アメックスビジネスカード、ビジネスゴールドカード、ビジネスプラチナカードの違い

アメックスビジネスグリーン、ビジネスゴールド、ビジネスプラチナの比較

アメックスカードは特典が非常に豊富ですが、
その分年会費が高額なクレジットカード。
ビジネスカードの特典は、個人向けカードの内容とも異なります。

一般カードのアメックスビジネスカード(グリーン)から、
ビジネスゴールド、ビジネスプラチナとカードをアップブレードすると、
どのように特典が変わるのか?
特典も違うんだけど、その分年会費も凄い違う。
その価値はあるのか?って話。

目次

ビジネスとビジネスゴールドの違い

アメックスビジネスカードは年会費が高い。
アメックスビジネスカード(グリーン)が13,200円
アメックスビジネスゴールドが36,300円
その差額は23,100円にも及びます。
年会費が大きく違うが・・・その差は如何に。

グリーンとゴールド比較

ビジネス(グリーン)ビジネスゴールド
券面デザインアメックスビジネスグリーンアメックスビジネスゴールド
年会費13,200円36,300円
追加カード
年会費
6,600円13,200円
ETCカード
年会費
550円/枚550円/枚
空港手荷物宅配往路・復路で1個ずつ無料往路・復路で1個ずつ無料
空港ラウンジ同伴者1名無料同伴者1名無料
海外サポートオーバーシーズアシストオーバーシーズアシスト
メタル製カード
ヘルスケア無料電話相談
手荷物ホテル当日宅配サービス
ビジネスカード会員限定イベント
「DISCOVERY」
JALオンライン
クラブオフVIP会員無料
ビジネスコンサルティングサービス
ビジネスセービング
ジー・サーチの月会費無料
ビジネス情報調査代行サービス
年会費無料
オンラインプロテクション
リターンプロテクション
ショッピングプロテクション
キャンセルプロテクション
海外旅行傷害保険最高5,000万円最高1億
国内旅行傷害保険利用付帯
(傷害死亡・後遺障害のみ)
利用付帯
(傷害死亡・後遺障害のみ)
航空機遅延補償(国内)

アメックスビジネスカードのスペックが高く、
アメックスビジネスゴールドのスペックがイマイチなので、
年会費差額の割に、あんまり変わらないです。

ただ、2021年8月より、ゴールドはメタル制カードとなったので、
見た目のインパクトの違いは大きいです。

付帯特典の比較

アメックスビジネスカード(グリーン)に無くて、
アメックスビジネスゴールドの特典は何なのか?

ビジネスカードで使えるビジネス特典

  • アメリカン・エキスプレス JALオンライン
  • ビジネスセービング
  • ビジネスコンサルティングサービス
  • ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」
  • ビジネス情報調査代行サービス
  • 福利厚生プログラム「クラブオフ」VIP会員が無料

ビジネスゴールド限定のビジネス特典

  • ビジネス・ゴールド・カード会員様限定イベント
  • 手荷物ホテル当日宅配サービス(東京駅→東京都内のホテル)
  • ヘルスケア無料電話相談

アメックスビジネスカード(グリーン)でも、
クラブオフのVIP会員費が無料であり、
アメックスJALオンライン、ビジネス関連サービスも使えます。

クラブオフのVIP会員は、本来は月額550円のサービス。
国内ホテルも特価で宿泊できるし、
海外ホテルもそれなりに割引が効きます。
他にも、スポーツクラブに映画・・・何気に使える特典です。

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ビジネスゴールドで増える特典は、
ヘルスケア無料相談国内ホテルへの手荷物宅配サービス・・・くらい。

あとは、「エアポート送迎サービス」が使える。
サポートが「ゴールドデスク」対応となる。

また、ビジネスカード(グリーン)には、
エンターテイメントやショッピング系のゴールド特典が無い。
京都観光ラウンジ、新国立劇場、コットンクラブ、
ゴールド・ワインクラブもゴールドカードならではの特典。

とはいえ、アメックスビジネスゴールドには、
アメックスゴールドのような特典は無いので・・・
特典だけでビジネスカード(グリーン)と比較すると、割高な感じは否めない。

付帯保険の比較

アメックスビジネスゴールドとの付帯保険の違いについて。
ゴールドになると付帯保険の内容もアップグレードされます。

ビジネスゴールド限定の付帯保険

  • 航空機遅延補償(国内)が付帯する
  • キャンセルプロテクションが有る

ビジネスカード(グリーン)の付帯保険で既に優れているので、
ビジネスゴールドカードと比べても悪くない内容。

ビジネスカードの海外旅行保険

付帯条件基本カード会員家族特約追加カード会員家族特約
死亡・後遺障害利用付帯利用付帯
死亡・後遺障害最高5000万円最高1000万最高5000万円最高1000万円
傷害治療費用300万円300万円300万円300万円
疾病治療費用300万円300万円300万円300万円
救援者費用400万円400万円400万円400万円
賠償責任4000万円
携行品損害50万円(免責3000円/年間100万円)

