XGIMI Elfin Flip 4Kレビュー。Pro・Plus・Laser・4Kの違いと、価格差で悩んだときの選び方。

スタンドを立てて並べたElfin Flipシリーズ4モデル
この記事の結論
  • Elfin Flip 4Kは、従来のポータブル機とは別次元
  • ProよりPlus、PlusよりLaser、Laserより4Kが良い
  • 多少の価格差で悩むなら、4Kを選んだ方が良いかなと

Elfin Flipといえば、薄くて軽いのにスタンドまで搭載しているという、XGIMIを代表するポータブルプロジェクター。
実際、世界中で売れまくっているロングセラーシリーズであり、300万世帯が愛用中という、このXGIMIの人気モデルが、また大きく進化しました。

Elfin Flipシリーズの4モデル
Elfin Flipシリーズの4モデル(白の2台がProとPlus、紫がLaser、グレーが4K)

日本でも2024年に「Elfin Flip Pro」が発売されて大ヒットしており、2026年には「Elfin Flip Plus」が登場。
そして新たに追加されたのが、レーザー光源の「Elfin Flip Laser」と「Elfin Flip 4K」です。
薄型のデザインそのままに、また劇的に進化してるんですよね。

しかも、今回は2つのモデルが同時に登場。
今までのProとPlusとも、併売される形になりました。

となると、「どれを買うべきか?何が違うのか?」「最新モデルは、どれぐらい進化してるのか?」ってのも気になると思います。

実は私、発売前にこの最新モデルを提供いただき、ここ1ヶ月ほど色々と使い比べてきました。
この記事は、XGIMIから依頼を受け、発売前のモデルを提供いただいて検証しています。
さすがのXGIMI、今回のモデルも別物レベルで進化してて、色々とびっくりしてるってのも正直なところ。

結論を先に言ってしまえば、最新のElfin Flip 4Kは、従来のポータブルプロジェクターとは別次元に進化しており、本格的なホームプロジェクターと比べても、遜色ないレベルになっていると感じました。
なので、多少の価格差で悩むんだったら、新しいElfin Flip 4Kを選んだ方が良いかなと。

目次

XGIMI Elfin Flipの歴史と最新モデル

すでにご存知の方も多いかと思いますが、XGIMIは、ホームプロジェクター市場で出荷量世界第一位を誇るメーカー。
累計700万台以上を販売している、名実ともにトップブランドです。

XGIMIがこれほどまでシェアを占めるようになったのは、家庭用プロジェクターそのものの概念を変えてきたから。
というのは、以前のHORIZONシリーズのレビューでもお伝えした通り。
このHORIZONシリーズと共に登場し、一世を風靡してきたのがElfinシリーズなのです。

この初代Elfinが初めて登場したのが2021年。
XGIMIが2014年から温めてきた「本のようにスリムなプロジェクター」というコンセプトが、ようやく完成形として世に出たモデルです。

2021年の初代Elfinのスペック
2021年:初代Elfin

その重さはわずか0.9kg、厚さ約5cmという超コンパクトながら、フルHD解像度で600 ISOルーメンという明るさも実現。
この薄さにAndroid TVとHarman Kardon製の3Wデュアルスピーカーを詰め込み、電源を入れた瞬間に自動でピントを合わせ、台形補正までも完了し、そこそこ良い音も出してしまう。
そんなオールインワンのポータブルプロジェクターで、発売価格は78,900円でした。

プロジェクター設置のハードルを一気に下げた革命的なモデルで、それでいて、リビングにも置きやすいデザイン。
Red Dotデザイン賞やVGPも受賞し、100万台以上を売り上げるという大ヒットを記録しました。

ただ、この初代Elfinには弱点があって、平置き型だったんですよね。
天井に投影をしたい場合は、別でスタンドを用意する必要がありました。

そこで2024年に新たに登場したのが、Elfin Flipシリーズです。
カバーがそのままジンバルスタンドとして機能する、スタンド一体型構造を採用し、最大150度まで無段階に角度調節が可能に。
これにより、プロジェクター単体で、壁にも天井にもシームレスに投影ができるようになりました。

カバーがスタンドになるElfin Flip
カバーがそのままスタンドになるElfin Flip

このデザインは非常によく考えられており、折りたたんだ状態ではレンズを保護するカバーとして機能し、展開すればプロジェクターの角度調節ができるスタンドになり、さらには、持ち運びする時には取っ手にもなる。
それでいて、このなんとも言えない近未来的なデザインですからね。
本体が軽いのにちゃんとバランスが取れるってのもすごいし、これらの機能と見た目を両立しているのが、やはり素晴らしいのです。

このElfin Flipは、日本では2024年9月にバッテリー内蔵のElfin Flip Proとして発売され、価格は69,800円と、初代Elfinよりも格安になりました。

そして2026年3月に登場したのが、Elfin Flip Plus。
400 ISOルーメンから500 ISOルーメンへと明るくなり、40インチ〜200インチへと、投影サイズも大幅に拡張。
OSもGoogle TV搭載となり、使えるアプリも大幅に増えています。
バッテリーこそなくなりましたが、その代わり1.1kgと大幅に軽量化もされ、価格は据え置きの69,800円と、よりコストパフォーマンスが高くなったわけですね。

初代Elfin・Elfin Flip Pro・Elfin Flip Plusのスペック
初代Elfin・Elfin Flip Pro・Elfin Flip Plus

そして2026年4月、最新のElfin Flip Laserと、シリーズ初の4Kモデル、Elfin Flip 4Kの発売が決定しました。
これはもう、据え置き型のプロジェクター並みの性能まで進化しちゃっています。

従来のLED光源からレーザー光源へと進化しており、いずれも輝度は1600 ISOルーメンと大幅に向上。
コントラスト比もElfin Flip Laserが10000:1、Elfin Flip 4Kが20000:1と、本格的なホームプロジェクターにも劣らないスペックになっており、それでいて、このコンパクトさが変わらないのにはびっくり。

