありますからね。
使いやすいのは間違いないけど、どうしても見た目は犠牲になる。
100円均一で全て揃ってしまうのは、メリットでもありデメリットでもあるのです。
ケーブルを無線化する
配線って言っといて、こんなことを言うのは元も子も有りませんが、
全ての電子機器は、できる限り無線化すること。
今の時代、ワイヤレス給電やワイヤレス通信といった無線接続ばかり、
思ってる以上に時代は進化しているので、
思ってるよりもケーブルは無くせるようにもなっています。
自宅で無線LANルーターを使っているなら、データ転送は無線でOK。
PC周辺機器もWiFi対応は当たり前、
周辺機器だからと言って、既にPCの周辺に置く必要は無いのです。
プリンターもスキャナーも電源さえ取れればどこにでも設置可能。
電源ケーブルだけ気にすれば良いなら、配線の難易度も一気に下がる。
データ保存も、外付けHDDではなくNASサーバーを使ってみたり。
複数PCや複数ユーザーで共有する場合も便利だし、
MacでもWindowsでもスマホでも、デバイス関係なくデータアクセスできるのも素晴らしい。
私は、Synology派。
自前でNASサーバーを用意すれば、
DropBoxやGoogle Driveといった、クラウドストレージに依存しすぎることもなくなるし、
サブスクって思ってるよりも高額、
特に、iCloudは一回使い始めたら最後、抜け出しづらい仕組みなんで気をつけて下さい。
Apple信者な雰囲気の私ですが、iCloudは無料の分しか使ってないからね。
→iPhone撮影した写真&動画の管理方法。iCloud、HEIF、HEVC、Live Photosのデメリット。
地上波テレビも、自宅に録画サーバーがあれば無線化できる。
全録HDDレコーダーのレグザタイムシフトマシンとか、
パナソニックのDIGA(ディーガ)を用意しても良いけど、
格安なのはnasne、REC-ONといったDLNA対応のHDDレコーダー。
スマホやFire TVやChromecastでも、DTCP-IP対応アプリで視聴可能となる。
torne mobileとか、DiXiM Playとかですね。録画機だけ壁面のアンテナに繋いでおけば良い。
そもそも、テレビチューナー付きのいわゆる「テレビ」って、無くても困らない時代。
スマホやタブレットだけでなく、Fire TVやChromecastでも、TVerアプリで民法テレビは視聴可能。
無料で見逃し配信もしまくってるから、既に録画機も要らないって思ってる人も多いでしょう。
ストリーミングデバイスがあれば、再生機器を自宅に置く必要がないし、
パソコンだってリモート操作できるから、
パソコンゲームやるのに、ゲーミングPCをリビングに置く必要もなかったり。
Fire TVがXbox Gamepass対応になっちゃったんで・・・ゲーム機も要らなくなってしまったり。
これがゲームストリーミングってやーつ。
まぁ、1人1台スマホを持ってる時代、わざわざテレビも所有するのか?ってのもあるし、
皆さんスマホを持ってるからこそ、なにより重要となのが、スマホの充電ケーブル。
繰り返し使いまくる充電器を無線化することで、生活の質は向上するので、
ワイヤレス充電のMagsafeとQi充電は、率先して使いたい。
MagsafeはQi対応デバイスでも使用できるように設計されているので、
Magsafe充電器があれば、スマホはだいたい充電できる。
対応ケースを使えば、Qi対応AndroidスマホでもMagsafeに吸着充電が可能へ。
Google PixelにSamsung Galaxyも、Qi規格のワイヤレス充電に対応しているし、
今では、AirPodsもMagsafeに対応してますからね。
MagSafeって高額だけど確実に充電できるし、
このマグネット吸着ってのが便利すぎて、ホント使うと手放せなくなる。
同じくマグネット充電では、マグネット脱着式のUSBケーブルもありますが、
これは思ったよりも使い道が制限されるので、あんまりおすすめしません。
特にスマホで使うのは不向きだと感じています。
これ使っちゃうと、これ以外のケーブルでは充電できなくなるし、
接続部分がマグネットで吸着する仕組みなので、
つけたまま外に持っていくと、鉄粉とか砂鉄とか、
予期せぬ鉄ゴミもくっついちゃうから何気に危険。
防水スマホを使ってる場合も、これのせいで防水じゃなくなっちゃうってのも痛い。
お風呂で使えなくなるし、やっぱり通電部分が剥き出しってのは怖いでしょう。
家と外で切り替えて使おうかとも思ったのですが、
挿す側のUSBも小さすぎて、コレを外すのも大変。
スマホケースつけてると取り外せなくなるパターンもあると思います。
まぁ、磁力で脱着できるって便利には便利なので、
最終的に家でしか使わないデバイスで使うっちゃ使ってます。
室内専用で使ってるiPadとかスマホとか、
外したケーブルが磁力で固定できるのは良いと思います。
無線化って、なんだかんだでお金がかかるんですけど、
無線化することで、見た目がスッキリするってだけでなく、
電子機器の取り回しもしやすくなります。
ケーブルを気にしながら動かすストレスもなくなるし、
コードが届かないから設置できないってこともなくなる。
なにより、ケーブルって思った以上に場所を使うから、
ケーブルの数だけ設置スペース、収納スペースも必要となるわけで、
無線化できればできるほど部屋は広くなるし、作業スペースが広いだけで幸せ。
家賃に比べたらワイヤレス商品は格安、その価値も十分にある・・・と言い聞かせている。
ケーブルは吊るして管理する
配線って、常に繋がれているケーブルだけでもないので、
利用していないケーブルの管理方法も非常に重要。
特に、悩ましいのが、頻繁に抜き差しするUSBケーブルの置き場所と管理方法。
私は、USBケーブルは、全て吊り下げて見えるように収納しています。
ケーブル収納というよりも、ケーブル陳列ですね。
USBケーブルは、吊るして管理すると人生がだいぶラクになる。
USBケーブルを引っ掛けておく為の専用商品も多くあるですが、
ケーブルを引っ掛けるだけなら、いくらでも方法はあります。
S字フックや磁石にクリップ、虫ピンだって良い。
まぁ、この辺のアイテムの使い方については、
後ほど詳しく説明しますが、
重要なのは、なぜ、吊り下げるのか?ってこと。
吊り下げることで、収納から取り出すアクションが一つ減るってだけでなく、
ケーブルを外した時にも、ふと引っ掛ける場所があることで、
ケーブルが、どっかにいかず散らかりづらくなる。
引っかかったり、踏んづけたり、キャスターに巻き込んだりもしなくなるので、
ケーブルが断線したり、破損するリスクも低くなるのです。
そして、最重要なのが、ケーブルが並べられることで、
所持するケーブルをしっかり把握して、管理できるようになること。
引き出しやボックスに収納してしまうと、どれがどれだかわからなくなるし、
私の経験上、USBケーブルは1度しまってしまうと、2度と取り出しません。
ホントわからなくなるからね。
USBケーブルって、見た目だけでは性能がわからない、ユーザービリティを無視したケーブル。
とりあえず・・・と思って蓋をしてしまえば、性能を識別できなくなるのです。
吊るすことで、性能別や用途別に区別して並べられるし、
ケーブルの並びで、ケーブルのスペックも思い出しやすくもなる。
私の場合、使ってる場所で外して、無意識にケーブルを散らかしてることも多いので、
自分の行動パターンを推測して、引っ掛ける場所を作ったりもしている。
Macの近くには、Thunderboltケーブルは置いて、
WindowsやAndroidの近くには、USB 3.1 Gen 2とは区別したり。
若い貴方なら、ケーブルを見て瞬時に判断できるかもしれませんが、
既に私は、初老ですからね。
日々どこに何を置いたか?
