モニターアームを買い替えまくって、
結局、行き着く先はエルゴトロン。
モニターアームで選ぶなら、エルゴトロンが間違い無く、
今後もエルゴトロンを超えるモニターアームは無いと思ってる私ですが、
エルゴトロンには、買ってはいけないモデルが有るのも事実です。
私も好きすぎるが故に、買い替えまくって気づいたことも有るわけで、
今回は、エルゴトロンの各モデルと、その特徴についてレビュー。
エルゴトロンは、モデルによりスペックも大きく異なるし、
そもそも高額だから、失敗したら痛いし、
使わないならスンゲー邪魔だからね。
エルゴトロンシリーズをサックリ比較
エルゴトロンのモニターアームは、多くの種類が有りますが、
デスク上で使う「デスクマウント」の現行モデルとなると、
LX、MX、MXV、HX、NXの4モデルとなり、
シリーズ製品となるとLX、MXV、HXの3シリーズに絞られます。
※「MX(45-214-026)」は、シングルアームモデルのみ。
エルゴトロンの定番モデルはLXシリーズ。
スリムモデルのMXV、重量モデルのHXと区別しており、
ポール固定は、LXシリーズのみ。
MXVとHXは、土台がアームと一体となっています。
エルゴトロン各シリーズの特徴
- LX:定番シリーズ※ポール固定
- MXV:スリムシリーズ
- MX:中型モニターモデル(~13.6kg)
- HX:大型モニターシリーズ(~19.1kg)
- NX:LXの廉価版 ※日本未発売
上記の中で、MX(LCD)はイマイチなので、選択肢から外してOK。
省スペースが、MXVシリーズ、
大画面モニターなら、HXシリーズ、
悩むなら定番のLXシリーズが間違いないです。
※LXを選ぶ理由は後半に記載しています→LXを選ぶ理由
エルゴトロンシリーズのスペック比較
市場価格 | 耐荷重 | 対応サイズ | 昇降幅 | 本体重量 | |
---|---|---|---|---|---|
LXシリーズ | 約19,000円 | 3.2kg~11.3kg | ~34インチ | 33.0cm | 3.6kg |
MXVシリーズ | 約20,000円 | 3.2kg~9.1kg | ~34インチ | 33.0cm | 3.4kg |
MX(LCD) | 約20,000円 | 6.4kg~13.6kg | ~30インチ | 13.0cm | 3.64kg |
HXシリーズ | 約35,000円 | 9.1kg~19.1kg | ~49インチ | 29.2cm | 6.9kg |
エルゴトロンといえば、LXシリーズ。
LXシリーズだけ土台ポールとアームという構成となっており、
ポール次第で設置レイアウトの幅も広がり、アーム連結して拡張も可能です。
また、定番のLXシリーズには、OEMモデルがあり、
エルゴトロンLXシリーズと同じ形状で、互換性もあります。
使い勝手は同じで値段は安いので、格安に済ませるなら有り。
表記スペックは微妙に違いますが・・・商品は全く同じ物。
LXシリーズのOEMモデル
市場価格 | カラー | 耐荷重 | 対応サイズ | |
---|---|---|---|---|
エルゴトロンLX | 約19,000円 | アルミ ブラック ホワイト レッド | 3.2kg~11.3kg | ~34インチ |
Amazonベーシック | 約10,000円 | アルミ ブラック | 3.2kg~11.3kg | ~32インチ |
HP(ヒューレット・パッカード) BT861AA | 約15,000円 | ブラック | 3.1kg~9.1kg | ~24インチ |
当初、OEMモデルは、ブラックカラーのみでしたが、
Amazonベーシックから、アルミカラーまで登場してました。
パッと見は違いも分からないので、Amazonでも良い気がしてる。
在庫なくなりがちなので、むしろ貴重。
LX、MXV、HXシリーズ製品一覧
エルゴトロンのシリーズ製品は、「LX」「MXV」「HX」の3種類です。
PC作業環境に合わせて、バリエーション製品も多く登場しています。
各シリーズに似たような製品は出ていますけど、
各シリーズにより、バリエーション製品は異なるので、
一通りラインアップも把握しておいた方が良い。
以下、エルゴトロンの現行モデルのシリーズ一覧です。
LXシリーズのバリエーション
バリエーション | カラー(型番) |
---|---|
LXシングル ※ポール長20cm | アルミ(45-241-026) ブラック(45-241-224) ホワイト(45-490-216) レッド(45-490-285) |
LXシングル 長身ポール ※ポール長33.7cm | アルミ(45-295-026) ブラック(45-537-224) ホワイト(45-537-216) |
LXデュアル スタッキング (縦/横) ※ポール長33.7cm | アルミ(45-248-026) ブラック(45-492-224) ホワイト(45-492-216) |
LXデュアル スタッキング長身ポール (縦/横) ※ポール長58cm | アルミ(45-549-026) ホワイト(45-509-216) |
LXデュアル サイドバイサイド (横) | アルミ(45-245-026) ブラック(45-291-216) ホワイト(45-245-224) |
LXデュアル ダイレクト (横) ※ポール長20cm | アルミ(45-489-026) ブラック(45-489-224) ホワイト(45-489-216) |
