ビジネスをするにあたって、必須となる事業用の銀行口座。
ネットビジネスなら、オンライン専門のネット銀行も必須です。
大手の銀行には無いメリットが「ネットバンク」には多々あるわけで、
個人事業主なら使わない手は無い。
今の時代、銀行口座は無料で開設できるし、
マイナス金利の時代、ただ預けていて得する事も無い。
じゃあ何を基準に銀行を選ぶか?って言ったら振込手数料。
1回数百円が無料となれば・・・毎月数千円は変わりますので。
他行宛て振込手数料の比較
インターネットを使って手続きする「インターネットバンキング」。
同じネットバンキングでも比べてみれば、全然料金は違う。
ネット専門のネットバンクは、メガバンクよりも格安なのです。
他行宛て振込手数料の比較
3万円未満 | 3万円以上 | 他行宛て振込手数料無料回数 (インターネット利用時) | |
---|---|---|---|
GMOあおぞらネット銀行 | 75円 | 75円 | 1テックま君:月1回 2テックま君:月3回 3テックま君:月7回 4テックま君:月20回 |
住信SBIネット銀行 (NEO BANK) | 77円 | 77円 | ランク1:月1回 ランク2:月5回 ランク3:月10回 ランク4:月20回 |
au じぶん銀行 | 99円 | 99円 | レギュラー:月3回 シルバー:月5回 ゴールド:月10回 プレミアム:月15回 |
ソニー銀行 | 110円 | 110円 | ステージなし:月1回 シルバー:月3回 ゴールド:月5回 プラチナ:月10回 ※Sony Bank WALLETで+1回 |
イオン銀行 | 110円 | 110円 | ブロンズ:なし シルバー:月1回 ゴールド:月3回 プラチナ:月5回 |
楽天銀行 | 145円 | 145円 | ベーシック:なし アドバンスト:月1回 プレミアム:月2回 VIP:月3回 スーパーVIP:月3回 |
PayPay銀行 | 145円 | 145円 | 預金3,000万円以上:月5回 |
業界最安値を誇るのが「GMOあおぞらネット銀行」。
他行宛振込手数料は1回75円(税込)であり、
3万円以上の振込でも変わりません。
次いで2番目に安いのが「住信SBIネット銀行」で1回77円。
GMOあおぞらネット銀行は、年会費3,300円のプラチナデビットカードを所持するだけで、
最高ランク「4テックま君」となり、他行宛振込手数料が毎月20回も無料となる裏技も有る。
→GMOあおぞらネット銀行の還元率最大1.2%デビットカード
「楽天銀行」や「PayPay銀行」も、
メガバンクに比べると格安ですが、
最安値のGMOと比べると倍くらいの差があるのです。
ちなみに、上記は個人口座(個人事業主)の振込手数料であり、
法人口座となると、また話は別。
法人と個人では、銀行の手数料も全く違うのです。
→法人口座の維持費と振込手数料の比較。ネット銀行がおすすめな理由。
無条件で振込手数料が無料のネット銀行
口座所持するだけで、他行宛振込手数料が無料となるネット銀行。
条件無しで毎月1回無料となる。
ここにも登場するのが「GMOあおぞらネット銀行」です。
条件不要での無料振込回数
- GMOあおぞらネット銀行:月1回無料
- 住信SBIネット銀行:月1回無料
- ソニー銀行:月1回無料 ※デビットカード発行で月2回無料
- auじぶん銀行:月3回無料
ネットバンキングでは、振込先が同じ銀行なら振込手数料は無料なのですが、
一部のネット銀行では、他金融機関でも無料や割引となる銀行が有ります。
特定金融機関への振込手数料
- auじぶん銀行:三菱UFJ銀行口座への振込無料
- 住信SBIネット銀行:三井住友信託銀行口座への振込無料
- PayPay銀行:三井住友銀行の本人名義口座への振込無料
日本でトップクラスのメガバンク「三菱UFJ銀行」は、
「auじぶん銀行」からなら回数問わず無料で振込が可能。
三菱UFJ銀行でネットバンキング利用するよりも、
手数料は全体的に安いので、代わりに所持するのも有り。
預金残高で無料回数が増えるネット銀行
ネットバンクは、どこでもステージ制を導入しており、
預金の金額だけで、ランクが変わる銀行も多いです。
多めにお金を預けておくだけで、他社口座へも無料回数が増える。
銀行の金利なんかより、よっぽど得する金額も多い。
預金残高による他行宛振込無料回数
