朝起きて一番最初にする作業は、音楽を流す事。
何かをやる為にミュージック再生するって人は多いと思う。
そうなると、少しでも良い音で音楽を聴きたいってのが人間の心理。
音楽って人間の生活には欠かせないし、
モチベーション管理の為にも必要ですからね。
今流行りのハイレゾリューションオーディオという高精細・高解像音源。
ハイレゾ音源の美しいミュージックで、テンションが上がりまくる。
そう期待して、私も挑戦したんだけど・・・ハイレゾ音源自体は微妙でした。
「安物のスピーカーでハイレゾ音源を聴いても違いはわからない」
って当たり前に言われるけど、そんだけ投資したら音質は変わるよね?って話。
オーディオ環境を作れば、聴こえる音が良くなるのは必然。
音の違いが本気で分からない、オーディオ素人の戯言です。
ハイレゾ環境→圧縮音源の音も良くなる
そもそもハイレゾ対応の環境を作る事自体、敷居が高いです。
ハイレゾ対応スピーカーに、ハイレゾ対応ヘッドフォン、
ハイレゾ対応USB-DACと、ハイレゾ対応アンプ、オーディオ専用のケーブル・・・
しっかり揃えたら、軽く数十万円ブッ飛びます。
一番手軽に導入できそうな、ハイレゾ対応ウォークマンに、
ハイレゾ対応のイヤホン&ヘッドフォンを揃えるだけで、数万円ですからね。
ハイレゾ対応製品は、何でそんなに高いのか?っていうと、
高音質化する為の技術が詰め込まれているのさ。
ハイレゾ音源を忠実に再現してくれるというよりも、
CD音源やらALAC、MP3とかの圧縮音源でも良い音になっちゃうって事。
ハイレゾ音源を聴くために、ハイレゾ対応の高品質なオーディオ製品を揃えれば、
ハイレゾじゃなくても、ハイレゾみたいに聴こえるから。
ハイレゾとCDの違いは分からない
私自身、ハイレゾ対応のアンプを経由して聴くようになって数か月ですが、
改めて聴き比べた結果、ハイレゾ、非ハイレゾの違いは全く分かりませんでした。
アンプを買い換え、ヘッドフォンを買い換え、ケーブルを買い換え・・・
以前は、分かった気でいたんですけどね。
実際、e-onkyoのハイレゾ音源を購入してテストしまくったところ、
恥ずかしいくらいの勘違い。
「やっぱりハイレゾの方が、音の響きが違うよね・・・」とか調子のってたら、
AAC 256kbpsの圧縮音源だったってオチ。クソ耳万歳です。
そもそもCDの44.1kHzの時点で、人間が聞き分けができる限界の20kHzを超えているから、
サンプリング96Hz→再生時40Hzのハイレゾの聞き分けは無理。
※参考→音楽の音質「CD、ハイレゾ」とファイル形式「MP3、WMA、ALAC、FLAC、WAV、AIFF、AAC、DSF、DIFF」の違い | 俺の動画。
プロエンジニアでも正解率49.8%って話。
そりゃ解らんわけだ。
「ブラインドテスト」による聴き比べテストの結果
実際に音が良くなったかどうかは、最終的にはやはり人間の判断を得るのが最も適切な方法と言えます。モンゴメリーさんは実際に行われた複数の聴き比べテストの結果を検証。ハイレゾ音源とCDクオリティの音源を聴き比べるテストを行ったところ、オーディオ愛好家からプロのエンジニアを含む554回のテストでの正解率は49.8%と半数をわずかに下回っていたことが分かっています
私はiTunes Matchの256kbps AAC音源だって、
すげー良い音に感じてますからね。
→Google Play Musicから有料のiTunes Matchへ。音楽クラウド化を比較する。
高価なUSB-DACやら、高価なアンプを経由して、
高価なスピーカーから出力してしまえば、MP3だって全く別物になります。
まぁ、年齢とともに可聴域が狭まるのも避けられず、
30過ぎの私には既に聞き取れない音も多いってのも事実。
モスキートトーンは18,000Hz。
私は既に16,000Hzの音が聞こえなかったし、
