法人設立をして、最初に行う面倒な作業といえば、
法人名義の銀行口座を用意する事。
これが個人の時とは違い、全然簡単には作れない。
金融機関に行って、法人口座開設手続き・・・
審査に数週間もかかり、即日開設できません!
料金体系も法人口座は異なるし、
個人口座と違って維持費も発生するし手数料も高いです。
→法人口座の維持費と振込手数料の比較。ネット銀行がおすすめな理由。
口座を選ぶその前に、審査が厳しく、開設すら危ういという事。
スムーズに法人口座を開く為の方法。覚え書きです。
ゆうちょ銀行 法人口座
ゆうちょ銀行の法人口座は、手数料が安い。
口座開設手数料も維持費無料だし、ネットバンキングも無料で利用できる。
とりあえず、法人口座は所持しておいて間違いない。
ゆうちょダイレクトの手数料
- 月額利用料:無料
- インターネットバンキング利用料:無料
- 同行宛て振込手数料(電信振替):115円 ※月5回まで無料
- 他行振込手数料(5万円未満):220円
- 他行振込手数料(5万円以上):440円
- 郵貯ATM利用手数料:無料
Pay-easy(ペイジー)対応で税金も払えるし、
国税のダイレクト納付にも対応。
ゆうちょ銀行ATM利用手数料が無料ってのは、何気に嬉しい。
法人口座開設に必要だった書類
ゆうちょの法人口座開設に、必要な書類多いです。
ゆうちょ銀行の法人口座開設に必要な公的書類等(以下すべてが必要です)
(1) 法人の履歴事項全部証明書(原本)※1
(2) ご来店者の公的な本人確認書類(運転免許証・各種保険証等)
(3) ご来店者と法人の関係を証する書類(社員証等)※2
(4) 法人の印鑑証明書(原本)※1
(5) (主要)株主名簿または(主要)出資者名簿
(6) 次の書類のいずれか(設立後6か月以内の法人に限る)
・所轄税務署あての法人設立届出書(控)
・所轄税務署あての青色申告承認申請書(控)
・主たる事務所の建物登記簿謄本(現在事項証明書)(原本)※1
または主たる事務所の賃貸借契約書(原本)
「法人の履歴事項全部証明書」と「法人の印鑑証明書」は、コピー取って返してもらえた。
ご来店者の公的な本人確認書類は、運転免許証でOK
(3)の「ご来店者と法人の関係を証する書類(社員証等)」は必要有りませんでした。
履歴事項全部証明書の役員名に、自分の名前記載されているから。
(5)の「(主要)株主名簿または(主要)出資者名簿」を、作って持っていく必要があります。
エクセルでチャチャっと作りましょう。 テンプレートもネットに落ちてます。
株式名簿って記載すべき項目も少ないんで、そこまで手間でも無い。
株主名簿記載(記録)事項
- 株主の氏名及び住所
- 株主の有する株式の種類及び数(種類株式発行会社にあっては、株式の種類及び種類ごとの数)
- 各株式の取得年月日
- 株券を発行している場合にはその番号
(6) の書類は「所轄税務署あての法人設立届出書(控)」にした。
税務署に届け出を出した後なら、持っているハズ。
よって法人登記しただけだと難しいね。税務署後だね。
必要書類を持って行ったら、言われるがまま記入。
小一時間待たされて、審査期間は2~4週間という事で、
預かり証(兼引換証)っていう書類貰って終了。
預けるお金は持っていく必要無し。
法人口座開設までの期間
窓口で申し込んで約2週間後、法人住所宛に簡易書留で2つの封書が届きました。
片方は口座開設完了のお知らせ&通帳。
もう一方は、キャッシュカードの暗証番号のご案内。
キャッシュカード発行は、後日郵送という事で・・・更に数日後に届きました。
口座開設後に、インターネットバンキング(ゆうちょダイレクト)の申込みをして、
これまた1週間くらいで書留到着→利用可能になった。
ゆうちょ銀行って、メジャーな割に使えないサービスが多い。
金融機関の引き落とし口座で、ゆうちょ銀行は未対応ってパターン。
残念ながら社会保険料の振替口座にも使えません。
PayPay銀行 ビジネスアカウント
私のメインバンクは、PayPay銀行。
