ahamo、povo2.0、LINEMOミニプラン、楽天モバイルの登場により、
携帯キャリアも値下げ、格安SIMも大幅値下げ・・・だけでなく、全てeSIM対応へ。
iPhoneは、デュアルSIMによる複数SIMの使い分けが可能。
SIMを使い分ければ、より安くできるということで、久しぶりにiPhoneを最安運用を模索しました。
最新のiPhone持ってるなら、ホントeSIM活用しないと損ですね。
実際、いくらで運用できて、今よりいくら安くなるのか?
1台運用でも安くなるし、複数台ならもっと安くなる。
家族が居る人ほど、カスタマイズの余地もありますので。
iPhone最安運用のポイント
スマホの月額プランって「音声通話」+「データ通信」がセットですが、
この2つを切り離して考えられるようになると、携帯料金は大幅に節約できます。
本来、携帯電話が指すのは、音声通話(VoLTE)の部分であり、
我々も電話番号を使った「発信」「着信」「SMS」に縛られているのです。
様々なサービスの本人確認でSMS認証が必須ですからね。
で、話をおかしくするのが電話料金。
携帯プランの月額料金は「データ通信容量」で決まること。
データ通信だけ別で契約できれば、
「電話番号が変えられない」という縛りもなくなるし、いくらでも安いプランに乗り換えれるのです。
それを可能とするのがデュアルSIM。
2つのSIMを有効にして同時に2つのSIMを使う方法。
例えば、iPhoneはDSDS(Dual SIm Dual Stanby)対応。
同時に2つのSIMで電話の受発信が可能であり、
「音声通話」と「データ通信」で別のSIMを使うことも可能なのです。
eSIMは2つ以上のSIMも登録しておけるので、契約するSIMを2つに絞る必要も有りません。
3つ以上のSIMを契約して、使う時だけ切り替えることも可能だし、
eSIMならいくらでも登録しておける、それがeSIM最大のメリットでも有る。
→iPhone eSIM(デュアルSIM)を使って気づいたメリット・デメリット
ここ数年発売されているiPhoneは、全てeSIMに対応しており、
iPhone XS以降のiPhoneなら、eSIMに対応しておりデュアルSIM運用が可能です。
eSIM でデュアル SIM を活用する
eSIM でデュアル SIM を活用する – Apple サポート (日本)
eSIM はデジタル SIM です。物理的な nano-SIM を使わなくても、通信事業者 (キャリア) のモバイル通信プランをアクティベートすることができます。iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro、iPhone 13、iPhone 13 mini では、eSIM を 2 つ有効にするか、nano-SIM 1 枚と eSIM 1 つを組み合わせてデュアル SIM を利用できます。iPhone 12 モデル、iPhone 11 モデル、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR は、nano-SIM と eSIM を組み合わせたデュアル SIM に対応しています。
激安SIMには、安いなりの理由が有ったりもするのだけど、
そのデメリットは、他社のSIMで補えば良い。
それができるのもデュアルSIMなのです。
データ容量別の料金比較
携帯料金は、データ通信容量で決まる。
というわけで、データ量別に料金をまとめておきました。
携帯キャリアMNOの激安プラン、ahamo、LINEMO、povo2.0、楽天モバイル。
楽天モバイルは有料化してしまったので、既に安さで選ぶSIMではないですね。
MNOの月額料金
1GB | 3GB | 20GB | 60GB | 100GB | |
---|---|---|---|---|---|
povo2.0 ※基本料無料 | ¥390 (7日間) | ¥990 (30日間) | ¥2,700 (30日間) | ¥6,490 (90日間) | – |
LINEMO | – | ¥990 | ¥2,728 | – | – |
ahamo | – | – | ¥2,970 | – | ¥4,950 |
楽天モバイル | ¥1,078 ※~3GB | ¥1,078 ※~3GB | ¥2,178 ※~20GB | ¥3,278 ※20GB~ | ¥3,278 ※20GB~ |
既にそこまで安くは無いのだけど、最安を目指すなら格安SIMは必要。