ハイレゾは40,000Hz、CDは20,000Hz、違いもわからんハズです。
また、ハイレゾ音源だからといって、
レコーディング時にハイレゾ意識して録音しているワケでも無いから、
サンプリング時点で高音質である保証も無い。
実際、同じCDでも音質はマチマチであり、
Apple Ditital Mastersは、AACでの高音質を追求している。
CDからアップサンプリングしたリマスター版とか・・・
データ量だけ増やしても、それは意味ないハイレゾ。
ハイレゾ音源といいつつ、ハイレゾ用にサンプリング変えたら反則だし、
我々はデータ量(周波数×ビット深度)で判断するしかないってのも有るよね。
PCのハイレゾ環境について
ハイレゾ音源をPCでスピーカーに出力したいなら、
USB-DAC内蔵のプリメインアンプがラクでした。
※参考元→USB-DACとパソコンで超高音質化。ハイレゾ音源を再生する為に必要なオーディオ環境。 | 自作パソコンdeゲーム野郎
パソコンとアンプをUSBケーブルを繋ぐだけで、高音質化が可能となります。
私が使っているのは、DENON PMA-60。
ヘッドフォンアンプもとしても使えるので、スピーカーでもヘッドフォンでもOK。
ハイレゾ音源以外の、圧縮音源で十分良い音になる。
安物サウンドカードと比べても、出てくる音は変わりました。
→「Creative Sound Blaster Z」と 「GX-D90」を買ってみた。光デジタル出力で、音が出ない。
ハイレゾの為に用意したのは、DALIのパッシブスピーカー。
PCスピーカーは、アンプ内蔵(アクティブスピーカー)なので、
アンプ無しのパッシブスピーカーが必要となる。
アンプとスピーカーを繋ぐには、スピーカーケーブルも必要。
着脱しやすくスピーカーケーブルにバナナプラグも取り付け。
振動で音も変わるってことで、インシュレーターも購入。
結果・・・10万円オーバーの金額がぶっ飛びました。
スピーカーとアンプは、自作のスピーカースタンドに置いたりしてます。
ハイレゾの違いが分からなかったので、ハイレゾ対応のヘッドフォンも試す。
ヘッドフォンは、日本が誇る企業ソニー。
ヘッドフォンMDR-1Aは、ステレオミニプラグケーブルしか付属していない。
アンプとヘッドフォン繋ぐ為に、標準プラグ用のケーブルも購入。
・・・というわけで、音楽の勉強代は高くつきました。
個人的には、音源よりもスピーカーとアンプで音が大きく変わると感じたので、
ハイレゾ音源よりも再生機器、中華アンプが格安で面白い。
激安プリアンプでUSB-DAC、Bluetoothまで付いてたりする。
プリアンプも必要か?といわれれば、
なんか見た目で変わってる気はする。
FX-AUDIO-のアンプがお気に入り。FX-98EとTUBE-04の組み合わせ。
既にDENONじゃないくて良いし、
ハイレゾでもなく、ALACとAACの再生がメインです。
良い音は概念、結局は自己満足
私のように、ハイレゾ音源だから良い音って勘違いしている人は多いと思う。
年齢とともに、聞き取れない音が多くなっているわけで、
若くもない我々が音の違いを語るのも・・・なんか違う気がしています。
高音質≒音を忠実に再現する(Hi-Fi)なんでしょうけども、
良い音の定義って人それぞれ。
音量(音圧レベル)が大きければ良い音っていう人も居れば、
高音が出ていれば良い音、低音が響いていれば良い音、
自然であれば良い音、クリアに聴こえれば良い音・・・ホント様々です。
結局のところ、自分にとって聴き心地のよい音が「良い音」になる。
元ある音なんて、録音した本人だって分からないハズ。
周りが勝手に騒いでるだけ。すいません、野暮な話でした。
まぁ、人それぞれ価値観違うし、聴こえる音も違うんだから、
私があーだこーだ言っても仕方ない。
ハイレゾ音源は無料で聴き比べもできるんで、実際試したら良いと思う。
無料のハイレゾ音源
