メッシュWiFi NETGEAR Orbi AX6000レビュー。Google Nest WiFiから買い替えた理由。

Orbi Wifi6 RBK852レビュー
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NETGEARのメッシュWiFiブランド「Orbi」。
最新WiFi6対応モデル「AX6000」は、久しぶりに人に勧めたいアイテム。
高い値段以上の価値も有ると感じました。

乗り換える前は、GoogleのWiFiを使ってましたので、
主にGoogle WiFi、Google Nest WiFiとの比較になります。

Google Wifiのメリット・デメリット。Google Nest Wifiとの違い。

いや、Google Nest WiFiでも快適だったんですけど、
OrbiのWiFi6で異常なほど速くなって、全ての挙動も変わりましたので。
WiFiが早いは正義。レビューします。

Orbi AX6000の基本スペック

Oribi WiFiもGoogle Wifiも、
メッシュネットワーク対応の無線LANルーター。
スペックで比較してもだいぶ違う。
無線ルーターのスペックって基本疑ってるんですが、一応ね。

Orbi AX6000スペック

Orbi AX6000Google Nest Wifi
メーカーNETGEARGoogle
価格(税込)96,311円
(RBK852:2台セット)
31,900円
(ルーター+拡張ポイント)
最大通信速度最大6Gbps
2402Mbps × 2(5GHz)
1147Mbps × 1(2.4GHz)
最大1Gbps
1733Mbps × 1(5GHz)
400Mbps × 1(2.4GHz)
※拡張ポイントは最大866+300Mbps
バンド数3(トライバンド
※1つはバックホール専用
2(デュアルバンド
カバレージ1台で175平米
2台で350平米
3台で525平米
ルーター120平米
拡張ポイント90平米
2台で210平米
CPUクアッドコア 2.2GHzクアッドコア 1.4GHz
LANポート数
(親機)
WAN × 1
LAN × 3
WAN × 1
LAN × 1
LANポート数
(子機)
LAN × 4無し
サイズ幅190.5 x 奥行71 x 高さ254mm直径110 x 高さ90.4mm

Orbi AX6000の主な特徴は、
カバーエリアの広さ通信速度の速さトライバンド対応ってところ。
とりあえず、Google Nest Wifiとのスペック比較してますけど、
メッシュネットワーク対応のコンシューマー機の中でも、
これ以上無いスペックかと。その分お値段も高いのです。

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Orbi AX6000の特徴

  • メッシュネットワーク対応
  • トライバンド対応(5GHz×2 + 2.4GHz×1
  • 通信速度が最高峰(最大6Gbps
  • カバーエリアが最高峰(2台で350平米
  • お値段も最高峰(2台で約9万円

無線LANルーターで、メッシュネットワーク対応は必須。
メッシュにより、広範囲エリアでも通信速度が安定するし、
アクセスポイント(SSID)も一つで済む
家族やオフィスで利用するなら、間違いなくメッシュを推奨します。

Orbi AX6000の実測値

なにはともあれ通信速度というわけで、
Google Nest Wifiのメッシュと、
Orbi AX6000のメッシュで速度比較してみました。

親機の実測値

我が家(自宅兼事務所)の固定回線は、フレッツ光マンションタイプ。
Google Nest Wifiで親機までの通信速度は、下り506Mbps、上り493Mbps

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続いて、Orbi AX6000は、下り649Mbps、上り602Mbps

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まぁ、親機ルーターは、フレッツ光のONUに有線接続なので、
数値的な変化は無くて当たり前。微増したくらいです。

Wi-Fiの実測値

全然違うのが親機からのWi-Fi速度。
ホームネットワーク(家庭内無線LAN)の速度となります。

我が家は、隣の家もオフィスとして借りているので、
親機から離れた場所が、メインの計測場所となります。

居住用の賃貸物件を自宅兼事務所にする際の注意点。同じマンションで複数賃貸契約して気づいたこと。

鉄筋コンクリート(RC造)マンションだから、
電波の届きも弱く、Google Nest WiFiだと下り34Mbpsまで下がる。

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子機の拡張ポイント(Google WiFi)に接続したPCの数値は、
下り49Mbps、上り45Mbps

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子機(拡張ポイント)に有線接続でこの数値。
拡張ポイントは5個でメッシュ構築してますので、そこまで遅くは無かったとは思うけど・・・