LXウォールマウント (壁掛け) | アルミ(45-243-026) ブラック(45-243-224) ホワイト(45-243-216) |
LX HDウォールマウント (壁掛け) | スイング アルミ(45-268-026) ピボット(45-269-009) |
LX延長アーム | アルミ(45-289-026) ブラック(45-289-224) ホワイト(45-289-216) |
LXアーム&カラーキット (アーム追加用) | アルミ(97-940-026) ブラック(98-130-224) ホワイト(98-130-216) |
Amazonベーシックシングル ※ポール長20cm | アルミ(K001880) ブラック(K001387) |
Amazonベーシックデュアル (サイドバイサイド:横) | ブラック(K001395) |
Amazonベーシック壁掛け | ブラック(K001503) |
HPシングルモニターアーム ※ポール長20cm | ブラック(BT861AA) |
MXVシリーズのバリエーション
バリエーション | カラー(型番) |
---|---|
MXVシングル | アルミ(45-486-026) ブラック(45-486-224) ホワイト(45-486-216) |
MXVデュアル サイドバイサイド (横) | アルミ(45-496-026) ブラック(45-496-224) ホワイト(45-496-216) |
MXVウォールマウント (壁掛け) | アルミ(45-505-026) ブラック(45-505-224) ホワイト(45-505-216) |
HXシリーズのバリエーション
バリエーション | カラー(型番) |
---|---|
HXシングル | アルミ(45-475-026) ブラック(45-475-224) ホワイト(45-475-216) シルバー(45-475-231) |
HXデュアル ダイレクト | アルミ(45-476-224) ブラック(45-476-026) ホワイト(45-476-216) シルバー(45-476-231) |
HXウォールマウント (壁掛け) | アルミ(45-478-026) ホワイト(45-478-216) シルバー(45-478-231) |
HXウォールマウント デュアル (壁掛け) | アルミ(45-479-026) ホワイト(45-479-216) シルバー(45-479-231) |
ディスプレイ1台のシングル運用では、
基本的に取り付け方法や使い方も、ほぼ変わりません。
使い方や取り付け方法に違いが出てくるのが、
2枚以上のデュアルディスプレイ運用の場合です。
デュアルモニター対応モデルの違い
エルゴトロンでは、LX、MXV、HXシリーズと、
デュアル商品が異なっており、対応できるデュアル配置も異なります。
LX、MVX、HXとアーム強度が違う→固定方法も変わるというわけです。
エルゴトロンでのデュアルディスプレイのスタイルは、
「スタッキング」「サイドバイサイド」「ダイレクト」の3パターンです。
壁掛けデュアル固定も含めると全部で4種類になります。
デュアル対応方式の違い
LXシリーズ | MXVシリーズ | HXシリーズ | |
---|---|---|---|
デュアルスタッキング(縦/横) | 〇 | × | × |
デュアルサイドバイサイド(横) | 〇 | 〇 | × |
デュアルダイレクト(横) | 〇 | × | 〇 |
デュアル壁掛けダイレクト(横) | × | × | 〇 |
デュアルディスプレイといっても、
固定方法が変われば、使い勝手も大きく変わります。
それぞれの固定方法の違いについて。
デュアルスタッキング(縦/横)
デュアルディスプレイ用のアームで悩むなら、
おすすめしたいのが、スタッキングモデル。
縦と横両方のデュアルディスプレイに対応可能であり、
LXシリーズだけで販売されているモデルです。
アーム根本を縦に重ねて固定する仕組みなので、
通常LXのポール20cmよりポールが長くなっています。
スタッキングモデルの長身ポールは33.7cm。
LXシングルアームと異なるのは、アーム数とポールの長さ。
シングルモデルと全く同じのアームが2本付属しており、
付属ポールが長身ポール(33.7cm)になっているのです。
そして、スタッキングモデルには、
ノートブックトレイ(50-193-200)まで付属している。
ノートブックトレイも付属しているので、
ノートPCとモニターのデュアルにも対応できるし、
ノートPCスタンド変わりにも使える。
まら、更にポールが長くなった、デュアル長身ポールモデル(45-549-026)もあります。
通常LXのポールは20cm、通常デュアルの長身ポールは33.7cm、デュアル専用長身ポールは58cm。
ポールの太さ(ポール径35mm)は変わらないので、互換性も有ります。
スタッキング長身ポールモデルは、33.7cm→58cmへ長くなりますが、
ポールの長さが変わるだけで、ポール強度は変わりません。
ディスプレイの重さは合計で約20kgまでとなっています。
LX スタッキングモデルの違い
ポール長さ | 荷重範囲 | 対応モニター | 昇降幅 | |
---|---|---|---|---|
LXシングル | ポール長20cm | モニター1台:3.2~11.3kg | 34インチまで | 33cm |
LXデュアル スタッキング (縦/横) | ポール長33.7cm | モニター1台:6.4~18.1kg モニター2台:各3.2 〜 9.1kg | 24インチまで | 33cm |