使うべきは月間3GB以下の低価格プラン。
低容量ほど割安であり、回線速度で劣る格安SIMでは大容量プランは避けるべき。
格安SIMの月額料金
100MB | 500MB | 1GB | 2GB | 3GB | 4GB | 5GB | 6GB | 7GB | 8GB | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本通信SIM 合理的シンプル290 | – | – | ¥290 | ¥510 | ¥730 | ¥950 | ¥1,170 | ¥1,390 | ¥1,610 | ¥1,830 |
HISモバイル 自由自在プラン | ¥290 | – | ¥550 | – | ¥770 | – | – | – | ¥990 | – |
IIJmio ギガプラン | – | – | – | ¥858 | – | ¥1,078 | – | – | – | ¥1,500 |
OCNモバイルONE ※10分無料通話付き | – | ¥550 | ¥770 | – | ¥990 | – | – | ¥1,320 | – | – |
nuroモバイル | – | – | – | – | ¥792 | – | ¥990 | – | – | – |
mineo | – | – | ¥1,298 | – | – | – | ¥1,518 | – | – | – |
BIGLOBEモバイル | – | – | ¥1,078 | – | ¥1,320 | – | – | ¥1,870 | – | – |
イオンモバイル | – | ¥803 | ¥858 | ¥968 | ¥1,078 | ¥1,188 | ¥1,298 | ¥1,408 | ¥1,518 | ¥1,628 |
最安運用といっても使うのは、メジャーなSIMだけ。
ahamo、LINEMO、povo2.0、楽天モバイル。
格安SIMで使うのも「IIJmio」と「日本通信SIM」の2つだけ。
今となっては、ほとんどの格安SIMは割高であり、
マイナーなSIMは、データ容量以外の点で劣り、
そもそもeSIMに対応してないから選ぶ必要も無いのです。
→既に格安SIMはデメリットだらけ。ほとんどの人に格安スマホをおすすめしない理由。
というわけで、以下、私が使うSIMの基本料金と特徴です。
いずれもeSIMに対応済み、これらのSIMで最安運用を考えていきます。
eSIM対応プラン
月額料金 | 月間データ | 特徴 | 超過後速度 | |
---|---|---|---|---|
povo2.0 | 0円 | 無し | トッピング制 | 128kbps |
日本通信SIM 合理的シンプル290 | 290円 | 1GB | 1GBあたり+220円 通話料11円/30秒 | 使用不可 |
IIJmio ギガプラン データSIM(eSIM) | 440円 | 2GB | 1GBあたり+220円 データシェア データ翌月繰り越し | 200kbps |
LINEMO ミニプラン | 990円 | 3GB | LINEギガフリー | 300kbps |
ahamo | 2,970円 | 20GB | 海外データ込み 5分かけ放題無料 | 1Mbps |
楽天モバイル | 1,078円~ ※従量制 | ~3GB ※従量制 | かけ放題無料 ※Rakuten Link | 1Mbps ※au回線 |
月額0円 128kbps:povo2.0
楽天モバイルが有料化した今、月額0円で音声通話SIMが使えるのはpovo2.0だけ。
基本料金は0円であり、初期費用も解約料、MNP手数料も無料。
着信専用で使うなら無料なわけで、ホント0円で携帯電話が使える。凄い時代です。
povo2.0は、月額制では無く、必要な時だけチャージできるトッピング制。
au回線エリアで使えるし、トッピングすれば通信速度も超高速。
トッピングせずとも最大128kbpsで使えるし、
180日の間に1回課金(トッピング)すれば、契約解除されることも有りません。
最安トッピングは「shash.使い放題」の24時間220円。
180日に1回220円を払えば使い続けられるという・・・凄いSIM。
電話番号で発着信するなら回線速度も関係ないし、
高速データ通信を使いたいタイミングで都度チャージすれば安くも済む。
povo2.0はau回線エリアで使えるし、通信速度も高速。
→povo2.0を0円運用して気づいたメリット・デメリット。注意点と賢い使い方。
