海外で楽天モバイルを使う方法。シンガポールで使って気づいた注意点。

楽天モバイルを海外で使って気づいた注意点

海外ローミングが含まれるSIMは、ahamoだけでなく楽天モバイルも有る。
月額1,078円海外2GBまで使えるなら安い。

楽天モバイルなら、Rakuten Linkで電話もかけられるし、
海外データ容量の追加購入も可能
海外用のサブSIMとして使うのも有り。

先日、私はシンガポールに行った際に、
現地SIMが繋がらなくて、楽天モバイルに助けられたのですけど、
最後まで、楽天モバイルだけで、なんとかなっちゃう雰囲気でした。

というわけで、今回は、楽天モバイル海外で使って気づいたこと。
海外利用の注意点をまとめておきます。

目次

楽天モバイルを海外で利用するまでの流れ

事前準備

楽天モバイルは、3GBまでは月額1,078円
3GB~20GBまでは月額2,178円
20GB以降は月額3,278円という従量制プランですが、
この中には、海外データ通信容量2GBが含まれています

ahamo同様に、国際ローミングも無料で使えるプラン。
ただ、国際ローミングが強制オンのahamoとは違い、
楽天モバイルは、オンラインで国際ローミングの申し込み(有効化)手続きが必要です。

Rakuten Linkアプリのメニューから、
「契約プラン」→「海外ローミング(データ通信)」をオンにして「変更する」をタップする。
※初期設定でオンになってるとは思いますけど・・・

楽天モバイルの契約情報で、「海外ローミング(データ通信)」をオンにしたら、
スマホ側でも国際ローミングの設定をする。
スマホの「設定」アプリから「データローミング」をオンにする。

  • Android:設定→ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク→データローミング
  • iPhone:設定→モバイル通信→通信のオプション→データローミング

日本にいる時点で、既にデータローミングはオンにしておいて問題ありません。
日本で楽天モバイルを使う場合は、データローミングにはなりません

日本に居ながら海外の電波を掴んでしまう可能性は、全く無いとは言い切れませんが、
データローミングをしたとしても2GBまでは無料で使えるし、
楽天モバイルでは、データローミングで自動課金されることもあり得ないですからね。

ちなみに、格安SIM(MVNO)で、プロファイルインストールしている場合、
APN設定プロファイルが邪魔して、国際ローミングが使えなくなることが多いです。
もしプロファイルインストールしているなら、「プロファイル削除」するのも忘れずに。

海外到着時

海外到着時に特に設定は必要ありません。
国際ローミングなので、そのまま自動的に使えるようになります
日本からSIMを挿しっぱなしでOKなので、
SIMを挿し替える必要も、eSIMを切り替える必要もありません。

具体的な流れとしては、飛行機に乗ったらスマホの機内モードをオンにする。
※電源オフでも構いません。

数時間のフライトを経て、現地に付いたら機内モードをオフにするだけ。
楽天モバイルが自動的に現地の電波を掴んでくれます。
シンガポールでは、アンテナピクトの表記「StarHub」となりました。

現地でローミング開始と同時に、RakutenからSMSメッセージも届きます。

国際ローミングでもテザリングは使えるし、テザリングも高速でした。

日本帰国後も、日本到着後にスマホの電源を入れれば、
今までどおり自動的に楽天回線が使えるようになります。

公式では、帰国後に楽天モバイルにて「海外ローミング」をオフに戻すことを推奨してますけど、
私は、海外ローミング設定はオンのままで何ら問題ないと思ってます。
初期設定でオンになってましたからね。

帰国後はmy 楽天モバイルにて「海外ローミング」をオフにすることをおすすめします。

海外ローミング(データ通信)ご利用方法 | 通話/通信サービス(国際) | お客様サポート | 楽天モバイル

楽天モバイルの海外通信速度

楽天モバイルを、実際に海外で使ってみてどうだったのか?
国際ローミングといえど、現地のSIMと変わらず爆速。
日本の回線速度が遅いので、シンガポールの方がむしろ快適に使えました。

