納付書のバーコードをスマホで読むだけで、税金や水道料金を自宅から払える。
初めて請求書払いを使ったときは、コンビニのレジでやっていたことが家で終わるのに、ちょっと感動しました。
ただ、以前のように「PayPayなら税金にも0.5〜1.5%還元」とは言えません。
PayPay請求書払いそのものへの通常ポイント付与は対象外。
便利さは残っていますが、還元の条件と使える残高は変わっています。
以下は2026年9月6日に確認した条件。
旧記事にあったLINE Payは、国内サービスが2025年4月23日に終了しました。
掲載写真は2021年の使用記録で、現在の操作画面や還元条件を示すものではありません。
PayPayで払える請求書
住民税、固定資産税、自動車税などの地方税や、電気・ガス・水道の請求書が対象です。
国民健康保険料、介護保険料、保育料、学校給食費などは、自治体や請求書の種類によって対応が違います。
同じ税金や料金でも、全国どこでも払えるわけではない。
| 納付書の表示 | 確認すること |
|---|---|
| バーコード | 発行元がPayPay請求書払いに対応しているか |
| eL-QR・eLマーク | 地方税統一QRコードに対応する納付書か |
| コンビニ払いの案内だけ | PayPayアプリ対応とは限らない |
| 所得税・消費税などの国税 | 原則としてe-Taxから専用サイトへ進む別の手続き |
PayPayで使えるかどうかは、公式の支払い先一覧と、実際に読み込んだときの表示で確認します。
「スマホ決済対応」と書いてあっても、PayPayが使えるとは限らない。
チャージしてから対象外だと気づくと、残高を戻す手間が増えてしまいます。

アプリで払うのは、コンビニへ納付書を持ち込んでPayPayを提示する方法とは別物です。
自宅などで、PayPayアプリの「請求書/税金」から読み取って支払います。
レジで使える決済方法とは分けて考えたい。
税金に使える残高
PayPay残高にお金が入っていても、その全部が税金に使えるとは限らない。
税金の請求書払いで選べるのは、PayPayマネー、PayPayマネー(給与)、PayPayクレジットです。
| 税金 | 一般の公共料金等 | NP後払い等 | |
|---|---|---|---|
| PayPayマネー・給与残高 | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 |
| PayPayマネーライト | 利用不可 | 利用可能な支払い先あり | 利用不可 |
| PayPayポイント(通常) | 利用不可 | 利用可能な支払い先あり | 利用不可 |
| PayPayポイント(期間限定) | 利用不可 | 利用不可 | 利用不可 |
| PayPayクレジット | 利用可能 | 利用可能な支払い先あり | 利用不可 |
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOや一部の自治体など、一般の料金でもマネー・給与残高・クレジットに限定される支払い先もあります。
後払いサービスというのは、NP後払い・GMO後払い・後払いドットコムなどのこと。
最後は支払い先ごとの条件と、アプリに出てくる選択肢で確認します。
チャージ前に本人確認
残高で税金を払うなら、本人確認を済ませてから、銀行口座や対象ATMなどでマネーをチャージします。
本人確認前に入れたマネーライトは、後から本人確認してもマネーには変わりません。
ここは順番を間違えたくない。
PayPayクレジットからチャージした残高も、マネーライトになります。
クレジットで税金を払いたいなら、チャージを挟まずに、支払い画面で直接「クレジット」を選ぶ。
同じカードでも、この違いで払えるかどうかが変わってきます。
→ PayPay還元率と残高の種類。マネー・ポイントの違い。
入れすぎた残高を戻す場合
出金できるのはマネーと給与残高。
PayPay銀行は無料、三井住友銀行の本人名義口座は月5回まで無料で、その他の金融機関は原則1回100円です。
給与残高を含む本人名義口座への出金は月の初回無料など、例外もあります。
マネーライトやポイントは銀行へ戻せません。
銀行連携を済ませておくとチャージは楽ですが、払う分だけ入れる方が扱いやすい。
銀行口座がない場合は、本人確認後に対象ATMで現金チャージする選択肢もあります。
出典:出金できる残高と手数料

