Apple Watch Ultraを2年使ったレビュー。初代・Ultra 2・Ultra 3の違いと、今どれを買うべきか。

Apple Watch Ultra 2のメリット・デメリット

Apple Watchは、基本的に安いモデルで良いと思ってた私。
毎年モデルチェンジするし、見た目も機能も大差無いってのも有る。

そんな中登場した、Apple Watch Ultraは12万円を超える価格。
iPhoneやMacbookも買える価格、誰が買うんだ?アホなのか?

私も、そう思ってました。

なんでそんなに高額なんだ?ガーミンで良くないか?
って調べるほどに物欲を刺激するウルトラスペック。
そして、悩んだ挙句に買っちまって、初代からUltra 2へと買い替え、
気づけば2年以上、充電時間以外ずっと腕に着いているのです。

購入直後には、2週間使った時点のレビュー動画も出しています。
この記事は、いわばその答え合わせ。
あの時語った第一印象が、2年使ってどうなったのか?
そして、Ultra 3まで出た今、どの世代を買うべきなのか?
自分を正当化する為、ここにその記録を残しておきます。

この記事の結論
  • Ultra 2ユーザーは、急いでUltra 3に買い替える必要なし。2年使ってバッテリー劣化も傷もほぼ無い
  • これから新品で買うなら、バッテリー42時間+衛星通信のUltra 3一択
  • 安く買いたいなら中古・型落ちのUltra 2もあり。外観は3世代ほぼ同じ
  • Ultraは「機能」というより「電池持ちとデザインと所有欲」に金を払うモデル
目次

Apple Watch Ultraの世代比較。初代・Ultra 2・Ultra 3の違い

まず、Ultraは今3世代まで出ています。
2022年に初代Ultra、2023年にUltra 2、2025年9月にUltra 3。
現在Appleが新品販売しているのはUltra 3(129,800円〜)のみです。
※価格・在庫は変動するので最新情報は公式サイトでご確認ください。

Apple Watch Ultra 3Apple Watch Ultra 2Apple Watch Ultra(初代)
発売2025年9月2023年9月2022年9月
発売時価格129,800円128,800円124,800円
チップS10S9S8
バッテリー通常:最大42時間
低電力:最大72時間
通常:最大36時間
低電力:最大72時間
通常:最大36時間
低電力:最大72時間
最大輝度3,000ニト3,000ニト2,000ニト
ディスプレイ広視野角OLED(LTPO3)OLEDOLED
通信5G+衛星通信LTELTE
ストレージ64GB64GB32GB
ダブルタップ×
カラーナチュラル
ブラック
ナチュラル
ブラック(2024年追加)
ナチュラル
ケース49mm チタニウム49mm チタニウム49mm チタニウム
重量61.6g(ナチュラル)
61.8g(ブラック)
61.4g61.3g
耐水・防塵・GPS100m耐水/IP6X/2周波GPS同左同左

外観の見た目は、3世代ともほぼ同じです。

Ultra 2と初代Ultraの違い

Ultra 2(3,000ニト)と初代(2,000ニト)の画面の明るさ比較

Apple Watch Ultra 2と初代Ultraの外観比較

私は初代を1年使って、Ultra 2に買い替えました。
で、何が変わったのか?

Ultra 1→Ultra 2で変わったのは、処理スペックとダブルタップジェスチャーと明るさ。
チップがS8→S9になり、Neural Engineが2コア→4コアへ。
Siriの返答スピードが目に見えて早くなり、オフラインでもSiriが使えるようになりました。
画面を触らずSiri経由で使う事が多いApple Watchでは、これが地味に効く。

明るさは2,000ニト→3,000ニト。
ただ正直、太陽光の下でなければ、明るさの違いは分かりません。
違いを感じたのはフラッシュライト。真っ暗な部屋や夜道では明らかに明るくなりました。

あとはストレージが32GB→64GBへ増量。
私は32GBも使いきれなかった人間なので、正直どちらでも良い。

一方で、外観は全く一緒。バッテリーも36時間で変わらず。
GPS、防水、センサーといったアウトドア機能も全部同じ。
2台並べて検証しているうちに、どっちがどっちだか分からなくなったレベルです。

要は、初代→Ultra 2は「中身だけ進化」
だから当時も「多くの人は買い替え不要」と書いたし、その評価は今も変わってません。

Ultra 3で変わったこと

で、2025年9月に登場したUltra 3。
今回は中身だけじゃなく、ようやく実用部分が進化しました。

一番デカいのはバッテリー。最大36時間→42時間へ。
Ultra最大の価値は電池持ちだと思っている私からすると、正しい進化。

次に通信。5G対応に加えて、衛星通信に対応しました。
圏外でWi-Fiも無い場所から、緊急SOSやメッセージ送信ができるという機能。
アクティベーションから2年間は無料とのこと。
山でも海でも使うUltraというコンセプト的には、一番Ultraらしい進化です。