LaserとElfin Flip 4Kを加えた歴代モデルのスペック
Elfin Flip Laserと4Kを加えた歴代モデル

しかもElfin Flip 4Kに至っては、この薄型ボディに4K解像度のDMDチップを詰め込みながら、ゲーミング性能も高く、1080p@120Hzで1ms。
Wi-Fi 6にも対応し、HDMI端子も2つに増えています。

さらには、小型プロジェクターでは極めて珍しい、光学ズームレンズまでも搭載しちゃっているんです。
本体を動かして投影サイズを調整するものが多い中、レンズを物理的に動かして、画質を一切落とさず画面サイズを調整できる。
これにより、ほんと手軽に、しかもどこにでも投影できるようになってしまいました。

価格こそ206,800円と大幅にアップしていますが、据え置き型のホームプロジェクター並みのスペックを誇り、これほどコンパクトで柔軟に使えることを考えれば、コストパフォーマンスはむしろ高いのではないか?
しかもMakuakeでの先行販売価格は、最大47%オフを予定しており(2026年4月時点)、10万円ちょっとで、これが買えてしまうわけですからね。

LaserとElfin Flip 4KのMakuake先行販売価格
Makuake先行販売価格(2026年4月時点)

この手軽さと高性能を両立させたプロジェクターは、私の知る限り他になく、日本の狭い賃貸住宅において、これは結構革命的なデバイスだと感じております。

これはいつも言ってることなんですけど、最近のガジェットってスペックが高止まりする中、無理して毎年販売しがちで、ただ単に値上げして新モデルとして販売してるものも多いですからね。
そんな中、Elfin Flipシリーズはわずか5年で、光源技術はLEDから純レーザーへ、明るさは600 ISOルーメンから1600 ISOルーメンへ、そして光学ズームにゲーミング性能と、もはやポータブルプロジェクターとは思えないレベルへと進化を遂げています。
インフレや円安が進む昨今、この価格でこの高性能を実現できるのがすごいのです。

ただ、スペックはあくまでスペックですからね。
実際の使用感の違いは、スペックだけ見てもよくわからないと思います。
ここからは、2026年4月時点で販売されているElfin Flipシリーズを、過去のモデルから新モデルへと順番に比較していきます。

Elfin Flip ProとElfin Flip Plusの比較

スペックの違い

まずは、Elfin Flip ProとElfin Flip Plusの比較から。
Proは2024年9月に発売されたモデルで、Plusが2026年3月に発売されたモデル。
どちらも発売価格は69,800円と同じなのですけど、中身は結構違います。

Elfin Flip ProとElfin Flip Plusのスペック比較表
ProとPlusのスペック比較

まず明るさの違い。
Proが400 ISOルーメンに対して、Plusは500 ISOルーメン。
コントラスト比は、Proは非公表なのに対し、PlusはEBL機能搭載で4000:1へ。

続いてOSの違い。
Proは、XGIMI OSという独自OSを搭載していたのに対し、Plusは、Google TVに変わっています。
ストレージ容量も、Proが16GBに対して、Plusは32GBへと倍増。
ゲームの入力遅延も、Proが26.3ms以下に対して、Plusは20ms以下へと改善。

細かいところでは、Proはアイプロテクションは非搭載で、Plusはアイプロテクションにも対応しています。

そして最大の違いがバッテリーの有無。
Proには15000mAhの大容量バッテリーが内蔵となっていて、電源無しでも最大約2時間の利用が可能だったんですけれども、Plusではバッテリー機能がなくなり、その代わり大幅に軽量化されています。
Proが1.42kgに対して、Plusは1.1kgと、だいぶ軽くなっています。

外観と付属品の違い

一見するとサイズは同じで、パッと見も非常に似てるのですけれども、並べてみるとPlusの方が、ちょっとだけ分厚くなっています。
Proが64mmに対してPlusが71mmと、約7mmほど厚くなっている。

Elfin Flip ProとElfin Flip Plusを手に持って厚みを比べる
ProとPlusを並べて厚みを比べる

ただ、Plusの方が300g以上軽く、実際に手に持ってみると、Plusの方がだいぶ軽く感じるし、体感的にもPlusの方がコンパクトな印象を受けました。

スタンドの構造は、同じ150度回転のジンバル一体型。
リモコンの形状も一緒なのですが、ボタン配置が微妙に変わっていて、Plusの方はバックライト付きのリモコンとなっていて、ボタンが光るようになっています。

端子周りは、どちらもHDMIが1つ、USBが1つ、電源端子という構成で同じ。
三脚穴の位置もどちらも同じで、ジンバルの下側にあります。

付属品は本体、リモコン、電源ケーブル、電源アダプターと同じですが、電源アダプターの形状が、Plusの方が省スペースになっています。
電源を挿す位置も中央から背面に変わって、配線もしやすくなっています。

Elfin Flip ProとElfin Flip Plusの電源アダプター
ProとPlusの電源アダプター

本体だけでなくアダプターも軽いので、天吊りとかもPlusの方がやりやすいですね。
電源ごと持ち運びがしやすい。
中央にアダプターがあるケーブルは、何にせよ苦手です。

投影映像の違い

公平を期すため、同じマットスクリーンに同時に投影して、同じコンテンツで比較してみました。

まず、明るさとコントラスト性能が異なるのですが、Plusの方が明るくなったというよりも、コントラストが高く、色が濃くなっているような気がしました。
Plusの方が、全体的により鮮やかに見える。

ただ、どちらも明るさは400 ISOルーメンと500 ISOルーメンと低いので、投影している感は否めず、ポータブルプロジェクターらしい映像って感じですね。
照明をつけた状態で投影すると、どちらも非常に薄くなっちゃって、これで映像を楽しむってのも厳しいでしょう。

照明をつけた部屋でのElfin Flip ProとElfin Flip Plusの比較
照明をつけた状態(左:Pro/右:Plus)