0円 | 10万円 以上 | 50万円 以上 | 100万円 以上 | 300万円 以上 | 1,000万円 以上 | 3,000万円 以上 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 月1回(ランク1) 月2回(ランク2) ※要スマート認証NEO | – | – | – | 月10回(ランク3) ※要スマート認証NEO | – | – |
GMOあおぞらネット銀行 | 月1回 (1テックま君) | – | – | – | – | – | – |
楽天銀行 | – | 月1回 (アドバンスト) | 月2回 (プレミアム) | 月3回 (VIP) | 月3回 (スーパーVIP) | – | – |
PayPay銀行 | – | – | – | – | – | – | 月5回 |
auじぶん銀行 | 月3回 (レギュラー) | – | – | 月10回 (ゴールド) | – | 月15回 (プレミアム) | – |
ソニー銀行 | 月1~2回 (ステージなし) | – | – | – | 月3~4回 (シルバー) | – | |
イオン銀行 | ※預金残高による ステージ無し | – | – | – | – | – |
預金残高で、無料回数コスパが高いのは、
スマート認証NEOへの登録で月5回無料の「住信SBIネット銀行」。
10万円以上の預金で月1回、100万円以上の預金で月3回無料の「楽天銀行」。
特に「じぶん銀行」の100万円以上の預金で月10回無料は圧倒的。
住信SBIネット銀行でも、300万円以上の預金して月10回無料ですからね。
ネット銀行のATM手数料と対応ATM
他行振込の次に、高頻度で使うATM利用。
ATM利用手数料において、優秀なのは「GMOあおぞらネット銀行」と「ソニー銀行」。
入金が完全無料であり、出金手数料も一律110円と最安。
有料となる場合でも、いつでもどこでも同じ料金。分かりやすいのも親切です。
ATMの無料回数
出金 3万円未満 | 出金 3万円以上 | 入金 3万円未満 | 入金 3万円以上 | |
---|---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 110円 ※月2~20回無料 | 110円 ※月2~20回無料 | 110円 ※月2~20回無料 | 110円 ※月2~20回無料 |
GMOあおぞらネット銀行 | 110円 ※月2~20回無料 | 110円 ※月2~20回無料 | 無料 | 無料 |
PayPay銀行 | 165円 or 330円 ※月1回無料 | 無料 | 165円 or 330円 ※月1回無料 | 無料 |
楽天銀行 | 220円 or 275円 ※最大7回無料 | 220円 or 275円 ※最大7回無料 | 220円 or 275円 ※最大7回無料 | 無料 |
イオン銀行 | 110円 or 220円 ※時間帯で変動 ※月1~5回無料 | 110円 or 220円 ※時間帯で変動 ※月1~5回無料 | 110円 or 220円 ※時間帯で変動 ※月1~5回無料 | 110円 or 220円 ※時間帯で変動 ※月1~5回無料 |
au じぶん銀行 | 110円 or 220円 ※月2~15回無料 | 110円 or 220円 ※月2~15回無料 | 110円 or 220円 ※月2回~無料 | 110円 or 220円 ※月2回~無料 |
ソニー銀行 | 110円 ※月4回~無料 | 110円 ※月4回~無料 | 無料 | 無料 |
ネット銀行は、実店舗が無いわけで、対応ATMも重要。
セブン、ファミマ、ローソン、ミニストップ、ゆうちょ・・・
提携ATMが有るコンビニ、銀行が近くにあるか?で利便性も大きく異なります。
ファミリーマートにあるのは、イーネットATM(E-net)で、
ミニストップにあるのは、イオン銀行ATMです。
ネット銀行の対応ATM
セブン | ファミマ | ローソン | イオン | ゆうちょ | UFJ | 三井住友 | みずほ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PayPay銀行 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
楽天銀行 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
住信SBIネット銀行 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | × |
GMOあおぞらネット銀行 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | × | × | × |
イオン銀行 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
au じぶん銀行 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | × |
ソニー銀行 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
GMOあおぞらネット銀行の難点は、ファミマとローソンに未対応なこと。
まぁ、ファミマにはゆうちょATMも有るし、
セブンイレブンとゆうちょ銀行には対応しているので、大丈夫だと思いますけども。
実際のところ、振込手数料が無料となるなら、ATMを使う理由も無い。
キャッシュレスの時代、現金で取引すること・・・ほぼ無いですからね。
ネット銀行のデメリット
手数料の安いネット銀行ですが、
引き落とし口座として設定できないデメリットがあります。
事業主として困るのが、社会保険(厚生年金保険、健康保険)や、
共済(小規模企業共済、経営セーフティ共済)の振替口座に設定できないこと。
特に、小規模企業共済と経営セーフティ共済は、
個人事業主の節税策として検討する人も多いハズ。
ネット銀行とは別に、都市銀行や地方銀行も用意する必要があるのです。
→個人事業主の節税策と優先順位。小規模企業共済、経営セーフティ共済、iDeCo、国民年金基金の比較と違い。
社会保険料は、振替納付だけでなくペイジー払いも可能ですが、
ペイジー払いに対応しているネット銀行も限られますからね。
これは個人口座も法人口座も同じ、社保と共済には気をつけて。
→法人口座の維持費と振込手数料の比較。ネット銀行がおすすめな理由。
ネット銀行振替納付の対応状況
社会 保険 | 振替 納税 | ダイレクト 納付 | 地方税 納付 | 還付 口座 | ペイジー Pay-easy | |
---|---|---|---|---|---|---|
PayPay銀行 | × | × | × | IBのみ | 〇 | 〇 |
楽天銀行 | × | 〇 | × | IBのみ | 〇 | 〇 |
住信SBIネット銀行 | × | × | × | × | 〇 | × |
GMOあおぞらネット銀行 | × | × | × | × | 〇 | 〇 |
ゆうちょ銀行 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
イオン銀行 | 〇 | × | × | × | 〇 | × |
ネット銀行おすすめランキング
GMOあおぞらネット銀行
2018年7月に新しく登場した「GMOあおぞらネット銀行」。
一見すると、他ネットバンクの良いとこどり・・・のような銀行です。
GMOあおぞらネット銀行のメリット
- 無条件で他行口座宛ての振込が月1回無料
- 他行口座宛ての振込手数料が一律75円と最安
- GMOクリック証券と連携で超高金利(年利0.11%)
- 取引に応じてPontaポイント or GMOポイントが貯まる
- 口座の複数所持が可能(つかいわけ口座)
- 屋号付き口座を開設可能
- 年会費3,300円のカード発行で振込手数料が毎月20回無料となる
GMOあおぞらネット銀行のデメリット
- 新しい故に知名度が低い
- 提携ATMが少ない(セブン、イオン、ゆうちょ)
他行宛振込手数料が、最安値であり、無条件で月1回無料となる。
証券口座との連携(証券コネクト口座)により、
金利0.11%へ上がるという楽天銀行みたいなシステムも有る。
→金利貯金おすすめのネット銀行。定期預金よりも高金利、金利倍増の裏技。
他ネットバンクに比べると、ランクアップの条件が厳しく、
上位ランクには、外貨預金残高が必須なのですが・・・
Mastercardプラチナデビットカード(年会費3,300円)を発行するだけで、
最高ランクの「4テックま君」へ。振込手続きする人は間違いなく発行した方が良い。
→GMOあおぞらネット銀行の還元率最大1.2%デビットカード
ATM出金手数料だけでなく、他行宛て振込手数料も毎月20回無料となり、
更にデビットカード還元率も最大1.2%で現金還元。
決済する為のデビットカードとしても非常に優秀です。
GMOあおぞらネット銀行カスタマーステージ
優遇内容/ステージ名 | 1テックま君 | 2テックま君 | 3テックま君 | 4テックま君 |
