自宅に柱を増設できる「ラブリコ」と「ディアウォール」。
棚、デスク、調味料ラック、壁掛けテレビ、キャットウォーク・・・と、
アイデア次第で、自宅がカスタマイズできる優れモノ。
→ラブリコとディアウォールの違いとデメリット。ツーバイ材の柱でDIYする際の注意点。
使い方は人それぞれ、出来上がるモノも人それぞれ。
自由度が高い故に、完成イメージ有るとラクなので、
私が頑張って造った作例を、参考までに自慢しておく。
ディアウォールも使ってるけど、
今から買うならラブリコがオススメです。
配線棚
まず作ったのが、電話機、無線LAN周辺の配線棚。
キッチンカウンターの脇にモジュラージャックとコンセントという、
凄い使いづらいスペース。
ディアウォールを使って柱を設置。
棚を固定する為のパーツ。ディアウォール専用の棚受けを固定。
適当に余っていた白い板を固定して棚の出来上がり。
とりあえず、回線周りの機器を設置。

棚の後ろ側にスペースも開いているので、配線変更も容易になりました。
これで完成・・・ではなく、
棚受け強度が弱かったので、棚を修正。
ラブリコの「シェルフフレーム L型 1×6用」へ交換しました。
多段棚が簡単に作れるので良い。さすが平安伸銅工業。
配線の都合、棚をより高い位置へ修正。
IoT端末「Philips Hueブリッジ」「Switch Link」もツーバイ固定。
1×6の棚板は、敢えて固定せず、
配線に合わせて、棚を抜き差しできるようにしてます。
配線って、繰り返し試行錯誤するので、
下手にまとめず、見えない位置に置くのがラク。
→テレビ周りのケーブル整理と配線方法。壁掛けワイヤーネットと突っ張り棚で収納する。

ちなみに、無線ルーターは、
BAFFALO→NETGEAR→ASUS→Google WiFiと使ってきましたが・・・
→「Google WiFi」レビュー。無線LANルーターに苦悩してる人にこそオススメ。
現在は、NETGEARのOrbi WiFi6に舞い戻る。コレ高いけど間違いない。
→NETGEAR Orbi WiFi6(RBK852)レビュー。Google Nest WiFiから買い替えた理由。

多段棚
買いすぎたシェルフフレームを使って、
テレビ横に収納棚を造りました。
上段がL型シェルフフレーム、下段がシェルフフレーム。
両方使ってみたけども、
L型の方が、上に大きな棚を置けて良い気がした。
デスク棚
事務所のリビングからキッチンが丸見えだったんで、
キッチンボードに棚を造って目隠ししました。
弊社事務所は、居住用賃貸マンションです。
→居住用の賃貸住宅を自宅兼事務所にする際の問題点。同じマンションで複数賃貸してみた。
1×4材の薄い柱を設置するために、
使ったのは、ラブリコの「1×4アジャスター アイアン」。
アイアンカラーに合わせて、
ワンバイ材も塗装モデルを購入しました。

アイアンモデルのワンバイ材は、直接ネジで固定。
反対側は、クッションを直接テープ固定。
ドライバーを突っ込んで回せば固定完了。
反対側も同じようにつけて、棚のフレーム完成。
ラブリコの棚受けアイアンモデル「シェルフサポート アイアン」をネジ留め。
あとは横向きにワンバイ材を置いて固定するだけ。
完成。塗装するのも良いですね。
ホントは背面にベニア板付ける予定でしたが・・・
背面スケスケも悪くなかったので、これにて終了。
ついでに隣のデッドスペースも気になったので、
Valve Indexのベースステーションどかして、棚を作る。

こちらもラブリコの「シェルフフレーム」で棚。

ラブリコ×ディアウォール棚の完成です。
VRゴーグル棚にしました。Oculus Quest 2にハマってます。

キッチン横には、昇降式スタンディングデスクが有るので、
ちょうどデスク棚みたいに使えて便利になりました。
電動スタンディングデスクも、意外と簡単に造れますので。
→大型昇降デスクをFlexiSpotで自作してみた。電動式スタンディングデスクのメリット・デメリット。