使ってみて感じた一番の違いは、やはりOSの使い勝手。
Elfin Flip PlusのGoogle TVはUIが洗練されており、分かりやすい。
Google Play Storeからアプリをダウンロードできるようになったので、Netflix、YouTube、Prime Video、U-NEXT、Hulu、ABEMAと、主要な動画配信サービスは一通り網羅されています。

Elfin Flip ProのXGIMI OSとElfin Flip PlusのGoogle TV
左:Pro(XGIMI OS)/右:Plus(Google TV)

その他、ゲームアプリやDTCP-IPアプリにも対応しているし、Chromecast機能も内蔵されているので、スマホからのキャストもできる。
全体的に使い勝手が良くなり、できることも大幅に増えていると感じました。

スピーカーの音はどちらも3Wが2個なので、良くも悪くも3Wのステレオスピーカーらしい音。
このサイズにしては頑張っているけど、正直、どちらも物足りないのは否めないかなと。

設置の手軽さに関しては、どちらも同じジンバルスタンドなので差はないのですが、Elfin Flip Proが80インチ〜150インチに対し、Plusの方は40インチ〜200インチと、投影サイズの幅がだいぶ広くなっています。
設置の柔軟性、使い勝手が断然良くなっているとも感じました。

ポータブルプロジェクターって、画質そこそこで、むしろどこでも使えるっていうのが便利でもあるので、200インチの大画面で使えるってことよりも、小さいサイズで投影できるってことの方が、活用の幅が広がったりもします。

というわけで、Elfin Flip ProとElfin Flip Plusの違いをまとめると、400 ISOルーメンから500 ISOルーメンへと微妙に明るさが向上していますが、LED光源のプロジェクターというのは変わりません。
映像の綺麗さという点においては、そこまで大差なく、Google TV、投影サイズ、軽量化という、どちらかといえば使い勝手の部分で、大きく進化しているモデルだと感じました。

Elfin Flip Proはバッテリーを搭載していましたが、バッテリー駆動にすると省エネモードで映像も暗くなっちゃうし、実際のところ、2時間も持たない。
無理してバッテリー駆動するよりも、ちゃんと電源を挿して、少しでも綺麗に投影したいとも思っちゃってましたからね。
バッテリーをなくして軽量化するって方向で正解だとも思いました。

Elfin Flip PlusとElfin Flip Laserの比較

スペックの違い

続いて、Elfin Flip PlusとElfin Flip Laserの違いについて。
Plusが69,800円に対し、Laserは139,800円と、約2倍の価格差があります。
ただ、Makuakeでの先行価格は最大43%オフで79,900円と、約1万円ぐらいの差額になっていました。

Elfin Flip PlusとElfin Flip Laserのスペック比較表
PlusとLaserのスペック比較

この2つのモデルをスペック比較してみると、まず圧倒的に違うのが明るさ。
Plusの500 ISOルーメンに対して、Laserは1600 ISOルーメンと、3倍以上の明るさとなっています。

この明るさの差を生み出しているのが、光源技術の違い。
PlusがLED光源なのに対し、Laserはその名の通り3色レーザー光源を採用しています。
しかも、このレーザーが普通のレーザーではなく、日亜化学工業が作る最新世代の3色レーザー、QuaLas RGBシリーズが搭載されています。

この日亜化学工業って、2024年にアカデミー科学技術賞を受賞した、日本の徳島県にあるメーカー。
シネマ用のレーザーダイオードを開発している会社であり、その技術基盤を受け継いだレーザー光源が、このポータブルプロジェクターにも投入されているってわけです。

コントラスト比も、Plusが4000:1に対して、Laserは10000:1。
スピーカーも、Plusが3Wのデュアル構成に対して、LaserはHarman Kardon製の7Wのシングル構成。
ストレージ容量が32GBから64GBに倍増し、より多くのアプリも入れられるようになっています。

外観と付属品の違い

カラーはLaserが濃い紫っぽい色味となっており、従来のプラスチックっぽいホワイトカラーより高級感があり、汚れも目立ちづらくなっています。

Elfin Flip PlusとElfin Flip Laserの外観
左:Plus/右:Laser

そして、サイズ感がちょっと違います。
Plusが235mm×226mm×71mmに対して、Laserは254mm×245mm×75mmと、一回り大きくなっている。
重量もPlusの1.1kgに対してLaserは1.38kgと、約280gほど重くなっています。

はかりに載せたElfin Flip Laser
はかりに載せたElfin Flip Laser

レーザー光源と高輝度化に伴い冷却機構が増えた分、筐体も大きくなったのだと思います。

レンズも大きくなり、左寄りになってますね。
スタンドの構造は、150度回転のジンバル一体型で変わらず、使い勝手も大きな差はありません。

Elfin Flip PlusとElfin Flip Laserのレンズの位置
左:Plus/右:Laser(レンズの大きさと位置)

端子周りは、どちらもHDMIが1個、USB端子が1個、電源端子で同じ構成。
付属品も本体、リモコン、電源ケーブルと基本的には同じなんですが、電源アダプターが若干大きくなって、ケーブルの出る向きが変わっていました。

投影映像の違い

こちらも同じマットスクリーンに投影して、同じコンテンツで比較しています。
まず電源を入れた瞬間から、明らかに違いが分かりました。
起動して映像が出てきた時点で、明るさが全然違う。

起動直後のElfin Flip PlusとElfin Flip Laserの比較
起動直後(左:Plus/右:Laser)

500 ISOルーメンと1600 ISOルーメンの3倍の差、ビシビシと感じましたし、明るさだけでなく、色の濃さも全然違います。
従来のモデル、ProやPlusでは、いかにもポータブルプロジェクターという映像だったんですが、Laserでは映像に立体感があり、色の鮮やかさ、映像全体の出てくる感じみたいなものが、Laserの方が圧倒的に優れていると感じました。