激安SIMとして注目されがちなpovo2.0ですが、実は大容量SIMとしても激安。
60GBは有効期間90日で6,490円、150GBは有効期間180日で12,980円。
3か月、6か月という有効期間。是非とも月額制のように使ってみて欲しい。
例えば、12,980円で150GB(180日間)のトッピング。
6か月で使えば、ひと月あたり20GBで月額2,164円相当、
3か月で使えば、ひと月あたり50GBで月額4,327円相当になる。
月間20〜50GBの大容量SIMとしては圧倒的に割安であり、
月単位ではないので、余ったデータを翌月繰り越しのようにも使える。
必要になってからトッピングできるから、月額制よりも融通も効くからね。
月額290円 1GB:日本通信SIM
povo2.0は0円ですが、高速データ通信が含まれてません。
データ通信を含め、最安運用するなら日本通信SIMの「合理的シンプル290プラン」が1番安い。
月額料金290円で月間1GB使えて、電話番号も貰えて電話料金も半額(11円/30秒)です。
1GB以上超えた場合も、1GBあたり220円で使える従量制となっているので、
2GBで510円、3GBで730円、4GBで940円と、月間4GBまでは他社を圧倒するコスパ。
格安SIM故に、混雑時は通信速度が遅くなるのは難点は有りますが、
この値段なら文句も言えないかなと。格安SIMにしては高速な気がした。
→日本通信SIM「合理的シンプル290プラン」のメリット・デメリット
月額290円で1GBも使えるSIMは他にないし、月間4GBで済むならこれ1枚でOK。
eSIM対応なのでサブSIMとして使っても良い。
電話番号を増やしても良いし、データ容量追加も最安値ですので。
ちなみに、スターターパックの方が、初期費用が300円ほど安いです。
直接申し込まない方が安くなるという裏技なり。
月額440円 4GB:IIJmio×povo2.0
格安SIMで選ぶなら、日本通信SIMかIIJmio。
IIJmioギガプランのeSIMは、月間2GBで月額440円。
日本通信SIMと同等価格ですが、スペックはIIJmioの方が優れています。
IIJmioは、データ容量追加する場合も1GBあたり220円と最安。
データの翌月繰り越しにも対応しているし、複数SIMでのデータシェア機能まである。
容量超過後速度も最大300kbpsまで出るし、バースト機能まで付いている。
安いだけでなく、格安SIMスペックで最上級なのです。
IIJmioのeSIMの難点は、データSIMなので音声通話(電話番号)が使えないこと。
音声通話SIMは+410円となりeSIMにも未対応。
2GBで月額850円を払うなら、日本通信SIMを使った方が良い。
IIJmio ギガプラン料金
2GB | 4GB | 8GB | 15GB | 20GB | |
---|---|---|---|---|---|
eSIM (データSIM) | ¥440 | ¥660 | ¥1,100 | ¥1,430 | ¥1,650 |
nanoSIM (音声SIM) | ¥850 | ¥990 | ¥1,500 | ¥1,800 | ¥2,000 |
ただ、電話番号が無いデメリットは、デュアルSIMで補えるわけで、
povo2.0なら無料で電話番号が使えますからね。
IIJmioとpovo2.0を組み合わせで、月額440円でデータ通信2GB+音声通話が可能になる。
月額料金 | 電話番号 | データ容量 | |
---|---|---|---|
povo2.0 | 無料 | 有り | 無し ※トッピング制 |
IIJmio eSIM 2ギガプラン | 440円 | 無し | 2GB |
混雑時に速度が遅くなる格安SIMですが、
速度が遅くなる時だけpovo2.0を使っても良いし、
混雑時でも1Mbpbs以上は出るから・・・まぁ、ちょっと我慢すれば良いのです。
→IIJmio(アイアイジェイミオ)ギガプランのメリット・デメリット
他のSIMと併用する場合も、データSIMをIIJmio側に固定しておくことで、
うっかりデータ超過することもなくなり、不要な出費も避けられる。
データと音声で使うSIMが区別できるのも、iPhoneデュアルSIMの利点だから。
→iPhone eSIM(デュアルSIM)を使って気づいたメリット・デメリット
ちなみに、IIJmioには「SMS付きデータSIM」も有りますが、
SMS付きデータSIMは、eSIM未対応でありMNP転出ができません。