まず、チャンギ空港についた時点で爆速でした。
下り178Mbpsって爆速です。
楽天モバイル公式情報では、シンガポールは5G未対応とのことでしたが、5G回線掴んでました。

シンガポールは、どこでも爆速。セントーサ島に滞在しながら、
マリーナベイ周辺にも行きましたが、50Mbps以上が当たり前に出ていました

ahamo、楽天モバイル、プリペイドSIMにて比較
中華電信のローミングSIM以外は、70Mbpsオーバーですね。

楽天も70Mbps以上と超高速ですが、この時はahamoも90Mbpsオーバー出ています。
国際ローミングなので応答速度(Ping)は遅いのですけど、遅延は全く感じないです。

ahamoでもSturHubで同じ回線、4Gでも165Mbps出たりしてました。
4Gでも5Gも関係無いですね。日本の4Gが遅いんですね。

楽天モバイルを海外利用して気づいたこと

Rakuten Linkを使えば国際電話も激安

楽天モバイルの強みとして、通話料の無料のRakuten Linkが有ること。
Rakuten Linkから日本へかける場合は、通話料が無料となるし、
Rakuten Linkから現地の電話番号へかける場合も、通常の国際通話料金よりも安くなります。

以下、シンガポールの国際電話料金です。

海外ローミング 対応エリア・料金 | お客様サポート | お客様サポート | 楽天モバイル

また、楽天モバイルには「国際通話かけ放題(月額980円)」もあるので、
国際電話を使うつもりなら加入することで費用も抑えられる。
「国際通話かけ放題」は、OS標準の電話アプリの通話も対象となるのも良い。

  • 海外→日本:「Rakuten Link」で無料
  • 海外→海外:「国際通話かけ放題」対象
  • 日本→海外:「国際通話かけ放題」対象

注意点としては、「国際通話かけ放題」の対象エリアは「海外指定65の国と地域」。
楽天モバイルの国際ローミングが使える国と地域よりも微妙に少なく、
アラブ首長国連邦、カタール、クウェート、ミャンマーが対象外となっています。

アイスランド、アイルランド、アメリカ(ハワイ)、アメリカ本土、アンドラ、イギリス、イタリア、インド、インドネシア、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、カンボジア、韓国、キプロス、ギリシャ、グアドループ、グアム、クロアチア、サイパン、ジブラルタル、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、デンマーク、ドイツ、トルコ、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィリピン、フィンランド、ブラジル、フランス、フランス領ギアナ、ブルガリア、ベトナム、ペルー、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マカオ、マルタ、マルティニーク、マレーシア、南アフリカ、メキシコ、モロッコ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、レユニオン、ロシア(2023年10月1日時点)

国際通話かけ放題 | オプションサービス | 楽天モバイル

海外指定70の国と地域で使える

楽天モバイルは、70の国と地域で使えます。
ahamoが、82の国と地域なので、比べると微妙に少ないですが、
観光で行くような主要国には一通り対応しています。

エリア対象地域
北アメリカアメリカ(本土)
カナダ
グアム
サイパン
ハワイ
アジアインド
インドネシア
カンボジア
シンガポール
タイ
フィリピン
ベトナム
マカオ
マレーシア
ミャンマー
韓国
香港
台湾
中国
オセアニアオーストラリア
ニュージーランド
ヨーロッパアンドラ
イギリス
イタリア
エストニア
オーストリア
オランダ
キプロス
ギリシャ
クロアチア
スイス
スウェーデン
スペイン
スロバキア
チェコ
デンマーク
ドイツ
トルコ
ノルウェー
ハンガリー
フィンランド
フランス
フランス領ギアナ
ブルガリア
ベルギー
ポーランド
ポルトガル
ラトビア
リトアニア
リヒテンシュタイン
ルーマニア
ルクセンブルク
ロシア
中南米ブラジル
ペルー
メキシコ
アフリカモロッコ
南アフリカ
中東カタール
ヨルダン

ahamo同様、南米、アフリカ方面が未対応国が多いですが、
日本人が好んで観光で行くような場所は、一通り対応しています。

ahamoと比べて使えないと言っても、そのほとんどが馴染みの無い国ばかり。
アラスカ、ブルネイ、ラオス、バングラデシュ、サンマリノ、バチカン、モナコ、プエルトリコ、チリ、エクアドル、レソト、オマーン、イスラエル、サウジアラビア・・・あたりが未対応。
南米、アフリカ方面では、より使えないイメージです。特に中東に国々が弱いです。