部屋を明るくしてみても、Plusだとかなり映像が薄くなってしまいます。
一方Laserは1600 ISOルーメンもあるので、明るい部屋でもまだ十分見えるし、夕方くらいの薄暗い環境であれば、結構綺麗に見える。

部屋を明るくしたときのElfin Flip PlusとElfin Flip Laserの比較
部屋を明るくした状態(左:Plus/右:Laser)

この1600 ISOルーメンっていうのが、どれくらいの数値なのかっていうと、2021年に登場したXGIMIのフラグシップモデル、HORIZON Proが1500 ISOルーメンで、2024年に登場したHORIZON S Proが1800 ISOルーメンでしたからね。

歴代HORIZONシリーズの明るさ
歴代HORIZONシリーズの明るさ(HORIZON Pro 1500 ISO・HORIZON S Pro 1800 ISO)

これくらいの明るさがあれば、ある程度遮光された日中のリビングや、間接照明のある寝室とかでも、十分に鮮明な映像が楽しめる、実用的な明るさだと思います。

やはりこの違いは大きいし、従来のフラグシップモデルと同等レベルの明るさが、このポータブルモデルから出てるってのがすごい。
しかもレーザー光源で、コントラスト性能も大幅に向上してますからね。
コントラスト比はPlusが4000:1で、Laserが10000:1で、比べてしまうと、やはり全然違います。

色の再現性も結構違って、Elfin Flip PlusはRec.709 121%で、レーザー光源のLaserは、BT.2020 110%と、圧倒的に広い色域となっています。
同じコンテンツを投影しても、Laserの方が黒がより暗く、色が鮮やかで、特に赤と緑の発色が違う。
自然の風景映像とか、野生動物のドキュメンタリー映像とかを流すと、色の違いもはっきりとわかると思います。

コントラストと色域が違うElfin Flip PlusとElfin Flip Laserの比較
左:Plus(コントラスト比4000:1)/右:Laser(10000:1)

スピーカー性能も異なっており、Plusが3Wのスピーカーが2つに対し、LaserはHarman Kardon製のスピーカー7Wが1つ。
デュアルスピーカーからシングルスピーカーになりましたが、Laserの方が音の迫力は増しており、特に中低音域の量感が違う気がしました。
YouTubeやバラエティ番組を見るなら十分な音質ですけど、やっぱりこの薄さですからね。
重低音が弱いってのは否めず、期待しない分には良い音かと思います。

スピーカー構成が違うElfin Flip PlusとElfin Flip Laser
左:Plus(3W×2)/右:Laser(Harman Kardon 7W×1)

動作音に関しては、どちらも28dB以下で、静音性は変わらず静かです。
1600 ISOルーメンのレーザー光源を搭載したのに、静かなままってのもすごいですね。

というわけで、Elfin Flip PlusとElfin Flip Laserの違いは、一言で言うと光源の違いです。
LEDからレーザーに変わったことで、明るさ、コントラスト、色再現性と、映像に関わる部分が、ほぼ全面的にアップグレードされていました。

Elfin Flip PlusからElfin Flip Laserへの変更点
PlusからLaserで変わったところ

価格は69,800円から139,800円と約2倍になりますが、映像体験の差は、価格差に見合うぐらいに違うと感じましたし、同じシリーズとは思えないくらい、別物の映像になっていましたからね。
ただ、ここまで映像が綺麗になると、フルHD解像度ってのがちょっと物足りない、4K解像度が欲しくなるってことで、続いて4Kモデルと比べます。

Elfin Flip LaserとElfin Flip 4Kの比較

スペックの違い

最新モデルのElfin Flip LaserとElfin Flip 4Kは、いずれもレーザー光源を搭載しており、明るさも同じ1600 ISOルーメン。

まず価格。
Laserが139,800円に対し、4Kは206,800円と、約67,000円ほどの差があるんですけれども、Makuakeでの先行価格は、79,900円に対し109,600円と、約3万円ほどの価格差になっていました。

Elfin Flip LaserとElfin Flip 4Kのスペック比較表
Laserと4Kのスペック比較

スペック比較してみると、分かりやすく違うのが解像度。
LaserはフルHDの1920×1080に対して、4Kは3840×2160の4K UHD。
画素数で言うと約4倍の差です。

続いてコントラスト性能。
Laserは最大10000:1に対して、4Kは最大20000:1と、こちらは2倍になっています。

そして4Kは映像の違いだけでなく、その他スペックも大幅に進化しています。
特筆すべきなのが光学ズーム。
Elfin Flip 4Kには、この価格帯では非常に珍しい、0.98〜1.3倍の光学ズームまでも搭載されています。

ゲーミング性能も向上しており、4Kモデルの入力遅延は1080p@120Hzで1ms以下となっており、VRRやALLMにも対応。
ゲーム機を挿せば自動でゲームモードに切り替えてくれるし、なめらかでティアリングもない映像を投影してくれる。
気軽に高品質なゲームプレイまでも、できてしまうようになったわけです。

さらにはWi-Fi 6に対応しており、HDMIポートも2ポートに増えています。
片方のHDMIはeARCに対応しているので、ゲーム機とBlu-rayプレイヤーを同時につなげたり、それら外部デバイスの音声を、プロジェクター経由でスピーカーへ出力したりもできる。

つまり、4K解像度にしたってだけでなく、設置の自由度、ゲーミング性能、接続性、これら全部を載せたのが、Elfin Flip 4K。
映像の美しさだけでなく、本格的なホームプロジェクターとしても使えるレベルの拡張性までも備えています。
本当、その辺のホームプロジェクターよりも高性能になっちゃっていて、それでいてこのサイズなのがすごいわけですね。

