クレジットカードを所持する理由の一つに、
ステータス性ってのが有るんですが、
近年、相次ぐステータスカードの登場で、
そのステータス性ってもんも、意味不明になってます。
大量のゴールドカードの次は、大量のプラチナカード。
自らブラックカードを名乗るクレジットカードも登場しているし、
券面カラーもぐちゃぐちゃ。
敢えて、分かりづらくしてるのか知らんけど、
そういうの苦手だから、そこんとこハッキリしておくわー。
「ゴールド < プラチナ < ブラック」はアメックスの歴史
ゴールドは、プラチナ、ブラックカードって、
元をたどれば、アメックスが最初なんだってね。
ステータスカード=アメックスカードっていうイメージ、ここに有り。
アメックスカードのグレード順
- アメリカン・エキスプレス・カード(緑色)
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(金色)
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(白金色≒銀色)
- アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード(黒色)
なんで、最上位カードがブラックカードなのかってのは、
センチュリオンカードの券面カラーが黒かったから。
他のクレジットカードでも、最上位カードの券面が黒色デザインが多いから、
ブラック=最上位っていうイメージになっているだけ。
一般的にブラックカードと呼ばれるクレジットカード
- American Express:アメックス センチュリオン・カード
- JCB:JCBザ・クラス
- Diners Club:ダイナースクラブ プレミアムカード
そもそも、センチュリオンって、百人隊長(centurio)の意味って話。
アメックスカード=ローマ兵士だから付けられる名称。
たしかに、他のカード会社でも、全部「百人隊長」になったら困るよね。
ちなみに、ゴールド、プラチナ、ブラックと他社でも見かけますが、
グリーンカードは、アメックスならではのカラー。
というわけで、敢えてグリーンを選ぶ人も多いわけですね。
→アメックスビジネスカード、ビジネスゴールドカード、ビジネスプラチナカードの違い
同じブラックカードでも難易度は大きく異なる
最上位カード≒ブラックカードということですが、
アメックスカードのセンチュリオンカードと、
他社のブラックカードの難易度は、全然違います。
アメックスセンチュリオンカードって、所持している人って全然いません。
日本人で持っている人も噂レベル。
その情報すらも、全然見つからないハズです。
JCB THE CLASSとか、ダイナースプレミアムで検索すれば、
所持している人は、ゴロゴロ出てきますからね。
センチュリオンカードってホント世界的にも希少で、
その発行基準は、ブラックボックス、
私は見たことも触った事も有りますが・・・
アメックス社経由で見せてもらった程度の、博物館レベルです。
ここで厄介なのが、JCBやダイナース以外でも、
最上位カードは、券面がブラックにしている傾向にあり、
楽天カードに至っては、最上位カードは「楽天ブラックカード」という名称。
これ、中身はプラチナカードであり、券面にも「PLATINUM」と明記されてますから。
うん、楽天プラチナムカードですね。
一方、最近登場したアプラス発行のステータスカード「ラグジュアリーカード」では、
ゴールドカードが最上位カードに設定されており、
チタン<ブラック<ゴールド<ブラックダイヤモンドの順でグレードが上がってます。
最低がプラチナで、ブラックもゴールドも申し込み可能。
自ら「誰でも申し込めるブラックカード」とか言っておきながら、
「黒色」よりも「金色」が上ってのには、意味分からないし、
2021年11月に、入会金110万円+年会費66万円の「ブラックダイヤモンド」まで登場。
24金素材や、天然ダイヤモンド入りのカードは、完全に成金向け、
もはや、メンタル強く無いと使えないと思う。
2021年6月には、老舗「ダイナースクラブ」でも、
入会金55万円+年会費55万円の「ダイナースクラブロイヤルプレミアムカード」が登場。
プレミアムの時点でブラックカードでしたけど、ロイヤルプレミアムは黒券面に金文字か?