昨日使った文房具を探して、さっきも引き出しを開け閉めしているうちに、
全く別のことをしてたり。
日々の探す労力って意外と侮れず、
ケーブルが増えれば、更に探す労力は増え、混乱している時間も増えるということ。
というわけで、使わないケーブルは処分することも大事であり、
使うケーブルを厳選することも非常に重要だと感じています。
厳選することで、日々の脳みそコストは抑えられるってだけでなく、
ケーブル吊り下げまくって、気持ち悪いって言われることも避けられるのです。
具体的な方法として有効なのが、Type-Cケーブルに一本化すること。
先ほどのワイヤレス化で登場したMagsafeで、Lightningケーブルは既に不要となってるし、
USB-Aケーブルや、micro-USBケーブルは、
変換アダプタを使うことで、Type-Cケーブル一本で全て対応できるようになる。
そして、私の中の厳選したケーブルというのが、とにかく短いUSBケーブル。
USBケーブルって1m以上の長さがデフォルトなので、
束ねずに吊り下げる場合は、高い場所に引っ掛ける必要があるし、
USBケーブルって真っ直ぐになりづらいから、
そのまま吊り下げるとグネングネンしちゃって見た目も悪くなるのです。
かといって束ねれば、それはそれで見た目がどうなのよ?って言われるので、
とにかく短いUSBケーブルを多用するようになったのです。
AUKEYは10cm。Ezoは13.5cm。CIOは15cm。外で使うにもこの辺は最高。
私は、モバイルバッテリーは有線派。MagSafe一体型のモババも苦手なのよ。※割愛
Ezoはデータ転送20Gps対応だけど、その分ケーブル硬いんで取り回しはしづらい。
データに使うのは良いけど、充電にはオーバースペック。
特に、充電に使うUSBケーブルは、短い方が扱いやすい。
短ければ絡まりようもなく、最小スペースで陳列でき、持ち運びする際もコンパクト。
誰しもモバイルバッテリーくらいは持ってるハズであり、
マウスとかコントローラーの充電も、バッテリーに短いケーブル挿すというのが最適解。
動く電源と短いケーブルなら「配線」の「は」の字も考える必要も無い。
それでもケーブルの長さが必要というなら、巻取り式のType-Cケーブルもある。
鉄板なのが、オウルテックの片引き巻取り式ケーブル。
ボディを固定することで、コードを引っ張るだけで出したり収納したりできる革命アイテム。
従来の両方巻取り式は、両方引っ張らないと使えませんでしたからね。
PD60W急速充電に対応しており、データ通信も480Mbps対応。めちゃめちゃ使えるやつ。
あと、ケーブルを処分するのが勿体無い私は、
ケーブルを編み編みして短く使ったりもしていますが・・・
まぁ、これはあんまり他の人に勧めるもんじゃないですね。
絡まないし探しやすいので個人的にはメッチャ気に入ってるんですけども、
束ねるリスクは自己責任で。
※通電すれば発熱するので、ケーブルを束ねて使うのは基本的にNG。基本はね!
不要となったUSBケーブルってなかなか捨てづらいんですけど、
ただの紐と割り切って、他の用途に使えば諦めもつきます。
Appleの純正ケーブルは劣化もしづらく質感も良いので、
バシバシロープワークしてみたり。
革紐や麻紐、ガイロープ、パラコードではない、一風変わった紐として。
掃除用品を吊り下げたり、植物を吊り下げたり、
ピクチャーレールのループワイヤー代わりにも使ってみたり。
ちなみに、USB以外のケーブルは、使う頻度も少ないので、
ファイルケースや収納ボックスに入れて管理しています。
電源タップ、テレビのアンテナ線、LANケーブル、Displayポートとかとか、
使う頻度の少ないケーブルですね。
ただ、この中で、映像系のケーブル、特にHDMIケーブルは、
ちゃんと区別しないとUSBケーブルの二の舞になります。
HDMI規格も、USBに次いでわかりづらいですからね。
最初は、HDMIケーブルもしっかり分けて収納してしたんですけど、
結局、吊り下げたままの方がわかりやすいから、こんな感じになっちゃってます。
解体したベッドフレームを突っ張り棒で固定しただけのラダーラック。
見た目はさておき、結局、こういうのが一番使いやすいんですよね。
倉庫だから、まぁ許してやぁ。
おすすめ配線グッズ
私は、配線用に販売されている商品は、ほぼ使わなくなりました。。
いわゆる「配線グッズ」って、配線向けに作られた、需要も低いマイナー商品。
一般消費者向けの商品に比べて高額であり、
配線特化なので、配線以外では使い道も無い。
上手に使えなければ、むしろ散らかる要因にもなりかねないということ。
使い方を間違えれば、ゴミになる。これは収納グッズとて同じこと。
→賃貸住宅の収納を最大限増やす方法。ネットショップ経営で培った収納テクニックとストック整理術。
もちろん理解した上で使うのであれば良いのですけれども、
闇雲に使えば、この配線グッズ自体が邪魔になってしまうのです。
配線グッズって配線しやすさっていうよりも、
どちらかといえば、「配線イメージ」を売ることに力を入れているので、
実際に使ってみると、思ってたんと違うってなりがち。
なんの為にその配線グッズを使うのか?
その仕組みはどうなってるのか?
どうして便利なのか?
いずれも、ちょっとした工夫で上手いこと見せてるだけ。
その仕組みを理解してしまえば、他の商品でも代用できる。
所詮は、同じ人間が考えたアイデア商品。
アイデアの部分だけ頂いて、自分の環境に適応させれば良いのさ。
事実、配線グッズを紐解いて見ると、
「配線を隠す」か「配線を固定する」の2パターンに限られる。
私は、ケーブルトレーやケーブルボックス・・・といった、
隠す方の配線アイテムは使いませんし、
ケーブルタイ、ケーブルクリップ、ケーブルローラー・・・といった、
ケーブル束ねたり固定するなら、やり方はいくらでもあるハズ。
他の商品で代用できれば安く済むし
なんなら家に転がってるものでできたりもする。
Amazonでよく知らないノーブランド商品を買う前に、
ちょっとブラっと100円均一にも行ってみても欲しいのです。
そもそも、Amazonでは、ノーブランド品は買ったらダメ。
ブランド名がコロコロ変わるOEM商品。セールのオフ率に釣られないで。
市場価格を作れる人間が商売を制するわけで、定価なんて有ってないようなものですからね。
→【2024年】Amazonセールの攻略方法。おすすめ激安商品の見極め方、買ってはいけない中華ブランド。
というわけで、ここからは「身近な商品でも配線してみよう」って話。
配線整理で使うべきアイテムと、その具体的な使い方について。
S字フック
はい、1つ目の配線アイテムは、S字フックです。
配線に限らず吊り下げるって方法で、一番手軽で格安なのがS字フック。
100円均一ショップでも、小さいものから大きいものが売ってるし、
サイズや形、色味と、デザインも選び放題できますからね。
ちょっとした引っかかる場所にS字フックをかけるだけなので、
フックが掛けられるなら、どこでもケーブルが吊り下げられるようになる。
ワイヤーラック、ラダーラック、モニターアーム、カメラアーム、ベッドフレーム・・・
引っ掛けられる場所は、いくらでも有るハズ。
私が長く使っているのが、カーテンレールにS字フックをかける方法。
カーテンをブランドに変えれば、部屋も見た目もオフィスぽくなるし、
S字フックをかけられる、カーテンレール用ランナーも余りまくります。
カーテンレール用のブランドなら賃貸も取り付け可能。
レールがあればフック固定はできるので、ダクトレールやピクチャーレールに吊り下げても良い。
ダクトレールもピクチャーレールも賃貸で取り付け可能。
コンセントタイプのダクトレールは自由度も高く、
デスク裏にダクトレール吊り下げたり、
テレビ裏にダクトレールを吊り下げることで間接照明としても使えたり。
引っ掛ける場所がないなら、手軽なのが突っ張り棒。
こちらも100円均一で売ってますし、強度が欲しいなら平安伸銅工業が間違いない。
私は黒い突っ張り棒を多用しまくり。
デスク下に横向きに突っ張ってみたり、頭上に固定してみたり。
賃貸にありがちな、よくわからない狭い天井スペースも活用できたりもする。
これはセリアで買った100円の突っ張り棒です。
突っ張り棒は、縦方向に突っ張ることでポールも作れるので、
ポール固定用の吊り下げフックとかも使えるようになります。
S字フックと同じく、100円均一で売ってたりもする。
本来は、アウトドア用品のランタンハンガーですね。キャンプでは必須のやつ。
カメラ使う人なら、ポールにクランプ固定するという方法もある。
クランプ自体が、ちょっとしたフックにもなるし、