ビジネスゴールドの海外旅行保険

基本カード会員家族特約追加カード会員家族特約
付帯条件利用付帯利用付帯
死亡・後遺障害最高1億円最高1000万最高5000万円最高1000万円
傷害治療費用300万円200万円300万円200万円
疾病治療費用300万円200万円300万円200万円
救援者費用400万円300万円400万円300万円
賠償責任4000万円
携行品損害50万円(免責3000円/年間100万円)

ビジネスゴールドは、死亡・後遺障害の補償金額こそ劣りますが、
障害・疾病治療費用、救援者費用、賠償責任費用、携行品損害費用は変わりません。
旅行保険で重要なのも、治療費、携行品損害費用ですからね。

※参考→海外旅行保険の選び方と重要なポイント。クレジットカードの付帯保険で得する理由。 | とりあえずバンクーバー。

いずれも追加カードでは利用付帯となり、
家族特約の補償額は、ビジネス(グリーン)の方が高いっていう・・・

国内旅行傷害保険では、補償内容は完全に一致
どちらも利用付帯で補償内容は、どちらも微妙。
入院、通院、手術費用の補償は有りません。

ビジネスカードの国内旅行保険

本会員家族特約追加カード会員家族特約
付帯条件利用付帯
死亡・後遺障害最高5000万円最高1000万円最高5000万円最高1000万円

ビジネスゴールドの国内旅行保険

本会員家族特約追加カード会員家族特約
付帯条件利用付帯
死亡・後遺障害最高5000万円最高1000万円最高5000万円最高1000万円

また、アメックスビジネスゴールドの場合は、
航空便遅延費用補償(国内)も付帯しています。

飛行機トラブルは怪我よりも多いので、これが一番大きな違いかと。
ただ、カード決済した場合のみ適応となる利用付帯です。

アメックスビジネスゴールドの国内航空機遅延費用(利用付帯)

  • 乗継遅延費用:最高2万円
  • 出航遅延、欠航、搭乗不能費用:最高2万円
  • 受託手荷物遅延:最高2万円
  • 受託手荷物紛失:最高4万円

ショッピング保険は、ビジネスゴールドで、
キャンセル・プロテクションが増えています。

プロテクション内容
ショッピングプロテクション購入から90日間、1名様年間最高500万円まで補償
リターン・プロテクション購入日から90日以内なら、購入金額を払い戻し
キャンセルプロテクション予約キャンセル費用の損害を補償。年間最高10万円まで
オンライン・プロテクションインターネット上での不正使用による損害を全額補償

オンライン・プロテクション、リターン・プロテクション、
ショッピング・プロテクションは、グリーンも全く同じ内容となってます。

「アメックスビジネスゴールド」の補償内容が、ちょっと微妙に見えるのは、
「アメックスビジネスカード(グリーン)」の付帯保険が良いから。
個人向け「アメックスカード(グリーン)」よりも断然良いからね。

ビジネスゴールドとビジネスプラチナの違い

アメックスビジネスゴールドカードの年会費も高いですが、
アメックスビジネスプラチナカードは年会費が143,000円
アメックスビジネスゴールドカードが36,300円なので、約4倍の差額。
ここまで来ると麻痺するけども・・・プラチナ特典は凄い違うから。