これがOribi WiFi6だと、どうなるのか?
下り434Mbps、上り310Mbpsと、約10倍の速度となりました。
スマホの無線でこの速度だから。バグかと思った。

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PCの速度(Orbiサテライトに有線接続)だと、下り509Mbps、上り357Mbps

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親機から離れた、隣家の中継機速度ですからね。
トライバンドのうち1本(5GHz)は、親機と子機をつなぐバックホール専用というわけで、
子機に接続した時も速度が安定するのですね。

NASの実測値

Orbi AX6000の導入で、特に違いを感じたのがNASへのアクセス速度。
というわけで、Synology NASの書き込み速度も比較してみました。

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Google Nest WiFi(親機)に繋いだNAS(HDD)へ、
PCから読み書き速度テスト。読み書きで45MB/s前後。

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続いて、Orbi WiFi(中継機)に繋いだNAS(HDD)へ、
PCから読み書き速度テスト。100MB/s超えと倍の速度となりました。

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NASのリソースモニタで確認しても、
ネットワーク速度で、下り155.4MB/sも出てる。

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下り155MB/sってバイト数値なので、
ビット換算(bps換算)すると、
余裕で1Gbpsを超える数値となります。

基本単位が「bit」であり、8 bit = 1 Byte

一般的に、通信速度は「bit(ビット)」が使われ、

データ容量では「Byte(バイト)」で表記されています。

インターネットの動画視聴に必要な通信速度とデータ通信量 | 俺の動画。

NAS上の4K動画のストリーミング再生とか、
写真の一覧表示とかも、スンゲーヌルヌルになりました。

Orbi AX6000のメリット

無線の通信速度が異常

何はともあれWiFi速度。
Orbi AX6000は、無線接続とは思えない速度が出る。
これは、上述したとおり。もう一度、実測値まとめておきます。

実測値比較

Orbi AX6000Google Nest Wifi
親機下り:649Mbps
上り:602Mbps
下り:506Mbps
上り:493Mbps
スマホ
(無線)
下り:434Mbps
上り:310Mbps
下り:34Mbps
上り:7Mbps
PC
(子機有線)
下り:509Mbps
上り:357Mbps
下り:49Mbps
上り:45Mbps
NAS(有線)読み書き:100MB/s超え読み書き:45MB/s前後

いや、Google Nest WiFiでも全然早いんですけど。Orbi AX6000が異常なだけ。

トライバンドで通信も安定

通信速度は早いだけでは意味がない。
Orbi AX6000は、通信速度も非常に安定していました
特に安定していると感じたのが、サテライト側(子機)の速度。

無線ルーターって、2.4GHzと5GHzのデュアルバンドってのが主流ですが、
Orbi AX6000は、2.4GHzと5GHzにプラスして、もう一つバックホール専用(中継専用)の5GHzが有る
※バックホールとは、複数のメッシュルーターを無線LANで接続すること。

バンド数が多い為、親機と子機で別のバンドを使えるし、
中継専用にバンドがあることで、中継機でも親機と同じような速度が出るし、
中継機側の接続台数が増えても、高速なWiFiが維持できるってわけ。

そもそも、同時接続数が増えると通信速度は下がるハズなんだけど、
AX6000の場合は、これを全然感じない。

PC、スマホ、タブレット、TV、IoT家電・・・と、
常時20~30台接続している我が家でも全然大丈夫。
同時に4K視聴したり、NASへアクセスしまくったって違和感も無い。

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私は、スマホアプリ(Steam Link等)から、リモート操作でPCゲームもしたりするので、
ちょっとした遅延は命とりなんだけども、遠隔リモート操作でもリモート感が全く無いという。
リビングでの仕事も、リモートデスクトップで済んじゃう。凄いわ。

カバーエリアがとてもとても広い

Orbiは1台でカバーできるエリアが非常に広いので、
Google Nest Wifi 2台とGoogle WiFi 4台の計6台が、
Orbi WiFiルーターとサテライトの計2台で済むようになりました。
内蔵アンテナ8本ってのも伊達じゃない。

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設置場所の確保、電源や配線の手間も無くなったってのも有るけど、
親機から離れた場所の通信速度も速くなったんだよね。

カバーエリア内でも、端末からの距離が遠くなると速度は落ちるので、
カバーエリアは広いに越したことは無い。
中継機で速度は落ち、中継機から離れても速度は落ちる。
メッシュネットワークとはいえ、なるべく中継はしない方が良い。
限られたバンド数で相互通信するわけですからね。