30万円の上限はどこまで
バーコードの納付書、地方税のeL-QR、国税のスマホアプリ納付では、上限の考え方がそれぞれ違います。
古い記事にあった「スマホ決済は全部30万円まで」という説明では、もう足りません。
| 金額の確認 | 主な注意点 | |
|---|---|---|
| 納付書のバーコード | 1枚30万円以下など、発行元の条件 | 30万円を超えるとバーコードが印字されない納付書がある |
| 地方税のeL-QR | 決済アプリ・支払い方法の利用上限 | バーコードの30万円制限を一律には当てはめない |
| 国税のスマホアプリ納付 | 税額30万円以下 | 上限を避けるための分割納付はしない |
PayPay残高の支払い上限は、過去24時間で100万円、過去30日間で200万円。
請求書1枚の上限だけでなく、同じ期間のほかの支払いも影響します。
本人確認や自分で設定した利用上限などによって、さらに制限される場合があります。
PayPayクレジットは、本人確認済みならカードの利用可能枠が上限になります。
未確認の場合や自分で設定した上限も関係するので、納付額が大きいほど先にアプリで確認しておきたい。
納付書を読み込めたことと、決済できることは別の話です。

アプリで支払う手順
| 順番 | 操作 |
|---|---|
| 1 | 納付書の支払い先・金額・納期限・対応方法を確認 |
| 2 | PayPayホームの「請求書/税金」を開く。見当たらなければ「すべて」から探す |
| 3 | 「請求書をスキャンする」でバーコードまたはeL-QRを読み取る |
| 4 | 支払い先・金額・手数料・支払い方法を照合し、「今すぐ支払う」 |
| 5 | 完了画面と取引履歴を確認し、紙の納付書にも支払済みと記録 |
自分で金額を打たなくても、読み取った内容がそのまま出てくる。
この手軽さには、最初に使ったとき本当に驚きました。
ただ、最後の確認まで省いていいわけではありません。
読み取れないときは、明るい場所で汚れを拭き、バーコードを真上から写してみる。
納期限、対象の請求書かどうか、アプリの更新状況も確認します。
支払い操作の後に画面が止まった場合は、もう一度払う前に取引履歴を見ること。
一部の支払い先では、利用者負担の手数料が表示される場合があります。
請求書払いは何でも無料、と決めつけず、金額の横に手数料が付いていないかまで確認したい。
領収書と二重払いに注意
PayPayでは領収書や納税証明書を発行していません。
アプリの履歴は支払いの記録にはなりますが、発行元の領収書や証明書とは別物。
必要な場合は、納付書の発行元に確認するか、領収書が出る支払い方法を選びます。
車検の納税確認は、JNKS・軽JNKSによって納税証明書の提示を原則省略できるようになっています。
ただし、納付直後など、データがまだ反映されていない場合は確認できないこともある。
車検が近いなら、支払い前に自治体へ確認した方が安心です。
出典:神奈川県・車検時の納税確認、福岡市・軽自動車の納税確認
経費や税金の記録に使うなら、納付書、完了画面、取引履歴をひとまとまりで残す。
法人の税金を個人の決済アプリで払う場合も、納税者と支払者、会社との精算が分かる記録が必要です。
使える納付書かどうかと、会計上どう処理するかは別に確認してください。
紙には領収印が付かないので、机に戻すと未払いの納付書に見えてしまう。
払ったものは、見てすぐ分かるようにしておく必要があります。
日付と支払済みのメモを付けて未払い分と分けておけば、切り取らなくても内容が残せます。
すでに口座振替を設定している場合は、勝手に別の方法で払うと二重払いになる可能性があります。
切り替えるなら、発行元へ停止や変更の手続きと対象月を確認してから。
ポイントのために払う順番を変えて、二度払ってしまっては困る。
請求書払いの還元率
PayPay請求書払いは、2022年4月1日から通常のポイント付与対象外になりました。
支払い回数・金額はPayPayステップのカウント対象ですが、請求書の支払額そのものにはポイントが付きません。
残高でもPayPayクレジットでも、ここは同じです。
たとえば10万円の税金を1回払っても、通常のステップ条件である「200円以上を30回以上、かつ合計10万円以上」のうち、回数は1回。
それだけで条件達成にはなりません。
翌月へ分けて払えば必ず得になる、という旧記事の説明も現在は使えない計算です。