- e-onkyo music:About – ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】
- SONY:サンプル音源ダウンロード
比較サンプルが圧縮音源192kbps AACって悪意ある気がするけどな。
あと、ハイレゾ音源販売サイトって、
ハイレゾ以外の音源も販売していますので気をつけて。
ハイレゾ音源に1曲500円も出すなら、
オーディオ設備に投資した方が良い音出せると思うけど。
良い音源が欲しいなら、CDの宅配レンタルで良い。
無圧縮のCD音源は、聴き放題サービスよりも高音質。
iTunesで音楽データをリッピングすれば、高音質のまま自分のモノになる。
Appleロスレス(ALAC)でエンコードが間違いない。
※参考→音楽CDを高音質でiTunes取り込み。PC音源管理に最適な読み込み設定。 | 俺の動画。
それでもハイレゾで聞きたいなら、Amazon Music HD。
従来のAmazon Music Unlimitedの価格(月額780円)で聴き放題。
HD(ロスレス)が7,500万曲以上、
Ultra HD(ハイレゾ)が700万曲以上って、素直に凄い。
※ロスレス音源≒CD音質(16bit/44.1kHz)
初月無料キャンペーンも行っています。
同じハイレゾなのに、Amazonの方が良い音に聞こえる・・・
さすが世界水準の高音質、サンプリングから違うのでしょう。
Amazonでは「ハイレゾ」って表記も使わない。カッケーよ。
解像度が高くなれば、良い音になるってわけでは無い。
画素数を売りにしたカメラも一昔前の話。
少なくとも私にはハイレゾは不要って事で。
ハイレゾ商法に踊らされないよう気を付けよう。
コメント
コメント一覧 (20件)
アキュフェイズ路線のように、高音質を求めるならん百万の機材を買えというなら別ですが、今やローエンド機でもハイレゾが実装できます。その差が聞きとれるか否かとは無関係に、ハイレゾには消費記号としてのブランド価値はあるでしょう。
ただし、厳密な実験や理論研究では、知る限りすべて「差は検知不能」という実験結果が出ています。
自分の40万と20万と18万のヘッドホンでやってみたけど、「差は検知不能」でした。ま、単なるテストですから、PCまわりもDACも、アキュフェイズみたいに超高級ではありませんけど(普通のウィンドウズのPCに4万のローエンドDAC)
比較に使った音源です。スタジオ機材屋さんのLessLoss社の自社音源です。
http://www.lessloss.com/high-resolution-audiophile-recordings-c-68.html?zenid=066aiihl47iv9h6hpeg5siuue4
CDとハイレゾの差をヘッドホンかけてブラインドで当てたんですが、まったくバラバラ。
奇跡的に耳のいい人にはハイレゾも意味があるんでしょうけど、おれみたいに並以下にはあんまり……
佐野元春「ブラッドムーン」をUSBハイレゾ版とCDで買い、聴き比べきましたが、全然違います。
ソフトがあまり流通しないのが悩みです。もっと増えて欲しいです。
俺も1番安いハイレゾ対応ヘッドフォンとWALKMANを買ったけど全く違いが判らなかった
逆に言えば、アナログレコードの音の方が100万倍高音質だったと確信できた事だろうねw
ハイレゾ?周辺機器を高額のにしないと恩恵が受けれないとか馬鹿じゃね
ハイレゾ狂騒曲にうんざりしておりましたが、清涼感あふれる
サイトに訪問出来て幸いです。
裸の王様の物語を思い出します。
ハイレゾというのは、邪な者には見えないという服と同じですね。
オーディオ機器のお店で、その機器のアナログ系の性能を尋ねても、たとえばSN比とか。ディジタル系の性能しか答えられません。
電車の中で聞く機器にハイレゾは似合わないのに、ものすごく
音がよくなるというTVのコマーシャル?