月間利用料無料、ネットバンキング無料、各種手数料も最安レベル。
WEB一括振込サービス、トークン、BA-PLUSと、
使い易さ、セキュリティの高さは相変わらず。
キャッシュカードもデビットカード一体型となってます。
PayPay銀行の維持費と手数料
- 月額利用料:無料
- インターネットバンキング利用料:無料
- 同行宛て振込手数料:55円
- 他行振込手数料(3万円未満):176円
- 他行振込手数料(3万円以上):275円
- ATM利用手数料(3万円以上):無料
- ATM利用手数料(3万円未満):3万円未満は165円(ゆうちょATMのみ330円)
※ATM利用手数料は、毎月最初の1回は金額に関わらず無料
法人のネットバンクってATM利用料が問答無用に有料って場合が多いので、
月1回ATM利用手数料無料ってのは非常に有り難い。
また、法人名のみで口座開設できるだけでなく、口座の複数所持が可能です。
最大20口座まで開設可能なので、販路毎に口座持つことも可能です。
法人口座開設に必要だった書類
PayPay銀行のビジネスアカウントを開設するのに必要な書類は、
法人の本人確認書類、取引担当者の本人確認書類、書類のチェック表です。
■必ずご提出いただく書類1.法人の本人確認資料2.取引ご担当者様の本人確認資料3.提出していただく書類のチェック表
書類に不備がありますと口座開設までに時間がかかります。チェック表をダウンロードし書類をご確認のうえ、ご郵送ください。→ビジネスアカウント(法人のお客さま)の口座開設時の本人確認資料について|ジャパンネット銀行
で、私が用意したのは・・・以下の書類。
PayPay銀行に提出した書類
- 法人の履歴事項全部証明書(原本)
- 法人の印鑑証明書(原本)
- 法人名が記載された資料→法人設立届け出書
- 本人確認書類:運転免許書のコピー
- 申込み用紙
- 書類のチェック表→チェックして提出
ジャパンネット銀行の審査が厳しいと言われるのは、業務内容の確認が必要な点。
基本的にホームページは持っておいた方が良いって話。
業務内容が確認できるホームページを作成して、
<A>記載の書類「法人設立届出書」も添付しました。
法人口座開設までの期間
郵送後「ジャパンネット銀行より口座開設申込書到着のお知らせ」というメール。
法人口座開設手続きは2~3週間かかるという事でしたが、
1週間ほどで口座開設完了のメールも届きました。
キャッシュカードとトークンの発送は、更に3日後の発送だったので、
必要な物が全部届いたのは、最初の申込みから2週間後くらい。
法人登記住所と代表者住所が異なる場合、
最初に代表者住所に法人取引担当者の確認書類が届き、
後日、法人住所にキャッシュカード、トークン等の必要書類が届いた。どちらも簡易書留。
キャッシュカード無料で、VISAデビットの機能も無料で付いてる。
法人のデビットカードとしても使えるってのは良いですね。
楽天銀行 法人ビジネス口座
楽天銀行ってなんだかんだ言ってもメジャーだよね。
法人ビジネス口座も無料で作れるし、維持費も無料です。
ネットバンクなんで、ネットバンキングも当たり前に無料。
楽天銀行の維持費と手数料
- 月額利用料:無料
- インターネットバンキング利用料:無料
- 同行宛て振込手数料:52円
- 他行振込手数料(3万円未満):168円
- 他行振込手数料(3万円以上):262円
- ATM利用手数料(3万円以上):無料
- ATM利用手数料(3万円未満):220円 or 275円 ※
- キャッシュカード発行料: 1,100円
※セブン銀行、イオン銀行、ステーションATM Patsatは220円、
イーネットATM、ローソンATM、ゆうちょ銀行、みずほ銀行は275円
ジャパンネット銀行に比べると、セキュリティ面と使い易さでは劣るけど、
海外送金もオンラインで格安にできるってのは、楽天銀行の利点だと思う。
最大3,000件までの一括振込。楽天銀行も複数人で口座管理でき、複数口座も持てるから。