外観と付属品の違い

この2つ、サイズがほぼ同じです。
幅と奥行きは全く一緒で、厚みが3mmだけ違う。
並べてみても、正直ほとんどサイズの違いはわからないです。

Elfin Flip LaserとElfin Flip 4Kの外観
左:Laser/右:4K

本体の色味が違い、4Kの方が重厚感のあるグレーカラー。
HORIZON 20と似た色味で、どちらも高級感がある落ち着いた色味です。
重量はLaserの1.38kgに対して4Kは1.55kgと、若干重くはなっていますが、体感的に違いはないと思います。

背面を見ると、4Kの方がポートが倍増しています。
LaserがHDMIとUSBが1つずつに対し、4Kは、HDMIもUSBポートも2つずつあり、3.5mmのオーディオ出力端子までも付いています。

付属品は本体、リモコン、電源ケーブルと基本構成は同じ。
電源の形状も一緒ですね。

投影映像の違い

こちらも同じマットスクリーンに投影して、同じコンテンツで比較しています。

まずパッと見の明るさ。
同じ1600 ISOルーメンなので、ほとんど同じ。
暗い部屋でも明るい部屋でも、明るさに関してはほとんど差を感じません。

DMDチップが違うElfin Flip LaserとElfin Flip 4Kの比較
左:Laser(0.23インチDMD)/右:4K(0.39インチDMD)

ただ、解像度の違いは比べてみれば明らかで、50インチくらいの投影でも、映像の綺麗さが結構違います。
DMDチップのサイズも違い、Laserは0.23インチ、4Kは0.39インチ。
チップサイズが大きいほど光の利用効率が高く、映像品質も変わってくるってわけです。

100インチまで拡大すると、結構違いもわかると思います。
Elfin Flip LaserとElfin Flip 4Kを、それぞれ100インチで投影して見比べてみると、文字の鮮明さとか、木々の細かさ、泡の細かさとか、映像全体のきめ細かさが段違い。
フルHDのLaserは画素の粗さが見え、ちょっとボケているようにも感じてしまいました。

コントラスト性能も違うので、やはり映像の鮮やかさも違いますね。
Elfin Flip Laserの時点で、かなり綺麗だと思ってたんですけれども、4Kは、そこからもう1ランク、色が鮮やかで黒も締まっている。

ちなみに、どちらもEBLをオンにした場合はコントラスト比が高くなり、Elfin Flip Laserが最大10000:1に対して、4Kが最大20000:1となっていますが、どちらもEBLをオンにすると、全体的に暗くなってしまい、個人的にはEBLがオフの映像の方が好みでした。
この辺のところは、私が使っているのが発売前のデモ機ってのもあるとは思いますが、何にせよEBLオフの状態でも、両者のモデルはコントラストが高く、4Kの方が明らかに綺麗ってのは間違いないと感じました。

EBLオフでのElfin Flip LaserとElfin Flip 4Kの比較
EBLオフ(左:Laser/右:4K)

使い勝手の違い

Elfin Flip 4Kは、映像以外の違いもあると書きましたが、使ってみてLaserと4Kでは、使い勝手も大きく異なると感じました。

まずは光学ズーム。
光学ズームって何が良いのかっていうと、画質を一切劣化させず画面サイズを調整できること。
レンズ自体を物理的に動かすことで、投影距離を調整できる。
これは単に調整がしやすいってのもありますが、投影できる場所も大幅に増えると感じております。

デジタルズームのElfin Flip Laserと光学ズームのElfin Flip 4Kの調整画面
左:Laser(デジタルズーム)/右:4K(光学ズーム)
同じ大きさに縮小した映像を左右に比較。光学ズームは全画素を使い投影範囲を縮め、デジタルズームは投影範囲を保ち、その一部の画素に映像を表示する。
同じ解像度・距離で映像を縮小する場合の模式図。光学ズームは投影範囲を変え、デジタルズームは映像に使う画素を減らす。

例えばElfin Flip Laserだと、ちょうど良い距離まで本体を移動させないといけない。
でも4Kなら、多少距離が合っていなくても、光学ズームで微調整できるんですよね。
これ実際に使うとわかるんですけど、設置の自由度が全然違う。

通常100インチの画面を出すには、壁から3m前後の距離が必要なのですが、Elfin Flip 4Kなら光学ズームのおかげで、最短2.17m〜最長2.89mの距離で投影ができる。
90インチなら1.89m〜2.59m、80インチなら最短1.74m〜最長2.3m。

Elfin Flip 4Kの投影距離範囲の表
Elfin Flip 4Kの投影距離(80〜120インチ)。既存の参考表です。100インチの現行公式目安は2.17〜2.89m(下図)。

これは数字だけ見てもわかりづらいと思うのですが、6畳間で100インチの映像を楽しむと仮定した場合、6畳の部屋の長い方が大体3.5mくらいとなります。
Elfin Flip Laserだと、スクリーンから約2.67mの位置に設置しなければならないので、部屋の角には置けず、やや真ん中あたりにプロジェクターを置くことになってしまう。
かといって狭い方は約2.5mで、100インチ投影ができません。

光学ズームがあるElfin Flip 4Kなら、100インチを最短2.17mの距離で投影することもできるし、スクリーンと本体の両方を、部屋の端に置くことも可能なのです。

左壁の100インチスクリーンから約2.67m離れた位置に、紫色のElfin Flip Laserを置いた図。4Kの近端・遠端と同じ部屋で比較。
Elfin Flip Laser:100インチは約2.67m(デジタル縮小なし・設置の模式図)
同じ100インチスクリーンに対し、灰色のElfin Flip 4Kを約2.17mの近い位置に置いた図。画面と人物の位置は遠端の図と共通。
Elfin Flip 4K:100インチを最短約2.17mで投影(光学ズーム・設置の模式図)
同じ100インチスクリーンに対し、Elfin Flip 4Kと台を約2.89mの遠い位置へ移した図。画面サイズと部屋、人物は近端の図と共通。
Elfin Flip 4K:100インチを最長約2.89mで投影(光学ズーム・設置の模式図)

