私の人生の中で、一番お金を落としているのがAmazon.co.jp。
生活用品、什器、事務用品、商品仕入れ・・・
なんでも揃うし、なんでも安いから、使う金額も大きいわけ。
となると重要なのが、Amazon利用でのクレジットカード還元率。
Amazon発行のAmazonカードを利用すべきなのか?
それとも他に高還元クレジットカードが有るのか?
オンラインで高還元率の「Orico Card THE POINT」
Amazonオリジナルの「Amazon Mastercard」
Amazonで高還元率と言われるJCB系の「JCB CARD W」
どこのクレジットカードが得するのか?今一度再検討しました。
前提:Amazonはポイントサイトが使えない
まず、Amazonでの還元率を考えるにあたり、
普通のオンラインショップとは、還元率の考え方が異なります。
日本のオンラインショップでは、ポイントサイトを経由する事により、
ポイントの2重~3重取りが可能となってます。
ポイント3重取りの内訳
- ショップの独自ポイント:楽天市場1%、Yahoo!ショッピング1%…等
- ポイントサイトのポイント:楽天市場1%、Yahoo!ショッピング1~2%…等
- クレジットカードのポイント:還元率0.5%~1.5%…等
国内オンラインショップのほとんどが「ポイントサイト」に有りますが、
Amazonの場合は、全ての「ポイントサイト」で一切ポイントが貯まりません。
よって、Amazonで高還元率を求めるなら、
ポイントが貯まらない「ポイントサイト」では無く、
クレジットカード会社独自の「ポイントモール」を経由する必要が有る。
→クレジットカード会社のポイントモール比較。ポイントサイト還元率との違い。
以前は「ハピタス」や「LINEショッピング」で還元されたんですけどね・・・
2020年には、クレジットカード系のポイントモールでも減少傾向、
「アプラスモール」「JACCSモール」でも、Amazonは無くなっています。
Amazonカードの還元率
Amazonで利用する事により、還元率が倍増するAmazon Mastercard。
Amazon還元率を売りにしているから、このカードが指標になるかと。
実際、私も使っているので・・・還元率を抽出してみました。
Amazon Mastercardの還元率
Amazonクラシック | Amazonゴールド | |
---|---|---|
年会費 | 1,375円(税込) ※初年度無料 ※年1回利用で無料 |
11,000円(税込) |
Amazonプライム特典 | 無し | 有り |
基本還元率 | 1.00% | 1.00% |
Amazon還元率 | 1.50% | 2.50% |
Amazon還元率 (プライム会員の場合) |
2% (年会費+4,900円) |
2.50% |
「Amazon Mastercardクラシック」は、年会費1,375円(税込)ですが、
初年度無料、年1回の利用で次年度無料なので、実質無料カード。
基本還元率1.0%、Amazon還元率1.5%。
Amazonプライム(年会費4,900円)加入で、Amazon還元率2.0%へUP。
一方、「Amazon Mastercardゴールド」は、年会費11,000円(税込)ですが、
基本還元率1.0%、Amazon還元率2.5%。
Amazonプライム年会費4,900円が無料となる特典も有る。
Amazonで高還元率を求めるなら、
クラシックカードでもAmazonプライム加入は必須な気がするけど、
実際のところ、Amazonでの年間利用金額を考えた方が良い。
Amazonゴールドカードとの分岐点
Amazonクラシック | Amazonゴールド | |
---|---|---|
プライム年会費算入 | 年間4,900円 | 年間6,100円 (11,000円-4,900円) |
年会費の元を獲れる金額 (年会費÷還元率) |
年間245,000円以上 (4,900円÷2.0%) |
年間244,000円以上 (6,100円÷2.5%) |
ゴールドの分岐点 (年会費差額÷還元率差) |
– | 年間240,000円以上 (1,200円÷0.5%) |
あくまでAmazon還元率だけで考えた場合ですが、
無料会員とプライム会員加入の分岐点は、年間利用額24.5万円以上。
プライム会員とゴールド会員との分岐点も、年間利用額24万円以上です。
Amazonプライム年会費が値上がったことにより、
Amazonゴールドカードの価値も上がったわけで、
そこそこAmazon利用するなら、ゴールドカード発行した方が良い。
逆に、Amazonライトユーザーならクラシックで良い。
Amazon以外の還元率は変わらないですからね。