LXデュアル スタッキング長身ポール (縦/横) | ポール長58cm | モニター2台:各3.2~10 kg モニター3台:各3.2~6.6 kg モニター4台:各3.2~5 kg | 40インチまで | 33cm |
ポール1本で4画面まで対応となってますが、
大型ディスプレイになると、長身ポールだけでなく延長アームも必要になるし、
ディスプレイ重量を考えると、これ一本で3画面や4画面は無理です。
そもそもの話、縦に重ねるデュアルディスプレイは実用的では無いです。
人間は、上を向いて作業するのには向いていないということ。
→仕事に最適なモニターサイズと解像度。疲れづらいディスプレイ位置。
それでも縦デュアルを選ぶ理由は、
ポールが長く、ディスプレイ位置を高くできること。
他モデルとは違い、上下方向のディスプレイ配置に融通が効く。
縦ディスプレイや大型ディスプレイを設置する際も、長身ポールの方が使いやすいのです。
デュアルサイドバイサイド
横並び専門のデュアルディスプレイ用アーム「サイドバイサイド」。
LXシリーズとMXVシリーズで採用されています。
LXデュアルデスクマウントアームのサイドバイサイド(45-245-026)は、
LXスタッキングモデル(45-248-026)とは、
根元のポール形状が違うだけで、付属のアーム形状は一緒です。
また、ノートブックトレイは付属しません。
サイドバイサイドモデルの違い
荷重範囲 | 対応モニター | 昇降幅 | |
---|---|---|---|
LXデュアル サイドバイサイド | モニター1台:3.2~11.3kg モニター2台:各3.2~9.1 kg (合計18.1kgまで) | 27インチまで | 33cm |
MXVデュアル サイドバイサイド | モニター2台:各3.2~9.1 kg (合計18.1kgまで) | 24インチまで | 33cm |
サイドバイサイドは、固定ポールがゴツイので安定感が有るような気がしますが、
付属アームは他のLXシリーズと同じ、荷重範囲も合計18.1kgまでと変わりません。
固定部分が左右に別れているので、横方向へ稼働範囲が、ちょっと広いかな程度。
アームを差し込む根本の部分もキャップで蓋をして固定するので、取り外しも面倒です。
個人的に、サイドバイサイドは微妙で、
同価格帯なら、スタッキングモデルのが良いと思っています。
スタッキングなら、縦デュアルもできるし、
そもそもデュアルを選ぶなら、シングルを2個を買ったって良いわけ。
2個買った方が安いし、2個買えばポールも2本付いてくる。
固定部分を左右に分けた方が、デスクへの負担は減るし、
モニターレイアウトの融通も効くのです。
サイドバイサイドのデュアルアームは、最大24インチまで、
シングルアームは、最大34インチまでですからね。
延長アームを使って左右に伸ばすなら、アームを分けて左右に置くべきなのよ。
横二枚並べようとすると、ディスプレイ同士も干渉するから、
延長アームも別途必要にもなるし、
アームポールを二本に分けた方が安定するってオチ。
シングルアーム二本の方が安いってのもある。
デュアルダイレクト
横並び専門のデュアルディスプレイ用アーム「ダイレクト」。
土台とアーム形状はそのままに、
ディスプレイ固定部分だけ分岐させたモデルです。
LXシリーズとHXシリーズで採用されています。
デュアルダイレクトモデルの違い
荷重範囲 | 対応モニター | 昇降幅 | |
---|---|---|---|
LXデュアル ダイレクト | 1台あたり0.9~5kg (合計10kgまで) | 25インチまで | 33cm |
HXデュアル ダイレクト | 1台あたり2.3~7.9kg (合計15.8kgまで) | 32インチまで | 29.2cm |
HXデュアル ダイレクト | 1台あたり2.3~7.9kg (合計15.8kgまで) | 32インチまで | 29.2cm |
スタッキングやサイドバイサイドに比べて微妙に価格安いですが、
固定するアームは1本なので、耐荷重が他モデルより低いです。
直付け部分の長さも制限があるので、対応モニターサイズの上限も低くなっています。
ディスプレイ毎に微調整もできず、見た目もイマイチ。
アーム1本にしては値段も高額なので、これならシングルアーム2個買った方が良いし、
横二枚を湾曲固定するなら、ウルトラワイドディスプレイを購入した方が良いです。
この値段出すなら、高スペックなディスプレイも購入できますので。
HXシリーズには、壁掛けのデュアルダイレクトも有りますが、
強度を考えると、壁掛けシングルアームを2本にした方が良い。
HXデュアルでは、耐荷重7.9kg(~32インチ)が上限ですが、
LXシングルなら、耐荷重11.3kg(~34インチ)まで対応できる。
壁掛け1カ所にすると、壁の強度の方が心配ですからね。
HXシリーズ1本買う費用でLXシリーズ2本購入できるし、
モニターレイアウトの融通も効くようになる。
また、大画面ディスプレイを壁掛けにするなら、テレビ用アームという選択肢も有る。
テレビ用アームのが圧倒的に安いし、アーム一本で壁固定するのは不安。
賃貸でもディアウォールで固定できますので。
→ラブリコとディアウォールで作る壁面収納DIY。壁掛けテレビ、キッチン収納、玄関シューズ棚、有孔ボード棚の造り方と注意点。
エルゴトロン各シリーズの特徴
LXシリーズ
