ドコモのahamo、ソフトバンクのLINEMOに対抗して、auからもpovoが登場。
2021年9月下旬には、povo2.0へ進化し、povoの料金プランは大幅に変更へ。
auにはUQモバイルという格安ブランドも有るわけで、
povo2.0とUQモバイルの違いは何なのか?
au系ブランドで選ぶならどちらがコスパが高いのか?
正直、携帯キャリアに縛られる必要が無くなった今、
auとUQモバイルを選ぶ理由・・・無いですね。
KDDIのau回線で選ぶならpovo2.0。その理由について。
povo2.0は、auっぽくない斬新なプラン。
他社とは一線を画すプランであり、違いを理解するほどに安く運用もできますので。
au、povo2.0、UQmobileの比較
povoが登場し、au、UQモバイルの料金プランも大きく変わりました。
公式サイトの料金プランは、割引押しで相変わらず分かりづらいので、
基本料金とスペックの違いを抽出しました。
au系ブランド料金プランの比較
au | UQmobile | povo | |
---|---|---|---|
プラン名 | 使い放題MAX 5G/4G | くりこしプランS/M/L | povo2.0 |
月額料金 | ~3GB:5,588円 3GB~:7,238円 ※無制限(従量制) | 3GB:1,628円 15GB:2,728円 25GB:3,828円 | 無料 ※トッピング制 |
データ容量追加 | ※無制限 | 100MB:220円 500MB:550円 ※90日間有効 | 1GB:390円(7日間) 3GB:990円(30日間) 20GB:2,700円(30日間) 60GB:6,490円(90日間) 150GB:12,980円(180日間) 無制限:330円(24時間) |
月額料金 +5分かけ放題 | 8,118円 (+880円) | 3GB:2,398円 15GB:3,498円 25GB:4,598円 (+770円) ※10分かけ放題 | 月550円 |
月額料金 +かけ放題 | 9,218円 (+1,980円) | 3GB:3,498円 15GB:4,598円 25GB:5,638円 (+1,870円) | 月1,650円 |
契約縛り | 無し | 無し | 無し |
テザリング | 無料 ※30GB制限有り | 無料 | 無料 |
超過後速度 | 128kbps ※テザリング等 | S:300kbps M、L:1Mbps ※節約モード有り | 128kbps |
翌月繰越 | ※無制限 | 有り | ※トッピング制 |
メールアドレス | 有り | 月額+200円 | 無し |
留守番電話 | 有り | 月額+418円 (電話基本パック) | 無し |
eSIM対応 | 有り | 有り | 有り |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 | クレジットカード Pay-easy コンビニ支払 | クレジットカード |
申し込み | 店舗 オンライン | 店舗 オンライン | オンライン |
年齢制限 | 12歳以上 ※未成年は要親権者 | 12歳以上 ※未成年は要親権者 | 13歳以上 ※未成年は要親権者 |
サポート | 店舗、電話、 メール、チャット | 店舗、電話、 メール、チャット | チャット |
割引 | 家族割プラス auスマートバリュー au PAYカードお支払い割 | 自宅セット割 UQ家族割 UQ応援割 | 無し |
au Wi-Fi SPOT (月額330円相当) | 有り | 有り | 無し |
契約縛り無しというのは、今の時代当たり前。
auもUQモバイルもpovoだけでもなく、他社携帯プランでも一緒。
月額料金は、povo2.0<UQモバイル<<<<< auとなっており、
povo2.0は安いというよりも基本料金が完全無料。
データ通信トッピング(チャージ)で料金が発生する仕組み。
かけ放題トッピングも有り、かけ放題だけで契約することも可能です。
また、UQモバイルとpovo2.0は、au光とのセット割引が無く、
複数契約での割引(家族割)も有りません。
というわけで、現状au系サービスを使ってるからといって、
UQモバイルやpovoを選ぶ利点は無いのです。