まぁ、ネット物販やってるなら、受け口は多いに越した事は無い。
法人口座開設に必要だった書類
楽天銀行に必要な書類は、ちょっと少な目。
審査もジャパンネット銀行に比べると低めって噂。
楽天銀行に提出した書類
- 法人登記内容 確認資料 → 履歴事項全部証明書
- 口座管理者様 本人確認資料 → 運転免許証
- 法人設立届出書 ← 会社設立後半年以内である。コーポレートサイトが無い場合も。
- 楽天銀行法人ビジネス口座開設申込書
- 法人ビジネス口座開設申込委任状兼実質的支配者に関する届出書
楽天銀行は申込書に法人の実印を押す場所が無く、印鑑証明書も必要無かった。
銀行の届け出印だけ押す感じです。
コーポレートサイト必須かと思ったけど、法人設立届出書で代用できるっぽい。
ホームページアドレスの記載のないお客さま、
申込時に会社設立後半年以内であるお客さま、
主たる事務所としてバーチャルオフィスやレンタルオフィスをご利用のお客さまは、
追加書類を提出してください。
ホームページアドレス入力したけど、半年以内だから、どっちみち添付した。
バーチャルオフィスでも、追加書類でOKっぽいね。
まぁ、審査に通るかどうかは、また別の話だけど。
法人口座開設までの期間
郵送後4日後くらいに、申込み書類到着のメール有。
更に翌日には口座開設完了のメール、1週間くらいで口座開設完了しました。
最初の申込み手続きから10日後くらいで必要書類も届いてます。早いです。
法人登記住所と代表者住所が異なる場合、
法人住所に仮ログインパスワードの書類(Thank Youレター)、
代表者住所に支店番号&口座番号のハガキが届く。どちらも簡易書留。
キャッシュカードは同封されておらず、別料金1,100円となります。
楽天銀行キャッシュカードのお申込は、ビジネス口座開設後カード発行手数料1,100円(税込)分の口座残高をご用意のうえ、貴社口座にログイン後、「入金・カード」の画面から、お申込ください。
キャッシュカードは・・・とりあえず要らないかな。
GMOあおぞらネット銀行 法人口座
2018年7月に新たに登場した「GMOあおぞらネット銀行」。
手数料の安さを売りにする銀行だけあり、法人口座の手数料も非常に安いです。
GMOあおぞらネット銀行の維持費と手数料
- 月額利用料:無料
- インターネットバンキング利用料:無料
- 同行宛て振込手数料:無料
- 他行振込手数料(3万円未満):166円
- 他行振込手数料(3万円以上):261円
- ATM利用手数料(3万円以上):110円
- ATM利用手数料(3万円未満):110円
楽天銀行や住信SBIネット銀行比べて微妙に安く、振込手数料も最安値となっています。
一番コストのかかる振込手数料。節約するなら「GMOあおぞらネット銀行」ですね。
→法人口座の維持費と振込手数料の比較。ネット銀行がおすすめな理由。
法人口座開設に必要だった書類
GMOあおぞらネット銀行は、WEB申込みフォームを入力した後、
口座開設申込書(PDF)を印刷して捺印、必要書類を添付して郵送します。
※印刷できない場合、申込書類を送って貰うことも可能です。
GMOあおぞらネット銀行の提出書類
- 履歴事項全部証明書(原本、6ヶ月以内)
- 印鑑証明書(原本、6ヶ月以内)
- 事業内容が確認できる書類→自社ホームページ印刷
- 法人番号印刷書類→法人番号公表サイトから印刷
- 取引担当者の本人確認資料 → 運転免許証
- 口座開設申込書(法人印の捺印)
- 社名入りの契約書等→請求書、納品書
GMOあおぞらネット銀行では銀行印は不要であり、申込書には、法人印のみ捺印しました。
書類返送から、約一週間後に「口座開設にかかるお手続きのお願い」という内容の書類が届き、
営業内容が確認できる追加書類の提出を求められました。
下記書類のいずれかが必要とのことです。
- 貴社のお名前が入りました契約書や覚書(事業に直接関係するもの)
- お取引様から貴社宛に発行された請求書・発注書・受注書・納品書(事業に直接関係するもの)