20才を越えると、どんどん高域が聞こえなくなるのに、
ハイレゾは不要でしょう。
科学的にもCDの録音限界以上の周波数は人間の聴力が聞き取れる限界を大きく外れていくので、ハイレゾの特有の高音なんてのは人間ではなくて犬や猫用なのだと思います。馬の耳に念仏状態です。
ただハイレゾの持つCD以上のダイナミックレンジは科学的にも理にかなっているように思います。16ビットよりも細かい24ビットのダイナミックレンジはちょうど人間が聞き分けられる140dbをちょっと超えたあたりらしいので。果たしてその細かさを活用できるほどの収録がどれほどのスタジオで可能なのかは専門家しか知らないでしょうが···。
尤も、いずれにしろそんな細かい音源にまつわる数字より音源本来の音質の状態や、再生環境のシステム面などのほうが遥かに音質に与える影響は大きいですが。
最近、PCのスピーカーが壊れたのでOlasonic TW-S9を買いました。
ハイレゾ対応ということでe-onkyoでハイレゾ音源買って聴いてみたのです。正直、e-onkyoで無料でダウンロードできるクラシックは聴いてもハイレゾの恩恵がよく分からなかったです。
普段クラシック聴かないからかな?と思い、安藤裕子さんのハイレゾのミニアルバムを買って聴いてみたところ、違いを感じることができました。
全く同じ曲のCDとハイレゾ音源を比べたわけじゃないのですが、持ってた安藤裕子さんのCDの音と比べたところ、声の聞こえ方が違ってました。
ハイレゾ音源を聴いた後でCDの音源を聴いてみると、なんというか薄い布かなにかを隔てて聴いているような感じがしました。
他のアーティストのものもハイレゾ音源買って聴いてみましたが、楽器の音は相変わらずそんなに違いを感じないのですが、声は明らかにハイレゾの方がクリアに聴こえ、確かに臨場感があります。
ハイレゾの楽曲をもっと増やしたい欲求が増えていく今日この頃。
ちなみに、店頭でヘッドフォンでハイレゾ音源を聴いたこともありますが、その時はハイレゾの良さみたいなものは分かりませんでした。
人によるのかもしれないですが、私にはハイレゾ+ヘッドフォンの組み合わせは分不相応みたい。
ハイレゾと非ハイレゾは
曲にも依るでしょうが全然ますよ!
そもそも、スピーカーで高音質を
実現するのは100万では全く足りず
安物のスピーカーでハイレゾを
判別する事態が無駄です。
ハイレゾ対応のSonyの7万クラスのDAP に、イヤホンなら8万以上
ベッドホンなら5万クラスで、よく聴いてね。
ハイレゾと非ハイレゾが違って聞こえるようにつくられていれば、
そら違って聞こえますね。
業界がCD音源を意図的に劣化させてつくったりしないように祈るばかりです。。
残念ながら現実はそんな所みたいです。
ワザと劣化させている訳では無いようですが
とある80年代アイドルの曲を試しにハイレゾと圧縮音源でダウンロードしてみました。
再生環境はハイレゾ対応で一番安いと思われるウォークマンとヘッドフォンMDR-1A
明らかに音が違います。
まず音量が違う(笑) 一つ一つの音の粒立ちが良くなってる。
私の耳なんてCDとMP3の違いも解らないバカ耳です。
それでもハッキリと違って聞こえます。
フォーマットの違いというより、ハイレゾ用に音に拘ってリマスタリングしてるんでしょうね。
まだ試して無いですが、多分128bpsのMP3とかに変換しても、CDより音が良く聞こえるんじゃないかと思います。
まあ、結果的にハイレゾは音が良いように聞こえるだから買っちゃうでしょうね。
売り手の戦略にまんまと乗せられて・・
自分のオーディオはCDプレイヤーが30年前、ヘッドホンアンプが真空管という時代遅れな構成だけど、ハイレゾに移行しようとは思わないな。むしろ、いろいろなCDを聴きたい。当時はオーディオ全盛期だったからものすごい物量をかけて作られてて、今のとは比べ物にならないぐらい音がいい。
元々の音作りやマスタリングのされ方次第な気がしますね
CD向けに音圧を限界まで上げたソースを、
サンプリングレートとビットレートを上げてミックスダウンしただけの
ハイレゾは全然ダメ。
あと、音色セット(オーケストラ音源とか)もハイレゾに対応してないと・・・。
86音源(FM音源)のゲームミュージックをハイレゾで売ってるとか