カメラアーム付けたり、Small Rigのポールを固定してみたり。
まぁ、カメラの固定方法を理解していれば、
引っ掛ける場所なんていくらでも増やせますからね。
三脚固定、いわゆる1/4インチってやつ。
カメラ好きな人ほど、こういったクランプや変換ネジは余ってると思うし、
撮影機材を設置する人ほどに、配線にも苦労するとも思ってますので。
ダブルクリップと目玉クリップ
ダブルクリップは、紙を挟んだら反転して嵩張らなくなるという、素晴らしいアイデアの文房具。
これは配線クリップとしても非常に便利に使えます。
ダブルクリップは、 アメリカ人のルイス=エドイン=バルツレーさんが、1910年に発明した商品。
バインダークリップやフォルドバッククリップ、ターンクリップとも呼ばれ、
世界中のどこでも格安に手に入るから、家にこのクリップが無いって人も珍しいでしょう。
私が提案したいのが、このダブルクリップをケーブルループとして使うという方法。
基本的にダブルクリップはスチール素材なので、磁力で強力に固定できるし、
ワイヤーレバーもあるのでフックに引っ掛け固定もできるし、
上向きに固定すれば、USBケーブル自体を引っ掛けたりもできるのです。
このワイヤーレバーの部分は、取り外しが可能なので、よりスッキリと配線することも可能。
クリップのボディ部分は、三つの平な面で構成されているので、
磁石ならガッチリと固定できるし、両面テープで固定したって良いとも思う。
黒、白、銀とカラーも選べるので、
ケーブルやデスクと色味を揃えて目立ちづらくできるし、
大中小とクリップサイズも選べので、様々なケーブルにも対応できる。
ゴツいケーブルも真っ直ぐ壁に沿わせたり、
見えなくするだけでなく、見える部分でも、壁に這わせられるだけで全然違う。
ケーブルピッタリではなく、緩みがある状態で固定できるのも良い。
緩みがあることで、固定してからケーブル位置の微調整も簡単。
磁力固定と組み合わせれば、引っ張られれば落ちるので、
コードがブチギレるという心配もなくなるのです。
特にスタンディングデスクを使ってる人にとっては、
これ以上無いという究極の配線クリップなんじゃないかなと。
また、同じく配線クリップとして優秀なのが、
クチバシ状の金属をバネの力で挟む目玉クリップ。別の名を蛇ノ目クリップ。
こちらも、遠い昔にヨーロッパで生まれたといわれる古の商品であり、
またまた世界中どこでも安く手に入るし、こちらも貴方の家にもあるでしょう。
目玉クリップは、ダブルクリップに比べて挟むのが楽であり、
ケーブル自体を挟み込んでガッチリ固定も可能だし、
ダブルクリップのように動きのある配線にも対応できる。
目玉の部分が輪っかになっているので、ピンや釘に引っ掛けたりもできるし、
ネジのピッチと合わせれば、ネジ固定に対応した商品も浮かせられる。
ワイヤーラックにルーター浮かせたり。
これは目玉クリップにネジを通して挟みこんでるだけ。
目玉クリップの難点は、つかむ部分が大きく、
広げたり閉じたりしやすい反面、かさばります。
よって、省スペースで見た目を重視するならダブルクリップ。
どちらかというと、よく取り外しする部分には、目玉クリップを使ったり。
見える部分なら、ちょっとオシャレなクリップを使ってみたり。
私はpencoのクリップを愛用。スチール製なので磁石にもくっつきます。
いずれにせよ、どちらも激安なので、
試行錯誤してみてから考えるってんでも良いでしょう。
クリップと名のつくものは、基本的に同じ仕組み。
網戸クリップやヘアクリップで、ケーブルを束ねても良いわけで、
いろんなクリップが、100円ショップでは手に入ってしまいますからね。
配線に使うからって「配線クリップ」から選ぶ必要は無いってことでした。
ネオジム磁石とスチールプレート
配線グッズといえば、磁石の磁力を活用した、
マグネット製品が多いってことは、なんとなく気づいているはず。
だったら、自分で磁石を用意して、磁力で固定できるようにすれば良いのです。
磁石の中で、強力な永久磁力を誇るのが「ネオジム磁石」であり、
従来の黒いフェライト磁石よりも、より強固に固定もできるし、
ネオジム磁石も、100円ショップで売っているのです。
たとえば、クリップ製品は、スチール素材が多いので、磁石をくっつけるだけで、
マグネットクリップも一瞬で出来上がるってのが、つい先ほどの話。
磁力固定なら、取り外しも簡単であり、
やり直しが効かない粘着テープよりも、心理的ハードルも低い。
実際にやり直せるから、試行錯誤もしまくれる。
自分好みのクリップを使えば、カスタマイズも想像次第。
クリップを連結すれば、それはもぅ既にケーブルホルダーでしょう。
ケーブルホルダーで売ってる商品「magnet cable holder」とかって、
固定できるケーブル本数が決まっているものが多く、
ケーブルサイズも、ひと昔前の細いケーブルにしか対応していないものが多い。
高性能なUSBケーブルほど太くなりがちなので、
どれも使いづらいというよりも、今となっては使えないのです。
Ankerの商品とか・・・制服のごとき皆さん使ってると思うのですけど、
残念ながら、私には使いこなせなかったから。
なんでこんなに評価高いのん?私のが太すぎるのか!?痛いわ!入らないわよ貴方!
巻き付けるタイプのシリコンマグネットなら、太さも柔軟に対応できるとはいえ、
シリコンで磁石をカバーする都合、磁力が弱くなり、ポロポロと落ちやすい。
ちょっとケーブルを引っ張っただけでズレるし、
ゴツいケーブルでは、重さや張り感に耐えられなかったりもする。
そもそもコレ、ネオジム磁石をシリコンで包んでいるだけの商品ですからね。
直接ネオジム磁石で固定するのに比べればに、磁力が落ちるのも仕方ない。
なにより、よくわからないノーブランド商品ばかりであり、
質が保証されてないくせに、クッソ高額ってのが一番いただけない。
この手のシリコン製品は、経年劣化でベタベタにもなりがちですからね。
長尾製作所のケーブルホルダーは、便利だと思って多用してたのですけど、
ケーブルが太くなった今では、ケーブルがかけられる本数も減ってしまいイマイチへ。
今でも使ってるけど、妥協している感は否めない。
まぁ、太いケーブルに対応しているか?というよりも、
「ケーブルホルダー」と名の付く商品は、ケーブルという細い物が基準なので、
むしろ使わない方が良いんじゃないかという結論です。
そもそも、細いUSBケーブルって、直接ネオジム磁石でくっつくものも多いですからね。
ひと昔前のUSB-Aケーブル、microUSBケーブル、Ligthningケーブル。
これらの旧式の細いケーブルを使うなら、磁石に直接貼り付けたって良い。
ネオジム磁石の見た目が嫌なら、マグネットバーに貼り付けても良いし、
Apple Watchなんて、磁力固定なので、そのままスチールボードにくっ付くのよ。
マグネットバーも格安なのもあるけど、
Dultonが磁力が強力で長く使っており、最近のモノでは山崎実業の質が高いかなと。
本来は工具や包丁をくっつけて吊り下げるアイテムですね。デスク周りでも便利。
HDMIケーブルやDisplayportケーブルも磁石にくっつきますが、
まぁ、ケーブル自体が長く重いので、なかなか使い所は難しいと思います。
そして、残念ながら、Type-Cケーブルは、磁力でくっつきません。くっつかない物が多い。
磁石って鉄という素材にくっつくもの。
磁石がマグネットであり、鉄がスチールということを知っていれば、
この辺は、うまく対応できるんじゃないかなと。
片方が鉄なら、もう一方に磁石を固定すれば良いし、
どちらもスチール製品なら、 ネオジム磁石を間に入れるだけで固定できるのです。
スチール製品でないのであれば、スチールプレートを貼り付ければ良い。
小さなスチールプレートは格安ですからね。
大きいサイズが欲しいなら、おすすめなのがトタン板。
トタンって、鉄板に亜鉛をメッキしたもの。
スチールプレートやスチールシートとして販売されているものより、
薄くて使い勝手も良いし、なにより圧倒的に安いのです。
私は、デスク裏にトタン板を両面テープで貼り付けたり。
ディアウォールで作った柱にトタン板をネジ固定したり。
板に貼り付けて、そのままスチールボードにしてみたり。
見た目の悪さを補うために、リメイクシートを貼ってみたり、
レザーをタッカー固定してみたり。
市販のスチールボードとかも、ちょっと布で覆うだけで雰囲気もかわりますから。
これは、IKEAのマグネットボード「SVENSAS(スヴェンソース)」だったかと。
両面テープで貼り付けてるだけなんだけど、
かれこれ10年近くは使ってるけど、全然剥がれないからね。
スチールボードとして使うなら、スチールパンチングボードもおすすめ。