ちなみに、ゴールドカードは、
WEB明細登録&過去1年間に6回以上の請求(12か月のうち6カ月の利用)で、
翌年度1,100円引きになります。
マイペイすリボの登録で5,500円引きも有り、
年会費4,400円で所持するという裏技も有る。
マイペイすリボに登録しつつ、月々の支払額をMaxにして、
リボ手数料を払わず、実質1回払いと同じように使う。
この方法は、三井住友の他券種では利用不可になったのですが、
何故か、Amazonゴールドカードだけは未だに使えますので。
Amazon Mastercardゴールド、京王パスポートVISAゴールドカードは、本改定の対象となりません。(従来の「マイ・ペイすリボ」年会費優遇特典条件に変更はございません。)
まぁ、リボ払いの仕組みは理解してから、使った方が良いとは思いますけども。
Amazon Mastercardの最大のデメリットは、
クレジットカード会社の「ポイントモール」が利用できないという事。
Amazon Mastercardは、三井住友カード株式会社が発行なのですが、
三井住友カードの「ポイントUPモール」は利用不可能となってます。
クレジットカード会社のポイントモールって、
基本的に、クレジットカードのポイントを倍付する仕組みなので、
独自ポイントを採用している提携カードでは利用できない事が多い。
同様に、JCB発行のリクルートカードも、
JCBカードのポイントモール「OkiDokiランド」は利用不可能。
Amazon還元率1.2%止まりになってます。
Orico Card THE POINTの還元率
ポイントモール特典が有る「Orico Card THE POINT」シリーズ。
オンライン決済の高還元率クレジットカードとして有名ですが、
Amazonでも還元率は高いです。
→オリコカード ザ ポイントのメリット・デメリット。Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDとの違い。
オリコモール+0.5の「Orico Card THE POINT」
オリコモール+1.0%の「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」
更に誕生日月+1.0%の「Orico Card THE PLATINUM」
Amazonでの還元率を比較してみます。
Orico Card THE POINTシリーズのAmazon還元率比較
THE POINT | PREMIUM GOLD | THE PLATINUM | |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 1,986円(税込) | 20,370円(税込) |
基本還元率 | 1.00% | 1.00% | 1.00% |
オリコモール還元率 | 0.50% | 0.50% | 0.50% |
オリコモール特典 | 0.50% | 1.00% | 1.00% |
誕生月特典 | – | – | 1.00% |
合計還元率 | 2.00% | 2.50% | 3.50% |
年会費無料のOrico Card THE POINTでAmazon還元率2.0%。
PREMIUM GOLDとTHE PLATINUMのAmazon還元率2.5%。
オリコモールでの倍付け特典が有るので、倍々に貯まっていきます。
THE PLATINUMは誕生日月に利用すれば、還元率3.5%にもなりますが・・・
その分年会費も高くなるので、還元率で比較するのは野暮。
最上級プラチナカードなので、還元率以外のメリットも多いですからね。
→Orico Card THE PLATINUM(オリコカード ザ プラチナ)のメリット・デメリット。
というわけで、無料の「Orico Card THE POINT」と、
有料の「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」との分岐点。
THE POINT PREMIUM GOLDとの分岐点
THE POINT | PREMIUM GOLD | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 1,986円(税込) |
年間10万円利用 | 2000ポイント | 2500ポイント |
年間20万円利用 | 4000ポイント | 5000ポイント |
年間30万円利用 | 6000ポイント | 7500ポイント |
年間40万円利用 | 8000ポイント | 10000ポイント |
年間50万円利用 | 10000ポイント | 12500ポイント |
年会費の元を獲れる金額 (年会費÷還元率) |