ただ、衛星通信は私はまだ試せていません。
そして正直、iPhoneを常に持ち歩く人には、恩恵は限定的なんじゃないか?とも思ってます。
この辺は、実際に使っている人の検証を見てから判断したいところ。

ディスプレイも広視野角OLED(LTPO3)になり、
斜めから見ても暗くならない、ベゼルも細くなったという話です。
輝度は3,000ニトで据え置き。チップはS10へ。

で、私はどうしたか?というと、Ultra 3はまだ買ってません。
Ultra 2が2年使ってもピンピンしてるってのが、その理由。
詳しくは、最後の結論で書きます。

2年使って気づいたメリット

ここからが本題。
世代がどれであれ、Ultraというカテゴリを2年使い続けて何が良かったのか?

充電持ち倍増でストレス半減

Apple Watch Ultraの充電の様子

いきなり月並みで恐縮なのですが、やはり充電持ちが非常に良いです。
Apple Watch最大のデメリットは、電池持ちの悪さ。
通常のApple Watchは最大18時間〜24時間、Ultraなら36時間〜42時間。約2倍です。

1日適当に使ったところで、バッテリーの半分以上は残っちゃってるし、
公式の駆動時間はいつもながら控えめ。丸々2日は常時点灯でもイケそうな雰囲気。
2年使ったところで「充電してください」て表示も、ほとんど見てません。

Apple Watchっていつも着用しているから、充電するタイミングも難しい。
マグネット固定の充電だから、充電できる場所も限られる。
その限られた充電タイミングが半分に減るってなるなら、だいぶ人生ラク。

特にデカいのが旅行と出張。
1泊2日、なんなら2泊3日でも専用充電ケーブルは要らない。
狭いホテルで、Apple Watch用の充電場所を確保して、
充電されてるか?イチイチ確認しなくて良いってこと。
あのよく分からない形状のケーブルが1本減って、Type-Cポートも1つ空くのです。

そして、2年使った今も、バッテリー劣化の体感はありません
毎日着けて、毎日充電して、この結果。
電池がヘタって買い替え・・・という時計にありがちな未来が、まだ見えてないのです。

アクションボタンはフラッシュライトが正解

Apple Watch Ultraのアクションボタン

Ultraには通常のApple Watchに無いアクションボタンが有ります。
ワークアウト、ダイブ、ショートカット経由のアプリ起動・・・色々設定できるのですが、
私はIoT家電の操作を登録したり、色々試した結果、
シンプルにフラッシュライト運用しています。これが正解

夜トイレに行くとき、暗い部屋に入る時、夜道を歩くとき、
キャンプ等のアウトドアでも非常に便利。足をぶつけなくなりました。

iPhoneのように持つ必要が無い。両手が塞がっていても照らせる。
3,000ニトともなると、ホント懐中電灯が要らない。
家の人感センサーライトも要らなくなった。

ただ、ふとした時にアクションボタンを押してしまい、
いつの間にか、自分の顔をライトアップしている自分がいました。
あと、アクションボタン長押しでサイレンが鳴るので、これも気を付けて下さい。
私は、袖口ピタ目の服で腕を組んで、警報が鳴って焦ったことが有ります。
※設定で長押しサイレンをオフにできます。

Apple Watchとは別物のデザイン

Apple Watch Ultraのチタニウムケースのデザイン

今までのApple Watchって、良くも悪くも皆同じデザイン。
エルメスモデルも激安SEも、見た目はほぼ一緒。皆さん同じ時計で制服なのか?錯覚する。

で、Apple Watch Ultraは、明らかにApple Watchとは別物。
上位モデルであることが一目瞭然。

Ultra専用文字盤「ウェイファインダー」「モジュラーUltra」が使えて、
ナイトモードも搭載。夜じゃなくても、やっちゃう。
ナイトモードにすると眩しくなくなるってのは、
自分の為というよりも、一緒に寝てる人への配慮にもなる。ジェントルマン。

そして2年使って驚いているのが、傷がほぼ無いってこと。
チタニウムケースにフラットなサファイアガラス。
保護フィルム?腕時計に貼るんですか、そうですか。
外でガシガシ使って、お風呂まで着けっぱなしで、この状態はスゲーのです。

意味不明なくらい高性能

Apple Watch Ultraを装着して屋外で使用

Apple Watchの時点で、なかなか意味わからないくらいの機能が有りますが、
Ultraは更に上をいきました。

マルチバンドGPS、100m耐水、水深計、MIL規格の耐久性、
マイナス20度〜55度の動作温度、標高-500m〜9000mまで計測・・・
Fitbitもガーミンもスントも、なんならスマホまでも、コレ1台で済むようになったわけ。