マグネット固定もできるし、パンチングボード用フックも使えるし、
穴があるだけでフックも簡単に増やせる。
Go Proのネジやモニターアームのネジをナットで止めてフックにしたり、
適当なネジとナットさえあれば、
わざわざマグネットフックやパンチングボード用フックを使うまでもないのです。
パンチングボード自体は、専用の石膏ピンでも壁面固定できるし、
モニターアームで固定したりもできるって話は・・・またそのうち。
ちなみに、ネオジム磁石は、Amazonや、AliexpressやTemuやSheinでも購入できますが、
磁力も質もマチマチであり、どれも元を辿れば同じものだったりもするし、
同じ商品でも購入時期が異なれば、違う商品が届いたりもしちゃう。
私も中華サイトやAmazonでは何度も買ってるんですけど・・・やっぱり、質は補償できませんので。
ある程度質が保証され、実際に磁力を確認して購入できる100円均一を利用した方が良いです。
セリアとダイソーでは、長く販売されてますし、
一応、磁力強度を表す「mT(ミリテスラ)」という数値も記載されていますから。
シルクピン、虫ピン、石膏ボード用ピン
はい、続いてのオススメの配線アイテムは、
シルクピンや虫ピンといった、細いピンです。
穴を開けてはいけない賃貸住宅で、この細いピンってのが非常に便利。
どこにでも、ケーブルを固定する場所を作ることができます。
賃貸で画鋲を刺すって抵抗がある人は多いと思うのですが、
石膏ボード用ピンや忍者ピンと言った、
賃貸OKを謳う商品なら、ついつい安心して使ってるハズ。
壁に刺しても穴が目立たないぞっていう商品。
じゃあ、これらピンがどれくらい細いか?っていったら、
壁に穴が開かない系の商品は、意外とピンの直径が太いのです。
シルクピン、ムシピン、まち針、画鋲、石膏ボード用ピン・・・
ピンと名のつく商品も様々あるのですが、
この中で、一番細いのがシルクピン、アパレルで使う通称シーチングピン。
次いで、まち針、ムシピンが細く、石膏ピンと画鋲が同じくらいの太さでした。
忍者ピンとホチキスは、細いというより薄い。
「細い画鋲」なんてのも販売されてるけど、これは「まち針」くらいの太さですね。
石膏ボード用ピンは、思ってたよりも太いという印象。
画鋲くらいの太さがあるのに、何で目立たないのか?っていったら、
ピンを斜めに刺すことで、ピン穴が目立たなくなるって仕組み。
ピンは斜め45度に刺すことで、ピンの固定力も増すので、
これにより、テレビを浮かせるっていうミラクルも可能。
じゃあ、もっと細いピンを斜めに刺せば、
もっと目立たなくなるんじゃないのってことで、
私はシルクピンや虫ピン、まち針を多用するようになったのです。
ホチキスも薄っぺらいんですけど、真横に刺すので穴は見えがち。
ホチキスは短いし、横刺しは強度も弱いから、大量に必要なるのも嫌。
よって「壁美人」は使いません。ごめんなさい。
実際のところ、石膏ボード用ピンも目立たないっていうわりに目立つんですけど、
斜めに刺したシルクピンは、本気で見えない。
撮影してても、どこに刺してたか?判断つかなくて焦る。
しかも、多少重いものなら、この細いピンだけで固定できますからね、
配線だけでなく、時計や写真フレーム、ONUとかもピンだけで固定したりもできるのです。
ピン一本させるだけで、ケーブルは自由にアレンジできるようになる。
ケーブルを引っ掛けたり、ケーブルが見えないように押さえたり、
何もない壁にケーブルフワッと置けるってのも、スンゲー便利。
ケーブルを見せるにせよ、見せないにせよ、
ケーブルの流れを意の向くままに変えられれば、配線作業は圧倒的にラクになるのです。
下に突っかかりがあれば、ケーブルの上からピンを刺すだけで、配線は固定できるし、
目の届かない場所なら、別に何を刺したって良いとも思う。
直接ピンで固定せず、目玉クリップにピンを刺して、ケーブルを固定してみたり、
ゼムクリップや安全ピンに挿してフックにしてみたり。
これらも世界的に普及している古の文房具。
どこでも安く手に入るってのが、やっぱり最強だと思うのです。
また、石膏ボード用ピンってネジの代用としても使えますからね。
壁にねじが刺せれば、棚も作りたい放題。
配線棚があれば、配線は苦労しないというのは、上述した通りです。
ちなみに、賃貸住宅って画鋲で穴開けたら不味いってイメージがあるのですけど、
普通に使っていれば、多少なりとも傷つくのは仕方ないこと。
壁に画鋲を刺すことは「普通に生活していればあり得ること」として考えられています。
国土交通省が公表している「現状回復をめぐるトラブルとガイドライン」でも、
部屋のキズや汚れのうち「普通に生活していれば当然発生するキズや汚れ」の補修費用は大家さんが負担するって話。
※参考→住宅:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について – 国土交通省
また、壁紙(クロス)の価値は6年で償却されるので、
壁紙が汚れているかどうかに限らず、6年住めばで壁紙は無料で張り替えとなります。
※参考→住宅:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」(再改訂版)のダウンロード – 国土交通省
もちろん普通に生活していればって話なのですが、
画鋲の穴くらいで、そこまで修繕費用にビビる必要はないと言いたいのです。
まぁ、私は、あんまり普通ではないし、引っ越す度に毎度お金は払うつもりでいるのですけど、
壁紙の修繕費用って請求されたことはなくって、敷金も、けっこう戻ってきますからね。
それでも不安なら、石膏ボード補修用のパテもあると安心です。
これで穴を塞げるという安心感は、プライスレス。
これも100円ショップでも売ってるから。
まぁ、私は持ってるだけで、使ったことは無いですけど。
マジックテープ
マジックテープって、着脱が自由自在の面ファスナー。
ケーブルをまとめたり、束ねたり、便利に使えるのは既にご存知の通りかと。
マジックテープは、100円均一でも売ってたりもしますが、
これに限って言えば、ちょっとお金を出して、良いものを使った方が良いと思ってます。
100円均一のマジックテープで、あんまり質が良いのを見たことがないんですよね。
毛足が長く、見た目が悪いってだけでなく、
固定力も弱いし、けばけばしているので埃もつきやすい。
私は、ノーブランド品とか、オフィス用品のサンワサプライとかも使ってきましたけど、
今、愛用しているのは、トラスコ中山のマジックテープですね。
安くて質が高いし、ロールタイプは、好きな長さにカットできるのも良い。白も有る。
マジックテープって消耗品、躊躇せずバシバシカットして下さい。
テープが長いと束ねるのも剥がすのも大変になるので、
束ねる場所に合わせて適切な長さにカットする。
大丈夫、カットしすぎても連結できるし、また買ったところで安いのです。
マジックテープって、ループ穴が開いてるタイプも多いのですが、
このビラビラの部分はない方が使いやすい。
切ってしまったほうが、見た目も使い勝手も良くなります。
ケーブル購入で付属するマジックテープありますが、
ちょっと微妙なものが多いから、カットした方が使いやすくなるし、
質がイマイチなら処分する勇気も必要。
レザータイプのバンドとか、シリコンタイプのバンドも私は使いません。
そして、マジックテープさえあれば、
他のケーブルをまとめる系のアイテムは、だいたい代用できるようになります。
グルグル巻きつけたりしたら、取り外しも大変。
配線作業はやり直しも多いので、
ガチガチに固定することで使いづらくなるってのは、もぅ何度も言ってること。
マジックテープなら、取り外しも簡単だし、
そもそも、数カ所固定するだけで、配線なんてのはまとまりますからね。
バンドクリップとかも便利なようで、そんなに便利でもないし、
結局、色々な商品を使うことで、見た目も悪くなっちゃうので、
万能なマジックテープ一つに絞った方が良いのでした。
ケーブルスリーブ
はい、続いての配線アイテム。ケーブルスリーブです。
マジックテープとは同じ束ねる系のアイテムですが、
別の角度で使いやすいのがケーブルスリーブ。
私は、ケーブル同士は束ねないと言いましたが、
ケーブル同士を束ねることで、配線がラクになるなら話は別。
一本に束ねることで、ちょっとした隙間や引っ掛かりで綺麗に収まるようにもなる。
ケーブルスリーブは、ケーブルを覆う範囲が広いので、
より一体感があり、剛腕性も高くなる。
ケーブル同士が支え合うことで、ケーブルが反り立つようにもなるのです。
ケーブルが垂れ下がりづらくなれば、少ないポイントで固定できるようにもなるし、