どこでも新規契約料、解約料、MNP転出料も無料なので、
ahamoやLINEMO、楽天モバイルという選択肢も有るからね。
auとUQmobileの違い
UQコミュニケーション運営で開始したUQ mobileでしたが、
現在では、auと同じKDDIへ移管し、auのサブブランドへ。
回線を借りるMVNO(格安SIM)からMNOになってます。
UQモバイルで使用する回線も、
auと同じ回線で有り、対象エリアもauと一緒。
ソフトバンクで言うところのワイモバイルと同じ位置づけであり、
UQモバイルの料金体系も、ワイモバイルに酷似しています。
ソフトバンクとauも、同じような料金プランですからね。
auとUQモバイルの比較
au | UQmobile | |
---|---|---|
プラン名 | 使い放題MAX5G | くりこしプランS/M/L |
3GB | 5,588円 | 1,628円 |
15GB | – | 2,728円 |
25GB | – | 3,828円 |
無制限 | 7,238円 | – |
短時間かけ放題 | +880円 ※5分かけ放題 | +770円 ※10分かけ放題 |
かけ放題 | +1,980円 | +1,870円 |
契約縛り | 無し | 無し |
テザリング | 無料 ※30GB制限有り | 無料 |
容量超過後速度 | 128kbps ※テザリング等 | S:300kbps M、L:1Mbps |
データ容量追加 | ※無制限 | 100MB:220円 500MB:550円 ※90日間有効 |
翌月繰越 | ※無制限 | 有り |
メールアドレス | 有り | 月額+220円 |
留守番電話 | 有り | 月額+418円 (電話基本パック) |
ネットワーク | 4G/5G | 4G/5G |
eSIM対応 | ○ | ○ |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 | クレジットカード Pay-easy コンビニ支払 |
申し込み | 店舗 オンライン | 店舗 オンライン |
年齢制限 | 12歳以上 ※未成年は要親権者 | 12歳以上 ※未成年は要親権者 |
サポート | 店舗、電話、 メール、チャット | 店舗、電話、 メール、チャット |
割引 | 家族割プラス auスマートバリュー au PAYカードお支払い割 | 自宅セット割 UQ家族割 UQ応援割 |
au Wi-Fi SPOT | 有り | 有り |
auの料金プランは、UQモバイルよりも圧倒的に高額。
auは、3GB未満で月額1,650円の割引→月額5,588円となりますが、
UQモバイルなら、3GBプランは月額1,628円と、月額差額3,960円も有るのです。
かけ放題オプションも、UQは10分かけ放題で+770円に対し、
auは5分かけ放題で+880円ですからね。
auには、auブランドの特典ってのも皆無。
ソフトバンクの「PayPayモール」特典とは違い、
ショッピングモール「au Payマーケット」での倍付けも微妙だし、
そもそもau Payマーケットが弱い。
「auスマートパスプレミアム会員」も別料金の月額548円。
ソフトバンクやワイモバイルの「Yahoo!プレミアム」みたいな特典も無いし、
「三太郎の日」も、auスマートパスプレミアム会員が前提。
そもそも、auスマートパスプレミアム特典って、既にau契約も関係ないの。
auには、VODセットプランもありますけども、
だったら、VOD単体で契約した方が良い。
TELASAもVODとしては、微妙なサービスですから。
auのVODプラン
月額料金 | 対象サービス | テザリング上限 | |
---|---|---|---|
使い放題MAX 5G | ¥7,238 | – | 30GB |
使い放題MAX 5G with Amazonプライム | ¥8,008 | TELASA amazon prime | 60GB |
使い放題MAX 5G Netflixパック | ¥8,338 | TELASA Netflix(ベーシック) amazon prime | 60GB |
使い放題MAX 5G テレビパック | ¥9,108 | TELASA Paravi FOD | 70GB |