いくらポータブルとはいえ、物理的な限界があるわけで、この投影可能距離に幅があることで、意図したところに投影もしやすくなるってわけ。
実際、一般家庭でプロジェクターを使う場合って、投影距離をピンポイントで取れないことの方が多い。
家具があったり、コンセントの位置が限られたり、そもそも部屋が狭い。
そういう制約がある中で、光学ズームがあるかないかで、投影できる場所が全然変わってきます。

あと、オートフォーカスの精度も、Elfin Flip 4Kの方が高くなっており、他のモデルに比べて、マニュアルフォーカスで調整する手間もなくなっています。

HDMIにゲーム機を接続した時の認識もスムーズで、ゲーム機を挿した時の挙動も違いました。
例えばElfin Flip Laserでは、フルHDで出力されるはずが、パソコンはなぜか認識されず、Nintendo Switchは認識するもSD解像度で表示されて、映像も荒くなっちゃいました。
ゲーム機とプロジェクターと色々と設定をいじってみたんだけど、よくわからなくて諦めちゃいました。

Elfin Flip Laserにゲーム機をつないだときの画面
Elfin Flip Laserにゲーム機をつないだとき

Elfin Flip 4Kの方は、挿しただけで最初から4K表示されたし、ちゃんとHDRにも対応してて、ゲーム映像もめちゃめちゃ綺麗で入力遅延も感じず、何の違和感もなく、高画質で4Kゲーミングプレイができてしまっていますからね。

Elfin Flip 4Kでゲームをプレイ
Elfin Flip 4Kでゲームをプレイ

入力遅延も、フルHD解像度120Hzで1ms以下と、ゲーミングモニター並みの応答速度でも使えますけど、私はプロジェクターで、わざわざ競技性が高いゲームはしません。
アクションゲームやレースゲームとかを、サクッとゲームするくらいなら、台形補正して4K HDR表示しても、遅延を感じることもない。
めちゃくちゃ映像綺麗で、快適にプレイできちゃってますからね。
この手軽さでこの映像体験は、素直にすごいなと。

Wi-Fi 6にも対応してるので、ストリーミングゲームとかも安定してプレイできる。
Google TVは、Steam LinkやPS Remote Playのリモートプレイにも対応してるし、GeForce NOWにも対応してるから、直接Elfin Flip 4Kでクラウドゲーミングをプレイしたりもできる。

あと、HDMIポートが2つになった恩恵も大きくて、片方はeARCに対応してるので、内蔵スピーカーの物足りなさを補いながら、ゲームもできる。
例えば、eARC側にFire TVを繋いでおけば、ゲーム機の音声をEchoのスピーカーから出せるようになったりもするし、3.5mmのオーディオ出力もあるので、有線でイヤホンやヘッドホンをつなげたりもできます。

ゲーム機からHDMI 2へ映像と音声を入力し、Elfin Flip 4Kが映像をスクリーンへ投影、音声をHDMI 1/eARCから対応サウンドバーへ送る接続図。
ゲーム機をHDMI 2へ、eARC対応サウンドバーをHDMI 1/eARCへ接続する例。対応ケーブルと音声出力設定が必要。

というわけで、Elfin Flip LaserとElfin Flip 4Kの違いは、映像がかなり違いますが、それ以上にスペックも大きく違うってこと。
解像度、コントラスト性能だけでなく、光学ズームにゲーミング性能、Wi-Fi性能、HDMIポートにオーディオの拡張性と、価格差以上の違いがあり、全くの別物になってるってこと。
正直、この差額で、これだけの機能が全部揃っているのであれば、「4Kの方がコスパが高いんじゃないかな?」と思いました。

HORIZON 20との比較

もう一つ、動画に入れていない比較があります。
XGIMIのフラッグシップ、HORIZON 20シリーズと比べてどうなのか。

そもそもコンセプトもサイズも価格も違うので、フェアな比較ではないのですけど、「Elfin Flipで十分なのか、それともHORIZONにすべきなのか」で悩む人は多いはずです。
Elfin Flip 4Kの画質が思っていた以上に綺麗で、私自身も気になっていたところ。
我が家にはHORIZON 20 Proがあるので、同じスクリーンに並べて比較してみました。

まずスペックと価格から。
Elfin Flip 4Kが206,800円に対し、HORIZON 20は289,900円。
上位のHORIZON 20 Proが349,900円、HORIZON 20 Maxは450,900円です(2026年7月時点、公式)。

HORIZON 20シリーズは基本的に輝度以外は大差がなく、Elfin Flip 4Kの1,600 ISOルーメンに対して、HORIZON 20は3,200 ISO。
Proなら4,100 ISO、Maxに至っては5,700 ISOと異次元の明るさを誇ります。

解像度はどちらも4Kで、光源はどちらも3色レーザー。

XGIMIのHORIZONシリーズ全モデルの一覧
XGIMIのHORIZONシリーズの一覧

色域もどちらもBT.2020 110%で並んでいます。
光学ズームはどちらも対応していますが、HORIZON 20はレンズシフトにも対応。
RAMは2GBと4GB、ストレージは64GBと128GB。

スピーカーはHarman Kardon 7Wに対して、HORIZON 20は12W×2の合計24W。
一方でHDMI 2ポートとWi-Fi 6、Google TVは共通です。

実際に並べて投影してみると、これはもう比較してびっくり。
全然違います。
1,600 ISOと4,100 ISOですからね。
Elfin Flip 4Kも十分明るいと思っていたのに、隣に並べると明るさの格が違う。

暗い部屋では眩しすぎるほどで、HORIZON 20 Proの明るさに引っ張られて、Elfin Flip 4Kが暗くも見えてしまう。

複数台を並べて同時投影した比較
複数台を並べて同時に投影して比較

輝度を10から1まで落として比較してみても、やっぱり一段階濃くて美しい。
色の深みも立体感も違うし、同じ4Kでも100インチまで拡大すると解像感の差も出てきます。
Google TVの操作もHORIZON 20 Proの方がサクサクで、Elfin Flip 4Kは比べてしまうと少しモタつきを感じますね。