もちろん、ケーブル自体の見た目がよくなるってのもあるでしょう。
マジックテープでも似たようなことはできるのですが、
グネグネしたケーブル達を真っ直ぐにするには、束ねる場所も多くなってしまうし、
マジックテープは、点で束ねる都合、配線も動きづらくなってしまうのです。
面による程よい拘束力で、束ねたケーブルも調整しやすいのがケーブルスリーブ。
包むだけで固定できて、引っ張るだけで取れるってのも、良いところ。
具体的なケーブルスリーブの使い方としては、全部まるごと包みなんがちですが、
覆う範囲が広くなるほどに包むのが大変になり、その分コストも嵩んでしまいます。
私が使うのは、ちょっとした一部分。10cm〜20cmくらい。
ケーブルがバラける部分とか、ちょっと見えてしまう部分。
より広く束ねたい部分に使うだけ。
一部分だけの方が安いし、やり直しもしやすい。
1本買ってバシバシカットしすれば良いんだけど、
カットする際は、熱処理も忘れず。
熱処理しないとバラバラ解けてしまいます。
ちなみに、似たようなアイテムで、
熱収縮チューブもありますが、これは配線には不向きです。
どちらかといえば、USBケーブルを保護したり、絶縁性や耐久性を高める為に使うもの。
使うとしても、ワイヤーレベルの細いケーブルをまとめるくらい。自作PCとかですね。
見た目という点では、ケーブルをカバーするフラットモールもありますが、
あれって思った以上に、使いづらくて、融通も効きません。
モール内のスペースが狭く、特に我々が使うような太めのガジェットケーブルには向いていない。
ケーブルモールを壁面に固定するにも、強力な粘着力が必要であり、
両面テープで固定すれば壁紙は剥がれてしまうし、
かといって、マスキングテープを下に貼って保護してしまえば、
今度は粘着力が弱くなりケーブルモール自体が落ちるという。
ケーブルが太くなるほどに、モールへの負荷も大きくなり、落ちやすくもなるし、
見た目を良くするために、長さ調節のためにカットも必要だし、角の仕立ても面倒ですからね。
賃貸で使うなら、これは床に設置するくらいですかね。
足に引っかかってしまう場所とか、踏んでも大丈夫なように使うとか。
まぁ、私に限って言えば、足に引っかかるような配線は既にしないので、
今後は使うことは無いでしょう。
細いケーブルを這わせるなら、直接マスキングテープで配線を覆うという方法もありますからね。
5cm幅や10cm幅の幅広テープもあるし、賃貸の壁紙は白ばかり、ガジェットは黒ばかり。
何かと白や黒のマステは使えるから、持っておくに越したことは無い。
いろんな場所に付箋代わりにペタペタと使ったりもできる。
引き出しや書類ファイル、HDDやSSDの中身もよく分からなくなるのが私。
ケーブル整理だけでなく、データ管理にもマスキングテープ。
データも書類も多くなるほどに、マジでわからなくなりますから。
両面テープ
両面テープの種類は様々、100円均一でもたくさんの種類が売ってますが、
特にオススメなのが、跡が残らないという透明な両面テープ。通称「魔法のテープ」。
今では類似品も多く売ってますし、もちろん100円ショップでも売ってるし質もこれで十分。
ベタベタテープを貼るのは抵抗があるのだけど、綺麗に剥がせるなら話は別。
クッション性も高いので、表面が凸凹した素材でもしっかりくっついてくれます。
テープも磁石も、引っ張る力には強いのですが、
横方向の力には弱いので、思っている以上に強力な力でくっつけた方が良い。
普通の両面テープだと、気づいた頃におっこちてるし、
魔法のテープも落ちる可能性は無きにしも非ず、なるべく広範囲に貼り付けておきましょう。
また、剥がせる両面テープは、防振粘着マットのように位置を固定するのにも使えます。
動いたら嫌な物をほんのちょっと固定するだけで、
見た目をキープできるし、USB充電機ならケーブルの抜き差しもラクになる。
以前は、「ひっつき虫」という粘着アイテムも使ったりもしてたんですが、
魔法のテープの方が、粘着力も高くて、貼り付けやすいので、今では使わなくなりました。
まぁ、やっぱり安い方が気軽に使えますからね。
魔法のテープの注意点としては、通常の両面テープに比べグニャグニャしているので、
カットするのが難しく、テープも分厚いので、どうしても厚みが出てしまいます。
洗って繰り返し使えると謳ってますが、
1度使えば劣化するし、正直、何度も繰り返し使うものではありません。
そして、壁紙にも利用してはダメ。強力なので壁紙もはがれがち。
薄くて目立ちづらいのは、普通の両面テープなので、臨機応変に使い分けて。
特に、3Mの多用途、超強力テープは薄くて強力だから。
スチールプレートをくっつけたり、ネオジム磁石をくっつけたり、
薄いもの、小さいものをくっつけるなら、薄い3Mのテープの方が目立たなくて良い。
マグネットテープなんかも売ってますが、あれって磁力も粘着力も弱いので、
だったら、自分で用意した両面テープでネオジム磁石をくっつけた方が良い。
マグネット機能付きの製品って、マグネットをテープでくっつけだだけって商品も多い。
だったら、自分で両面テープを用意して、適当にくっつけたら良いし、
私は強力なテープに何度も貼りなおしたりもしている。
テープって剥がすと、ペタペタ跡が残りがちなんですけど、
テープの粘着物は、エタノールで綺麗に落とせますからね。
ガジェットを使うなら、エタノールも常備しておくべき。
掃除用品としても使えるし、調整すれば消毒用エタノールとしても使える。
あと、両面テープを含む、粘着テープって高温に弱いので、
熱を発する機器には、あんまり使用しない方が良いです。
粘着力が低下して落ちてしまったり、粘着剤が溶け出してベタベタになることもあるのでした。
電源タップ(延長コード)
配線において最重要なのが「電源」。その電源タップの選び方について。
電源タップって星の数ほどあり、その設置方法も様々。
スタンド型、クリップ固定、マグネット固定、ネジ固定・・・
私も数えきれないほどの電源タップを購入してきたのですけど、
その中で一つ選ぶとすれば、マグネットタイプの電源タップです。
電源タップはマグネット固定できるだけで、簡単に浮かせられるようになる。
マグネット固定できる電源タップは、基本的にネジ固定にも対応しているので、
鉄から木材から、ホントどこでも浮かせて設置できるようになります。
また、差し込み口は多い方がよく、2面の10個口ものが良い。
差し込み口は多くなっても、値段やサイズは大差ないし、
差し込み口が2つの面に有ることで、配線方向も揃えやすくなる。
電源タップの中には、回転できたり、どこでも刺せたり、
3面だったり、分岐型の電源タップもあるのですが・・・
差し込み口が多ければ、こういった変化球タイプの電源タップは不要です。
先ほどのL字タップを使ったり、なんなら1つ間隔を開ければよい。
電源タップの形状が異なる方が、むしろ使いづらいのです。
差し込み口が常に空いていることで、電源が足りなくなることも避けられるし、
この差し込み口は、ほこりシャッター付きも当たり前。
全て埋め尽くさなくとも、トラッキング火災は防げるのです。
マグネットタイプの注意点としては、磁力がメーカーによって異なること。
磁力が弱いものは、ケーブルの重さでずれたり、落ちたりしてしまいますので、
使うべきは磁力が強い電源タップ。ネオジムマグネットを使っているもの。
となると、エレコムかサンワサプライの2択となるのです。
個人的には、エレコムのデザインの方が好きであり、
先にこのタイプの電源タップを発売したのもエレコムだったハズ。
まぁ、どちらのメーカーも私はたくさん使っているので・・・
正直、好みで選べば良いと思います。
スチールタイプの電源タップも使ってますが、
これ作業場とかで使うやつなので、本体がゴツくて重量もあって、
家で使うには使い勝手は悪いです。 ケーブルもゴツいので、配線するのも一苦労。
そして値段も高額なんで気をつけて。 どちらかというと、見た目重視の電源。
マグネットは付いてないけど、本体はスチールなので、
ネオジム磁石を挟むだけで、ガッチリ固定できます。
私は昔からMercury使ってましたけど廃盤かな?今から買うならFargoですね。
そして、個人的に、あんまり使いたくない思うのが、USB給電一体型の電源タップ。
USBデバイスとコンセントデバイスは、置く場所も異なるし、
USB一体型のため、電源タップよりも高額だったりもする。
コンセント規格は今後も変わらないけど、USB規格はコロコロ変わる。
基本的に、一体型って故障リスクも高いので、まぁ私なら選びません。
USBアダプタは頻繁に買い換えるけど、電源タップは買い換えないでしょ?