一般人が想像しうるスポーツとアクティビティは、コレ一本で大丈夫ってこと。
私はトレッキングでコースアウトしてGPSに助けられたし、
カナダのウィスラーでは、マジで遭難しかけた事も有ります。
プロじゃなくても、レジャーレベルのアクティビティでGPSは有ると安心なのです。

水深計も高機能GPSも、使わないかもしれないけども、
無駄に高性能ってのにもそそられますよね。
お風呂に入れば自動的に水深と温度も計測してくれる。
42度で貯めたお風呂、私が入る頃には40度。
なんでそんなん知ってるの?って、絶対盛り上がるよね。

アクセサリーとしてコスパ高い

腕時計アクセサリーとしてのApple Watch Ultra

Apple Watchを、ファッションアイテムとして考えた時に、
腕時計よりも、コストパフォーマンスが高いと感じました。

外でも家でも、寝る時までも着用する。
他の腕時計に比べて、着用時間が圧倒的に長いのです。

ガーミンやタグホイヤーのダイバーズウォッチ、とてもとても高額ですけど、
仕事で身につけられますか?って言ったら厳しい。
本格的なダイバーズウォッチって、特にシャツとの相性は絶望的に悪い。

その点、Apple Watch Ultraは、バンド次第でなんとでもなる。
画面もフラットで高級感あり、シャツやスーツもカッコ良い。

ちなみに、私が今メインで使っているのは、チタンバンド(チタニウムミラネーゼループ)。
色々買って回り道した結果、これが最強でした
臭くならない、劣化しない、痒くならない。
運動にも使えて、見栄えも良くて、服にも引っかからない。
というわけで、ずっとコレです。
サイズ感と着用イメージ、バンドの選び方は、写真多めで別記事にまとめています。

Apple Watch Ultra 2の男女サイズ感と着用イメージ。新色ブラックの違い、バンドと文字盤の選び方。

本格スポーツウォッチと比べたら、値段も圧倒的に安い。
高いんですけど、他社ではこの値段では販売できないって話。
純正の付属バンドだけで14,800円クラス、編み込みの充電ケーブルも付属しますからね。

2年使って気づいたデメリット

日本人にはデカい

Apple Watch Ultraを腕に装着したサイズ感

今までのApple Watchに比べると、デカさは否めないですね。
開封した瞬間、おぉ〜ぅデカってなりました。

Ultraは縦49mm、横44mm、厚み14.4mm。
Series系の45mmと比べて、縦4mm、厚みは3.7mmも違う。

小柄な日本人には着用できない人も多いハズ。
私は手首細いのでギリギリ。腕周り16.5cmです。
着用するなら最低でも、腕周り15cm、腕幅5cm以上欲しい。
それ以下ではバランスが悪くなる気もしました。

とはいえ、着用位置とバンド次第で印象は大きく変わるし、
女性でも似合う人は多い。うちのパートナーも毎日着けてます。
男女の着用イメージは別記事に写真を大量に置いてあるので、そちらで判断して頂戴。

Apple Watch Ultra 2の男女サイズ感と着用イメージ。新色ブラックの違い、バンドと文字盤の選び方。

表示サイズは思ったほど大きくない

Apple Watch Ultraと通常のApple Watchの表示サイズ比較

45mm→49mmとサイズアップした割に、思ったよりベゼル幅が太くて、
表示領域は大差無いってのも知っておいて欲しい。
枠もチタンカラーなので、尚更ベゼルを感じるってのも有る。
よって、ブラック文字盤の方が良いですね。

※Ultra 3ではベゼルが細くなり表示領域が広がったとのこと。この点は正当進化です。

あと、上部の角ばったデザイン。鋭利なので衣類ダメージを危惧。
テーブルにぶつけてテーブルを削ることは多々ありますよ。本体は無傷なのに。

一度Ultraにすると戻れない(散財が続く)

Apple Watchが最高に良かったところって、
高級時計マウント合戦から解放されることだったんですよね。

それがUltraの登場により、従来のApple Watchは廉価版へ。
高級時計マウントから解放されたつもりで、Appleブランドマウントに縛られる。

事実、私は初代からUltra 2へ買い替え、ブラックモデルまで買っている。
新しいモデルが出るたびに買わなきゃいけないのか?
これがエンドレスに続くとなると末恐ろしいけど、買って満足はしているのです。

救いは、Ultraの中古価格が高いこと。
外観が世代でほぼ変わらないから、型落ちの値崩れも緩やか。
ダメージ品だって半値以上では売れるわけで、
日本円よりも価値下がらないんじゃ無いかと思いました。