---|---|---|---|---|
ATM出金手数料 無料回数 | 月2回 | 月5回 | 月7回 | 月20回 |
他行宛振込手数料 無料回数 | 月1回 | 月3回 | 月7回 | 月20回 |
Visaデビットカード還元率 | 還元率0.6% | 還元率0.8% | 還元率1.0% | 還元率1.2% |
まぁ、GMOあおぞらネット銀行は、無料特典の為だけに使っても良いとは思う。
手数料は最安だらけで、振込手数料も一番安いですからね。
楽天銀行
楽天グループでお馴染み「楽天銀行」です。
旧イーバンクは、ネットバンク老舗であり、
楽天変遷後は利用者数も一気に増加。
振込手数料云々を抜きにしても所持すべき口座かと。
楽天銀行のメリット
- 楽天の知名度、利用者が多い。
- 楽天証券と連携で金利5倍(金利0.1%)
- 他行口座宛て振込手数料が最大月3回無料
- ATM利用手数料が最大月7回無料
- 他行からの振込で楽天ポイントが貯まる
- 楽天カード×楽天銀行はSPU倍付け対象
- 海外送金手数料が1件750円と格安
- 屋号付き口座を開設可能
楽天銀行のデメリット
- 最低ランク(ベーシック)はATM利用手数料も有料
- 基本のATM利用手数料が高い
- 基本の振込手数料が高い
- 会員ステージは上がりやすいが、最高ステージの特典は弱い
- freee、Moneytree等、API連携できないサービスが有る
- 楽天のサービス品質、過去にアカウント凍結問題有り
楽天銀行は、他金融機関に比べて会員ランクも上がりやすい。
残高10万円以上で「アドバンスト」ステージになり、
ATM利用手数料、他行振込手数料共に1回ずつ無料となります。
取引10件で「プレミアム」→月2回、
取引20件で「VIPランク」→月3回も振込手数料が無料。
振り込まれた時に獲得できる楽天ポイントも3倍になります。
売上金の振込も取引の対象なわけで、
事業売上の振込先口座に指定しておけば、勝手に「スーパーVIP」にもなる。
楽天証券マネーブリッジで金利が5倍になるってのも良い。
GMOあおぞらネット銀行同様に、下手な定期預金より金利も高くなります。
※2022年4月より、マネーブリッジ金利1.0%は300万円までとなりました。
楽天ポイントは、楽天カードで貯まりまくり、
楽天市場のポイント倍付条件(SPU)に楽天銀行は必須なので、
なんだかんだで楽天経済圏で得する為に、楽天銀行も欠かせない。
ただ、楽天銀行で発生する手数料は安いわけでは無いので、
手数料を払ってまでは、使うべきでは無いかなと。
ランクが一番下の「ベーシック」の場合、
他行宛振込手数料もATM利用手数料も有料ですからね。
使うなら、最低でも10万円は入金して、無料回数内で使うべし。
あと、API連携を使うサービスで楽天銀行だけ未対応ってことも多くなりました。
2022年2月には、大手会計ソフトfreeeも楽天銀行で連携終了した過去もあり。
2023年12月にfreeeで楽天銀行は再連携可能となりましたけど、
家計簿アプリ、クラウド会計ソフトを使ってる人は気を付けて。
→freeeとマネーフォワードクラウドを徹底比較。両方使って気付いた大きな違い。
住信SBIネット銀行
ネットバンクで定番なのが「住信SBIネット銀行」。
2021年4月スマートプログラム(スマプロランク)の改定により、
スマート認証NEOの利用前提で、得する金融機関となってます。
住信SBIネット銀行のメリット
- 他行口座宛ての振込が月1~20回無料
- 他行口座宛ての振込手数料が一律77円と安い
- ATM入出金手数料が2~20回まで無料
- 用途別に目的別口座が作れる
- 屋号付き口座を開設可能
住信SBIネット銀行のデメリット
- ランク2以上は、スマート認証NEOが必須
- ATM入金(預入れ)の無料回数は、出金回数と合算
- ランクアップ難易度が高い(ランク3以上は厳しい)
他行宛振込手数料は、無条件でも月1回無料ですが、
スマート認証NEOに登録するだけで、ランク2になるので、
月5回も他行宛振込手数料が無料となる。
ATM出金は、ランク1で月2回は出金手数料が無料。
ランク2なら月5回も出金手数料無料。
ただ、ATMの無料回数は、出金と入金で合算した回数となります。
デメリットは、スマート認証NEOが前提となったこと。
スマート認証で安心と言ってますが、
スマホが必須となるので、PCメインで使う際には不便。
専用アプリの使い勝手が微妙です。
また、GMOあおぞらネット銀行と同じく、