ゴールドとプラチナ比較

ゴールドビジネスプラチナビジネス
券面デザインアメックスビジネスゴールドアメックスビジネスプラチナ
年会費36,300円165,000円
追加カード
年会費
13,200円4枚まで無料
ETCカード
年会費
550円/枚550円/枚
空港手荷物宅配往路・復路で1個ずつ無料往路・復路で2個ずつ無料
空港ラウンジ同伴者1名無料同伴者1名無料
海外サポートオーバーシーズアシストプラチナカードアシスト
メタル製カード
プラチナセクレタリーサービス
ホテルメンバーシップ
フリーステイギフト
ファインホテルアンドリゾート
グローバルラウンジコレクション
メンバーシップ・リワード・プラス無料
ヘルスケア無料電話相談
手荷物ホテル当日宅配サービス
ビジネスカード会員限定イベント
「DISCOVERY」
JALオンライン
クラブオフVIP会員無料
ビジネス・コンサルティング・サービス
ビジネス・セービング
ジー・サーチ月会費無料
ビジネス情報調査代行サービス
年会費無料
オンラインプロテクション
リターンプロテクション
ショッピングプロテクション
キャンセルプロテクション
海外旅行保険最高1億 ※利用付帯
傷害治療・疾病治療費用:300万円
救援者費用:400万円
最高1億(自動付帯最高5,000万円)
傷害治療・疾病治療費用:1,000万円
救援者費用:1,000万円
国内旅行保険利用付帯
(傷害死亡・後遺障害のみ)
自動付帯
手術、入院、通院保険付き
航空機遅延補償(国内)乗継・出航遅延、欠航、手荷物遅延:最高2万円
受託手荷物紛失:最高4万円
乗継・出航遅延、欠航、手荷物遅延:最高3万円
受託手荷物紛失:最高6万円
ビジネス・ワランティ・プラス
カー・ピッキング・プロテクション
オフィス・ワランティ・プラス
オフィスウェア・プロテクション
ゴルフ保険

年会費4倍ですけど、プラチナは追加カードが4枚まで無料なので、
まぁ、従業員なり家族なり、複数人で特典&保険を使うつもりなら悪くない。
実際のところ、ビジネスゴールドよりも実用性が高い特典も多いです。

付帯特典の比較

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ビジネスゴールドでは、ビジネス特典が強化されてましたが、
ビジネスプラチナでは、ビジネス特典は増えておらず、
個人向けプラチナカードベースの内容となっています。

プラチナビジネスカード特典

特典内容
プラチナ・セクレタリー・サービス24時間365日対応コンシェルジュ
ホテル・メンバーシップ3つのホテルグループの上級会員資格
(マリオット、ラディソン、ヒルトン)
フリー・ステイ・ギフト更新時に1泊2名分の無料宿泊券
(オークラ、日航ホテル、ハイアット、ヒルトン、プリンスホテル、ロイヤルパークホテル)
ファイン・ホテル・アンド・リゾート対象ホテルで上級会員並の優待
(朝食無料、レイトチェックアウト、US100ドル相当のホテルクレジット 等)
グローバル・ラウンジ・コレクション空港ラウンジサービス
(プライオリティパス、センチュリオンラウンジ、
デルタスカイクラブ、プラザプレミアムラウンジ等)
メンバーシップ・リワード・プラス無料ポイント・マイル交換時のレート優遇
ポイント有効期限が無期限へ
追加カード4枚まで無料家族カード・従業員カード4枚まで無料
空港手荷物無料宅配サービス往路・復路で2個ずつ無料

所持するだけで3つのホテルチェーンで上級会員資格付与となり、
FHR経由で予約すれば、朝食無料、レイトチェックアウト、
約1万円(US100ドル相当)のホテルクレジットまで貰える。
FHRで予約するとは対応も変わるので、ホント凄い特典。

空港ラウンジ特典では、プライオリティパスは同伴者1名も無料
センチュリオンラウンジ、デルタスカイクラブも利用可能となるし、
空港手荷物宅配の往復で2個無料ってのも地味によく使う特典。
アメックスならオンラインでスーツケースの集荷手配も完結するからね。

24時間365日対応のプラチナコンシェルジュの対応も国内最高峰。
さすがアメックスのコンシェルジュデスクといったところです。

付帯保険の比較

旅行傷害保険の内容も、ビジネスプラチナで格段に良くなります。
海外旅行傷害保険は、傷害治療・疾病治療費用、
救援者費用と最大1,000万円まで、
携行品損害保険も1旅行最大100万円までと、
クレジットカードの付帯保険としては最高峰のスペック。
この内容で自動付帯、しかも家族特約も同等の補償が付いてますからね。

ビジネスゴールドの海外旅行保険

基本カード会員家族特約追加カード会員家族特約
付帯条件利用付帯利用付帯
死亡・後遺障害最高1億円最高1000万最高5000万円最高1000万円
傷害治療費用300万円200万円300万円200万円
疾病治療費用300万円200万円300万円200万円
救援者費用400万円300万円400万円300万円
賠償責任4000万円
携行品損害50万円(免責3000円/年間100万円)

ビジネスプラチナの海外旅行保険

基本カード会員家族特約追加カード会員追加カード家族特約
付帯条件自動付帯(利用付帯の場合)利用付帯
死亡・後遺障害最高5000万円(最高1億円)最高1,000万円最高1億円最高1,000万円
傷害治療費用1,000万円
疾病治療費用1,000万円
救援者費用1,000万円
賠償責任5,000万円
携行品損害1旅行100万円(免責3000円/年間100万円)