・・・と、偉そうに相場を語ってますが、私は結局、1本も売ってません。
歴代のUltra、全部手元に残ってます。
気に入っているから、手放す気にならないという。
高く売れるって話は、どうやら私には関係なかったようです。

iPhoneを持ち歩かなくなった話

Ultraを使い続けて、一番変わったのは生活の方でした。
iPhoneを持ち歩かなくなったのです。

現状は、iPad(eSIM)とApple Watch(ワンナンバー)で、
iPhoneは、家のどっかに置いて有るっていうことが多い。

Watchでも、電話やメッセージが使えるし、通話の質も高い。
Apple PayとHomeKitで、財布や鍵も不要。
iPhoneとは違い、頑丈で海水もOKだし、
パンツ一枚で身につけられるのも最高なのよ。

この運用を支えているのが、セルラーモデル(ワンナンバー)の接続。
これがホント切れない。街中はもちろん、スキー場でも途切れないですからね。
iPhoneを置いて出かけても、どこでも繋がるという安心感。
Ultraを買うなら、セルラー一択です。というか、セルラーしか無いんですけど。

だからこそ、一番使うWatchの性能を上げたかった。
代わり映えのしないiPhoneよりは、Ultraに投資したいと思ったわけです。

結局、どのUltraを買うべきか?

Ultra 2を2年使った私の結論です。

まず、Ultra 2ユーザーの私は、急いでUltra 3に買い替える必要は感じてません
2年使ってバッテリー劣化の体感も無く、傷もほぼ無い。
買い替える理由が「新しいから」しか無いのが現状なのです。
衛星通信も未検証だし、電池がヘタってきたら考える、で十分かなと。

一方、これから新品で買うなら、Ultra 3一択
今さら型落ちの新品を探して買うものでも無いし、
バッテリー42時間と衛星通信は、Ultraの存在意義そのものの進化ですからね。

安く手に入れたいなら、中古・型落ちのUltra 2も全然あり。
外観は3世代ほぼ同じなので、見た目のコスパは型落ちが最強。
ファッション目的なら初代でも良いくらいですが、
32GBストレージと2,000ニトという世代差は許容できる人向け。

Ultraがデカすぎる、高すぎるという人は、Series 11で良いと思います。
バッテリーも最大24時間に伸びて、Series系の弱点は減ってきた。
逆に、健康ログと通知だけならSE 3(37,800円〜)で十分。
Ultraは「機能」というより「電池持ちとデザインと所有欲」に金を払うモデルなのです。

Apple Watch Ultra 3Apple Watch Series 11Apple Watch SE 3
価格129,800円〜64,800円〜37,800円〜
バッテリー最大42時間
低電力:最大72時間
最大24時間
低電力:最大38時間
最大18時間
低電力:最大32時間
ケース49mm チタニウム46mm・42mm
アルミニウム/チタニウム
44mm・40mm
アルミニウム
最大輝度3,000ニト2,000ニト1,000ニト
通信5G+衛星通信5G5G

※スペック・価格は2026年7月時点。最新情報は公式サイト・Amazonでご確認ください。

Apple Watch Ultraまとめ

Apple Watch Ultra本体

Apple Watchに比べると間違いなく高額ですが、スペックコスパは高い。
充電から解放され、雑に扱えて、2年使っても傷ひとつ無い
気にせずグチャグチャ汚して、ガシガシ洗える。
そのままお風呂にも入っちゃって良い。

ただ、サイズはデカいので慣れて無い人には違和感もあるでしょう。
高級時計のサイズ感。貴方にも似合いますでしょうか?
私は、是非とも女性にも身につけて欲しい。素敵ですよきっと。

Apple Watch Ultra 2の男女サイズ感と着用イメージ。新色ブラックの違い、バンドと文字盤の選び方。

スペック云々抜きにしてもロマンが有りますよね、こういう商品。
本気でアウトドアする、遭難するわけじゃないんだけど、
ただ一つのギアとして触ってみたいという気持ち。

結局、欲しくなるし、欲しいと思ってる時間、使えない時間がもったいない。
どうせ来年には新しいモデルでるんでしょ?なら早い方が良い。
最悪、売っぱらったって半値ほど価値は下がらないとも思ってる。
まぁ、そう言って私は1本も売ってないんですけど、
2年使った今も、この考えは変わってないのでした。

買った直後の第一印象は、2週間レビュー動画で語っています。
2年後のこの記事と、答え合わせしながらどうぞ。

▶ 2週間レビュー動画はこちら → YouTubeで見る

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この記事を書いた人

KJ新谷のアバター KJ新谷 小さな会社の取締役

平成21年に輸入物販で起業して、既に起業17年目。
法人12期目。小さい会社の代表です。

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