配線の掃除方法
通電するケーブルを配線をする上で、知っておくべきは火災リスク。
消費電力が高くなるほどに、ケーブルや電源タップは熱を持つのですけど、
デスク周りで使う分には、あんまり気にする必要はありません。
急速充電を謳うUSB充電器をも30W〜100Wくらい。
パソコンの消費電力も意外と低く、電力消費が多いのもGPUを使う時くらい。
ゲーミングPCも、ゲームをやっている時だけ消費電力が高くなりますからね。
電力の使いすぎで、気を付けるべきは、
ドライヤー、電気ポット、電子レンジ・・・といった発熱機器を使う時。
デスク周りだと暖房器具、電気毛布やホットカーペット、あとはスチーム式の加湿器とか。
冬場の方が電力を使いがちであり、毛布とかのホコリも貯まりやすいから気を付けて。
消費が高くなると発熱しがちなので、
電力分散もした方が良いし、 なんなら電源タップでは使わない方が良い。
電源タップの火災で、タコ足配線がダメなのはご存知かと思いますが、
コレ何がダメなのか?といえば、
この電力容量オーバーと、 あとは接触不良が起こりやすくなるから。
電源タップによる火災での一番の原因は、
ホコリによる意図しない電気の流れで起こるショート。いわゆるトラッキング火災。
よって、電源タップを掃除することも非常に重要なのです。
まぁ、配線整理している方なら、配線掃除は非常に簡単。
定期的に、ブロワーでホコリも吹っ飛ばすってのが最良の方法。
上のホコリを床に落として、下はロボット掃除機に任せる。
これがオフィスで一番簡単な掃除方法だとも思っています。
風で飛ばない埃まで綺麗にしたいなら、 はたきやブラシといったサスティナブルな掃除用品を使う。 私が愛用しているのが、オーストリッチのフェザーダスター。
細かい隙間には、エアコン用のブラシ。
頑固なホコリには、無印良品の背中ゴシゴシするやつとかも使ってる。
クイックルワイパーハンディは、スグに埃だらけになるし、
お金もかかって仕方ないから、既に使うのを辞めました。
デスク周りの細かい埃も、缶タイプのダストブロワーはケチりがち。
充電式エアダスターにすれば、気軽に掃除もできるようになって、結果的にも安上がり。
ブロワーは広範囲、エアダスターは細かい場所を強力に吹き飛ばす。
似ているようで用途は違うし、バッテリーは共有できるので、
両方所持したいアイテムだけど、どちらか一つなら、私はブロワーを選びます。
ただ、この吹き飛ばす掃除は、生活スペースと仕事場を完全に区別してるからできるやり方。
一般家庭のリビングでやると、飲食物にホコリ入りまくるから気を付けて。
具体的な配線例
ここまで配線について色々と話してきましたが、
偉そうに語る私が、どんな配線してんだ?ってことで、
最後に、我が家の配線事例を挙げておきます。
PCデスクと、撮影デスクと、テレビ周りと、ルーター周りで、
先ほどの配線グッズを具体的にどう使っているのか?って話ですね。
まぁ、あんまり細かく説明するとデスクツアーみたいになってしまうので、
配線メインで、サックリと。
オフィスPCデスクの配線:Windows PC
オフィスのメインデスクは、Windowsデスク。
デスク裏にPCを固定して、パソコンを浮かせて、
4Kディスプレイ3枚をモニターアームで固定し、
右側のアイアンパンチングボードもモニターアームで固定しています。
パンチングボードには、優先順位の高いUSBケーブルを陳列。
短いType-Cケーブル、巻取り式USBケーブル、あとはUSB変換アダプタですね。
USB-AやMicroUSBは、変換アダプタで対応できるので、排除しています。
上部には、1軍のUSB充電器、
Power Deliveryの電圧ネゴシエーションって仕組みがあんまり好きじゃないから、
基本的に、シングルポートタイプを愛用して使ってます。
このパンチングボードの後ろ側には電源タップをマグネット固定。
そこから伸びるUSBアダプタに、両面テープでスチールプレートを取り付け、
ネオジム磁石でパンチングボードに固定、
USBポートが手前側に来るように設置して、ケーブルも差しやすくしています。
巻取り式のUSBケーブルにもスチールプレートを取り付け、両面マグネットで固定。
ケーブルにも、マグネット式アダプタを取り付けているので、
引っ張って貼り付けるだけで、スマホを充電できるようにしています。
巻取り式なので、充電後も引っ張るだけでケーブルが戻るという仕組み。
こちらで使うスマホGoogle Pixelは、Magsafe対応ケースを使っているので、
Magsafe固定やMagsafe充電も可能にしています。
このデスク下に配線棚を使っておらず、配線の仕組みはシンプル。
デスク下は、ダブルクリップとネオジム磁石で数箇所固定しているだけ。
デスク裏側方向に配線が向くように、電源タップも固定することで、
特に束ねずとも、太いケーブルたちは、勝手に後ろ側に流れる仕組み。
デスクから出るケーブルは、このデスク裏の電源タップ一つに集約し、
スタンディングしてもケーブルが引っかからないように、
壁面のコンセントまで浮かせています。全て磁石とダブルクリップですね。
デスク脇でケーブルを支えているのは、ヘッドフォン用のフックだったかな?