映像と音のトータルでは、HORIZON 20 Proの方が上。
フラッグシップなんだから当然です。
価格もサイズもレンズも違いますからね。

ただ、これは比べたから分かったことで、逆に言えば、このフラッグシップ並みの映像を、厚さ約8cm、1.55kgで出していること自体がすごい。
HORIZON 20は約4.8kgで、電源アダプターも倍以上に大きい。
100インチ未満のサイズでは違いも分かりづらくなるし、日本の住宅環境を考えると、実はHORIZONよりElfin Flip 4Kが向いている人、かなり多いんじゃないかと思っています。

ちなみに、XGIMIにはHORIZONのさらに上に、最上位ラインのTITAN Noirシリーズもあります。
HORIZON 20 Maxとの比較は、XGIMI TITAN Noirレビューで書いています。
超短焦点のAURA 3シリーズは、XGIMI AURA 3 Maxレビューで書いています。

Elfin Flip 4Kを使って気づいたこと

このプロジェクターは高性能なのですが、従来の高性能プロジェクターのように「据え置いて使う」って感じではなく、気軽に持ち運んで使えるプロジェクター。
それでいて、従来のポータブルプロジェクターのように、映像が物足りないってことがありません。
今までにありそうでなかった、高性能で超コンパクトなプロジェクターだということ。

我が家にはHORIZON 20 Proを筆頭に、比較的高性能なプロジェクターが色々とあるのですが、このElfin Flip 4Kを1ヶ月ほど使ってきて気づいたのが、それら高性能プロジェクターを持ってしても、このプロジェクターを使う価値があるってこと。
むしろ日常的に使うなら、こっちの方が便利であり、リビングだけでなく子供部屋や寝室と、こっちの方が使いやすいんじゃないかって気もしています。

寝室の壁に投影したElfin Flip 4K
寝室の壁に投影

プロジェクターって、基本的に大画面で投影するってイメージがあると思うのですけど、じゃあ普段の生活で、毎日100インチで映像を見るかって言ったら、そうでもありません。
大画面テレビがあるのに、タブレットやパソコンで見るってパターンも多いし、実際のところ見やすいのは、視界に全部入るサイズ。
すぐ起動できる手軽さを優先する場合も多いし、「いつでも大迫力を求めるか?」って言ったら、そんなこともないとも思ってます。

我が家には75インチテレビもあるのですけど、賃貸住宅では75インチサイズですら、結構な大画面ですからね。
大画面になればなるほど視聴距離が必要となり、家具を置いてしまうと、この視聴距離も取りづらくなってしまう。
実際のところ、6畳間では60インチが厳しいってパターンは多く、40インチとか50インチが使いやすかったりもする。
大画面は生活スペースとの共存が難しく、近距離で大画面を見るってなったら、視聴するのも疲れてしまいますからね(画面サイズと視聴距離の関係は仕事に最適なモニターサイズと解像度で書いています)。

このプロジェクター「Elfin Flip 4K」は、大画面でも使えるけど、日常的にコンパクトな画面で使いたいって場合にも、使いやすいのです。
光学ズームもあるから、適当な位置に置いても、画質を落とさず好きなサイズに調整できる。
大画面が欲しい時は大きく、日常使いでは小さくしたり、柔軟に使えるわけ。

壁に小さめに投影したElfin Flip 4K
壁に小さめに投影

本体も軽いから、2段ベッドとか、高い位置で視聴したい時にも上手い具合に設置できるし、高い位置に投影して、情報を垂れ流して、食堂のテレビのような使い方もできる。
そして、そういった試行錯誤、環境を変えるのもラクなのが、このプロジェクター。

2段ベッドに固定したElfin Flip 4K
2段ベッドに固定

XGIMIの強みといえば、やはり業界をリードするISAテクノロジー。
中断なしの自動台形補正と、中断なしのオートフォーカス。
このスピードがものすごく速く、持ち運びする際も勝手にやってくれるのも便利です。
投影しながら動かしても、すぐさま補正してくれるこのスピード。

自動補正で投影位置を合わせる様子
自動補正の画面

設定する手間がほんとないので、ほんと持ち運ぶ気になるし、色々な場所で気軽に試せるのも良いなと。
ちょっとした壁さえあれば、そこがモニターになる。
何もない壁に、サッと映像を作り出せる便利さ。

ちょっと貸してほしい時も、すぐ隣の部屋に持っていけるし、しかもこのサイズで、据え置き型プロジェクターと比べて、遜色のない映像が投影できてしまうわけですからね。
モニターとか持ってくるより全然ラクだし、小さくてこの綺麗さなら、「これで良くないか?」ってなってるのが今。

もちろんポータブルプロジェクターとしても使えるわけで、プレゼンする時にElfin Flip 4Kなら、カバンにスッと入るし、テーブルの上にポンと置いて電源を挿すだけ。
斜めから投影してもISA自動台形補正が効くので、スクリーンの正面に置く必要すらもない。
光学ズームで画面サイズも微調整できるから、ちょっと離れた位置、近い位置からも投影できるし、4K解像度だからExcelのような細かい資料も、文字が潰れずに読みやすい。
プレゼンとか、誰かと情報を共有しながら作業するのにも便利だし、デスクワークのモニター代わりに使ったりもできますからね。

電源アダプターと一緒にElfin Flip 4Kを持ち出す様子
電源アダプターと一緒に持ち出す

例えば、テーブルの上だと邪魔だったので、脇に置いて投影したときも、結構急な角度から投影してるのに、台形補正できれいな映像になってるのがすごい。

ノートPCの横に置いたElfin Flip 4K
ノートPCの横に置いて投影

あとポータブルプロジェクターって、バッテリー内蔵のモデルも多かったので、意外と出張とかの持ち運びには神経を使うものだったんですけれども、このモデルはバッテリー内蔵じゃないからこそ、リチウムイオン電池の規制にも引っかかりません。
飛行機に乗る時もスーツケースに入れたまま預けられるし、旅行先のホテルで天井投影するとかも簡単。
プロジェクターを売りにする宿泊施設とかもありますが、こっちの方が、比較にならないほど綺麗に投影できますからね。