壁掛けテレビラック(和室)
我が家の和室に有る、意味不明の床の間らしき空間。
掛け軸かけるのでしょうか?何もできない絶妙なスペース。
悔しかったんで、こちらにも棚を造りました。
ディアウォール専用の棚受け再登場。耐荷重低いんだけど余ってるので。
何も考えなしに購入した2×10の板。奥行235mmは、ちょっと長かった・・・
長さ3,050mmを3等分してもらったから、棚幅は約1m。
2×10のツーバイ材って予想以上に重いので、
ディアウォールの棚受けは、強度が不安。
だから、あんまり重い物は置いてません。
これだけでは、勿体無いので、
壁掛け用のアームでディスプレイ固定してみました。
取り付けたのは左側の柱。付属の4.8×52mmのボルトで固定。
デスク固定のアームと違い、省スペースで済むのも利点。
→オススメのモニターアームまとめ。サンコーとエルゴトロンの比較と違い。

Fire TV Stcik挿すだけで、動画専用ディスプレイが完成。
間接照明で、それっぽさも演出。
朝晩は自動で点灯、Philips Hue使ってます。
→Philips HueでLED電球をIoT化。Google HomeとAmazon EchoとApple HomeKit(Siri)で音声操作してみた。

壁掛けテレビラック(モニターアーム)
壁固定のモニターアームを使って、壁掛けテレビラックも作りました。
テレビ×モニターアームのディアウォールバージョンです。
→40型液晶テレビをモニターアームに固定して壁掛けっぽくしてみた。
利用したのは、エルゴトロンではなく、
割安なアマゾンベーシック。中身は一緒です。
→オススメのモニターアームまとめ。サンコーとエルゴトロンの比較と違い。
最初は、ディアウォール一本で、アーム固定しようとしたんだけど・・・
柱1本だけだと、ディスプレイを動かす力で、固定している柱も動いてしまうという。
突っ張るだけの柱は横方向への力には弱いから、もの凄い危険な状態。
というわけで、急きょ左側に棚を造り、左右に柱が動かない状態へ。
大型液晶ディスプレイ(50インチ)を取り付け。
ガッチリ柱も動かなくなりました。
※エルゴトロンアームの荷重範囲は11.3kgです。
50インチ液晶では重量オーバーとなりますので、良い子は真似しないように。
空いた右側スペースにも棚を造っていきます。
棚板に利用したのは、耐荷重50kgの棚受け。
・・・はい、完成。
左側のスピーカーは、モニターアームで無理やり固定してます。

ディスプレイは、DMMの4K対応50インチだけど、
Fire TVにはDLNA/DTCP-IP対応アプリ「DiXiM Play Fire TV」も有るし、
録画サーバー(DLNAサーバー)を用意すれば、テレビも見れるのです。
nasneを長く使ってましたけど、生産中止となってしまったので、
録画サーバーはREC-ONを使ってます。※nasneは販売再会しましたけど。
※参考→nasne代替機として「REC-ON」を購入。「テレキング」との違い、メリット・デメリット。 | 俺の動画。
REC-ONあれば、テレビチューナー付きテレビなんて要らないの。
液晶ディスプレイ、iPad、スマホ、簡単にテレビ見れるから。
※参考→スマホ、iPadでテレビを見る方法。ワンセグ、フルセグ、チューナー、レコーダーの違い。 | 俺の動画。
壁掛けテレビラック(65インチ)
勢い余って65インチテレビ買ってしまったとある休日。
テレビ台を置くスペースが無い事に気付き・・・
急遽ディアウォールで、テレビを壁掛けラックを作成しました。

土台となる柱は、縦設置で3本。
テレビ裏の棚がイメージし難かったので、
調整できるように、棚柱(棚受けレール)で固定する事にしました。
コダワリの黒色をチョイス。
ロイヤル 棚柱 AWF-5ブラック 1500mm チャンネルサポート
棚受け用のブラケットも、ブラックカラーで統一感。
ロイヤル 木棚用ブラケット A-32/33 ブラック 200
ブラケット用には、専用ネジも用意しました。
ロイヤル 木棚用ブラケット用 固定用WタッピングWT-P 50個入 ブラック
ツーバイ材の柱にガチャレールを固定し、
柱を設置して棚を取り付けたら、水平チェック。
棚をいっぱい作るなら、ガチャレールはラク。
レールさえ水平に取り付できれば、全ての棚も水平となる。
棚を増やすのも簡単、棚板に専用ブラケットを付けるだけ。
ブラケットは、奥側に少しゆとりが有った方が抜き差ししやすく、
奥ギチギチで固定すると、棚板ハマらないし抜けなくて焦った。
棚の確認できたたら、続いてテレビ用アームの取り付け。
C周辺機器でお馴染みのサンワダイレクト。
対応サイズは、32~52型までですが、
耐荷重は50kgまでなので、65型の20kgでも余裕と判断しました。
今時のテレビは超軽量ですからね。
VESAマウントも、200×200、300×300、400×400に対応です。
アームの形状が横長なので、固定するには横長の土台が必要。
いうわけで、水平方向にツーバイフォーを2本設置も必要です。
テレビの来る位置が、イマイチ把握できないので、
まず、テレビ側の固定具(ブラケット)を取り付けました。
テレビには、300mm×300mmのVESAのネジ穴。
ここにアーム付属のネジとクッションで、ブラケットを取り付ける。
ブラケットには、ネジ穴が何個か空いているので、
後からでも縦方向(高さ)の調整が効く。