念の為、デスク昇降時ケーブルが引っかからないように設置してみましたけど、
別になくても良いとは思う。
デスク裏には照明もあるのですが、このスイッチもPhilips Hueで無線化。
まぁ、このデスク、ダイニングテーブルの天板を再利用しているので、
奥行き85cmと広くってディスプレイ裏にケーブルを置くスペースがあるんですよね。
デスク裏も、ディスプレイで隠れてしまうので、まぁ束ねなくても良いかなと。
ディスプレイの配線も、モニターアームでストレスなく稼働したいので、
ギチギチには配線せず、アームのケーブル収納も使ってません。
モニターアームは、エルゴトロンのLXモデルで統一しています。
→エルゴトロンモニターアームLX、HX、MX、MXV、NX、OEMの比較。デュアルモニターモデルの違い。
モニターアームは稼働するもの、ケーブル固定したら端子も曲がる・・・
まぁ、ほぼ見た目の為だけに使うというのが本音でもあります。
→モニターアームを使って気づいたメリット・デメリット。モニターアームの選び方、正しい使い方。
オフィスPCデスクの配線:Mac Studio
Windowsデスクの脇にあるMacデスク。
Mac Studioを使ってるデスクも、スタンディングデスクであり、
デスク裏にパソコンを固定して浮かせるのは同じ。
基本は、5K2Kのウルトラワイド1枚で運用しているのですが、
気分で、モバイルモニターをつけたり外したり、iPad Miniにも出力したり、
簡単に着脱できるよう、モバイルモニターとiPadは、Magsafeリングで固定しています。
モバイルモニターは、USBケーブル一本で、iPadは無線でMacから出力できるし、
iPadはユニバーサルコントロールで操作もできますからね。
両サイドのパッシブスピーカーは、モニターアームで台を作って設置、
その手前にあるスチールボードもモニターアーム固定しています。
スチールボードは動かすのでガス圧式のエルゴトロンLX。
スピーカー台は稼働しない方が良いので、ネジ固定のサンワサプライ。
左側のスチールボードは、主にMagsafe固定ラックとして使用しており、
裏に電源タップを、貼って剥がせる両面テープで固定、
そこから伸びる、USBケーブルで、iPadとiPhoneを充電。
デスク裏の照明は、もちろんPhilips Hue。
iPadは、CIOのマグネット式着脱ケーブル。
iPhoneは、L字のLightningケーブル。
本当はマグネット着脱で統一したかったんですけど、
このiPhoneは、お風呂でも使うので、マグネット式ケーブルは使わず、
普段はStream Deck用として使ってます。
お風呂やStream Deckでは、メインのスマホは使いたくないので、
使わなくなった型落ちスマホを使ってます。
iPhone 8 Plusは、薄くて防水で画面も大きくて最高。
本当はこのサイズくらいで、使い続けたいよね。
右側のスチールボードは、よく使う1軍アイテムを置くスペース。
メインスマホは、こちらで充電できるようにしています。
本来は台座が有るMagsafe充電器スタンドを解体して、
Magsafeプレートを貼り付けて、直接スチールボードにマグネット固定。
Apple WatchとiPhoneを、ここで充電できるようにしています。
Magsafe対応のAirPods Proも充電できるし、
AirPod Proは、スチールボードにもそのまま張り付きます。
一番よく使うGalaxy Ultraも、Magsafeケースを使ってるので無線で充電もできるのですが、
どちらかというと有線で充電したいので、
デスク右側に、巻取り式のUSBケーブルを取り付けて充電できるようにしています。
MagsafeホルダーにMagsafeホルダーをくっつけた両面磁石に、
巻取り式のUSBケーブル同士を両面テープでくっつけたものを固定する。
USB電源はもちろん磁石固定。電源タップももちろん磁石固定です。
先ほどのMagsafe充電機もここから電源をとっていますし、
このデスク右側スペースは、カメラやモバイルバッテリー等の充電もよく使うので、
同時に充電できるよう、USB1本余分に設置。有線は2本あればだいたい事足りるはず。
デスク裏側の配線は、Mac、スピーカー、ディスプレイと、
一旦左側のキーボードトレイへ集約し、
この平たいトレイで分かりやすい流れをつくり、
右側の卓上ラックで立体的に配線できるようにしています。
キーボードトレイは引き出せば見えますし、ラックも斜め上から見える感じ。
トレイにドッキングステーションを置けば、
Macのケーブルが足りなくなることもない配線ステーション。
Macには、直接取り付けてるSSDも多いので、本体周りにマグネットで吊り下げたり、
両面テープで直接固定したり、マグネットトレイに置いたり。
撮影用のスマホホルダーにSSDを挟ませて、クリップ固定したりもしています。
SSDと同じく、よく使うThuneerboltケーブル。
これもデスク脇のマグネットバーにアイアンホルダーをくっつけて吊り下げてます。
そして、こちらのデスクからも出るケーブルは、電源ケーブル一本のみ。
スタンディングデスクなので、ブチ切れないよう緩みを持って、
かといって床にはつかないように、Wクリップで道筋を作っています。
オフィス撮影デスクの配線:ゲーミングPC
オフィスの撮影デスクも、スタンディングデスクなのですが、
撮影機材やパソコンは壁面固定のアイランドスタイル。
工具類も壁面に全て設置しているので、
パソコンデスクというよりは、撮影デスク兼作業用のデスク。
壁面側の機材の電源は、壁面に沿わせており、
壁面ラックと壁面ボードに電源タップを磁石固定。
電源を差しやすい位置に持ってくることで、
電源ステーションとしても使えるようにしています。
壁面には、ゲーミングPCだけでなく、Nasサーバーも置いているので、
撮影したデータをそのままパソコンに取り込んで、サーバーへコピーしたり、
他のパソコンから、このパソコンをリモート操作したり、
自宅リビングのテレビから、ストリーミングゲームプレイもできるようにしています。
パソコン自体をリモート化することで、無線化も捗りますからね。
無線化でこだわるべきは、WiFiルーターってわけです。
照明はPhilip Hue、Philips Hue Goを使っており、カラー調光も可能。
撮影照明はコンセントでオンオフを切り替える都合、Switch Botを使ってます。
配線のポイントとしては、左右の電源タップのカラーに合わせて、
ケーブルの色を揃え、その向きもL字タップで揃えたこと。
これにより、ただ挿すだけでだいぶスッキリ見えるようになる。
壁面の機器は、数も非常に多く、移動や入れ替えも激しいので、
敢えて束ねず、後ろ側に持っていくだけという方法。
正直、束ねるのも大変だし、
後ろ側なら、多少のぐちゃぐちゃも許してくれるのではないかなと。
まぁ、この辺は機材もゴチャゴチャしているので、
ケーブルがゴチャゴチャしてても、それは一つのデザイン。
配線カモフラージュというやり方。しらんけど。
スタンディングデスクは動かす都合、
デスク裏にポータブル電源も設置し、デスクから出る配線を無くしています。
キャスターデスクって、どうしても配線を踏んでしまいますし、
このケーブルを無くすことで、どこにでも行ける昇降デスクも出来上がるミラクル。
パソコンもガジェットもそんなに電力使わないというは、
先ほど申し上げた通りであり、
スタンディングデスクだけなら、もっと使わない。
ポータブル電源があれば、1週間に1回くらいの充電で十分に使えるのです。
スタンディングデスクが電力を使うのって昇降する時だけ、
50W程度でありしかも数秒間ですからね。
私がつかっているのは、容量少なめ500Whのポータブル電源ですが、
500Whは、500Wの電力を1時間使えるってこと。
50Wなら10時間も使える計算。あくまで理論値ですけどね。
この撮影デスクは、先ほどのスタンディングデスク2台の反対側に設置しているので、
そのまま移動することで、コの字型デスクのようにも使える。
ポータブル電源を積むことで、このデスク自体も充電ステーションにもなるのでした。
自宅リビングPCデスクの配線:Mac Mini
自宅では、Mac MiniとMacbookを使ってるんですけど、
リビングで据え置きで使っているのは、Mac Mini。
パソコンとディスプレイは、ディアウォールで壁面固定し、
デスクの上には無線の入力デバイスのみという分離スタイル。
デスク足には、キャスターをつけることで、
別の場所でもデスクだけで使えるようにしています。
デスク脚アジャスター(レッグレベラー)のネジ穴は、M8が多い。FlexiSpotもM8。
ネジサイズが合えば簡単に交換可能。エラストマー車輪なら床も傷つきづらくヌルヌル動く。
特に束ねはしないけど、こちらもディスプレイで隠れる仕組み。
配線するときは、デスクも動かせるので、配線の変更もラクなのです。
デスク側に有線機器は一切置いてないので、
配線するのは、壁面のパソコンラックのみ。
ディスプレイとパソコンはモニターアームで固定し、
そこから垂れるケーブルを、下段ラックに集約。
以前は、デスク裏にキーボード台を使ってたんですけど、
これだとデスクが分離できなくて使い勝手も悪かったので、
壁面側に配線ラックを取り付けた次第です。
配線はディスプレイを起点として、上下に分岐しているので、
要所要所で束ねて、見えない位置で固定しています。
背面の照明は、こちらもPhilips Hue。
壁面ラックまでのケーブルは、右上から一本、左下から一本。
壁面を這わせて、ちょっと支える程度にしています。
このデスクで使うUSBケーブルは、
デスク脇にあるルーター用の配線ラックにアイアンバーを設置して、そこに吊り下げてます。
吊り下げる白で統一することで目立ちづらくといった感じ。
アイアンバーは、デスクフレームに磁石固定しても良いですね。