エルゴトロンといえばコレ。定番のLXデスクマウントアーム。
土台となるポール部分にアームを固定する仕組み。
エルゴトロンシングルアームの付属品、土台ポール、下アーム、上アーム、全部分離する。
VESA固定用ネジも複数付属しており、手で回せるネジも付いています。これも便利。
格安ディスプレイアームと違って、ガススプリング式(5軸)なので、
稼働範囲が広く、非常になめらかに動きますし、
動かしたところでディスプレイが垂れ下がる事もありません。
ピタッと止まるので、ディスプレイ調整しやすい。
ディスプレイ角度も、左右(パン)方向に360度、
前後の傾き(チルト)は、後ろ70度・前に5度と広いです。
以前は、「アルミ色」のみでしたが、
現在では、ほぼ全てのモデルで「ブラック」と「ホワイト」も選べます。
基本のシングルポールモデルで、
対応するサイズは最大34インチ、耐荷重11.3kgまで。
LXシリーズで使うポールは共通なので、
取り付けるディスプレイ枚数によって耐荷重が変わります。
LXシリーズのスペック一覧
固定方式 | 荷重範囲 | 対応モニター | 昇降幅 | |
---|---|---|---|---|
LXシングル ※ポール長20cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~34インチ | 33cm |
LXシングル 長身ポール ※ポール長33.7cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~34インチ | 33cm |
LXデュアル スタッキング (縦/横) ※ポール長33.7cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:6.4~18.1kg モニター2台:各3.2 〜 9.1kg | ~24インチ | 33cm |
LXデュアル スタッキング長身ポール (縦/横) ※ポール長58cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター2台:各3.2~10 kg モニター3台:各3.2~6.6 kg モニター4台:各3.2~5 kg | ~40インチ | 33cm |
LXデュアル サイドバイサイド (横) | Cクランプ式 グロメット式 | モニター2台:各3.2~9.1 kg (合計18.1kgまで) | ~27インチ | 33cm |
LXデュアル ダイレクト (横) ※ポール長20cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター2台:各0.9~5kg (合計10kgまで) | ~25インチ | 33cm |
LXウォールマウント (壁掛け) | 壁面固定 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~34インチ | 33cm |
LX HDウォールマウントスイング (壁掛け) | 壁面固定 | モニター1台:3.2~22.7kg | ~49インチ | 33cm |
Amazonベーシックシングル ※ポール長20cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~32インチ | 33cm |
Amazonベーシックデュアル横 | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.2~11.3kg モニター2台:各3.2~9.1 kg (合計18.1kgまで) | ~32インチ | 33cm |
Amazonベーシック壁掛け | 壁面固定 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~32インチ | 33cm |
HPシングルモニターアーム ※ポール長20cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.1~9.1kg | ~24インチ | 33cm |
ちなみに、対応モニターサイズって、昔のスペックから更新されていないようで、
現代のモニターサイズとはズレが有ること感じています。
よって、アームの耐荷重で対応モニターを判断した方が良いです。
基本的に荷重範囲内のディスプレイなら問題なく固定できるし、
荷重範囲を多少オーバーしても固定できちゃうのがエルゴトロンです。
MXVシリーズ
2017年LXシリーズの省スペースモデルとしてMXVシリーズが登場、
従来の土台ポールが無くなり、約25%スリムになっています。
カラーは、LXと同じ、アルミ、ホワイト、ブラックの3色展開です。
MXVシリーズのスペック一覧
固定方式 | 荷重範囲 | 対応モニター | 昇降幅 | |
---|---|---|---|---|
MXVシングル | Cクランプ式 グロメット式※別売 | モニター1台:3.2~9.1kg | ~34インチ | 33cm |
MXVデュアル サイドバイサイド (横) | Cクランプ式 グロメット式※別売 | モニター2台:各3.2~9.1 kg (合計18.1kgまで) | ~24インチ | 33cm |
MXVウォールマウント (壁掛け) | 壁面固定 | モニター1台:3.2~9.1kg | ~34インチ | 33cm |
シングル、デュアルともに、スリムになっており、
LXシリーズのアームに比べると明らかに細いです。