テレビの代わりにプロジェクターを使うってのは、今までもなんとなく話をしてきたかと思うのですが、大画面テレビだけでなく、40〜50インチクラスのテレビの代用として、まさにこのプロジェクターは最適なのです。

しかも軽くて角度調節も可能で、三脚穴までもついているので、ダクトレールに固定したり、突っ張り棒に吊り下げたり、アームに固定したりもできる。
約1.5kgという重さなら、本気のカメラよりも全然軽い。
吊り下げ固定のハードルも低いし、電源ケーブルも非常にコンパクト。
テレビやモニターの壁掛けより、圧倒的にラクに固定もできますからね。

子供部屋とか寝室とか、仰々しくもないのに気軽に投影できて、天井投影もできるわけで、寝る前にベッドに寝ながらゲームをしたり、映画を見たりも最高。
テレビを置くスペースがなくても、壁さえあれば成立するし、使う時だけ出して、使い終わったら棚に戻せて、しかもオシャレですからね。

世の中の映像コンテンツって、意外と4K対応してないものも多いので、実際のところ、プロジェクターの性能を持て余しがちってのもある。
Netflixも、Disney+も、Amazon Prime Videoも、4Kコンテンツは別料金を取る方向になっちゃってるし、実際に普段見てる動画だって、フルHD解像度が多く、地上波テレビ番組もHD解像度ですからね。

ソースがフルHD解像度なら、高性能プロジェクターで体感できる差も小さくなるんだけど、その点Elfin Flip 4Kは、画質を妥協するプロジェクターってわけでもないですからね。
画質も十分綺麗で、かつ圧倒的に使いやすいプロジェクター。
コンパクトで手軽に日常的に使えること、これこそが他のプロジェクターにはない、Elfin Flip 4Kならではの魅力だとも思いました。

XGIMI Elfin Flipまとめ

Elfin Flipはモデルが新しくなるにつれて、スペックも大幅に進化していると感じたので、できることなら新しいモデルを選びたいというのが前提。
あとは実売価格と懐事情との兼ね合いで、過去モデルを選ぶっていうパターンもあるのかなと。
もう一度、過去モデルからの進化を振り返っておきます。

Elfin Flip ProとElfin Flip Plusの違いは、価格は69,800円と同じなのですが、Plusの方が明るさもコントラストも向上しており、Google TVで使えるアプリも大幅に増えている。
バッテリー駆動は、Proならではの強みではあったのですが、実際のところ、省エネモードで映像は暗くなるし、バッテリーをなくして軽量化したElfin Flip Plusの方が、満足度は高いと感じました。

続いて、Elfin Flip PlusとElfin Flip Laserの違いは、LEDからレーザー光源に変わったことで、明るさ3倍、コントラストは2.5倍。
映像の力強さ、色の鮮やかさが別次元になっている。
スピーカーもHarman Kardon 7Wに進化して、音に厚みも出ています。
価格こそ倍になりましたが、映像体験の差はそれ以上に大きいと感じました。

→ Elfin Flip Laserを楽天のXGIMI公式ストアで見る(AmazonにはLaserの取り扱いがありません。2026年8月29日時点)

そして最新のElfin Flip LaserとElfin Flip 4Kの違いですが、同じ1600 ISOルーメンのレーザー光源を搭載しながら、4Kモデルは4K解像度に光学ズーム、VRRにALLMにも対応、Wi-Fi 6にHDMIポートも2ポートと、据え置き型のプロジェクターもビックリの性能になっている。
特に光学ズームの有無は、日本の住宅事情を考えると非常に大きな違い。
価格差は約67,000円ほどありますが、この差額でこれだけの機能がてんこ盛りなら、Elfin Flip 4Kの方がコスパが高いと感じました。

結局のところ、ProよりPlusが良いし、PlusよりLaserが良いし、Laserよりも4Kが良い。
もちろん、もっと綺麗なプロジェクターはありますが、この小ささと手軽さで、この高画質を体験できるプロジェクターは、私の知る限り他にない。

ネックポイントがあるとすれば、やはり価格。
206,800円は、ポータブルプロジェクターとしては、さすがにためらう金額。
ただ、XGIMIは定期的にセールも行っていますし、2026年4月23日からのMakuakeでの先行販売価格は、最大47%オフの約11万円で購入できるという話でした。
このスペックでこの価格は、どう考えたって破格でしょう。

XGIMIが世界No.1を誇る理由って、映像が綺麗なのはもちろんなんですけれども、設置の手軽さがズバ抜けてるんですよね。
この映像と手軽さのバランスこそが、XGIMIの最大の強みだと思ってます。
このElfin Flip 4Kも、XGIMIのブランド理念「プロジェクターをもっとシンプルに、誰でも使える家電にする」ってのを、まさに体現しているモデルであり、このコンセプトをここまで高い次元で実現できるのは、XGIMIだからこそだなとも思いました。

正直、ポータブルプロジェクターってことでナメていたのですけど、Elfin Flip 4Kの綺麗さは、従来のポータブル機とはホント別物でしたね。
これだけ手軽に綺麗な映像が投影できれば、使う頻度も増えるし、既に我が家では、このプロジェクターの争奪合戦も始まっている。
あらゆる壁がモニターになるって、やっぱり楽しいのですよね。

▶ 2機種ずつ同じスクリーンに並べた実際の映像比較と、光学ズームの動きは、動画で見られます → YouTubeで見る

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この記事を書いた人

KJ新谷のアバター KJ新谷 小さな会社の取締役

平成21年に輸入物販で起業して、既に起業17年目。
法人12期目。小さい会社の代表です。

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