WEB商売なんで、まともな契約書や請求書も無いんですけど・・・
ショップの振込明細や、仕入れの納品書を添付して返送しました。
法人口座開設までの期間
オンライン申し込みの翌日に、口座開設申込書と必要書類を郵送。
郵送の2日後に、申込み書類到着のメール有。
その約1週間後に追加書類提出の郵便物が届き、この日に返送。
返送後約3日で口座開設完了のメールが届きました。
口座開設完了メールから約一週間後に、個人宛住所には住所確認のはがき。
法人住所宛に、キャッシュカードとログインパスワード等の封書。
いずれも転送不要の簡易書留で送られて来ました。
最初のWEB申込みから約3週間で、キャッシュカード到着といったところ。
途中、追加書類の提出が有ったので、ちょっと時間がかかってしまいました。
住信SBIネット銀行 法人口座
個人口座では、断トツのサービス内容だった住信SBIネット銀行・・・
→個人事業主におすすめのネット銀行。他行宛て振込手数料の比較。
法人口座となると、そこまで目立ってお得というわけでは有りません。
スマートプログラムで振込手数料が無料とかは・・・法人口座では無いから。
住信SBIネット銀行の維持費と手数料
- 月額利用料:無料
- インターネットバンキング利用料:無料
- 同行宛て振込手数料:50円
- 他行振込手数料(3万円未満):160円
- 他行振込手数料(3万円以上):250円
- ATM利用手数料:110円
振込手数料も楽天銀行と同じ料金。
ATM利用手数料は、一律で1回110円取られます。
お預入れ、お引き出し変わらず、3万円以上でも110円です。
ATM利用額3万円未満の場合は、他社に比べると安いけど・・・
少額引き出ししない私には、大した利点でも無い。
法人口座開設に必要だった書類
住信SBIネット銀行の法人口座は作りやすい。
そんな噂を聞いて、とりあえず口座開設って思ったんだけど・・・・
他行で法人名義の口座を所持して無いと、口座開設できません。
必要書類に、法人名義の他行口座通帳もしくは他行口座取引明細書ってありました。
※参考→本人確認書類について(法人のお客さま)|住信SBIネット銀行
また、ゆうちょ銀行同様、株主名簿もしくは出資者名簿も必要でした。
住信SBIネット銀行の必要書類
- 履歴事項全部証明書(登記簿謄本):3ヶ月以内、原本
- 法人の印鑑登録証明書:3ヶ月以内、原本
- 株主名簿もしくは出資者名簿
- 法人名義の他行口座通帳もしくは他行口座取引明細書
- 法人設立届出書のコピー ← 設立後半年以内の法人の為
- 法人口座開設の際に必要な代表者の本人確認書類 → 運転免許証
ネットバンク系で一番書類が多かった。
法人口座持ってないと作れないから、最初の法人口座には成り得ないね。
他行の通帳コピーは、即日開設できた横浜銀行のを使いました。
法人口座開設までの期間
オンラインで口座申込み後、口座開設申込書をプリントアウトし、必要書類を添付して送付。
書類送付後、約10日後、法人住所宛に必要書類とキャッシュカードが届きました。
同じく代表者住所宛にも、住所確認の封書が到着。
口座開設は早い方ですね。
地方銀行(横浜銀行) 法人口座
社会保険の引き落とし口座に、ネット銀行は利用不可能。
経営セーフティ共済の掛金引き落とし口座も同様。
→個人事業主の節税策と優先順位。小規模企業共済、経営セーフティ共済、iDeCo、国民年金基金の比較と違い。
というわけで、審査の通りやすい地方銀行を狙いました。
神奈川県在住なんで、横浜銀行の法人口座も開設しました。
横浜銀行は、インターネットバンキングは有料ですが、
法人口座の開設費、維持費は無料でした。
横浜銀行の維持費と振込手数料
- 月額利用料:無料
- インターネットバンキング利用料月額:2,200円
- 同行同店宛て振込手数料:無料
- 同行他店宛て振込手数料:110円(3万未満) or 330円(3万以上)
- 他行振込手数料(1万円未満):330円
- 他行振込手数料(1万円以上~3万円未満):440円
- 他行振込手数料(3万円以上):660円