使い放題MAX 5G ALL STARパック | ¥9,988 | TELASA Netflix(ベーシック) Youtube Premium Apple Music | 80GB |
動画の見放題サービスって、元々そんなに高額でもないし、
見放題を重複契約しても、一気に動画は消化できません。
回線セットすると契約も複雑となり、より解約しづらくもなるのです。
povo2.0とUQmobileの違い
2021年3月23日から開始した「povo(ポヴォ)」。
オンライン専門ということで、料金が安い・・どころじゃ有りません。
月額料金という月単位のプランでは無く、
使う時に課金するトッピング制。使わなければ無料なのです。
→povo2.0を0円運用して気づいたメリット・デメリット。注意点と賢い使い方。
トッピング料金も安く、3GBは30日間有効で990円、
かけ放題料金も月額1650円。5分かけ放題では月額550円と、
UQモバイルと比べても圧倒的に安いのです。
povoとUQモバイルの比較
povo | UQmobile | |
---|---|---|
プラン名 | povo2.0 | くりこしプランS/M/L |
1GB | 390円(7日間) | – |
3GB | 990円(30日間) | 1,628円 |
15GB | – | 2,728円 |
20GB | 2,700円(30日間) | – |
25GB | – | 3,828円 |
60GB | 6,490円(90日間) | – |
150GB | 12,980円(180日間) | – |
データ使い放題 | 330円(24時間) | – |
短時間かけ放題 | 月額550円 (5分かけ放題) | +770円 (10分かけ放題) |
かけ放題 | 月額1,650円 | +1,870円 |
通話パック | – | +550円 (月60分まで) |
契約縛り | 無し | 無し |
テザリング | 無料 | 無料 |
容量超過後速度 | 128kbps | S:300kbps M、L:1Mbps ※節約モード有り |
翌月繰越 | 無し ※トッピング制 | 有り |
メールアドレス | 無し | 月額+220円 |
留守番電話 | 無し | 月額+418円 (電話基本パック) |
ネットワーク | 4G/5G | 4G/5G |
eSIM対応 | ○ | ○ |
支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード Pay-easy コンビニ支払 |
申し込み | オンライン | 店舗 オンライン |
年齢制限 | 13歳以上 ※未成年は要親権者 | 12歳以上 ※未成年は要親権者 |
サポート | チャット | 店舗、電話、 メール、チャット |
割引 | 無し | 自宅セット割 UQ家族割 UQ応援割 |
au Wi-Fi SPOT | 無し | 有り |
povo2.0は、eSIMにも対応しているので、デュアルSIMとの相性も良い。
他社の足りない部分をpovo2.0のトッピングで補えば良い。
iPhoneも当たり前に、デュアルSIM対応してますから。
→iPhone eSIM(デュアルSIM)を使って気づいたメリット・デメリット
敢えて、UQモバイルを選ぶ理由は、店舗サポートくらい。
UQモバイルには、学割でも安くなる期間も短いし、安くなってpovoと同等。
UQには、データ繰り越しが有るといっても、
povo2.0は、そもそも月単位ではないので、データ繰り越す必要も無い。
60GBは90日間、150GBは150日間と、数か月も有効なわけで、
1ヵ月単位で繰り越しするより、データ量の融通も効くのです。
povo2.0には無いUQモバイルの利点
- データ容量の翌月繰越し
- 節約モードへの切替機能
- 月60分の国内無料通話オプション
- 10分以内の国内通話かけ放題オプション
- メールアドレスオプション
- 実店舗、電話サポート
- 12歳以上の契約
- 学生割引
- au Wi-Fi SPOT
au回線を選ぶ理由
現在では、契約縛りは原則禁止となっているわけで、
MNP転出料も無料、新規契約手数料も無料へ。
今となっては同じキャリアを使い続ける理由がホント無い。
そんな中、au回線を選ぶ理由は?何なのか?