その代わり強度が低くなっており、
耐荷重は11.3kg→9.1kgへ、約2kg減少しています。
固定できるテーブル幅も、1.2cm~3.2cmと狭く、
クランプネジも1個のハンドルネジ→2ケ所のネジへ。
穴あけ固定用のグロメットマウント(98-110)も別売りとなってます。
また、LXシリーズは、土台ポールと、アームがバラバラになっていましたが、
MXVシリーズは、ベース部分とアームが一体型となっているので、
パーツ毎に分解できず、カスタマイズもできない→延長アームも有りません。
見た目こそスリムで美しいですが、拡張性という点では劣るのです。
あと、細かい違いとして、前後の傾き範囲がLXシリーズとは異なります。
LXシリーズでは、75度チルト(前5度、後ろ70度)に対し、
MXVシリーズでは、180度チルト(前後90度)に可動範囲が広くなりました。
※左右(パン)は、360度と同じです。
後ろ方向に70度倒せるので、通常の姿勢では、LXで問題ないのですが、
ディスプレイを前側に傾けたいなら、LXではなくMXVにした方が良い。
例えば、リクライニング姿勢や寝姿勢で使う場合は、ディスプレイを下方向に倒せないと困るのです。
HXシリーズ
2020年末に、エルゴトロンの大画面モデルとして、
新たにHXシリーズが登場しました。
シンプルにアーム強化したモデルであり、
耐荷重が一番大きいシリーズ。
他のシリーズと同じく、アルミ色、ホワイト、ブラックの3カラーです。
HXシリーズのスペック一覧
固定方式 | 荷重範囲 | 対応モニター | 昇降幅 | |
---|---|---|---|---|
HXシングル | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:9.1kg~19.1kg | ~49インチ | 29.2cm |
HXデュアル ダイレクト | Cクランプ式 グロメット式 | モニター2台:各2.3~7.9kg (合計15.8kgまで) | ~32インチ | 29.2cm |
HXウォールマウント (壁掛け) | 壁面固定 | モニター1台:3.2~9.1kg | ~49インチ | 29.2cm |
HXウォールマウント デュアル (壁掛け) | 壁面固定 | モニター2台:各2.3~7.9kg (合計15.8kgまで) | ~32インチ | 29.2cm |
チルト角度は、75度(前70度、後ろ5度)とLXシリーズと一緒ですが、
LXの荷重範囲が3.2kg~11.3kgに対し、HXの荷重範囲が9.1kg~19.1kgへ。11.3kgを超えるディスプレイでは、HXシリーズ以外を選ぶ余地も無いわけ。
デスク固定する土台部分は、より強固に固定できるようになっており、
ディスプレイ固定のVESA部分もアームと切り離せるので、
ディスプレイも設置しやすくもなっています。
LXシリーズは、ディスプレイ固定アームとVESAが一体型ですからね。
重量の有るディスプレイは、圧倒的にHXの方が設置もしやすいのです。
ただ、LXシリーズは、9.1kg以上のディスプレイでしか使えません。
小型モニターでは、LX、MXVを選ぶべきであり、
無理してHXを使えば、モニターも上向きになってしまいます。
アーム強度が高くなるということで、アーム重量も重くなっています。
HXは、本体重量6.9kgと、LXの本体重量3.6kgに比べて、倍くらいの重さも有ります。
デスク強度も必要となり、一般的なオフィスデスクでは、天板も歪みまくります。
だからこそ、HXでは天板厚み6.6cmまで対応しているというのもある。
→パソコン用オフィスデスクの選び方。仕事に最適な天板サイズとデスク高さ。引き出し、デスク棚の必要性。
HXデスクには、デュアルモデルがありますが、
ダイレクト横デュアルタイプしかありませんし、
あまり実用的でも無いというのは上述したとおり。
そもそも、HXシリーズを選ぶ時点で、大型ディスプレイなので、
大型ディスプレイをデュアル配置するという時点で無理が有る。
耐荷重が増えたからといって大画面に対応できるわけでは無く、
HXシリーズの昇降幅はLXシリーズに劣るのです。
大型ディスプレイの時点でモニターアームは不向きですからね。
アームの高さも足りないので、アームにする意味も無い。
→モニターアームを使って気づいたメリット・デメリット。モニターアームの選び方、正しい使い方。
例えばHXシングルは、49インチまで対応となってますが、
アスペクト比16:9の一般的なモニターでは高さが圧倒的に足りません。
40インチで高さ50cmオーバー。
HXアームはLXアームのように拡張もできないから、
結局のところ、HXシリーズはウルトラワイドモニター専用モデルなのです。
そもそも、大型ディスプレイが必要なのか?ってのは良く考えた方が良い。
作業領域が増えるほどに、人間の体の負担も増えるということは知っておくべき。特にディスプレイ高さには気を付けて下さい。
→仕事に最適なモニターサイズと解像度。疲れづらいディスプレイ位置。
番外編:エルゴトロン他モデル
NXモニターアーム
2023年エルゴトロンの新しくNXモデルが登場しました。
LXシリーズの用なポール固定タイプで、LXの廉価版ですね。
カラーは、ホワイト(45-669-216)とブラック(45-669-224)の2色。
アルミ色もありません。
最大34インチまでは一緒ですが、荷重範囲8kgまで、
チルト35度(前方5度、後方30度)、パン180度と、