音声通話SIMとの差額も約30円、敢えてSMS付データSIMを選ぶ意味は無いのです。
月額990円 3GB:LINEMOミニプラン
携帯電話の音声通話よりも頻繁に使うのがLINEアプリのLINE通話やビデオ通話。
スマホを所持する目的がLINEなら「LINEMOミニプラン」が最高です。
月間3GBで月額990円は、従来の格安SIMと変わらない値段なのに通信速度は高速。
そして、「LINEMOミニプラン」でも、LINEギガフリー特典は使える。
LINEMOでは、LINEアプリの通信がデータ量としてカウントされません。
データカウントされないということは、
データ超過後もLINEだけは高速通信できるということ。
いつでもLINEだけはサクサクで使えるので、
コミュニケーションの為に、データ通信を控える必要も無い。
スマホとして最低限の機能補償される安心感。
LINEMO自体の回線が高速なので、LINEの音質も常時安定しているし、
テザリング経由でもLINEギガフリー対象。
LINE経由での写真共有やファイル共有まで、全てカウントフリーとなるのです。
ギガフリー対象のLINE機能
- Face Play
- 各タブトップの表示
- 音声通話・ビデオ通話の利用
- トークの利用(テキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画・ファイル等の送受信)
- トークのみんなで見る機能による画面シェア
- 各トークにおける設定・アルバム・ノートなどの表示・編集
- LINE VOOM(旧:タイムライン)の表示・投稿・シェア
- ディスカバー(写真・動画)の表示
- ウォレットタブのLINE Payの利用
- ウォレットタブのLINE家計簿の利用
- 設定および各項目の表示・編集
- 友だち追加画面の表示・各項目の操作・友だちの追加
- プロフィールの表示・編集・投稿
- 検索の利用
LINEMOのデメリットは、3GBと20GBの2つのプランしか無いこと。
LINEMOの20GBで月額2,728円を払うなら、ahamoにした方が良い。
→LINEMOミニプランを契約して気づいたメリット・デメリット
3GB以上を使う場合は、LINEMOミニプランだけでは足りないので、
デュアルSIMを使って、他社SIMで補うのが最安になるかなと。
メインSIMでLINEMOを使って、サブSIMはpovo2.0か格安SIMで最安チャージする。
デュアルSIMを使うことにより、2つのSIMでデータ調整も可能となる。
ただ、月間10GB前後使うなら、シンプルに20GBプランにしてしまった方が快適です。
1つのSIMで済むって利点だけでもない。
データ通信容量って最安でも1GBあたり220円。5GB計算で約1,100円。
※IIJmio「ギガプラン」、日本通信SIM「合理的シンプル290プラン」の場合。
月間3GBのLINEMOで990円ってことを考えると+5GBの月間8GBで月額2,000円を超えます。
しかもこれ最安レベルの話ですからね。
格安SIMには3GB以上のプランも多く有りますが、低速なので容量増えるとストレスも増えます。
そもそも回線品質が違うので、データ容量と月額料金だけでは比較してはダメ。
ちなみに、3GB超え20GB未満の中容量プランで、
UQモバイルやワイモバイルを選びがちですが、いずれも割高なので辞めましょう。
UQモバイルは中途半端に安いだけ、だったらpovo2.0でデータ量を刻んだ方が良い。
→au、UQモバイル、povo2.0の違い。KDDI系ブランド携帯プランの選び方。
ワイモバイルにはYahoo!特典、PayPay特典がありますが、
ポイント還元率で元を取るのは至難の業。素直にLINEMOで固定費を安くした方が幸せ。
→ソフトバンクとワイモバイルとラインモの違い。SoftBank系ブランド携帯プランの選び方。
月額2,970円 20GB:ahamo
月10GBくらい使うなら20GBプランが良いというのは、上述したとおり。
LINEMOでも月額2,728円、povo2.0でも30日間2,700円というプランはありますが、
多少の価格差で悩むくらいなら、月額2,970円のahamoを選ぶべきです。
ドコモ回線エリアの利点だけでなく、プランスペックがワンランク上。
5分かけ放題も無料で使えて、海外でも20GBまでデータ通信が使える。
それで月額2,970円で20GBって、どう考えても安いのです。
20GBを超える場合も、ahamoには月額4,950円で100GBを使えるahamo大盛りが登場。