au回線は、ドコモ回線に比べると、対応エリアという点で弱く、
5G対応状況だけみても、やっぱりauはちょっと遅れている。
auって回線以外のサービスも弱く、auと名前が付くau関連サービスは、
au光、au Pay、au Payモール、TELASA、auじぶん銀行、auカブコム証券・・・
いずれのサービスも微妙であり、au特典や連携も弱い。
回線以外のサービスでは、ソフトバンク&ヤフーが強く、
Yahoo!、PayPay、LINEも既にソフトバンク系の会社。
SoftBank契約者には、Yahoo!ショッピングやPayPayモールでの特典も有るからね。
→ソフトバンクとワイモバイルとLINEMOの違い。SoftBank系ブランドの選び方。
回線でも特典でも敵わない・・・
というわけで、出たのがpovo2.0なんじゃないかなと。
NTTドコモメインの日本において、au回線を選ぶなら安くないとダメ。
革命的な料金プランじゃないと、既に生き残れない気もした。
今では、格安SIMよりも安いpovo2.0。
格安SIMというMVNOは、ただの割高SIMとなってしまったのでした。
→既に格安SIMはデメリットだらけ。ほとんどの人に格安スマホをおすすめしない理由。
au系ブランド比較まとめ
auよりは、UQモバイルをおすすめしますけども、
UQモバイルを選ぶなら、ワイモバイルやLINEMOやahamoも有るわけで、
au系で選ぶならpovo2.0以外は、既に選択肢に上がらないですね。
ライバル、ソフトバンク系のLINEMOには激安プランが有る。
月間3GBで月額990円の「LINEMOミニプラン」は、LINEが使い放題。
子供や家族だけでなく、よく分からないという人にも最高のプランです。
→LINEMOを契約して気づいたメリット・デメリット。3GBスマホプランと20GBミニプランの違い。
大容量が欲しいなら「ahamo」が良い。20GBで最強であり、ahamo大盛りで100GBまで対応可能。
ahamoにしておけば間違いないという安心感。日本においてNTTドコモ回線という強みは他ならない。
月額2,970円という価格で海外でも20GB使えるって反則。かけ放題までも安い。
→ahamoを契約して気づいたメリット・デメリット。ahamo大盛り100GBの違い。
povo2.0は、基本料金が無料って意味の分からないプラン。
スマホの0円運用が可能であり、サブSIMとしても最強。
いずれにせよ、iPhone最安運用には欠かせないSIMなのです。
→iPhoneをデュアルSIMで最安運用。楽天モバイル、povo2.0、LINEMO、IIJmioのeSIM活用方法。
楽天モバイルは、携帯回線というよりも楽天市場で倍付けされるSIM。
今となっては割高だから、楽天経済圏で生きているなら悪くはない。
→【2022年7月改悪】楽天モバイルの評判。Rakuten UN-LIMIT VIIのデメリット。
楽天市場には「買いまわり」という恐ろしいセールも定期的にあるわけで、
ヤフーショッピングやPayPayモールとは違い、毎回ルールも同じ。
楽天市場の攻略は簡単で、楽天ポイントも凄い貯まるから。
docomo、au、SoftBankというメインブランドは、既に高額なだけ。
店頭サポートが欲しいなら、UQモバイル、Yモバイルだけど、
回線販売という商売を理解していれば、サポートは無い方が良い。
店頭に行く人と、オンラインで手続きする人の違い。
分からない人、断れない人、騙されやすい人・・・
自分から情弱って言っちゃてるんだから世話も無い。
コメント
コメント一覧 (1件)
海外に暮らしており,年に1ヶ月ほど日本に帰ります。その時に困るのがウエブ接続。日本のMVNO事情などフォローしていません。何が何かわからないわ,値段高いわ,登録難しいわ。とりあえずと注文したUQモバイルのSIMが使えず,サポートに電話しても,適切な説明すらしてもらえず,ここのサイトでやっと納得しました。感謝します。