LXシリーズよりスペックが劣り、保証期間も5年と短いです。
※LX、MXV、HXシリーズは10年保証。
固定方式 | 荷重範囲 | 対応モニター | 昇降幅 | |
---|---|---|---|---|
NXシングル | Cクランプ式 | モニター1台:3.2~9.1kg | ~34インチ | 33cm |
ポールへの固定は、手ネジ調整となりましたが、ネジの見た目がイマイチ。
デスク厚さも50mmまでと、取り付けられるデスクサイズも狭まり、
グロメット式の固定も不可能となっています。
※LXは、クランプ式で60mm、グロメット式57mmまで。
日本では未発売ですが、LXの廉価モデルを買うなら、
LXのOEM品、Amazonベーシックを選ぶかなと。
MXデスクマウントLCDアーム
大型モニター用のMXデスクマウントアーム(45-214-026)は、
HXシリーズが出る前の大型モニター用アーム。
MXVシリーズとも異なる、重量モデルなので気を付けて。
デスク固定と壁掛け固定があり、カラーはアルミカラーだけです。
MXデスクアームのスペック
- 昇降稼働:ガススプリング式
- 固定方法:クランプ or グロメット
- 荷重範囲:6.4~13.6kgまで
- 昇降幅:約13cm
- 最大モニターサイズ:30インチ
- 保証期間:10年間
耐荷重は13.6kgと、LXよりも頑丈で、
アームもだいぶゴツく、非常に重いです。
土台一体型で、高さ調節のポールも有りません。
流線形の滑らかなアーム。見た目は格好良い。
標準でVESA200x200mmに対応しており、
別売りアダプタを使えば、VESA400x400mmまで対応可能です。
耐荷重13.6kgまでとなっていますが、
モニターサイズが30インチまでなのは、
昇降幅が約13cmと狭いから。
LG43インチディスプレイ(約10kg)でギリギリ。
アーム自体も非常に重く、
他のアームシリーズみたい分解ができないので、
設置するも非常に大変です。
いずれにせよ、今から買うならHXシリーズを購入すべき。
HXシリーズは、49インチまで対応、耐荷重19.1kgまで対応、
稼働範囲も29cmと倍以上も広くなっていますので。
NEO-FLEX LCDアーム
エルゴトロンには、Neo-Flexアーム(45-174-300)という、
格安モデルも有ります。
LXアームのガス圧とは違い、ネジ固定タイプ。
耐荷重は8.2kgまでと低く、対応サイズも22インチまでです。
Neo-Flexアームのスペック
- 固定方式:クランプ
- 荷重範囲:8.2kgまで
- 対応モニター:22インチまで
- 保証期間:3年間
関節の方向もぐちゃぐちゃなので、
高さ変えると角度も変わり、微調整も困るやつでした。
高さを変えると、奥行きが変わってしまったり。
質感もLXに比べると安っぽい。ケーブルループもプラスチック感あり。
エルゴトロンだけど、これだったらエルゴトロンじゃなくて良い。
他社のガス圧式アームを選んだ方が、まだマシ。購入したらダメです。
旧型 LXデスクマウントLCDアーム
LXシリーズは、現在の形が最初では有りません。
同じLXデスクマウントアームだけど、
現在のモデルとは、全然スペックが違うから気を付けて。
旧型LXアームのスペック
- 昇降稼働:ガススプリング式
- 固定方式:クランプ or グロメット
- 荷重範囲:3.2~9.1kgまで
- 保証期間:5年間
廃盤となった旧型モデル(45-179-195)は、太いゴツゴツモデル。
現在のスリムなアーム形状ではなく、
鉄素材感が有る無骨なデザインで、重量も重いです。
ガス圧式でポールのはめ込みという仕組みは同じですが、
土台ポールが長く、ポール長32.2cm。長身ポール並みに長い。
アームはゴツイのですけど、アームの耐荷重は9.1kgまでと現行LXよりも低い。
わざわざ今から手に入れる必要は無いです。
LXシリーズを薦める理由
価格が安いOEMモデルが有る
何はともあれ、まずは価格。
モニターアームとしては、高額なエルゴトロンですが、
LXシリーズは、MXV、HXシリーズに比べて価格が安く、
LXアームは、更に格安なOEM製品も登場しています。
HPだけスペック値が微妙に異なるのですが、
付属品や使用感は全く同じなので、
全く同じ性能の商品と考えて問題無いハズ。
エルゴトロン LX デスク モニターアーム
≒Amazonベーシック デスクマウント シングル モニターアーム
≒ HP(ヒューレット・パッカード) シングルモニターアーム
注意点としては、値段が安い分、保証期間が短いです。
エルゴトロンの10年保証に対し、
AmazonベーシックとHPのアームは、1年保証となっています。
エルゴトロンLXとOEMの比較(シングル)
固定方式 | 荷重範囲 | 対応モニター | 昇降幅 | 保証期間 | |
---|---|---|---|---|---|
LXシングル ※ポール長20cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~34インチ | 33cm | 10年 |
Amazonベーシックシングル ※ポール長20cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~32インチ | 33cm | 1年 |
HPシングル ※ポール長20cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.1~9.1kg | ~24インチ | 33cm | 1年 |