土台アームには、上下4か所のツメを引っかけて固定するんだな。
ツメの位置から、土台アームに適した位置を推測する。
大画面となるとテレビ中央位置の把握も困難。
テレビ下のスペースと、テレビ左右の空きスペースを考えながら・・・
65インチ(幅145.4cm×縦84.2cm)の中央あたりに、アーム固定する場所を造る。
テレビ下が、どの位置にくるか、何度も計測しました。
位置を決めたら、上下2本のツーバイフォーを固定する。
必要なのは、ツーバイフォー用のL字金具。
【メール便可〒】八幡ねじ 2×4材用金具 L字 バイ4用(約89mm用)
一本目、上側の取り付け完了。
続いて、上下のアーム幅に合わせて、下側にも2×4を設置。
L字金具を固定するにあたり、1か所辺りネジが4~8本必要。
4カ所固定するわけで、全部で16~32本のネジが必要でした。
土台が完成したら、アーム固定へ。
壁掛けアームのネジは8mm幅と超ごく太なので、
直径5~6mm、深さ30mm以上の下穴を開ける。ドリルが必要です。
太いネジを回す作業も大変でした。付属のボックスレンチで回すのです。
重いアームを固定しながら、ボックスレンチを回す苦行。
汗だくになりながら、なんとか固定。
左右のアームで、横方向の微調整できる仕組み。
壁掛けアーム「100-PL005」の土台の幅は46cmなので、
横側のツーバイフォーの長さは、50cm以上必要。
私は設置位置が右側に来る関係で、60cmにしました。
アームに65インチテレビ固定してみる。問題無し。
一旦テレビを外して、棚の最終調整。
つ
いでにサウンドバーも壁掛けにしました。
サウンドバー付属の壁掛けパーツを利用。

サウンドバーの壁掛けは、ネジを左右に2カ所固定するだけ。
あとは時計掛ける要領で、サウンドバーをスライド固定。
テレビ裏には、配線やテレビアイテムを並べまくって完成です。
中央に延長コード2本引っ張って、中心に全部電源を集める作戦。
配線は、テレビに隠れて見えませんから適当です。
スパイスラック(キッチン)
キッチンが狭いという賃貸あるある。
調味料置き場がない・・・
というわけで、ディアウォールの登場。
コンロ脇の壁に、壁面収納を造ります。
とはいえ、そんなにスペースが無かったので、
有孔ボードを活用した、引っ掛けスタイルへ。
ボード幅に合わせて、ディアウォールを設置。
ツーバイ材に有孔ボードの取り付けるは簡単。
上下左右の4カ所をネジで取り付けるだけ。
てってれー。
試しに自宅に転がっていた、ワイヤーラック用のカゴ(100均)を設置してみる。
そのままだと、フック幅や形状も全然違うので、ペンチの力技で捻じ曲げる。
差し込めば、スパイスラックの完成。
上のスペースがもったいないので・・・
マグネットボードも追加で増設してみました。

使ったのは、屋根に使ったりするトタン板。
鉄板なので磁石も付きまくり。
ただ、トタン板だけだとペラペラなんで、裏側にベニア板を貼り付けてネジ固定。

幅カットは、カッターゴリ押しで裁断しました。
板に穴が開いているだけで、こんなにも便利なんだね。
有効ボード専用フックとかで、棚を作れば見た目はもっと美しい。
最終的にこんな感じに仕上がりました。
調味料ボトルのサイズを揃えて、見た目の統一感を。
HARIOとiwakiのガラスタイプが良き。
調味料入れちゃうとわからないので、ネーム付け。
手書きイマイチだったので、
テープライターで専用ラベルを付けました。
ダイモの刻印が、レトロっぽくてオサレです。
シューズ棚(玄関)
賃貸で困るのが、狭い玄関に狭い靴箱。
そして、玄関脇の無駄なスペース。
というわけで、ラブリコでシューズラックを作りました。