アイスランド、アイルランド、アメリカ(ハワイ)、アメリカ本土、アラブ首長国連邦、アンドラ、イギリス、イタリア、インド、インドネシア、エジプト、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カタール、カナダ、カンボジア、韓国、キプロス、ギリシャ、グアドループ、グアム、クウェート、クロアチア、サイパン、ジブラルタル、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、デンマーク、ドイツ、トルコ、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィリピン、フィンランド、ブラジル、フランス、フランス領ギアナ、ブルガリア、ベトナム、ペルー、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マカオ、マルタ、マルティニーク、マレーシア、南アフリカ、ミャンマー、メキシコ、モロッコ、ヨルダン、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、レユニオン、ロシア(2023年10月10日時点)

楽天モバイルは海外でも2GB無料!追加設定なしでそのまま使える | 国際サービス | オプションサービス | 楽天モバイル

海外ローミング対応エリアは、日々更新されており、
最初は66の国と地域でしたが、今では71の国と地域へ増量。
ahamoも楽天モバイルも、1年で使える国もだいぶ増えているので、
公式サイトでチェックすることを推奨します。

海外データ通信は、月間容量に含まれる

楽天モバイルは、使った容量に対して料金が変わる従量制。
月額料金に含まれる海外データ2GBは、月額プランのデータ利用料に加算されます。

月間3GB未満で月額1,078円なので、
海外で2GBを全て使った場合は、国内で1GB未満で抑えないと、
3GB〜20GBの月額2,178円へと、料金倍増するので気をつけてください。
私は、海外データ量は、別枠だと勝手に勘違いしていましたので。

ただ、勘違いしてはいけないのは、データ利用量にカウントされるのは無料の2GB部分だけ。
2GBを超えて追加購入した海外データ通信容量は、毎月のデータ利用料にはカウントされません

データチャージ(ご利用方法) | オプションサービス | お客様サポート | 楽天モバイル

というわけで、海外でしかデータを使わないのであれば、
月額1,078円(2GB無料)+データチャージ1,500円(3GB)の合計2,578円。

データ使用量国内データ使用量〜1GB
月額1,078円
国内データ使用量1GB〜18GB
月額2,178円
海外2GB月額1,078円(~3GB)月額2,178円(~20GB)
海外3GB
(+1GB)
月額合計1,578円
月額1,078円(~3GB)+500円(1GB)
月額合計2,678円
月額2,178円(~20GB)+500円(1GB)
海外4GB
(+2GB)
月額合計2,078円
月額1,078円(~3GB)+1,000円(2GB)
月額合計3,178円
月額2,178円(~20GB)+1,000円(2GB)
海外5GB
(+3GB)
月額合計2,578円
月額1,078円(~3GB)+1,500円(3GB)
月額合計3,678円
月額2,178円(~20GB)+1,500円(3GB)
海外6GB
(+4GB)
月額合計3,078円
月額1,078円(~3GB)+2,000円(4GB)
月額合計4,178円
月額2,178円(~20GB)+2,000円(4GB)
海外7GB
(+5GB)
月額合計3,578円
月額1,078円(~3GB)+2,500円(5GB)
月額合計4,678円
月額2,178円(~20GB)+2,500円(5GB)
海外8GB
(+6GB)
月額合計4,078円
月額1,078円(~3GB)+3,000円(6GB)
月額合計5,178円
月額2,178円(~20GB)+3,000円(6GB)
海外9GB
(+7GB)
月額合計4,578円
月額1,078円(~3GB)+3,500円(7GB)
月額合計5,678円
月額2,178円(~20GB)+3,500円(7GB)
海外10GB
(+8GB)
月額合計5,078円
月額1,078円(~3GB)+4,000円(8GB)
月額合計6,178円
月額2,178円(~20GB)+4,000円(8GB)