無意味にも程がある。(某有名ゲームリメイクの特典)
ああああ氏が書かれてるように
結局は元の音作り、マスタリングが悪ければハイレゾでもCDでも差はほぼありませんね。
多少音の広がりや鮮明さみたいのがあるかなあとは思いますが、正直高い金払うほどではありません。ハイレゾ音源とか出す前にしっかり音作れと思います。
日本の音楽は大半が音圧高いだけの音作り微妙ですので(特に今はその傾向が強いですね、90年代半ばくらいまでのCDはまだマシですが)、CDどころか圧縮音源で十分じゃないかなとすら思います。
コメ欄にあるような、この手の肯定否定派論争はまったくもってくだらんですね。しょうもない。
私はハイレゾはいいと思いませんし、聞こうとも思いませんが、わざわざハイレゾを楽しんでる層と喧嘩しようと思いません。そんな時間があるんならその分自分がいいと思う音、曲聴けば?と思います。この界隈は自分がいいと思ったものを他人の趣味を否定してまで正しいと思わせて優越感に浸りたい馬鹿が多い。
趣味なんだから自分の感性だけ信じてればいい。
高音質を楽しみたければ、わざわざハイレゾじゃなくてもCDをロスレスでインポートすればいいんじゃないかとか思うのは俺だけでしょうか…(可逆圧縮ってやつ)
CD音源とAAC音源の違いって、なんだろう…CDのほうが、深みが有るんですよね…
ハイハットの音とかハンドクラップの音とか、CDのほうが綺麗。5000円のイヤホンでもわかる。
ただ普通の人はAACで満足すると思う。
あ、でもCDの音質も譲れないなw…砂の惑星凄く音楽に引き込まれるな
ハイレゾより、可逆圧縮か非可逆圧縮かのほうが大事な気がする
58歳の私も周波数でどこまで聴こえるか調べてみたのですが、15万Hz以上は聴こえてませんでした! 40歳の女性で16万Hzまで聴こえる人がいましたが、その妹は私と変わらない程度でした。音域では安いスピーカーでも高音は出せるはずですが、低音は巷で言われる様に財力次第ですね。サブウーファーを設置してみて良くわかりました。因みに今のセットではmp3とwavの違いが分からない為、当分ハイレゾ云々に投資する気にはなれません。
そのうち15インチウーファーレベルのセットを入手した後、音源の確認をしようと思います。
でも昔みたいにカモるための機材に騙されるのだけは避けたいです。
間違いでした!15万じゃなくて15kHzでしたね。
正直スピーカーに対する投資が全然足りないと思います。
DaliのZensor1ですが、廉価ラインアップのエンクロージャーの一番小さいやつで、ウーハー径も小さく、ツィーターもあまり高域が伸びないため、全体としての再生周波数域は狭いです。もちろん、ミニコンポのスピーカーとしては優秀ですが、ハイファイオーディオのスピーカーとしてはまるで足りません。
分かりやすく言うと、いくら4Kの映像ソースを流したところで、肝心のテレビの解像度が720pなら720pの絵にしかならないということです。同じ映像を4Kのテレビで映せばまるで違った映像になります。
Daliのスピーカーラインアップで言うならば、Rubiconぐらいの高域にも低域にも広く対応した再生周波数をもったスピーカーが必要です。
もちろん、オーディオファイルでないかぎり、このクラスの高価なスピーカーは買わないと思います。そういう意味でハイレゾは一般人が部屋でスピーカーで再生するには完全にオーバースペックと言えます。ですが、それはハイレゾとCDに音質的な差がないということではありません。差はあります。確実に。ただそれを聴く環境をそろえるのが難しいというだけです。
可聴域の話で言う「周波数」と「サンプリング周波数」は別物ですよ?
サンプリング周波数の半分の値が完全に復元できる周波数です。
他の方も仰ってますが、サンプリング周波数は「どれだけのペースでデジタル化するか」のことで、音の高低の周波数とは関係ありません。
例えばサンプリング周波数(=間隔)が40kHzなら、1/40000秒ごとにデジタルデータを作成する「的な」イメージで、音量変化の密度が濃いというイメージです。
極端な話、サンプリング周波数が2なら0.5秒間の間に起こった音の(各音程の)強弱がそれぞれ均一化されてしまい、その間の変化は切り捨てられてしまいます。