ほかのアプリとの違い
| 請求書払いの通常還元 | 主な確認点 | |
|---|---|---|
| PayPay | 対象外 | ステップの回数・金額にはカウント |
| au PAY | ベースポイント対象外 | 2023年4月1日から加算対象外 |
| 楽天ペイ | ポイント付与対象外 | 請求書払いに対応。ポイントの利用可否は請求書で確認 |
| d払い | dポイント進呈対象外 | 請求書払いではdポイントの利用も対象外 |
| ファミペイ | 原則1件10円相当 | 一部自治体の払込票は対象外。eL-QRは1件10円相当 |
| LINE Pay | 国内サービス終了 | 2025年4月23日で請求書支払いも終了 |
表は支払い自体の通常特典だけで、チャージ元カードのポイントや期間限定キャンペーンは合算していません。
au PAYの昔の「0.5%+カードチャージで合計2.5%」や、「楽天ペイは請求書未対応」という説明も、今はもう使えない。
出典:楽天ペイの請求書払い
出典:d払いの請求書払い
ファミペイは、税金だから全部ポイント対象外というわけではなく、eL-QRの支払いも1件10円相当の対象。
翌月払いには別の0.5%特典もありますが、申込審査や返済方法、手数料まで含めて判断したいところです。
10円をもらうために、手数料や手間を増やしてしまわないように。
LINE Payは、チャージ&ペイの還元率やカードの有無を今から比較するサービスではなくなりました。
旧記事ではVisa LINE Payカードの0.5%還元などを紹介していましたが、国内の請求書支払いは終了済み。
過去の写真も、その頃に使った記録として残しています。


右:2021年のLINE Payで、水道料金9,188円を読み取った確認画面。現在は同じサービスで支払えない。
国税は別の手続き
所得税や消費税も、現在はスマホアプリで納付できます。
ただし、地方税のeL-QRを読む方法とは違い、e-Taxで申告等のデータを送信した後などに、国税スマートフォン決済専用サイトへ進む流れです。
紙のバーコードを何でもPayPayで読めば払える、という話ではない。
国税のスマホアプリ納付は、税額30万円以下が対象で、決済手数料は不要。
各アプリの残高で支払うため、地方税のPayPay請求書払いで選べるクレジットを、そのまま国税にも使えるとは考えないこと。
税額が30万円を超える場合に、この方法を使う目的で分割することも控えるよう、国税庁が案内しています。
大きな税額には、ダイレクト納付やインターネットバンキングなどの選択肢もあります。
クレジットカード納付を使う場合は、別途かかる決済手数料と、その税金に適用されるカード還元を比べてから。
高額なら必ずクレジットカードがお得、とも限らない。
支払い忘れを減らすために
nanacoへ何度もチャージしていた頃を思うと、家で納付が終わるだけでも楽になった。
還元だけでなく、コンビニへ行く時間がなくなるのも請求書払いの良さです。
納付書が届いたら、対応するアプリと残高の種類を確認。
支払い前は金額・手数料・期限、支払い後は完了履歴と紙の管理。
PayPayを選ぶなら、この流れを確実に済ませる方が、昔の高還元率を追いかけるより実用的だと思います。
eL-QRや決済アプリにはメンテナンスもあります。
期限ぎりぎりまで残しておくと、残高があっても手続きできないことがある。
利用当日の公式案内も確認しておいてください。


コメント
コメント一覧 (3件)
7/25のpaypay祭り?で税金分戻ってきた!
ってのをtwitterで見かけたので、
8/2になってからnanacoで払おうと思っていた固定資産税を払ってみたんですが、
確かにこれ、確定申告の時どうしたらいいんでしょうね?
最悪経費扱い出来なくても万一当たったら元が取れるってんでやってはみたんですが(゚∇゚;)
結果は1%バック…
まぁnanacoより0.5%バックが良かったと言うことで
あくまで個人利用を想定したサービスですからね。
確定申告に証憑書類が必要なら、スクショ印刷でも良いのかなと。
nanacoよりもだいぶ簡単で良いですよね。
コンビニの店員と格闘する時間を考えたら、ホント簡単になりましたね。
> コンビニの店員と格闘する時間
平気で「この額では出来ません」とか言いやがる奴居ますからね
最悪、残高確認が分かってない奴もいたりするし