中容量〜大容量では、ahamoに敵うサービスも無いのです。
→ahamoを契約して気づいたメリット・デメリット。ahamo大盛り100GBの違い。
楽天モバイルは、月額3,278円で無制限とはいえ、1日あたりのデータ通信制限が有り、
楽天回線がプラチナバンド未対応で室内で全然繋がらないですからね。
そもそも、月間50GB以上使うって非常に難しい話。
無制限プラン契約者でも、実は50GBも使って無い人ばかり。
無制限SIMが必要なのは、テザリングを多用する人、固定回線が無い人です。
複数スマホの最安運用
楽天モバイル、povo2.0、LINEMO、ahamoには、
複数SIM契約での割引や、データ容量シェア機能がありません。
家族や仕事等で複数スマホを使う場合は、
データシェア機能の有るSIMを使うことで、もっと安く運用できるのです。
というわけで、ここでも使うのがIIJmioギガプラン(eSIM)。
月額440円で2GBって激安価格でありながら、
複数SIMでのデータ容量の共有、データ繰り越しが可能というのは上述した通り。
複数回線契約すれば使える容量も倍々に増えるし、
データシェアすればするほどに、IIJmioの割安感は増していく。
例えば、2GB×5回線契約すれば、
440円×5回線→5つのスマホが月額2,200円で運用できるだけでなく、
2GB×5回線→5つのスマホで10GBを共有できるのです。
月間10GBを使い切らなければ、データの翌月繰越しで最大20GBまで膨れ上がる。
というわけで、私はIIJmioで5回線契約して毎月データ量も余りまくりなのです。
データシェアって家族だけでなく、一人で複数端末使う場合にも安上がり。
eSIM対応のiPadやSurfaceでも使えるわけで、iPhoneでテザリングする手間も無くなるのよ。
安くなって、容量増えて、快適に使えるようになる。一石三鳥なり。
かけ放題の最安運用
楽天モバイルは、月額料金1,078円(3GBまで)に「かけ放題」が含まれている。
これは「かけ放題」料金としては最安であり、通話品質を無視するなら有りだとは思う。
ただ、楽天モバイルで「かけ放題」を無料にするには、専用アプリ「Rakuten Link」での発信が必要。
Rakuten Linkって「RCS」というデータ通信経由で通話するアプリ。
通話品質は従来のVoLTEに劣り、RCSならではのデメリットも多く有るのです。
→【2022年7月改悪】楽天モバイルの評判。Rakuten UN-LIMIT VIIのデメリット。
MVNOの格安SIMにも「かけ放題」オプションは有りますが、
専用アプリが前提であり、プレフィックス or IP電話なので通話品質も非常に悪い。
よって、高品質な「かけ放題」が目的なら、楽天モバイルや格安SIMは除外すべきです。
通話品質まで求めるなら、スマホ標準電話アプリで「かけ放題」となるサービスを選ぶ。
使うべきは、povo2.0、LINEMO、ahamo、UQモバイル、ワイモバイル。
格安SIMと同じような料金で「かけ放題」できるのに通話品質は別物です。
かけ放題オプション料金
基本料金 | 5分かけ放 | 10分かけ放 | 15分かけ放 | かけ放題 | |
---|---|---|---|---|---|
ahamo | 2,978円 (20GB) | 無料 | – | – | +1,100円 |
povo2.0 | 無料 | +550円 | – | – | +1,650円 |
LINEMO ミニプラン | 990円 (3GB) | +550円 | – | – | +1,650円 |
楽天モバイル | 1,078円~ ※従量制 | – | – | +1,100円 ※標準アプリ | 無料 ※Rakuten Link |
UQモバイル | 1,628円 (3GB) | – | +770円 | – | +1,870円 |
ワイモバイル | 2,178円 (3GB) | – | +770円 | – | +1,870円 |
ドコモ | 7,315円 (無制限) | +770円 | – | – | +1,870円 |
au | 7,238円 (無制限) | +770円 | – | – | +1,870円 |
ソフトバンク | 7,238円 (無制限) | +770円 | – | – | +1,870円 |
かけ放題オプションの料金だけで比較すると、ahamo、LINEMO、povo2.0が安いですが、
