法人カードでマイルを貯める2026年の現実。JALマイル・ANAマイル還元率比較

ANAマイル還元率最強の法人カード

経費決済でマイルを貯めまくりたい。経営者なら誰でも一度は考える話。
私も考えたし、実際に法人カードでマイルを貯め続けてきました。

ただ、白状すると、昔の私はマイルの記事を3本も書き分けてました。
JALマイル比較、ANAマイル比較、法人カードのマイル比較。
で、読み返して気づいたわけです。
言いたい結論は1つしか無いのに、3本に散らばってるって。

しかも、マイルのルールはこの数年で激変しました。
昔の記事の常識のまま動くと、普通に損します
というわけで、3本を1本に統合して、2026年の現実として書き直します。

先に結論。

この記事の結論
  • 法人カードでマイルを貯めるなら、JALマイル一択
  • 理由は単純で、JALには還元率1.125%のセゾンプラチナビジネスがあるから
  • ANAマイルを法人で貯めるのは苦行。還元率1.0%止まり、限度額も上がらない
  • 「ANAは個人カードで貯めればいい」という定番の逃げ道も、2025年にほぼ崩壊した
目次

前提:マイルは法人では貯められない

おすすめ法人カード比較

まず仕組みの話から。
JALもANAも、マイレージプログラムに法人会員はありません。
マイルを所有できるのは個人だけ

だから「マイルが貯まる法人カード」というのは、
法人カードの決済で貯まったポイントが、
紐づけた個人のマイル口座へ移行される仕組みのことです。

会社の経費で貯めたマイルを個人が使っていいのか?とはよく言われますが、
法人では貯めることが不可能なわけで、それは致し方ないこと。
※マイルが課税対象か?は諸説ありますので税理士に相談してください。

もう1つの前提。ポイント還元率とマイル還元率は別物です。
ポイント還元率1.0%のカードでも、マイルに交換すると0.5%になるのが普通。
比較サイトのポイント還元率表記に釣られないように。
この記事の数字は、全部マイル還元率で揃えています。

2026年、何が変わったか

昔の記事を読んでくれていた人向けに、変更点を先にまとめます。
ここ数年のマイル界隈、変わりすぎなのよ。

何が2026年7月現在
セゾンプラチナビジネス年会費22,000円33,000円+マイルクラブ5,500円(2025年6月改定)。還元率1.125%と上限15万マイル/年は維持
JALマイル有効期限一律3年基本3年。ただし2025年1月以降の取得分は、JAL Life Statusのランク次第で5年〜無期限
ANA JCB法人カードOki Dokiポイント2026年1月からJ-POINTへ。還元率1.0%と移行手数料のルールは実質そのまま
マリオットアメックス年会費49,500円でマイル還元1.25%の最強個人カード年会費82,500円。しかも事業用決済はポイント対象外に(2025年改定)
アメックスのANA移行年4万マイル上限(2019年〜)変わらず上限4万マイル。改善される気配なし
JALダイナースのビジネスアカウント年間手数料2,200円の穴場手数料11,000円へ大幅値上げ(本会員34,100円と合わせ45,100円)
ポイントサイト→ANAの高レートルートソラチカ→TOKYU→JQみずほと移り変わりJQみずほルート(70%)も新規は事実上閉鎖(必須カードが2026年1月に新規受付終了)
ポイントサイト→JALモッピーで実質80%継続中。ただし月1回まで+当月1万P獲得+ゴールド会員という条件付きに

要するに、こういうことです。
JALマイルを法人で貯める道は、値上げされつつも生き残った。
ANAマイルを貯める道は、法人も個人も、どんどん細くなった

JALマイル編:セゾンプラチナビジネス一択

JAL法人カードではマイルが貯まらない

JALマイルといえばJALカード、と思うのが普通なんですが、
JALの法人カード(普通カード・CLUB-Aカード)は、
今もカード決済でショッピングマイルが積算されません
利用分は提携カード会社のポイントとして貯まるだけ。JAL公式に明記されています。

搭乗ボーナスくらいしか付かないので、
経費決済でJALマイルを貯める用途では、JAL法人カードは選外です。

ちなみに個人向けJALカードも、
ショッピングマイルプレミアムに入って還元率1.0%が上限。
JALカードだからJALマイルが一番貯まる、というのはミスリードなのです。

法人カードのJALマイル還元率(2026年7月)

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカード

※年会費・レートは変わりやすいので、申込み前に必ず公式サイトでご確認を。

カード年会費(税込)JALマイル還元率年間移行上限
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス33,000円+マイルクラブ5,500円1.125%15万マイル
JALダイナースカード+ビジネスアカウント34,100円+11,000円1.00%上限無し
ラグジュアリーカード法人チタン55,000円0.6%上限無し・移行手数料無料
楽天ビジネスカード楽天プレミアム込み13,200円0.5%月2万ポイントまで(月1万マイル相当)