私も、実際に購入してみましたが、形状も付属品もエルゴトロンLXと同じでした。
VESAマウント部分には「ERGOTRON」の文字も有り。同じアームと考えて間違いないかと。
デザインは微妙に異なっており、
HPのアームは、土台部分に「hp」のロゴが有りますが、
アーム部分の「ERGOTRON」マークは真っ黒に塗りつぶされています。
一方、Amazonベーシックは、
アーム部分と土台の両方に「amazonbasics」のロゴが有ります。
HPもAmazonベーシックも、同じブラックカラーですが、
HPは、ザラザラした艶消しのマットブラックです。
Amazonベーシックは、ツルツルした艶ありの光沢ブラックです。
HPアームの方が、エルゴトロンのブラックには近いかなと。
エルゴトロン、HP、Amazonと、アーム形状は全く同じ。
アーム部分を組み替えたり、LXの延長アームとしても利用可能です。
また、HPは、シングルアームしかありませんが、
Amazonベーシックは、デュアルディプレイ用のサイドバイサイドや、
壁掛けモデルも販売されています。
私は、Amazonベーシックの壁掛けモデルも使ってますが、
やはり使い心地は一緒、違いも全然分かりません。
エルゴトロンLXとOEMの比較(デュアル)
固定方式 | 荷重範囲 | 対応モニター | 昇降幅 | |
---|---|---|---|---|
LXデュアル サイドバイサイド (横) | Cクランプ式 グロメット式 | モニター2台:各3.2~9.1 kg (合計18.1kgまで) | ~27インチ | 33cm |
Amazonベーシックデュアル横 | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.2~11.3kg モニター2台:各3.2~9.1 kg (合計18.1kgまで) | ~32インチ | 33cm |
エルゴトロンLXとOEMの比較(壁掛け)
固定方式 | 荷重範囲 | 対応モニター | 昇降幅 | |
---|---|---|---|---|
LXウォールマウント (壁掛け) | 壁面固定 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~34インチ | 33cm |
Amazonベーシック壁掛け | 壁面固定 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~32インチ | 33cm |
バリエーション多く、パーツの互換性あり
LXシリーズは、定番モデル故にバリエーションが多いです。
一番古くからあるのもLXシリーズであり、一番人気なのもLXシリーズ。
よって、LXシリーズで選んでおけば間違い無いのです。
シリーズ製品が多いことで、デスク環境に合った最適なアームを選べるし、
ポールもアームも互換性があるので、LX製品同士でパーツも流用できる。
1本、2本アームを増やす事で、ディスプレイレイアウトの幅も広がるのです。
LXシリーズのスペック一覧
固定方式 | 荷重範囲 | 対応モニター | 昇降幅 | |
---|---|---|---|---|
LXシングル ※ポール長20cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~34インチ | 33cm |
LXシングル 長身ポール ※ポール長33.7cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~34インチ | 33cm |
LXデュアル スタッキング (縦/横) ※ポール長33.7cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:6.4~18.1kg モニター2台:各3.2 〜 9.1kg | ~24インチ | 33cm |
LXデュアル スタッキング長身ポール (縦/横) ※ポール長58cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター2台:各3.2~10 kg モニター3台:各3.2~6.6 kg モニター4台:各3.2~5 kg | ~40インチ | 33cm |
LXデュアル サイドバイサイド (横) | Cクランプ式 グロメット式 | モニター2台:各3.2~9.1 kg (合計18.1kgまで) | ~27インチ | 33cm |
LXデュアル ダイレクト (横) ※ポール長20cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター2台:各0.9~5kg (合計10kgまで) | ~25インチ | 33cm |
LXウォールマウント (壁掛け) | 壁面固定 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~34インチ | 33cm |
LX HDウォールマウントスイング (壁掛け) | 壁面固定 | モニター1台:3.2~22.7kg | ~49インチ | 33cm |
Amazonベーシックシングル ※ポール長20cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~32インチ | 33cm |