海外データ利用料が月間5GBまでは、ahamoより安いのです。
逆を言えば、海外で6GB以上使うなら、ahamoの方がお得であり、
国内で1GB以上使う場合も、ahamoの方が安くなる可能性もある。

海外データ使用量ahamo
楽天モバイル
国内〜1GB
楽天モバイル
国内1〜18GB
海外2GB月額2,970円(20GB)月額1,078円(~3GB)月額2,178円(~20GB)
海外3GB月額2,970円(20GB)月額合計1,578円
月額1,078円(~3GB)+500円(1GB)
月額合計2,678円
月額2,178円(~20GB)+500円(1GB)
海外4GB月額2,970円(20GB)月額合計2,078円
月額1,078円(~3GB)+1,000円(2GB)
月額合計3,178円
月額2,178円(~20GB)+1,000円(2GB)
海外5GB月額2,970円(20GB)月額合計2,578円
月額1,078円(~3GB)+1,500円(3GB)
月額合計3,678円
月額2,178円(~20GB)+1,500円(3GB)
海外6GB月額2,970円(20GB)月額合計3,078円
月額1,078円(~3GB)+2,000円(4GB)
月額合計4,178円
月額2,178円(~20GB)+2,000円(4GB)
海外7GB月額2,970円(20GB)月額合計3,578円
月額1,078円(~3GB)+2,500円(5GB)
月額合計4,678円
月額2,178円(~20GB)+2,500円(5GB)
海外8GB月額2,970円(20GB)月額合計4,078円
月額1,078円(~3GB)+3,000円(6GB)
月額合計5,178円
月額2,178円(~20GB)+3,000円(6GB)
海外9GB月額2,970円(20GB)月額合計4,578円
月額1,078円(~3GB)+3,500円(7GB)
月額合計5,678円
月額2,178円(~20GB)+3,500円(7GB)
海外10GB月額2,970円(20GB)月額合計5,078円
月額1,078円(~3GB)+4,000円(8GB)
月額合計6,178円
月額2,178円(~20GB)+4,000円(8GB)

ちなみに、楽天モバイルアプリでのデータ表記は、
海外データ通信を使用すると、国内と同じく、月間データ利用料でカウントされてます。

海外データ使用量は、どうやって把握するのか?というと、
下の方の「パートナー回線(海外)」で表記されていました。
海外容量2GBのうち0.9GB使ったので、残り1.1GBという感じです。

制限後128Kbpsで使えて、容量追加も可能

楽天モバイルでは、海外で2GBを使い切ってしまった場合でも、
制限後速度の最大128kbpsで使えます

うっかり使い切っても完全に使えなくなることは無い。
海外でも最低限コミュニケーションツールは使えるという安心感。

データ通信が使えれば、楽天モバイルアプリから容量追加手続きもできる。
1GBあたり500円でデータチャージ可能です。
海外データ容量は、非課税であり、他社の海外データよりも圧倒的に安い。
大手携帯キャリアは、海外利用料は、1日あたり980円が相場であり、
高額な月額料金も別途必要になりますからね。

大手携帯キャリアの海外利用料

海外データ定額
ドコモ
irumo
eximo
【世界そのままギガ】
1時間200円
24時間980円〜
※国内データ量と共有


【世界ギガし放題】
1,980円〜2,980円/日
ソフトバンク
Y!モバイル
LINEMO
【海外あんしん定額】
1GB→3GB(24時間)980円
3GB→9GB(72時間)2,940円


【海外パケットし放題】
1,980円〜2,980円/日
au
UQ mobile
povo1.0
【世界データ定額】
24時間490円〜980円


【海外ダブル定額】
1,980円〜2,980円/日

楽天モバイルとpovo2.0の海外利用料

対応の国・地域月額料金に含まれる
海外データ量
海外データチャージ有効期限
楽天モバイル70以上の国・地域2GB(月額1,078円〜)
※プランのデータ利用量に加算
1GBあたり500円購入日を含む31日間
povo2.0
レギュラートッピング
90以上の国・地域0.5GB:780円
1GB:1,480円
2GB:2,880円
3GB:4,280円
5GB:7,080円
0.5GB:24時間
1GB:3日間
2GB:5日間
3GB:7日間
5GB:14日間
povo2.0
ワイドトッピング
160以上の国・地域0.3GBあたり6,980円30日間
ahamo90以上の国・地域20GB(月額2,980円)
※国内データと併用
1GBあたり550円
※大盛り併用不可
海外利用開始日から15日間
※チャージ延長不可