デスク左側には、プリンターとスキャナー、あとは充電用の電源タップ。
デスク裏にMacbookを置くスペースもあるので、
こっそり充電できるようにもしています。
デスク裏とデスク脇のアイアンバーは、セリアで購入したので、どれも一本100円です。
壁面ラックの上段にも電源があり、
USB充電器やHome Pod Miniの電源は、上段からとっています。
ディスプレイ内蔵スピーカーでも良いんだけど、
AirPlayを使って、音もHome Podから出力できるように、
Macbookで作業するときも、こっから音楽を流しがち。
iPadは、棚に固定したポールに、Magsafeをクランプ固定しており、
充電はMagtameのマグネットアダプタを使って、マグネット充電。
私は、Magtame(マグテーム)もCIOも使っていて、
マグネットケーブルなら、Magtameの方がバリエーション豊富で使いやすいかなと。
Magtameは、アダプタだけで使用可能で、L字と直線も選べるのも良い。
Magtameは、中華ブランドだけど、グローバル展開しており欧米でも評価あり、
CIOは日本ブランドだけど、日本人しか使ってるのを見たことありません。
正直、どちらもAnkerに比べれば知名度も歴史も浅いので、
似たような商品が、Ankerであれば、私はそっちを優先したい。
ちなみに、Magtameの看板商品マグネティックケーブルは、
CIOでもスパイラルケーブルとして登場しています。
ただ、この手のマグネットタイプのケーブルって、
マグネットの都合、重くて、ケーブルも硬いので、
使い勝手も悪いし、思ったよりもかさ張ります。
綺麗にまとまるのは良いのですが、どちらかというと見た目重視のケーブル。
これだったら巻取り式の方が・・・っていうのは、あくまで個人の感想なり。
WiFiルーター周りの配線:通信機器
先ほどのMacデスク脇にあるルーター周りの配線。
ルーターのラックは、ラブリコのシェルフフレーム。
以前は、ディアウォールで固定していましたが、
直接石膏ピンで固定するように変更しました。
フレームを固定したら、カットしたワンバイ材1×6をを置くだけ、
一番上だけ、横のPCラックに合わせてツーバイ材の2×10を使用しています。
配線難易度の高い、ONUは細いピンで壁掛け固定し、
光ケーブルは、細いピンで流れを作りながら、壁面へ差し込み。
電源とLANケーブルは、配線ラックへ。
モジュラーケーブルは、PCラックの上部へ。
電話機はデスク上にないと使いづらいですからね。
配線ラック上部には、WiFiルーターを置き、IoT機器もこちらに集約。
あとは、ひたすら配線の流れを考えながら、まとめるという感じです。
配線の中で一番難易度が高いのが、この通信機器周りですね。
光ケーブル、LANケーブル、モジュラーケーブル、電源ケーブルと、
様々なケーブルが錯綜しており、どれも無線化できませんからね。
何が何のケーブルか?理解していないと上手くも配線できませんし、
私も何度も何度もやり直して、今の形になっているのでした。
テレビ裏の配線:ゲーム機、ホームシアター
テレビ周りも接続機器が多く、
HDMIケーブル、USBケーブル、アンテナケーブル、電源ケーブルと多いので、苦労しがち。
テレビは、ラブリコの浮かせる家具で壁面固定し、
上下の棚は、スタンドバーで壁面固定しています。
横の板は、ツーバイ材のツーバイフォーを利用。
ディアウォールからスタンドバーに変更して、
ツーバイフォーも大量に余ったのでそれを再利用しました。
電源は上段に2つの電源タップ、下段に1つの電源タップ。
上段は、左上からとるようにし、下段は右下から取るようにしています。
テレビに繋ぐのは、Fire TVとApple TVとSwitchとSteam Deck。
全て上段の棚に置き、全てのケーブルを同じ左方向に這わしつつ、
ケーブルが見えないように、要所要所をピンで支えています。
これら接続機器の電源ケーブルは上段へ、HDMIケーブルは下段へ。
分岐する場所だけしっかり束ねて、見えないところはそのまま放置。
テレビ下段の電源からは、テレビの電源とテレビ裏ライトの電源。
Google Nest Hub Maxの後ろに上手く隠れればよかったんだけど、
チラ見えするので、ケーブルスリーブでまとめています。
テレビ裏のライトは、毎度お馴染みPhilips Hue。
テレビ置きたい場所に、アンテナ端子が無いという賃貸あるある。
隣の部屋から引っ張るため5mのアンテナケーブルを使用。
テレビ脇のこれまた浮かせたホワイトボードの後ろを這わせて、ほぼ見えないようにしています。
テレビのスピーカーは、有線接続すると、配線が大変なことになるので、
Fire TVとEchoを使って、これも無線化しています。
※参考→Amazon Fire TV Stick × Echoのオーディオ連携が凄い。Alexaホームシアターができること。 | 俺の動画。
最新のFire TVは、ARCにも対応しているので、テレビの音もEchoから出せる。
これがアレクサホームシアターってやつ。無線化できて音もよくなり一石二鳥。
↓Alexaホームシアターも動画にて解説してます。
配線のコツまとめ
配線整理する為の「配線グッズ」って星の数ほどあるんですけど、
実際のところ、それらは整理しないまま「隠す」のが目的。
便利に使えるか?ってのは、また別の話なのですよね。
使いやすく配線するなら、配線は隠さない方が良いし、
ケーブルを固定したいなら、別に配線グッズじゃなくても良い。
まぁ、「配線グッズを使うな」って言いたいわけではなくて、
配線グッズを使う前に、身の回りにあるもので代用して、
なんなら配線スキルを上げておく、
その方が、無駄な出費も避けられるし、
配線グッズも、より効果的に使えるんじゃないかなと。
配線グッズって、配線を理解せず買っても苦しむだけ、
その仕組みが分かってしまえば、配線用にリパッケージされた商品だとも気づく。
本来は別の用途で使うもの、
ちょっと視点を変えるだけで、
便利に使えるって配線だけでも無いですからね。
おしり拭きをウェットティッシュとして使ったり。
メガネ拭きをキムワイプ代わりに使ったり。
ダイニングテーブルをPCデスクとして使ったり。
専用商品よりも格安で、より便利に使えることも多いし、
ちょっとの工夫で生まれ変わる商品も多いですからね。
オフィスデスクって、実はパソコンデスクには不向きだったり。
JIS規格とかJOIFA規格は、ペーパーワークが前提の数値だからね。
知らんと体壊すから、ホント気を付けて。
→パソコン用オフィスデスクの選び方。仕事に最適な天板サイズとデスク高さ。引き出し、デスク棚の必要性。
まぁ、ダブルクリップやシルクピンを配線で使ってるって人って、
あんまり見たこともないと思うし、
こういったことに気づいた瞬間って非常にワクワクもする。
ホント配線ってお金かけたらキリもないですからね。
なるべくお金をかけず、なるべく意味のある配線を目指して・・・
今後も、日々精進できれば幸いです。
コメント
コメント一覧 (15件)
最近貴ブログと出会いました。
私も先月から輸入販売をちょこちょこと始めましたが、まだまだ分らない事だらけの毎日です。
貴ブログを励みに頑張ります。
チョッチョリーナ 様
コメントありがとうございます。
そのコメントを励みに、私も更新頑張ります。
貴ブログを見ながら、我が家もワイヤーネットを導入し、ついでにスマートリモコンも導入しました。すごく参考になりました。ありがとうございました
スマートリモコン良いですよね!リモコン無くなるの最高です。
このページすごい参考になりました!私もワイヤーネットで収納してるんですがゴチャゴチャしちゃってて(汗
磁石のアイデアとか賃貸でも使える棚とか初めて見るものばかりで読み応えありました!真似させてもらいます(o^^o)
ありがとうございます!
私も配線に苦しめられた一人なので、是非とも実践して頂ければ幸いです。
吊るした様子に ぜんぜん整理された印象が無いのだが…
個人的な趣なので・・・すいません反論の余地なしです。
はじめまして。
記事拝見いたしました。
まさに今テレビ裏の配線を四苦八苦しながらやっております。
100均でワイヤーネットと結束バンドを買ってきて、元々あるポ-ルハンガ-に繋げました。
コ-ドがいまいち綺麗に配置できませんが、床は何も無い状態になり満足です。
記事と、写真を参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
コードが床にないだけで掃除はラクになりますからね。
年末の大掃除、頑張りましょう。
新年になったし部屋の模様替えをしたいと思い、
賃貸の壁にワイヤーネットを取り付けるhow toをググったときにここに出会いました。
大変参考になります。
このワイヤーネットを取り付けるときに掛けているのはなんでしょうか?
もともと壁にあったカーテンレールのようなものでしょうか。
また、2014年の風景のようにも見えるのですが、
いまの2022年もなお、基本は変わっていないものになるでしょうか。
アップデート等しているのであれば最近のワイヤーネット事情等も知りたいです!
ワイヤーネットを取り付けるのに使っているのは、
100円均一で売ってる小さなS字フックです。
現在は上述した方法を組み合わせて使っています。
また、暇をみてアップデートできればと思っております。
ご返事ありがとうございます!
説明が上手くなくてすみません。
そのS字フックをかけているもののことです。
壁側に何かを打ち付けている等でしょうか。
賃貸住宅で元々付いていた、ハンガー掛けのようなものです。
ひっかける場所が無いなら、突っ張りラック等で代用するしかないかなと。
ご返事ありがとうございます。
初めからあったものなんでしたか。
わたしの部屋の壁はなにもない状態なので何かを打ち付けなければいけませんね…
何かいいものがないか探さないとですね!