見ての通り、勝負になってません。
セゾンプラチナビジネスのJALマイル還元率1.125%は、
法人カードどころか、個人カードを含めても最高水準です。

なお、アメックスプロパー(ビジネスゴールドやビジネスプラチナ)は、
そもそもポイントの移行先にJALがありません。提携外です。
JALマイル目的でアメックスを選ぶ理由は無いので、比較表からも外しました。

仕組みはセゾンマイルクラブ(年5,500円)。
1,000円の利用で10マイル、さらに2,000円ごとに永久不滅ポイントが1ポイント。
永久不滅ポイントは200ポイント=500マイルに交換できるので、合計1.125%。
数ヶ月おきに交換レートアップキャンペーン(200ポイント=600マイル)が来るので、
永久不滅ポイント分をキャンペーンまで寝かせれば1.15%まで伸びます。

上限は年間15万マイル。決済額でいうと年1,500万円ぶんです。
広告費を月100万円以上ぶん回す人は上限に注意。
逆に、上限まで到達すると翌年のマイルクラブ年会費5,500円が無料になります。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードのメリット・デメリット

【初年度年会費無料】セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

注意点は2つ。
マイルクラブに登録すると、ポイントは自動でJALマイルに換わっていくこと。
そしてJALマイルの有効期限は基本3年だということ。
貯める力が強いぶん、使う計画が無いと失効します。

ただし有効期限には2025年から救済ができました。
JAL Life Statusのランクが一定以上なら、
2025年1月以降に貯めたマイルは有効期限5年、上位ランクなら無期限。
私は平のJGC会員なので、いま貯まるマイルの期限は5年です。
3年と5年、この差はデカイ。
マイルを貯める人ほど、飛行機に乗り続ける理由がまた1つ増えたわけです。

ポイントサイト併用(モッピー80%)

ショッピング以外だと、ポイントサイトのモッピーが今もJAL最強です。
ドリームキャンペーンで実質80%レートのJALマイル交換。
ソラチカだのTOKYUだのANA系ルートが全滅していく中、これは生き残った。

ただし条件は年々厳しくなってます。
月1回・12,000ポイント交換・当月に広告利用で1万ポイント獲得・ゴールド会員。
本業の合間にやるには、ちょっと面倒になってきたのも正直なところ。

ポイントサイトを徹底比較。おすすめポイントサイトまとめ。

ANAマイル編:法人で貯めるのは苦行

ANA法人カードは実質二択

ANAの法人カードでマイル移行できるのは、
JCBブランドとダイナースだけ。VISA・MasterのANA法人カードは移行不可、
アメックスブランドのANA法人カードはそもそも存在しません。

つまりANA JCB法人カードか、ANAダイナースコーポレートカードの二択。
この構図は昔から変わってません。

ANA JCB法人カードは、2026年1月にポイント制度が変わりました。
Oki DokiポイントからJ-POINTへ。
200円で1ポイント、1ポイント=2マイルなので、マイル還元率1.0%。
数字のお化粧が変わっただけで、実力は昔と同じ1.0%です。
マイル移行手数料も相変わらず。一般・ワイドは年5,500円、ワイドゴールドは無料。

ANAダイナースコーポレートカード(年会費22,000円)は法人限定で、個人事業主は不可。
移行手数料無料・移行上限無しは魅力ですが、審査は激烈に厳しい。
私は昔、審査落ちして所持できませんでした。
なお、ダイナースのANA提携カードは2026年3月に年会費が改定されています。
今から作る人は、公式サイトで最新の金額を確認してください。

私がANA法人カードで挫折した実録

アメックスビジネスプラチナカード

ここからは私の実体験。2017〜2019年頃の実測です。

ANA JCB法人カードの初期限度額、20万円でした。
JCB法人カードは審査に3年連続で落ちて、4期目でやっと発行。
ワイドゴールドにアップグレードして使い倒しても、限度額60万円止まり。

還元率1.0%あっても、限度額60万円ではマイルは貯まりません。
広告費も税金も決済できない。
結局、私はワイドゴールドから一般カードにダウングレードしました。
今も年1,000マイルの継続ボーナスだけ受け取る置物です。

同じ時期、個人審査のセゾンプラチナビジネスは限度額900万円まで育ってた。
経費決済のマイルは、還元率じゃなくて限度額で決まる
これが法人でANAを貯めるのが苦行だという、一番の理由です。