データチャージは、購入日を含めて31日間有効であり、
月をまたいだ場合は、毎月の付与される海外データ容量(2GB)から消費もしてくれます。

実際のところ、データ容量が少なくなるとSMSでメッセージが来るので、
気づかないまま、海外データ容量を使い切ることもありません。


海外で楽天モバイルが繋がらない時の対処法

海外ローミングではパートナー回線が決まっているので、
パートナー回線以外に繋がってしまうと、繋がらなくなる可能性が高いです
これは、楽天モバイルに限らず、ローミングSIMではよくあること。

シンガポール滞在時は「SGP-M1」に繋がってしまい、
インターネットに接続されていないトラブルに見舞われました。

接続先は、スマホの設定画面から変更できます。
設定→モバイル通信→SIMを選択。

SIMの情報画面から「ネットワーク選択」をタップ。
「自動」をオフにすることで、現地の回線を選べるようになります。

楽天モバイルは、シンガポールではStarHubがローミング先とのこと、
「StarHub」を選択することで、快適に使えるようになりました。

海外ローミング 対応エリア・料金 | お客様サポート | お客様サポート | 楽天モバイル

ちなみに、ローミング先によっては、複数の回線が使えることも有ります。
例えば、ハワイでは「AT&T」と「T-Mobile」が使えます。

エリアによっては電波が弱く、回線が遅い場合もあるので、
そういった場合にも、接続先を切り替えてみることをおすすめします。

海外ahamoと比較して気づいたこと

ハワイ、シンガポールと、楽天モバイルとahamoを使って気づいたこと。
いずれも海外ローミング無料は同じだけど、細かいルールが違うと感じました。

月額料金、データ容量だけじゃない違い。
海外利用における違いを、まとめておきます。

海外ahamoと楽天モバイルの違い

ahamo楽天モバイル
月額料金月額2,970円(20GB
月額4,950円(100GB
月額1,078円(~3GB
月額2,178円(~20GB
月額3,278円(20GB~
月額プランの
海外データ量
月間20GB
※国内併用
月間2GB
対象地域91の国と地域71の国と地域
超過後速度容量超過後:1Mbps
15日以降:128kbps
容量超過後:128kbps
海外利用日数海外利用15日まで
※帰国でリセット
制限無し
海外データ
追加料金
1GB/550円
※大盛り加入時は不可
※海外利用日数の延長不可
1GB/500円(非課税)
国際電話料金海外→日本への発信:有料
海外→海外への発信:有料
着信:有料
【Rakuten Link経由】
海外→日本への発信:無料
海外→海外への発信:有料
海外着信:無料(iOSは有料)
SIM交換手数料物理→eSIM:無料
eSIM→物理:1,100円〜
無料

海外利用だけで考えた場合は、どうなのか?
楽天モバイルの方が、使い勝手が良い気がしました。

まず、月額1,078円とahamoの約3分の1の料金で済むし、
2GBのデータ容量が有れば、数日程度の海外旅行は足りてしまいます。
足りない場合は、1GBあたり500円で容量追加もできますからね。

1週間程度の海外旅行だと、2GBでは足りない印象なので、
海外データ1GB〜2GBくらい購入する人は多いはず、
海外4GBまでなら、楽天モバイルの方が約1,000円ほど安くなる計算です。
※国内データ利用量1GB未満の場合です。