– | 年間79,440円以上 (1986円÷2.5%) |
ゴールドの分岐点 (年会費差額÷還元率差) |
– | 年間397,200円以上 (1986円÷0.5%) |
Amazon還元率 | 2.00% | 2.50% |
iD、QUICPay還元率 | 1.00% | 1.50% |
年会費差は1,986円で、還元率差が0.5%なので、
年間397,200円以上利用するなら、
「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」にした方が良い。
Amazonカードと違うのは、
Amazon以外のオリコモール店舗でも、0.5%の違いが出るという事。
よって、Amazon Mastercard ゴールドよりも利便性は高いかなと。
年会費も1,986円と、ゴールドカードの中でも格安ですからね。
「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」の場合は、
iD、QUICPay利用で還元率1.5%(+0.5%)となる。
オリコならクレジットカード1枚でiD、QUICPayも使えますからね。
実店舗決済でも高還元率。iDとQUICPayは、Apple Payでもお馴染み。
→Apple Payを利用して気付いた注意点とデメリット。アップルペイの使い方。
Apple Payで還元率1.5%を超えるカードも希少です。
JCB CARD Wの還元率
JCBカードで高還元率と言えば、新たに登場した「JCB CARD W」。
リボ専用の高還元率カード「JCB EIT」とのAmazon還元率を比較します。
Amaozn還元率での違いは、JCB ORIGINAL SERIES特典の有無。
JCB EITは、JCBオリジナルシリーズ対象外・・・
で、どのぐらい差がでるのか?
JCBカードのAmazon還元率比較
JCB一般カード | JCB CARD W | JCB EIT | |
---|---|---|---|
年会費 | 1,375円(税込) ※初年度無料 ※年50万円以上で無料 |
無料 | 無料 |
基本還元率 | 0.50% | 1.00% | 1.00% |
Oki Dokiランド還元率 | 0.50% | 0.50% | 0.50% |
ORIGINAL SERIESパートナー ※MyJチェック登録分 |
0.50% | 0.50% | 対象外 |
JCB STAR MEMBERS | 0.25%(スターαPLUS) ※年間100万円以上 |
対象外 | 0.1%(スターα) ※年間100万円以上 |
合計還元率 | 1.75% | 2.00% | 1.60% |
JCBカードをAmazon還元率で選ぶなら「JCB CARD W」です。
JCB CARD Wは、年会費無料で還元率1.0%。
しかも、JCBオリジナルシリーズ対象カード。
JCBオリジナルシリーズカードは、JCB ORIGINAL SERIESパートナーで、
Amazon利用時のポイント3倍(還元率+1.0%)となっています。
※MyJチェック(WEB明細)への登録が必要。
→JCBオリジナルシリーズの還元率と注意点。JCBカードでOkidokiポイントを貯める方法。
ただ、「JCB CARD W」は、JCB STAR MEMBERSは対象外となっているので、
年間利用額での還元率UPは無し。Amazon還元率2.0%が限界。
JCBオリジナルシリーズ特典のおかげで、
JCB一般カードも、還元率1.5%~1.75%となっているので、
Amazon利用でJCBプロパーカードを使うのも悪く無いですね。
結論:Amazonゴールドカードは必要
私は、普通の人に比べAmazon利用する方だと思いますが、
イチ消費者としての利用と考えると、年間50万円も行きません。
日用品、消耗品、ファッション用品、オムツにミルク・・・
ハードに利用しても、月5万円程度。
普通の人がAmazonだけで年間25万円利用するってのは、
なかなかハードルが高いと思われます。
Amazon還元率2.5%のAmazonゴールドの年会費11,000円って割高。
高還元率といっても、Amazon限定です。
Amazon以外で利用するという点では、他カードでも良いかなと。
というわけで、最後に比較ポイントをまとめておく。
Amazon還元率まとめ
Orico Card THE POINT | Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD |
JCB CARD W | Amazon Mastercard ゴールド |
|
