40インチの液晶テレビ。
最近の液晶テレビはPC出力にも対応しており、
様々な機能がある。
いろいろと使い勝手も良いんだけど、やっぱり場所をとる。
なんとかしてスペースを確保する事ができないか?
壁掛けという方法がありますが、
我が家は賃貸の為、壁に穴をあける壁掛けはできません。
だったら、ディスプレイアームを使って浮かす事ができないか?
PCディスプレイの様に縦設置できないか?
考えていたのですが、大型の液晶テレビは重い。
エルゴトロンのモニターアームでも10kg以上はキツイ。
で、最近のテレビの重量を調べてみると・・・
40インチで、7.4kg!?
これなら、エルゴトロンのモニターアームでいけるんじゃね?
そう思った私は、勢いで購入。挑戦してみました。
※落下や破損等のトラブルが起きても責任は負いかねますので、
くれぐれも参考までにお願い致します。
テレビの壁掛けしたいなら、ディアウォールという方法もあります。
テレビ用のアームが使えるので、こちらの方がラクかも。
10kg超えのテレビでも、壁掛けも可能となりますので。
→ラブリコとディアウォールで作る壁面収納DIY。壁掛けテレビ、キッチン収納、玄関シューズ棚、有孔ボード棚の造り方と注意点。
テレビのスペックとディスプレイアームの耐重量
商品が届くまでの間、いろいろと考える。
利用するモニターアームは、信頼のあるエルゴトロン。
エルゴトロンの耐重量は3.1~9.1kg、
対応ディスプレイサイズは24インチまで・・・笑
という事で、ディスプレイサイズはアウトっぽいけど、
サイズって関係あんのかな?
約8kgの27インチWQHDディスプレイは、
問題無く安定して固定されているので・・・
40インチの7.4kgくらい、全然イケるっしょ!?
という甘い考え。
というわけで、
今回はエルゴトロンのブラックモデルを利用しました。
→エルゴトロンモニターアームLX、HX、MX、MXV、NX、OEMの比較。デュアルモニターモデルの違い。
液晶テレビの壁掛けの仕組みに、
モニターアームの固定が上手い事ハマってくれるのか?
テレビの壁掛けの仕組みを調べて気付いた・・・
固定部分、VESAのサイズが全然違う。
液晶テレビの壁掛けの仕組みとVESA規格の種類
液晶テレビの壁掛けは、
専用の壁掛けユニットを取り付けて固定するのですが、
その取り付ける部分、背面のネジ穴の位置(VESA規格)が違う!
エルゴトロンのモニターアームのVESA規格は、100×100mm(75×75も可)に対し、
今回購入した液晶テレビ(KDL-40W600B)は、300×300mmらしい。
参考→壁掛け時のテレビ背面のネジ穴サイズ、テレ… | Q&Aページ | Q&A | テレビ ブラビア/“ベガ” | サポート・お問い合わせ | ソニー
まぁ、当たり前ですよね、液晶ディスプレイに比べて広いんですから。
なんとかVESA300×300を、100×100に変換できないか?
そんな事を考えている内にテレビ到着。
念の為、
背面のVESAのサイズを計測してみると・・・300×200mm!?
ん?300×300じゃないの?
KDL-40W600Bの寸法図を探してみると、見つかりました。
参考→サポート | 法人向けホームページ | 液晶テレビ BRAVIA ブラビア | ソニー
300×200mmで、間違いないっぽいです。
300×200→100×100に変換できれば良いわけです。
調べてみると、
VESA変換プレートなるモノがあるではないですか!!
VESA変換プレートに変換プレートを固定する
VESA変換プレートという製品があるものの、
VESA100×100→VESA200×200 or 200×100へ、
変換するっていうモノがほとんど。
VESA300の変換プレートを探してみても、
VESA300→VESA200に変換する物しか無い。
だったら、VESA300→VESA200に変換して、
更にVESA200→VESA100に変換すれば良いんじゃね?
今回も甘い考えの元、勢いで買ってみる。
液晶テレビ用の壁掛けアダプターですが、そんなの関係ねぇ。
300×200を200×200に変換できるらしい。
需要も無い商品らしく、1週間程待たされて到着。
実際に商品を見て、更なる発見。
中央に100mm幅のネジ穴もあるでは無いですか!!
外側の穴から、400、300、200、100の幅となります。
ってことは、このプレート1枚で、
横は300→100mmへ変換できるわけです。
後は、縦を200→100mmへ変換するプレートを購入するのみ。
VESA200×100→100×100の変換プレートは、
VESA200×200→100×100の変換プレート比べると、
断然安い。
アマゾンでそっこー届いたんだけど・・・
到着して、またしても気付いた!