ahamoは20GBのデータ通信契約が必須、2,978円+1,100円→月額4,078円。
LINEMOも3GBのデータ通信契約が必須、990円+1,650円→月額2,640円。
結局のところ、かけ放題単品で契約できるpovo2.0が最安となります。
月額1,650円だけで良いし、5分かけ放題なら月額550円と更に安い運用も可。
かけ放題は有料トッピングなので、povo2.0の契約解除も回避できます。
従来の番号をpovo2.0にMNPして「かけ放題」にしても良いし、
新たに番号を取得して「かけ放題」にすることもできる。
かけ放題だけ別番号で使えるって利点もあるのです。
1台のiPhoneで電話番号2つを同時に使えるということ。
プライベートが有るなら、仕事の電話も分けるべき。人生にオフは必要。
例えば、私の場合は、仕事でしか電話はかけないので、
仕事で使う電話番号をpovo2.0へMNPして「かけ放題」へ。
個人の電話番号でLINEMOを契約してデータ通信をする。
プライベートではLINE通話しか使わないし、LINEは音声通話発信では無いので電話料金は発生しない。
データ通信しか使いませんし、LINEMOならLINEのデータ消費もしないのでした。
iPhone最安運用まとめ
主に使う大事な「電話番号」は0円で維持して、高額な「データ通信」は別で契約する。
音声通話とデータ通信を切り離して契約できるわけで、
今までのメインSIMという概念も変わっちゃってるのです。
→ahamo、povo2.0、LINEMO、楽天モバイル、ワイモバイル、UQモバイル、格安SIMの比較と分岐点。
かけ放題、データシェア、LINE使い放題・・・
eSIMは登録しておけば使うタイミングで切り替えられるので、
2枚運用の「デュアルSIM」にこだわる必要も有りません。
目的に合わせて、2枚以上のeSIMも組み合わせて使えるのですから。
目的別SIMの選び方
- 受け専用:povo2.0 or 日本通信SIM
- かけ放題:povo2.0 or 楽天モバイル
- 小容量:LINEMO or 日本通信SIM or IIJmio
- 中容量:ahamo or povo2.0
- 大容量:ahamo or 楽天モバイル
- データシェア:IIJmio
最安運用ならpovo2.0 + 日本通信SIM、
複数スマホで使うならpovo2.0 + IIJmio、
ライトユーザーならLINEMO + povo2.0、
ヘビーユーザーならahamo + povo2.0とかとか、
自分の好みに合わせてカスタマイズしたら良い。
povo2.0は維持費0円とはいえ、新規契約手数料も解約手数料もMNP手数料も無料。
所持するリスクが全く無いので嫌なら辞めてしまえば良い。
MNPしてしまえば良い。ホントそれだけ。
→povo2.0を0円運用して気づいたメリット・デメリット。注意点と賢い使い方。
デュアルSIMとか考えるのが面倒なら、シンプルにLINEMOとahamo。
LINEMOミニプランは、月額990円で3GBも使えるし、LINEカウントフリーでLINE使い放題。
子供はLINEさえ使えれば満足だし、LINEMOのせいで格安SIMの存在意義も消失。
マジ格安SIM潰しのプランなのでした。
→LINEMOを契約して気づいたメリット・デメリット。3GBスマホプランと20GBミニプランの違い。
従来のドコモ、au、ソフトバンクで使っていたユーザーとか、
月間3GBでは足りない人は、ahamoが間違い無い。
ドコモエリアで20GB使えて、5分かけ放題も無料は、圧倒的コストパフォーマンス。
→ahamoを契約して気づいたメリット・デメリット。ahamo大盛り100GBの違い。
逆に、ドコモ、au、ソフトバンクを選ぶのは、無制限プランが必要な人だけ。
自宅に固定回線が有るなら無制限は要らないし、私には契約する意味も分かりません。
オンライン専用プランって、要はできる人向けの格安プラン。
店舗で契約するプラン≒情弱向けプランだという事。
店舗でサポートしてくれる人が、詳しいってわけでも無いから気を付けて。
面倒なのは手続きではなく理解すること。
理解してしまえば、一瞬で終わってしまうもの。
自分でやれば、自ずと知識も付くし、今後も対応できるようになる。
それがいつまでも安くする秘訣。
とりあえず、プラン変更で料金は安くなるし、
最安云々抜きにしても、携帯プランは見直した方が良いですよ。
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