年会費11,000円の「プラチナデビットカード」の発行で、ランク4へのランクアップが可能です。
ただし、年会費が高額であり、ランクアップにはスマート認証NEOへの登録が必要です。
住信SBIネット銀行スマプロランク
優遇内容/ステージ名 | ランク1 | ランク2 | ランク3 | ランク4 |
---|---|---|---|---|
ATM利用手数料 無料回数 | 月2回 | 月5回 | 月10回 | 月20回 |
他行宛振込手数料 無料回数 | 月1回 | 月5回 | 月10回 | 月20回 |
プラチナカードは、還元率は1.0%、空港ラウンジ特典、招待日和、空港手荷物宅配
審査不要でプラチナカード特典が使えるカードといったところ。
ちなみに、住信SBIネット銀行のプラチナデビットは、法人口座でも発行可能であり、
私は、法人で住信SBIネット銀行プラチナデビットカードを所持しています。
法人口座(ビジネス口座)でもプラチナデビットカードは有るのですが、
法人には、スマプロランクが無いので振込手数料の無料特典は有りません。
住信SBIプラチナデビット個人と法人の違い
プラチナデビットカード(個人) | 法人 | |
---|---|---|
カード年会費 | 11,000円 | 11,000円 |
カードブランド | Mastercard | Mastercard |
還元率 | 1.0% | 1.0% |
限度額 | 1回または1日あたり1,000万円まで 1ヵ月あたり3億円まで | 1回または1日あたり1,000万円まで 1ヵ月あたり3億円まで |
海外旅行保険 | 自動付帯:最高1億円 家族特約あり:最高1,000万円 航空便遅延補償あり:最高2万円(自動付帯) | 自動付帯:最高1億円 家族特約あり:最高1,000万円 航空便遅延補償あり:最高2万円(自動付帯) |
国内旅行保険 | 自動付帯:最高1億円 家族特約あり:最高1,000万円 航空便遅延補償あり:最高2万円(利用付帯) | 自動付帯:最高1億円 家族特約あり:最高1,000万円 航空便遅延補償あり:最高2万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高100万円 | 最高100万円 |
モバイル端末の保険 | 最大100,000円を年1回 | 最大100,000円を年1回 |
空港ラウンジ プライオリティパス | 世界1,300ヵ所を超える空港ラウンジ 年間3回まで無料 | 世界1,300ヵ所を超える空港ラウンジ 年間3回まで無料 |
ダイニング特典 | ダイニング by 招待日和 | ダイニング by 招待日和 |
ランクアップ特典 | スマプロランク4 ATM利用料:20回無料 他行宛振込手数料:20回無料 ※要スマート認証NEO登録 | 無し |
法人のプラチナカードとしては、コストパフォーマンスが高いです。
法人カードとしては還元率も高く、Mastercardブランドってのも良い。
中でも保険の内容が優れており、法人で家族特約まで付帯するカードは希少、
更にモバイル保険は、年1回で10万円までスマホ修理費用を補償してくれるもの。
これにより、キャリアのスマホ補償に加入しなくて済む。
そもそも、法人向けのプラチナカードで年会費11,000円って他に無いから。
→法人プラチナカードを比較する。経営者におすすめのビジネスプラチナカード。
PayPay銀行
日本初のネットバンクといったら「ジャパンネット銀行」、
2021年4月より「PayPay銀行」へと名称が代わりました。
老舗だけに私は長く使ってますが、
PayPay銀行になってからは、スマホ認証の方向へ。
住信SBIネット銀行と同様に、ちょっと使いづらくなってしまいました。
PayPay銀行のメリット
- ネットバンク老舗
- ATM利用手数料が毎月1回無料
- 3万円以上のATM利用手数料が無料
- PayPay残高の出金手数料が無料
- キャッシュカード不要、アプリでATM出金が可能
- 三井住友銀行同一名義口座への振込が無料
PayPay銀行のデメリット
- スマホのトークンアプリが使いづらい
- カード型トークンは有料1,100円
- 他行宛振込手数料が高額
- ステージ制度による振込手数料無料特典が無い
ATM利用手数料は、毎月最初の1回が無料であり、
3万円以上なら入金・出金が回数関わらず無料です。
Paypay残高への入出金手数料も無料であり、
PayPay残高(PayPayマネー)の出金も、
PayPay銀行のみ出金手数料が無料(他社は100円)となっています。
