プラチナの法人カード、3枚持って、2枚解約しました。
アメックスビジネスプラチナ。ラグジュアリーカードのチタン。
ついでに言えば、ホテル系のマリオットアメックスも解約済み。
残ったのは、決済用のセゾンプラチナビジネスだけ。
というわけでこの記事は、
「プラチナ法人カードって実際どうなの?」に、
持って・使って・解約した側から答える記事です。
先に身も蓋もないことを言うと、
プラチナカードは決済カードではなく、特典カード。
決済の損得で見たら確実に負けます。
還元率と限度額で選ぶ話は、本館の記事でやっているので、そちらで。
→個人事業主・中小企業の法人カード大全。選び方と結論【2026年】
- 2026年のプラチナ法人カードに、積極的に勧められる「買い」は正直少ない
- 特典カードの代表は今もアメックスビジネスプラチナ。ただし値上げ続きでコスパは悪化しきっている(私は解約)
- ラグジュアリーカードも解約した(理由は本文)
- 決済のコスパで選ぶならセゾンプラチナ・ビジネス・アメックス(詳細は本館)
- 「なんとなくプラチナ」は要らない時代です
私のプラチナ遍歴(先に結末から)
時系列で言うと、こうです。
セゾンプラチナビジネス → 会社設立からずっとメイン。継続中
アメックスビジネスプラチナ → 特典目当てで保有 → 解約
ラグジュアリーカード チタン → 物珍しさで保有 → 解約
マリオットボンヴォイアメックス → ホテル特典目当て → 解約
解約した理由は、全部同じです。
円安と物価高で、海外旅行・高級ホテルそのもののコスパが悪くなった。
年会費を払って特典で囲われるより、
旅行するときに、その都度払った方が安い。
特典で元を取ろうと無理やり使う生活って、本末転倒じゃないのん?と。
ただ、これは私の使い方での結論。
どのカードが、どう良くて、どう割高になったのか。
カード別に見ていきます。
アメックスビジネスプラチナ:特典は今も王様、コスパは過去最悪
特典カードの代表格は、今もこれです。
クレジットカードの域を超えた特典の数々。
飛行機と高級ホテルを使う人にはVIP待遇となります。
- マリオット、ヒルトン等のホテル上級会員資格が付与される
- FHR(ファイン・ホテル・アンド・リゾート)でVIP待遇+ホテルクレジット
- プライオリティパスの同伴者が1名無料だった(私の保有時。条件は毎年変わるので申込み前に要確認)
- 空港手荷物宅配が往路・復路2個ずつ無料
- 追加カード4枚まで無料
- 法人設立期間は審査に関係なし。事前承認で限度額以上の決済も可能
FHRは本当によくできていて、
ホテル上級会員の特典と併用できるし、ホテルの宿泊実績も貯まる。
マリオットアメックスやヒルトンアメックスが、アメプラ1枚で不要になる。
ホテルに年中泊まる人なら、今でも計算が合う可能性はあります。
じゃあ何が問題か。値段と、決済カードとしての死亡です。
年会費は165,000円。
89,250円→105,000円→143,000円→165,000円と、値上げしまくりの歴史。
特典の中身が倍になったわけでもないのに、値段だけ倍近くなった。
同じ特典が、ただただ割高になっていったのです。
そしてマイルカードとしては、もう使えません。
ANAマイルは年間4万マイルの移行上限。
JALマイルは還元率0.4%と低い。
税金・公共料金の支払いでは還元が半減する。
事業費決済のデカイ金額を受け止めても、ポイントの行き場が無いのです。
あと、アメックスって実は誰でも持てるカード。
私が持てていたくらいですからね。
発行できるから凄い、という話ではもう無い。
そもそもアメックスで決済したいだけなら、一番安い緑のアメックスビジネスで良い。
ビル・ゲイツ氏もウォーレン・バフェット氏も、敢えてのグリーンという噂もある。
プラチナを選ぶ理由は特典だけ。
その特典の値段が、私には正当化できなくなった。だから解約しました。
ラグジュアリーカード:金属カードの所有感と、その後
富裕層向けステータスカードとして登場したラグジュアリーカード。
法人口座決済用があり、個人事業主でも申し込めます。
私はチタン(年会費55,000円)を持っていました。
良かった点は、はっきりしてます。
Mastercard最上級「World Elite」。日本の法人カードでは唯一無二。
特許技術の金属カードは、出すたびに話題になった。
チタン・ブラック・ゴールドで主要特典は大差ないので、
持つなら一番安いチタンがコスパ最高、というのが持論でした。