ネジのサイズが違うじゃーん。
変換プレート同士の固定に別途ネジが必要
「SANUS MA1A」にはナット付きのネジが付属しているので、
プレート同士を固定できるとおもっていたのですが、
「SANUS MA1A」と、「VESA200変換プレート3」のネジ穴のサイズが違う。
「VESA200変換プレート3」のネジ穴(M4サイズ)の方が小さく。
「VESA200変換プレート3」の付属ネジには、ナットが付いていない。
よって、プレートに付属のしているネジだけでは、
変換プレート同士を固定できません。
画像ではわかり辛いですが、
「VESA200変換プレート3」のネジ穴の方が微妙に小さいです。
M4ネジサイズの穴なので、M4対応のナットで、
プレート同士を固定する必要が有ります。
また、プレート「SANUS MA1A」をテレビに取り付ける為のネジも必要です。
VESA規格と必要なネジの種類
ネジのサイズって、ディスプレイサイズによって決まってるって知ってました?
VESA規格によって、ネジ穴のサイズも決まってます。
- 12~30.9インチ:ネジ深さ M4-10mm
- 31~90インチ:ネジ深さ M6-10mm
今回取り付けるディスプレイは、
40インチの液晶テレビ「KDL-40W600B」なので、
テレビに変換プレート「SANUS MA1A」を取り付ける為に、
M6のネジも4個必要となります。
変換プレート同士を固定するM4ネジは、
エルゴトロンアームにも付属しているので、
大量に持っている方も多いかと思いますが、
それは、恐らく「なべ小ネジ」です。
「なべ小ネジ」ではなく、「皿小ネジ」の利用をオススメします。
ネジ上部が平らな方が「皿小ネジ」
皿小ネジは、ネジ自体の出っ張りがないので、
プレート「SANUS MA1A」を液晶テレビに固定する際に、
ネジが当たってしまう事がありません。
なべ小ネジだと、少々出っ張ります。
というわけで、購入した。
M4ネジとM6ネジ。
※M6のナットは不要です。
ホームセンターで安く売ってました。
これで必要なモノは揃ったハズです。
組み立てに入ります。
変換プレートを液晶テレビに固定する
まず変換プレート同士を、M4ネジとナットで固定します。
固定するとこんな感じ。アーム固定側。
テレビに固定する側。
ネジも皿小ネジなので、出っ張り無し。
続いて、
連結させた変換プレートを、40インチの液晶テレビに、
M6ネジで固定します。
4か所ネジ止めで、こんな感じ。
残念ながら、変換プレートで入力端子が塞がれてしまいました。
赤白黄のビデオ入力される方。
お気を付け下さい。
私はHDMIしか使いませんので、問題ありません。
変換プレートにモニターアームに固定する
ようやくここまで来ました。
後は、アームと液晶テレビを固定するだけです。
まず、テレビ台にアーム台を取り付けておきます。
液晶テレビとアームを固定します。
後は、アーム台にアームを挿入するだけぇー。
完成です。
モニターアームなんで、縦設置も可能です。
設置の際は、縦横画面固定もした方が良いです。
アームの中央にネジ止めして固定するやつね。
40インチの画面固定しないと、
ちょっと触れただけで画面が斜めになりますから。
液晶テレビのモニターアーム設置まとめ
予想以上に苦戦しましたが、
やってみると意外とできるもんですね。
今回使った物まとめ
- 軽量液晶テレビ
- モニターアーム
- VESA変換プレート2枚。
- 変換プレート連結用のネジとナット(M4×4)
- 変換プレートをテレビに固定するネジ(M6×4)
今回はSONYのテレビで試しましたが、
テレビの重さと、VESAの変換さえ上手くできれば、
様々な液晶テレビに対応できるんじゃないかと。
大画面PC用液晶ディスプレイは、高価なので、
低価格な大型液晶テレビで代用するってもの有りでは無いでしょうか?
パソコン用のディスプレイとしても併用して、
デュアルディスプレイするのも面白い。
→PCのマルチディスプレイ出力に必要な物。グラフィックボード、ディスプレイ、ケーブルの選び方と注意点。
ただ、テレビ重量が10kg以上なら、
ディアウォールを使った壁掛けを推奨します。
大型テレビ専用アームも有りますので。
→ラブリコとディアウォールで作る壁面収納DIY。壁掛けテレビ、キッチン収納、玄関シューズ棚、有孔ボード棚の造り方と注意点。
テレビを浮かせたら、あとは厄介な配線の整理です。
配線のコツは魅せて、なるべく束ねない。
→PCデスクとテレビ裏の配線整理。100均グッズの配線アイデアと配線のコツ。賃貸で壁面にケーブルを這わせる方法。
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