海外データ
使用料
ahamo
(20GB)
楽天モバイル
(〜3GB)
1GB月額2,970円(20GB)月額1,078円(~3GB)
2GB月額2,970円(20GB)月額1,078円(~3GB)
3GB月額2,970円(20GB)月額合計1,578円
月額1,078円(~3GB)+500円(1GB)
4GB月額2,970円(20GB)月額合計2,078円
月額1,078円(~3GB)+1,000円(2GB)
5GB月額2,970円(20GB)月額合計2,578円
月額1,078円(~3GB)+1,500円(3GB)
6GB月額2,970円(20GB)月額合計3,078円
月額1,078円(~3GB)+2,000円(4GB)
7GB月額2,970円(20GB)月額合計3,578円
月額1,078円(~3GB)+2,500円(5GB)
8GB月額2,970円(20GB)月額合計4,078円
月額1,078円(~3GB)+3,000円(6GB)
9GB月額2,970円(20GB)月額合計4,578円
月額1,078円(~3GB)+3,500円(7GB)
10GB月額2,970円(20GB)月額合計5,078円
月額1,078円(~3GB)+4,000円(8GB)
国内データ通信を含めない場合

海外WiFiの相場が、1日300MB〜500MBで想定されているので、
1週間の滞在では、2GB~4GBくらいは欲しくなる。
楽天では2GB追加で+1,000円なので、1週間くらいの旅行なら楽天モバイルで十分なわけ。

逆に、1週間以上の滞在なら、余裕をもってahamoにしたいところだけど、
ahamoは、海外利用は最大15日間の制限もあるからね。
海外で20GBも使えたら最高なんだけど、正直使い切れる人は稀なのです。

海外でahamo(アハモ)を使あう方法。ハワイで使って気づいた注意点。

ahamoは、15日以上の海外利用は不可能ですが、
楽天モバイルは、毎月データ容量がリセットされるので、
海外に長期滞在する場合のSIMとしては、楽天モバイルの方が使えます。
月額料金も安いから予備SIMとしても持っていきやすい。

そして、ahamoも楽天モバイルも、国内利用が前提のSIM。
国内で使うというなら、楽天回線+au回線の楽天モバイルが良いです。
というよりも、ドコモ回線が繋がらなくなりまくっている現状。
私は、すでにドコモ回線に恐怖すら感じています。

楽天モバイルは、最強プランでau回線も無制限で使えるようになったし、
楽天の高速回線を本当に制限なく使えるのも凄い。
固定回線の代用としても使っている人も多いハズ。
すでにメイン回線として楽天モバイルを使っている自分も居る。

また、楽天モバイルは、Rakuten Linkが有るのも大きい。
海外では着信通話も料金が発生することから、
Rakuten Linkなら海外→日本へ無料で折り返すといった使い方ができる。
海外では着信が有っても電話は出ないのが私のスタンス。
国際電話の為だけに、楽天モバイルを契約してるといっても過言ではない。

あと、細かい難点として、ahamoはeSIM発行に難が有ります
eSIM発行手数料は無料だけど、物理SIMに戻す場合は有料2,200円もとられるし、
ahamoはオンライン認証手続きが複雑
ahamoでeSIM使っちゃうと、海外でスマホ故障した時も困ります。

その点、楽天モバイルは、SIM交換手数料は全て無料
オンラインでeSIMへ即日切替できるし、UIも分かりやすい。
iPhoneのデュアルSIMにも使いやすいとも思いました。
ahamoは、docomoアカウントが分かりづらいし、サポートも不親切なのでした。