ダイナースクラブ<ダイナースプレミアム<ダイナースロイヤルプレミアムとなったわけ。
アメックスのセンチュリオンカードが、入会金55万円+年会費55万円という噂なので・・・
完全に意識してるでしょうけど、内容は全くの別物。
ダイナースクラブとラグジュアリーカードは、
もはや、年会費をどこまで高額にできるか?って勝負になっちゃってるし、
まぁ、こうなってくると、何がブラックカードなんだか意味不明。
最上位といって後だしジャンケンされたら、皆さん冷めるでしょう。
アメックスが追従しないことを祈るけど、アメックスも改悪続き。
正直、クレジットカードという時代でも無い気がしている。
私の中では、PayPayカードもOrico Card THE POINTもブラックカード。
ブラックカードなのに、年会費無料っていう。凄いだろ。
国際ブランドのクレジットカードランク(グレード)で判断する
というわけで、券面カラーでも、名称でもなく、
カード発行会社の基準ではない、共通事項で判断してみたい。
国際ブランドのグレード判断できれば、
カードステータスの目安にもなるかと。
世界の5大国際ブランドといえば、
VISA、MasterCard、AmericanExpress、JCB、DinersClub。
VISAカード、MasterCardにもランクが有るから。
以下、上から順に、グレードの高い順となります。
VISA
- VISA Infiniteカード
- VISA プラチナカード
- VISA ゴールドカード
- VISA クラシックカード
MasterCard
- ワールドエリートMastercard
- ワールドMastercard
- プラチナMastercard
- チタンMastercard
- ゴールドMastercard
- スタンダードMastercard
American Express
- アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
- アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス・カード
JCB
- JCBザ・クラス
- JCBプラチナ
- JCBゴールド
- JCB一般カード
DinersClub
- ダイナースロイヤルプレミアムカード
- ダイナースクラブ プレミアムカード
- ダイナースクラブカード
ブラックカードが最上級カードというならば、
いずれのカードも、プラチナを超えるカードになる。
2018年現在、日本でVISAブランドの最上位カードとなると、
スルガ銀行の「SURUGA VISA Infiniteカード」だけとなります。
MasterCardの場合は、TRUST CLUBワールドエリートカード、
ラグジュアリーカードの3券種だけとなります。
日本の「三井住友カード」にも、Infiniteカードは無く、
最上級グレードで「三井住友カード プラチナ」止まりなの。
ちなみに、VISAカードには、 Visa Signatureという上位カードも存在しますが、
こちらは、日本では現在登場していません。
ブラックカード年会費比較。金額で判断してみる
最上位カードといえど、カード発行会社により年会費は全然違う。
JCBザ・クラスは、年会費が55,000円。
ラグジュアリーカードも、チタンカードなら55,000円。
ダイナースは550,000円。
アメックスセンチュリオンカードは550,000円。
・・・なんだか凄く、JCBの年会費が安く感じますね。
ブラックカードの年会費
- JCB THE CLASS:55,000円
- ラグジュアリーカード(チタン):55,000円
- ラグジュアリーカード(ブラック):110,000円
- スルガVISAインフィニットカード:132,000円
- ダイナースプレミアムカード:143,000円
- ダイナースロイヤルプレミアムカード:550,000円
- ラグジュアリーカード(ゴールド):220,000円
- アメックスセンチュリオンカード:550,000円
ステータスの判断として、高額な年会費が払えるか?ってのも重要かと。
払えることに意味がある。金額が高いのに価値を感じる人も多いハズ。
プラチナカードの年会費でも、
アメックスのプラチナカードは年会費165,000円。
既に、他社ブラックカード並みの年会費、
プラチナカードの中でもダントツ高いのです。
JCB THE CLASSと三井住友カード プラチナは同じ年会費。
最上位がブラックカードというなら、
三井住友カードでは、プラチナカードがブラックカードなんですね。
VISAプラチナカードだけど。
ラグジュアリーカードの最上位カードは、年会費110万円のブラックダイヤモンドですけど、
MasterCardのグレードで言ったら、全て最上位World Elite。
ラグジュアリーカードは全てブラックカードなわけ。
既に、私が何言ってんだか意味わかんないですね。
結局のところ希少性
ステータス性を求めるなら、結局のところ希少性。
審査が厳しく、年会費が高く、誰しもが持てないクレジットカード。
それが、ブラックカードなんじゃないかと。
ブラックカードは、基本的に一般申し込みできないので、
そもそも、ヒストリーを積むなり、招待されないと発行できないカード。
ただ、ラグジュアリーカードは例外です。
インビテーションが必要なブラックカード
- JCB THE CLASS:要インビテーション
- ラグジュアリーカード(チタン):オンライン申し込み可能
- ラグジュアリーカード(ブラック):オンライン申し込み可能
- スルガVISAインフィニットカード:要インビテーション
- ダイナースロイヤルプレミアムカード:要インビテーション
- ラグジュアリーカード(ブラックダイヤモンド):要インビテーション
- アメックスセンチュリオンカード:要インビテーション
というわけで、私はラグジュアリーカードのTitanium Cardに申し込んだわけですが、
うっかり審査に通ってしまったという。
私もコレでブラックカードホルダー。うぇーい。
・・・っていう自慢。してみたら良いと思います。
ラグジュアリーカードは、Black Card、Goldも申し込めますが、正直中途半端。
チタンカードがコスパ最強。見た目もTitaniumが使いやすい。
ステータスカードともなると、特典も大量に有りますが、
プラチナカードともなると、コストパフォーマンスは悪くなりがちです。
プラチナカードの特典って、どこも似たりよったり。
コストパフォーマンスで選ぶなら、
他には無い特典があるクレジットカードをオススメします。
→プラチナカードのメリット・デメリット。おすすめプラチナカード。
コメント
コメント一覧 (1件)
ブラック・プラチナクラスのステータスはありませんが「JCBゴールド ザ・プレミア」。
これもJCBosゴールド以上で2年間100万円以上使い続けるという条件を満たさない限り手に入れることはできません。2年間の期日を我慢でき、かつ、条件をクリアできれば簡単なのですが、インビテーションでしか手に入らないという意味では希少性高いかなと。
実際のところ、私が10年以上続けた接客業時代にはTHE CLASSは見たことあれど、ザ・プレミアは見たことありませんでした。
最近、osプラチナが新規申込可能なカードになってしまったため、ザ・プレミアが微妙な存在になっているような気がしますが、THE CLASSへの道へは2年間以上の付き合いで得た信頼のザ・プレミアか、新規から一気に会費でごり押しするプラチナか。どっちが早いのかはJCBの胸三寸といったところでしょうか。