---|---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 1,986円(税込) | 無料 | 11,000円(税込) |
ETC年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 550円(税込) |
基本還元率 | 1.00% | 1.00% | 1.00% | 1.00% |
Amazon 還元率 |
2.00% | 2.50% | 2.00% | 2.50% |
Apple Pay 還元率 |
1.00% | 1.50% | 1.00% | 1.00% |
最近は、Amazonの価格が最安値って事も少なく、
楽天市場の方が値段も安く、ポイントも貯まりまくるわけで、
楽天経済圏って、ちょっと工夫するだけで還元率は20%を超えるからね。
→楽天市場のSPUと買いまわりを徹底攻略。楽天経済圏で楽天ポイントを貯めまくる方法。
ただ、「マイ・ペイすリボ」の裏技を使うなら話は別。
Amazonゴールドカードの年会費が4,400円まで下がるので、
Amazonプライム年会費4,900円よりも安くなってしまう。
Amazonプライム特典は、既に欠かせないサービス。
クラウドストレージのAmazon Photosも使えないと困るレベル。
→無料クラウドストレージの特徴と違い。個人と仕事の使い分けを考える。
Amazonプライムビデオの見放題だけでも価値ありますからね。
最近では、Amazonセールでの倍付け特典も登場。
プライム会員で+2%、Amazonゴールドカードで+2.5%。
Amazonで得するには「プライム会員」も必須の流れです。
ちなみに、経営者の人が事業用途でAmazonを利用する場合・・・
ビジネスカードには「Orico Card THE POINT」も「Amazon Mastercard」も無いので、
事業費決済なら「JCB法人カード」が最強となります。
高還元率ビジネスカード「EX Gold for Biz」よりも、Amazon還元率は高くなる。
オリコEX Gold for BizとJCB法人カードのAmazon還元率
Ex Gold for Biz | JCB法人カード | JCBプラチナ法人 | |
---|---|---|---|
年会費 | 2,200円(税込) ※初年度無料 |
1,375円(税込) ※初年度無料 |
|
基本還元率 | 0.60% | 0.50% | 0.50% |
ポイントモール還元率 | 0.5% (オリコモール) |
1.0% (OkiDokiランド+MyJチェック) |
|
カード利用額特典 | 0.5% ※年間200万円以上 |
0.25% ※年間100万円以上 |
0.35% ※年間300万円以上 |
合計還元率 | 1.60% | 1.75% | 1.85% |
Amazon還元率以外なら「EX Gold for Biz」が最強ですけどね。
→法人カードの選び方。オススメの法人カードと解約した法人カード。
マイル最強なのは「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」。
ダイナースもアメックスも改悪続きだし、
ステータスカードは、そもそも年会費が高いですからね。
こんにちは、いつも楽しく拝見しております。
さて、amazonゴールドの評価にだけ、違和感を感じたのでコメント致します。
本サイトは、amazonのヘビーユーザーの方が、いつも丁寧な調査の体当たり記事を書かれるので、訪問者も多く影響力があるため、正当に評価して頂きたくご連絡した次第です。
プライム会員で年間84,000円以上のamazon利用ならamazonゴールドが金額的にもお得と考えています。
報告1.マイ・ペイすリボ登録の年会費半額は、発行後に限度額(通常20万以上)に変更すれば実質1回払いとなる
三井住友VISAカードVPASSか電話にて。年会費10,800/2-WEB明細1,080=4,320円/年に。
報告2.プライム年会費3,900円との差額は420円/年。分岐点のamazon利用料は84,000円/年
(=420円/年/(2.5%-2%))
この増額で、国内空港ラウンジ利用券、自動付帯の国内海外旅行傷害保険最高5,000万円、ショッピング保険最高300万等をはじめとする特典が受けられるはお買い得と思います。
ご指摘ありがとうございます。
確かに、三井住友のゴールドカード特典も使えると考えると素晴らしいですね。
修正させていただきました。
Amazonプライム年会費も上がり、
よりAmazonゴールドカードの価値が上がったと感じております。
あとは、マイペイすリボの改悪だけ懸念しておりますが・・・
引き続き半額で使えると良いですね。