親機も子機もLANポートが豊富

Orbi WiFi 6に乗り換えた最大の理由、
Google Nest Wifiは、LANポートが少なくて苦労したから。
親機のGoogle Nest WiFiは、WAN1個LAN1個のみ。

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Google Nest WiFiの拡張ポイント(子機)には、LANポートが無いので、
旧型のGoogle WiFiも使って有線接続してたわけです。
Google WiFiも、LANポートが2個しか無いけど。

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一方、Orbi AX6000のルーター(親機)には、
WANポート(インターネットポート)が1個、LANポートが3個

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サテライト側(子機)には、LANポートが4個

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Orbi AX6000は、子機でも親機同等の通信速度が出るわけで、
親機の近くにIoT端末を置く必要も無くなりました。
最高の通信速度が、場所問わずフル活用できるわけ。

無線LAN内蔵でも、無線スペックが低い端末って多いので、
なんだかんだで有線LAN接続って必要なんですよね。
特に、デスクトップPCやサーバーで使うなら、有線LANは欠かせない。
せっかく高速WiFiも、無線アダプタのせいで遅くなる。

イーサネットコンバーターや、USB接続の無線LANアダプタ。
簡単に接続できるけども、やっぱり速度はだいぶ落ちる。

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試しに、TP-Linkの433Mbps対応モデルで検証しましたが、
子機有線で430Mbpsが176Mbpsへ下がりました。

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いや、これでも全然早いとは思うけども。

設定や管理も簡単

OrbiのWiFiは、スマホの「Orbi」アプリで簡単にセットアップでき、
ルーターの管理もスマホアプリだけで完結します。
UIも分かりやすく、メッシュ?5GHz?の人でも超高速で使えます。
子機(サテライト)の追加とかも簡単。複雑な操作も無い。

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アプリはNETGEARアカウントで管理し、
ホームネットワークの状態確認とか、
外出先からリモート操作、遠隔チェックも可能。

この設定や管理がスンゲー簡単ってのは、
Google Nest Wifiも一緒なんだけども。
Googleアカウントで管理されないというメリットも有る気がした。

Google WiFiアプリとGoogle Homeアプリは連動しており、
他のGoogle端末と連携することで、ややこしくなる面も有るわけで、
Google Nest Wifiで、IoT化しまくりの我が家は設定変更も大変でした。
IoT化の弊害です。

Orbi AX6000のデメリット

スペックは最高峰なんですけど、
その分、値段も高いですね。
値段さえ許せれば。ほとんどの人が文句無いハズ。
私自身、WiFiに約9万円も出すのは初めて。
3台セット(ルーター1台 + 中継機2台)だと約12万円なのでした。

我が家は2戸(約150~200平米)で2台セットで余裕。
3台セットなら500平米までカバーできますが・・・
個人の家庭では、やり過ぎ感は否めないですね。

あと本体がスンゲーデカイです。
親機も子機も同じサイズ。フレッツ光のONUよりもデカイ。

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電源も大きいので、コンセント周りの配線にも気をつけて。

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Orbi AX6000まとめ

無線ルーターって、目に見えて分かり辛いモノ。
色々試してきたつもりの私でも、
未だに良く分からないってのが本音ですが、
今回ばかりは、スンゲー違いを感じました。

Orbi AX6000は、無線で家中どこでも超高速。
親機ルーターに有線接続という時代は終わったんだなと。

ローカル無線LANの通信速度が速くなるだけで、
読み込み待ち、アップロード待ち、同期待ち・・・
と、通信に関わる全ての時間が短縮される
通信速度に依存しまくってた自分にもビックリしたのさ。

NASサーバーが外付けHDDのような使い心地になるし、
クラウドストレージの同期だって超高速。
もぅ、外付けSSDも全部不要になっちゃったんだよね。

そう考えると、スンゲーコストパフォーマンスが高い。
無線LANってこんなもんだよね?っていう私の価値観。
とりあえず、ぶっ壊れましたから。

WiFiルーターは周辺機器と軽視しがちですけど、
クラウド化、ストリーミングサービスの普及と、
今後は、PCスペックよりも重要になるとも思ってます。

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この記事を書いた人

KJ新谷のアバター KJ新谷 小さな会社の取締役

平成21年に輸入物販で起業して、既に起業16年目。
法人11期目。小さい会社の代表です。

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