「ANAは個人で貯めればいい」が崩れた

昔の私はこう書いてました。
ANAマイルはポイ活と個人カードで貯めるものであり、
法人カードで無理して貯める必要は無い、と。

その筆頭がマリオットボンヴォイアメックスプレミアムでした。
ANAマイル還元率1.25%、年会費49,500円。私も持ってました。
ところが2025年の改定で年会費82,500円。
無料宿泊のハードルは年150万円利用から400万円へ。
そして極めつけが、事業用決済はポイント対象外になったこと
経営者が経費決済でマイルを貯める用途では、事実上の戦力外です。

私はこの改定で解約しました。
年会費82,500円を払ってホテルとマイルに囲われるより、
旅行したくなったときに、その都度いいホテルに現金で泊まる方が安い。
円安で海外旅行そのもののコスパが悪くなった今、なおさらです。

ポイントサイト側も、ANAの高レート交換ルートは閉鎖の歴史です。
ソラチカルートが死に、TOKYUルートが死に、
最後に残ったJQみずほルート(70%)も、
必須カードの新規発行が2026年1月に終了して、新規参入は締め出されました

アメックスプロパーのANA移行も、年4万マイル上限のまま放置。
ダイナースも同様の上限があって、こちらは改善の気配もない。

つまり2026年のANAマイルは、
法人では貯まらない、個人でも貯めにくい、という状態。
ANA便に乗る明確な理由がある人以外は、
経費のマイルはJALに寄せるのが合理的だと思っています。

マイルの価値の話(現金換算はNG)

最後に、そもそも論を。
マイルを貯める前に、マイルの価値について考えておいた方が良い。

1マイル=2円とか3円とか言われますけど、
あれは国際線の特典航空券、それもビジネスクラス以上に交換できた場合の話。
国内線やエコノミーだと、頑張って1.5〜2円程度です。

しかも特典航空券の枠は少ない。使いたい時に使えないのがマイル
円安と燃油高で航空券そのものが高くなったから、
取れさえすれば特典航空券の価値は昔より上がってるんだけど、
取れなきゃ意味がないわけで。

1つ、昔の実測から使えるコツを。
JAL国際線の特典枠は、搭乗日が近づくと一般販売席から開放されることがあります。
私は2017〜2018年のバンクーバー便で確認しました。
数ヶ月前にキャンセル待ちだった便が、直前には選び放題だったのです。
※あくまで当時の実測。現在の開放運用は保証できません。

私自身のマイルとの付き合い方も、だいぶ変わりました。
昔はJGC修行でダイヤモンドまで行った人間です。見栄で。
今は平のJGC会員に落ち着いて、飛行機は貯まったマイルを消化するために乗る。
ステータスを維持するために飛ぶんじゃなくて、
マイルがあるから旅行のきっかけになる。この順番が健全だと思ってます。

だからマイルの正しい期待値は、こう考えてます。
飛行機に乗る人:1マイル1円以上。特典航空券で化ける可能性もある宝くじ付き。
飛行機に乗らない人:1マイル1円。電子マネーやポイントに等価交換して終わり。

飛行機に乗らないなら、マイルじゃなくて現金還元のカードで良い
ポイントを現金として使って、浮いた金で安い航空券を買う方が融通も効きます。

まとめ:2026年のマイル戦略

2026年のマイル戦略まとめ
  • 法人の経費決済はセゾンプラチナビジネスでJALマイル1.125%。これが軸
  • 上限は年15万マイル(決済1,500万円)。超える分は割り切る
  • ANAマイルを法人で追わない。限度額と移行ルールが全部向かい風
  • マイルの有効期限は基本3年(JGC会員なら2025年以降分は5年)。貯める計画より使う計画
  • そして、0.5%の還元差のためにカードを増やさない

マイルマイルと言ってますが、
別にマイルは、1マイル1円のポイントとして使ったって良いんです。
JALマイルはSuicaにもdポイントにも1マイル1円で出口がある。
だから私は、深く考えずに全部セゾンプラチナビジネスに寄せてます。

個人事業主、中小企業の経営者におすすめ法人カード(ビジネスカード)

【初年度年会費無料】セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

必死こいてマイルを貯めて、無理して旅行して苦しむ。
昔の私がそうだったので・・・マイルは、貯まるついでくらいが丁度良いのです。

P.S.
ANAマイルで一番おいしかった思い出は、実は裏技系でした。
お盆のセブ島、家族5人分の特典航空券。
ANA提携のフィリピン航空は電話予約のみで認知度が低く、繁忙期でも空席があった。
1人2万マイル+燃油で、計10万マイルと6万円ちょっと(2010年代後半の実測)。
足りないマイルはマリオットポイントと楽天ポイントからかき集めました。
こういう狩りの楽しさがマイルの本体であって、
還元率0.1%の差なんて、誤差なのです。

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この記事を書いた人

KJ新谷のアバター KJ新谷 小さな会社の取締役

平成21年に輸入物販で起業して、既に起業17年目。
法人12期目。小さい会社の代表です。

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