玄関ということで、見た目も重視、
ラブリコのアイアンモデルシリーズを多用しました。
余っていたツーバイ材使ったので、カット→連結パーツで長さ調整。
棚板用の棚受けを斜めに取り付け。こちらもアイアンモデル。
靴棚の角度と間隔に悩みましたが、
角度45度で、棚の間隔はスニーカー高さで判断しました。
天井に固定する。
棚板の幅に合わせて、両サイドの柱を微調整。
ツーバイ材に合わせて、棚板もビンテージ風に塗装。二度塗りしてます。
棚板は斜めにするので、靴留め用の板をボンドで固定。
ボンド乾燥中。
ボンドが乾燥したら、棚受けにネジ固定。
棚板は下からネジ留め。コレ地味に大変でした。
7段ラックの完成です。
横から。大きめの靴が入るように、後ろ側のスペースに余裕を持たせてます。
スピーカースタンド
デスクで場所を取るのがスピーカー。
マルチディスプレイしちゃうと、置く場所無いので、
ディアウォールで専用のスピーカースタンド作りました。
デスクの裏にツーバイ材を固定する。
棚受けは、シンプルなステンレス製。
2本セットで耐荷重35kg。
棚受けを付属ネジで固定して、板乗っけて固定するだけ。
スピーカー置いてみる。
ちょっと位置が高いけど・・・行き場なかったんでスイマセン。
壁掛けホワイトボード
人が集う場所は、何かと出てくる情報も多くなりがち。
という事で、思考を整理する為にホワイトボードを設置しました。
ディアウォールへ壁掛けするだけなら、非常に簡単。
用意したのは壁掛け用のホワイトボードネジだけ。
柱をディアウォールで固定して、ネジでボードを引っかけるだけ。
※私はホワイトボードをガッチリ固定したかったので、上下4点をネジ固定しています。

ホワイトボード有るだけで、複雑な話も伝わりやすくなる。
仕事にも必須だけど、子供が居る家庭にもオススメ。
気軽にアウトプットって、とてもとても良い習慣。
ホワイトボード上にスペースが空いていたので、
こちらも壁固定用アームでディスプレイ固定して、
スタンディングデスクの作業スペースとしても利用しています。
壁掛けダイソン
ついでにダイソンも壁掛けにしておきました。
掃除機って床置き収納すると邪魔だし、
壁掛けすれば取りやすくもなって、収納すれば勝手に充電するから便利。
ツーバイ材一本で、様々な場所に設置できるのも良いでっすね。
掃除機は、マキタよりもダイソン派。
工具はマキタを愛用してますけど。
ラブリコ使い方まとめ
アイデア次第で、賃貸住宅も自分だけのマイハウスへ。
限られたスペース、寸法測って家具を選ぶ必要も無くなるし、
賃貸だからって言い訳もしなくて良くなりますので。
別に棚を作らなくても良い、柱が有るだけで自由に傷つけられる。
アイボルトも埋め込んで、フックや紐を取り付けたり。
電源タップを壁に固定すれば、配線もスッキリ。
IoT端末も壁掛けにすれば、様々な場所で音声操作もできるようになる。

IoT家電も組み合わせれば、更によくわかんない家へ。
アレクサとOKグーグル。呼び慣れると、もぅ元には戻れない。

ただ、あんまりやりすぎると撤去するのも大変なんで、
なんでもかんでもカスタマイズしてしまわないように。
ラブリコやディアウォールも、万能ってわけでもありません。
→ラブリコとディアウォールの違いとデメリット。ツーバイ材の柱でDIYする際の注意点。
安く収納スペースを造るなら、
カラーボックスがコストパフォマンス最高です。
→小規模ネットショップ事業主が自宅で在庫管理する。主にアパレル商品の収納と保管方法。

DIYは、コストパフォーマンスというよりも見た目。
というよりも自己満足ですね。
モノづくりの楽しさよ。
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