トークン(ワンタイムパスワード生成機)も導入されており、
セキュリティの面でも安心。二段階認証じゃないのが良いし、
ゆうちょ銀行みたいに、使い勝手も悪くない。
ただ、PayPay銀行となってから、スマホアプリのトークンとなり、
カード型の物理トークンは有料(1,100円)となりました。
スマホ認証って便利なようで不便なので、私はカード型トークンで使ってます。
ネックなのは、他社ネットバンクに比べると振込手数料が高いこと。
GMOあおぞらネット銀行や、住信SBIネット銀行のように、
ステージ優待で振込手数料が無料になる事は無いので、
他行振込で利用するなら、他社ネット銀行を利用した方が良いですね。
au じぶん銀行
携帯会社auの銀行といえば「auじぶん銀行」
KDDIと三菱UFJ銀行が共同で作った、
オンライン専門のネットバンクとなります。
2016年11月に「プレミアムバンク for au」終了で、
代わりに始まった「じぶんプラス」は、au ID不要で誰でも申し込み可能へ。
今では、auユーザー以外でも使えます。
2022年4月には、大幅リニューアルで更に使い勝手も良くなりました。
auじぶん銀行のメリット
- 会員ランクによる無料特典が多い
- 預金残高だけで高ランクが狙える
- 預金残高100万円以上で振込手数料が月10回無料
- 三菱UFJ銀行への振込が無料
auじぶん銀行のデメリット
- 老舗ネットバンクに比べるとマイナー
- auユーザー向け特典が多い
- 屋号付き口座の開設不可能
じぶん銀行も他社ネットバンク同様、ステージ制を導入しており、
預金残高だけで月10回無料となる「ゴールド」が狙えます。
無条件で、月3回振込手数料が無料となり、
残高100万円以上で、月10回も振込手数料が無料へ。
預金残高による会員ランク
- 無条件(レギュラー) :振込手数料月3回無料
- 100万円以上(ゴールド) :振込手数料月10回無料
- 1,000万円以上(プレミアム) :振込手数料月15回無料
100万円以上の預金で他行宛て振込手数料も月8回無料は凄い。
これは、住信SBIネット銀行や楽天銀行よりも断然多い。
1,000万円以上の預金なら、月15回無料と更に差も開きます。
0円 | 10万円以上 | 50万円以上 | 100万円以上 | 300万円以上 | 1000万円以上 | |
---|---|---|---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 月1回(ランク1) 月2回(ランク2) ※要スマート認証NEO | – | – | – | 月10回(ランク3) ※要スマート認証NEO | – |
楽天銀行 | 月0回 (ベーシック) | 月1回 (アドバンスト) | 月2回 (プレミアム) | 月3回 (VIP) | 月3回 (スーパーVIP) | – |
じぶん銀行 | 月3回 (レギュラー) | – | – | 月10回 (ゴールド) | – | 月15回 (プレミアム) |
また、じぶん銀行宛の同行間振込だけでなく、
国内最大手の「三菱UFJ銀行」への振込も無料となるので、
「三菱UFJ銀行」の代わりに所持するってのは有り。
難点は、スマホ向けユーザーに始まったサービスであり、
消費者向け金融機関という雰囲気が強い。
屋号付口座も開設できないので、ビジネス口座として使うには難がある。
イオン銀行
イオン系の金融機関、イオン銀行。
以前は、イオンセレクトカード会員での優遇が有りましたが・・・改悪。
今からネットバンク目的で使うのは微妙です。
イオン銀行のメリット
- イオン銀行でATM手数料が無料
- ゆうちょ、みずほ、三菱UFJで平日日中ATM手数料無料
イオン銀行のデメリット
- 他社コンビニ系ATMで手数料が発生
- 他行宛振込手数料も高い
- 普通預金金利が改悪となった
- ランクがスコア制へ改悪となった
- 事業用口座開設に、店舗問い合わせが必要
イオン銀行も「イオン銀行Myステージ」というステージ制度が有り、
イオンカード・WAON・投資信託、各種ローン等の利用状況に応じて、
振込手数料の特典が付与されますが・・・条件が複雑で厳しいです。
預金残高だけでは会員ランクも上がらないのも微妙。
以前に比べると、イオンカードセレクトでの優遇も微妙であり、
イオンカードセレクト所持では、10点獲得するだけ。
50点以上でシルバーステージになっても、
他行宛振込手数料は1回無料のみ・・・既にほぼ使わない銀行です。