国内旅行保険の利用付帯で変わりませんが、
死亡・後遺障害だけでなく、
手術、入院、通院と補償内容が格段にグレードアップされてます。

ビジネスゴールドの国内旅行保険

本会員家族特約追加カード会員家族特約
付帯条件利用付帯
死亡・後遺障害最高5,000万円最高1,000万円最高5,000万円最高1,000万円

ビジネスプラチナの国内旅行保険

本会員家族特約追加カード会員家族特約
付帯条件自動付帯利用付帯
死亡・後遺障害最高5,000万円最高1,000万円最高5,000万円最高1,000万円
手術保険日額5,000円
入院保険最高20万円
通院保険日額3,000円

国内航空便遅延保険も、
乗継・出航遅延、欠航、手荷物遅延は2万円→3万円
手荷物紛失は4万円→6万円と金額が上がっており、
ビジネス関係の保険&プロテクションも付くようになります。

ビジネスプラチナ付帯の保険

保険内容
国内航空機遅延費用乗継・出航遅延、欠航、手荷物遅延:最高3万円
受託手荷物紛失:最高6万円
ビジネス・ワランティ・プラス家電類の保障期間延長サービス(+2年)
カー・ピッキング・プロテクション社用車の盗難、破損保険
オフィス・ワランティ・プラスメーカー保証の延長(購入日から3年間)
オフィスウェア・プロテクション偶然な事故によるオフィス用品損害の保険
ゴルフ保険ゴルファー傷害補償、ゴルフ用品補修、第三者賠償責任補償 等

アメックスは保険カードとしても非常に優秀であり、
トラブル時のサポートも手厚いので、
保険カードとしてプラチナカードにしておくのは有り。
私もトラブった時は、まずプラチナコンシェルジュに相談してます。

アメックスビジネスカードの違いまとめ

アメックスカードって、グレードが上がるほどに、年会費が異様に高くなるので、
なんだかんだで、一番安いグリーンがコストパフォーマンスが高い気がしています。
一番中途半端でコスパも悪いのが、ビジネスゴールドですね。

個人向けアメックスゴールドカードの主たる特典が付帯せず、
年会費はアメックスビジネスゴールドカードのが高い。
券面デザインは、ゴールドが一番好きなんですけどね・・・

今では、プラチナカードも招待不要で申し込み可能となったわけで、
プラチナを目指す為に、ゴールドカードを所持する理由も無い。
コスパの高い、アメックスビジネスカードでヒストリーも積めるし、
事前入金のデポジット決済も可能なわけですから。

アメックスビジネスカードは、審査手続きも非常に簡単。
新設法人でも即発券できたし。

法人カードの審査と必要書類。カード発行までの日数と申込みの流れ。

一方、アメックスビジネスプラチナカードは特典満載なので、
特典狙いなら、間違い無くプラチナ。

ただ、個人でもアメックスプラチナカードを利用している身からすると、
正直、特典はほぼ使わない。
個人カードの方が、特典は微妙に良いし、
個人カードならブラックカードと呼ばれる、
アメックスセンチュリオンカードも目指せますので。

アメリカン エキスプレス ビジネス プラチナカードと個人向けアメックスプラチナカードの比較と違い

もちろん、プラチナ特典を法人側で使いたいなら、
法人側でプラチナカードを所持するのは避けられない。
主たるところは、FHR特典、コンシェルジュ経由の手配を使いまくるなら。
仕入れ決済にも、法人カードでの決済が必要ですからね。

ビジネスカード(法人カード)を使うべき理由。個人向けクレジットカードとの違い。

難点は、アメックスカードは、還元率1%が限界であり、
税金の支払いで還元率が半減し、
ANAマイル年間4万マイルの移行制限も有るところ。

税金支払いおすすめスマホ決済(スマホアプリ納付・eL-QR)。国税・地方税をお得にクレジットカード納税する方法。

正直、決済用のカードとしては、コストパフォーマンスは悪いわけで、
還元率を高い法人カードを使った方が得する。

個人事業主、中小企業の経営者におすすめ法人カード(ビジネスカード)

おすすめ法人カード比較

アメックスってマイルが貯まるイメージ有ると思いますけど、
あれって過去の話。今では制限だらけなので、
マイルを貯めるカードとしては使わない方が良いのでした。

マイル最強の法人カード。マイル還元率を徹底比較してみた。

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この記事を書いた人

KJ新谷のアバター KJ新谷 小さな会社の取締役

平成21年に輸入物販で起業して、既に起業15年目。
法人10期目。小さい会社の代表です。

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