楽天モバイルの海外利用まとめ

楽天モバイルって、ちょっと癖が強いSIMですが、
海外利用に限って言えば、日本よりも快適に使えます。

国際ローミングなので、日本の楽天回線エリアも関係無し。
むしろ海外の方がバリバリ繋がるので、
海外でこそ使うサービスなんじゃないのか?とも思いました。

月間3GBを超えた場合、楽天モバイルは、一時的に高額になりますが、
毎月海外に行くわけでも無いですからね。

海外データ
使用量
ahamo
楽天モバイル
国内〜1GB
楽天モバイル
国内1〜18GB
海外2GB月額2,970円(20GB)月額1,078円(~3GB)月額2,178円(~20GB)
海外3GB月額2,970円(20GB)月額合計1,578円
月額1,078円(~3GB)+500円(1GB)
月額合計2,678円
月額2,178円(~20GB)+500円(1GB)
海外4GB月額2,970円(20GB)月額合計2,078円
月額1,078円(~3GB)+1,000円(2GB)
月額合計3,178円
月額2,178円(~20GB)+1,000円(2GB)
海外5GB月額2,970円(20GB)月額合計2,578円
月額1,078円(~3GB)+1,500円(3GB)
月額合計3,678円
月額2,178円(~20GB)+1,500円(3GB)
海外6GB月額2,970円(20GB)月額合計3,078円
月額1,078円(~3GB)+2,000円(4GB)
月額合計4,178円
月額2,178円(~20GB)+2,000円(4GB)
海外7GB月額2,970円(20GB)月額合計3,578円
月額1,078円(~3GB)+2,500円(5GB)
月額合計4,678円
月額2,178円(~20GB)+2,500円(5GB)
海外8GB月額2,970円(20GB)月額合計4,078円
月額1,078円(~3GB)+3,000円(6GB)
月額合計5,178円
月額2,178円(~20GB)+3,000円(6GB)
海外9GB月額2,970円(20GB)月額合計4,578円
月額1,078円(~3GB)+3,500円(7GB)
月額合計5,678円
月額2,178円(~20GB)+3,500円(7GB)
海外10GB月額2,970円(20GB)月額合計5,078円
月額1,078円(~3GB)+4,000円(8GB)
月額合計6,178円
月額2,178円(~20GB)+4,000円(8GB)

単純に月額料金の差額だけでも大きいです。

月間データ量ahamo楽天モバイル月額の差額
〜3GB月額2,970円
(20GB)
月額1,078円
(~3GB)
差額1,892円
〜20GB月額2,970円
(20GB)
月額2,178円
(〜20GB)
差額792円
20GB〜月額4,950円
(100GB)
月額3,278円
(無制限)
差額1,672円

楽天モバイルなら、海外に行く時だけ+500円〜1000円。
例えば、月間20GBまでなら海外で5GB使っても月額3,678円で済むのです。
翌月以降は、また1,078円〜という従量制料金に勝手に戻るわけで、
毎月2,970円を払い続けなければいけない、ahamoより結果的に安くなるとも感じています。

海外データ
使用料
ahamo
(20GB)
楽天モバイル
(〜3GB)
楽天モバイル
(〜20GB)
1GB月額2,970円月額1,078円月額2,178円
2GB月額2,970円月額1,078円月額2,178円
3GB月額2,970円月額合計1,578円
月額1,078円+500円(1GB)
月額合計2,678円
月額2,178円+500円(1GB)
4GB月額2,970円月額合計2,078円
月額1,078円+1,000円(2GB)
月額合計3,178円
月額2,178円+1,000円(2GB)
5GB月額2,970円月額合計2,578円
月額1,078円+1,500円(3GB)
月額合計3,678円
月額2,178円+1,500円(3GB)
国内データ通信を含めない場合

日本で使うなら、モバイルルーターに挿しても良い。
日本でも繋がってしまえば高速であり、無制限SIMとしては優秀ですからね。
どこでも持ち運べる高速WiFiスポット。
海外旅行の際も、日本を離れる直前まで、仕事しながら動画も見まくれる。

モバイルルーターでpovo2.0、楽天モバイルの無制限SIMを使う方法。おすすめSIMフリーモバイルWiFiまとめ。

モバイルルーターでpovo2.0と楽天モバイルを使う方法

楽天は、海外で使うか、無制限SIMとして使うか。
それ以外なら、ahamo、LINEMOにした方が良いですね。

povo2.0は、最安運用できるけど、未だに海外では使えないから、
海外に行く人は気を付けた方が良い。SMS認証できないと困ります。

povo2.0を0円運用して気づいたメリット・デメリット。注意点と賢い使い方。

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この記事を書いた人

KJ新谷のアバター KJ新谷 小さな会社の取締役

平成21年に輸入物販で起業して、既に起業15年目。
法人10期目。小さい会社の代表です。
雰囲気で商売しています。

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