メガバンクの振込手数料
メガバンクでもネットバンキングを利用することにより、
他行宛振込手数料は安くなりますが・・・
やはりオンライン専門のネット銀行に比べると振込手数料は高いです。
三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行では、
会員ランクにより、他行宛振込手数料が無料にもなりますが、
ネット銀行に比べると、ランクアップ条件は非常に厳しいので・・・
使う目的が有るとすれば、同銀行間での振込手数料無料狙い。
メガバンクは利用者が多いですからね。
メガバンクの振込手数料
3万円未満 | 3万円以上 | 同行間振込手数料 | 無料回数 | |
---|---|---|---|---|
三菱UFJダイレクト (三菱UFJ銀行) | 154円 | 220円 | 無料 | Echo通帳:月1回 給与受取:月3回 |
みずほダイレクト (みずほ銀行) | 150円 | 320円 | 無料 | Bステージ:なし Aステージ:なし Sステージ:月3回 |
SMBCダイレクト (三井住友銀行) | 165円 | 330円 | 無料 | – |
マイゲート (りそな銀行) | 165円 | 165円 | 無料 | スタンダード:なし パール:なし ルビー:月3回半額 ダイヤモンド:月3回無料 |
ゆうちょダイレクト (ゆうちょ銀行) | 165円 ※5万円未満 | 165円 ※5万円以上 | 月5回まで無料 (6回目以降は100円) | – |
ただ、ゆうちょ銀行では他口座へ振込(電信振替)は無料回数に上限が有る。
ゆうちょダイレクトを利用した場合は月5回まで無料、
ATMを利用した場合は月3回まで無料。合計8回まで無料。
それ以降は、同じゆうちょ銀行への振替でも1回100円の料金が発生します。
「ゆうちょダイレクト」って、使い勝手も非常に悪いので、
本当は使いたくない銀行No.1。
トークンでの振り込みも、振込先番号を手入力→パスワード表示という鬼仕様、
引き出し限度額、振込限度額も勝手に低くされるし、
社会保険料の振替口座にも使えない。
各種手続きにも、窓口、郵送必須という、とにかく面倒な銀行。
ただ、元々政府運営のサービス故に利用者だけは多いので、
使わないわけにもいかないんですよね。
個人事業主におすすめ銀行まとめ
ネットバンクは口座開設無料、口座維持も無料なので、
余裕があるなら口座は増やしておいた方が良い。
基本的に同じ銀行(同行間)なら振込手数料は無料だということ。
所持する銀行が多ければ、支払う側の手数料を無料にできる。
振り込んで貰う際にも、相手の支払手数料は無料となるわけで、
取引先やお客様の為にも、複数口座は所持した方が良い。
事業用口座と個人口座と、用途別にも使い分けできますから。
PayPay銀行、GMOあおぞらネット銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行・・・と、
知っているところから口座開設すれば良いと思います。
経理の面でもネット銀行は有効。
通帳記入の必要もなく、取引明細も過去に遡って検索できるので、
確定申告の際にも非常に便利です。
クラウド会計を使えば、ネットバンクとデータ連携し、
自動で仕訳入力まで完了してしまいます。
→クラウド会計のメリットとデメリット。インストール型会計ソフトとの違い。
個人事業主の会計ソフトなら、マネーフォワードクラウドが素晴らしい。
freeeは高額であり、楽天銀行も連携不可能になっちゃいましたから。
→個人事業主におすすめクラウド会計ソフト。freee、マネーフォワードクラウド確定申告、やよいの青色申告オンラインの比較。
クレジットカードも併用すれば、経理の手間も大幅軽減。
一般的な消費者向けクレジットカードより優れた点も多いのです。
→個人事業主、中小企業の経営者におすすめ法人カード(ビジネスカード)
経営者ならビジネスカードを使うべき理由も有るのです。
消費者としてのクレジットカードと、事業費決済のクレジットカード。規約も違いますので。
→ビジネスカード(法人カード)を使うべき理由。個人向けクレジットカードとの違い。
オンラインで金融情報を一括把握できる時代、
銀行口座、クレジットカードが増えたからって、
管理の手間は、大して増えません。
むしろ使い分けることで、より得をする。
良いところだけ使えば良いのです。
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