Amazonベーシックデュアル横 | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.2~11.3kg モニター2台:各3.2~9.1 kg (合計18.1kgまで) | ~32インチ | 33cm |
Amazonベーシック壁掛け | 壁面固定 | モニター1台:3.2~11.3kg | ~32インチ | 33cm |
HPシングルモニターアーム ※ポール長20cm | Cクランプ式 グロメット式 | モニター1台:3.1~9.1kg | ~24インチ | 33cm |
LXシリーズって、アーム部分の形状は同じであり、土台ポールが違うだけ。
壁掛けモデルも、ベースが壁面固定に変わっただけですからね。
ポールとアームの拡張性が高い
エルゴトロンのLXシリーズは、
ポール径とアームの連結部分が同じサイズなので、
アームとポールを組み合わせて、様々なスタイルにも対応できます。
長いポールを使えば、高い位置にもモニターを設置できるし、
アームを増やして連結すれば、横方向に広くディスプレイ配置もできるようにもなる。
縦にも横にも柔軟に対応できるのが、LXシリーズなのです。
LXモニター用の延長アーム(45-289-026)だけ単体販売もされており、
延長アームは、横方向だけでなく、縦方向にも距離が伸ばせる優れものです。
ポール固定の仕組みを理解すれば、上下逆さまでも固定可能だと気づく。
上側にポールのスペースが取れない場合や、
テーブル下などの低い位置でアーム利用したい時にも使えます。
※正規の固定方法ではありません、自己責任でお願いします。
また、他社でも類似アームが販売されているから、
他社の格安ポールも組み合わせて使う事も可能です。
エルゴトロンを真似した似たような商品も多いってこと。
エルゴトロンの互換ポールとして有名なのがサンコーのポール。
サンコーのポールは、エルゴトロンの長身ポールより格安で、
エルゴトロンと同じポール径35mmです。
長さも70cmと100cmが有り、
エルゴトロンの長身ポールよりも高い位置にも使えます。
しかも、エルゴトロンに比べたらスンゲー安いです。
ただ、エルゴトロンLXアームに比べるとポール径が微妙に太いので、
同じLXアームでも入ったり入らなかったりするから気を付けて。
リングサイズは個体差有るってこと。
アーム側の太さ調整できるので、入りづらいのは下の土台リング。
私は、土台リングを使わないで、アーム部分だけ使ったり、
ガンガン叩いて、無理やり入れたりしています。
無理やり入れると、もちろん傷つきますけど、私は既に気にしてません。
そして、ポール固定という方法は、何もアームに限った話でも有りません。
モニターアームの仕組みを応用すれば、ディスプレイ以外も宙に浮かせられるということ。
アームで棚を造れば、デスク周りのガジェットも浮かせられるし、
ガス圧式なら、上下稼働もヌルヌル。スタンディングデスクとも相性良いのです。
→余ったモニターアームの活用方法。自作アーム棚、スピーカースタンド、キーボード台、パソコン、カメラ、照明機材を固定してみた。
エルゴトロンアームまとめ
エルゴトロンブランドに惹かれて、様々なアームを使って来ましたが、
結局のところ、使いやすいのがLXアームです。
LXシリーズが大ヒットしたから、今のエルゴトロンも有るとも思ってる。
LXのシリーズが素晴らしいのが、その柔軟性。
ディスプレイって消耗品なわけで、
使うディスプレイに合わせてカスタマイズできるってのが最高。
ポール固定という見た目も、むしろエルゴトロンらしくて好きなのです。
LXのこの形こそエルゴトロンだと思っています。
LXシリーズの素晴らしい機能そのまま、HPやAmazonベーシックなら格安に手に入る。
Amazonベーシックなら、デュアル、壁掛けもモデルも対応済み。
「amazonbasics」のロゴ、気に入らなければ黒く塗りつぶしたら良いのです。
大画面ディスプレイを使うなら、強度の高いHXシリーズ一択となりますが、
そもそも大画面が必要なのか?ってのはよく考えた方が良いです。
ディスプレイサイズが大きくなるほどに、首や目に負担もかかるわけで、
人間が快適に使えるディスプレイ領域には限界があるということ。
正しいディスプレイ位置を知らなければ、モニターアームも上手く使いこなせないのです。
→仕事に最適なモニターサイズと解像度。疲れづらいディスプレイ位置。
ディスプレイを調整する為にモニターアームを使うのであり、
正しいディスプレイ位置にする為に、デスクも調整できないと困る。
優先順位が高いのは、昇降デスク。スタンディングデスクは立つ為の机でも無いからね。
私は、スタンディングデスクを「FlexiSpotで自作」しています。
→スタンディングデスクのメリット・デメリット。昇降デスクの正しい使い方、立ち姿勢のデスク高さ。
正しい姿勢で正しくモニター配置するには、正しい見えることも大前提。
デスクワークは、思った以上に人間の眼の負担となっています。
遠くを見るために生まれた人間には、デスクワーク専用メガネも有った方が良い。
見た目にこだわれるのは、見えるから、見えなくなってからでは遅いぞよ。
→パソコン専用メガネを作るべき理由。デスクワークに中距離用の単焦点レンズ。
何故、エルゴトロンを選ぶのか?って結局は見た目。
眼の負担にならない為という建前は置いておいて、
ただ欲しいから買う、それでアームまみれになってるのが私なのでした。
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