で、解約しました。理由は積み重ねです。
- キャッシュバック還元率1.0%だが、マイルに換えると0.6%と微妙
- 年会費55,000円を還元で取り返すには年550万円の決済が必要
- 私の保有時、コンシェルジュの対応は年々お粗末になっていった(運営はアプラス。今の質は、もう持っていないので分かりません)
- ブラックダイヤモンド登場、ゴールドが申込み制に。希少性の切り売り
あと、これは完全に私の感覚ですけど。
ラグジュアリーカード、デザインがダサくなったと思うんですよ。
「LC」ロゴになってから、見せても、なんかおもちゃみたいで。
そもそも認知度が低いから、出しても誰も分からない。
自分で「ラグジュアリー」って名乗ってる時点で、ちょっと微妙じゃないですか。
ステータスカードは、やっぱりアメックスが強い。
ブランドって、名前で作るものじゃなくて、歴史が語るものですからね。
金属カードの所有感は本物です。
でも、所有感に年5.5万円は払えなかった。
使ってみて差が出た3つ(2026年の注意つき)
プラチナ法人カードのスペック比較表は世の中に溢れてるので、
ここでは「使ってみて差が出た所」だけに絞ります。
1つ、プライオリティパスの同伴者料金。
私の保有時、同伴者を無料にできたのはアメプラだけでした。
セゾンプラチナビジネスは、2025年11月に同伴者4,400円→35USドルへ値上げ。
1ドル150円なら5,000円超えです。家族や同僚と移動する人は、ここで差がつく。
そして今、プライオリティパス自体が業界全体で改悪ラッシュ中。
国内レストラン優待の除外・回数制限が各社で進んでいて、
「プラパス付き=無敵」だった時代は終わりつつあります。
プラパス目当てでカードを選ぶなら、申込み前に現行条件の確認を。
2つ、空港手荷物宅配の個数。
アメプラは往復2個ずつ。セゾンは往復1個ずつ。
帰りはお土産で荷物が増えるので、2個ないと足りないのですよ。
ちなみに複数カードの特典は併用できます。
家族で4個送ったこともある。カード毎にレジ操作が分かれて面倒だけど。
3つ、コンシェルジュの質。
私が使って質が高いと感じたのは、JCBとアメックス。人間味があって応用が利く。
セゾンとラグカ(保有時)は、正直、使うほどでもなかった。
そして2026年の今は、そのコンシェルジュ自体が
自動音声・チャット誘導へ縮小されていく流れです。
プラチナのサポート劣化の実態は、本館に実録を書きました。
→法人カード大全「サポートの質と不正利用対応(2026年の実録)」
審査の話:プラチナでも思ったより発行できる
ビジネスプラチナのほとんどは、招待不要で申し込めます。
知っておくべきは、審査の種類が2つあること。
代表者個人を審査:セゾンプラチナビジネス、三井住友 for Owners、ラグジュアリーカード
法人を審査:アメックスビジネスプラチナ、JCBプラチナ法人、三井住友ビジネスプラチナ
個人のクレジットヒストリーがあるなら、個人審査のカードが早い。
日頃からカードを使って、信用を貯めておけということです。
審査まわりの実務は、本館のFAQにまとめてあります。
まとめ:誰がプラチナを持つべきか
一周回った私の結論はこうです。
利益が出ていて、ホテルと飛行機を年中使う → アメプラなら計算が合うかもしれない。ただし私は勧めない。旅行の都度払いで十分でした
決済のコスパで選ぶ → セゾンプラチナビジネス(本館で解説)
所有感が欲しい → 止めないけど、私はラグカを解約した
「なんとなくプラチナ」 → 要らない。年会費無料の法人カードで実績を作る方が先
→セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスのメリット・デメリット
高額な年会費を経費で払えるのも、利益あってこそ。
特典カードは、事業の余裕の使い道であって、事業の道具ではない。
これが3枚持って2枚解約した、私の答えです。
P.S.
金属カードって、解約するとき「返却してください」と言われるんですよ。
何年分も年会費を払って、最後は送り返して、手元には何も残らない。
それでもまた欲しいと思わせたら、ブランドの勝ちなんですけどね。
私はもう、思わなくなりました。
※本記事の情報は執筆時点(2026年7月)のものです。年会費・特典・プライオリティパスの条件は変更される場合があります。最新情報は各カード会社の公式サイトでご確認ください。


コメント