- キャッシュカード発行料: 1,100円
振込手数料は、他ネットバンクに比べると断然高い。
口座維持費は無料だけど、インターネットバンキングは有料。
利用料2,200円と高いから、申込みもしませんでした。
地方銀行も、都市銀行と一緒で、手数料が高いです。
まぁ、社会保険料との引き落としと、経営セーフティ共済の引き落としにしか使わないから。
→経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)の申込方法とデメリット
ちなみに、キャッシュカードも使う場合、
キャッシュカード発行料1,100円(初回のみ)も取られます。
法人口座開設に必要だった書類
必要書類は、他行法人口座に比べると少なくかったです。
- 履歴事項全部証明書(原本)
- 法人の印鑑登録証明書(原本)
- 代表者の本人確認書類 → 運転免許証
登録する銀行印も忘れずに。
リアル銀行は、最初に入金するお金も必要。※別に少額でも構わない。
履歴事項全部証明書と印鑑登録証明書は、原本が必要だけど、
窓口でコピーされて戻ってきた。
法人口座開設までの期間
窓口で受け付け開始してから、
小一時間で法人口座の開設ができてしまいました。
即日で法人口座開設完了、さすがのリアル銀行。
窓口お姉さんの対応も良く、非常に嬉しい感じで帰れました。
法人口座審査で知っておくべき事
近年、法人口座の開設の審査ってのは厳しくなっております。
怪しい商売じゃないよ、詐欺なんかに使わないよっていう証明。
健全な商売で口座使うって事、証明しないといけません。
よって、適当に法人設立してると後で困ります。
法人化する際に、審査の事も考えておいた方が良いです。
→節税目的で法人化するメリット・デメリット。個人事業主と法人の大きな違い。
資本金額が低いのは辞めておこう
株式会社は1円からでも設立できるけど、それなりの金額にしておくのが無難。
その金額で事業回すって事なんだから、資本金の額ってのは当たり前に見られるよね。
金融機関から融資を受ける際にも、資本金ってのは重要。
別に1円でも設立できるんだから・・・って、低すぎる資本金に設定は辞めておこう。
法人名がアルファベットだと面倒
現代では、社名にアルファベットを使う事って可能になりました。
商号の登記に用いることができる符号
(1)ローマ字(大文字及び小文字)
(2)アラビヤ数字
(3) 「&」(アンパサンド)
「’」(アポストロフィー)
「,」(コンマ)
「-」(ハイフン)
「.」(ピリオド)
「・」(中点)
ローマ字で大文字、小文字で会社名イケます・・・が辞めた方が良いと思われます。
金融機関によっては、ローマ字を受け付けてくれなかったり、
強制カタカナ変換されたり、
登録できたとしても全角登録となる場合が多く、
半角、全角のトラブルってのも続出します。
また、社名を口頭(主に電話)で伝えるときに、アルファベットだと大変です。
よって、短くて分かり易い社名が良いと思われます。
領収書とか、申込書関係とかも、普通に漢字の方が、トラブルなしに手続きできるから。
ITだからって、意味不明のふざけた社名にもしない方が良いと思う。
怪しいネーミングで信用無くすとともに、窓口で呼び出される度に辱めも受けるから。
住所はバーチャルオフィス不可、賃貸より戸建て
金融機関に届ける際の住所。これも結構重要です。
金融機関の書類は基本書留で届くので、書類一式が届く住所ってのは前提。
法人登記の住所ってのは、郵便物さえ届けば問題無いらしいが、
バーチャルオフィスで法人登記ってのは、絶対辞めた方が良い。
バーチャルオフィス住所での法人口座開設は、ほぼ不可能です。
法人口座開設できなければ、何もできないかと思うので・・・
登記住所は、賃貸住所よりも戸建て住所の方が良い。
賃貸住宅で登記するなら、大家さんに相談しておいた方がトラブルも無い。
勝手に住所登記するもは問題になる可能性。
別にそこで活動している必要は無いんだから、実家とか近くにあれば、そっちがベター。
引っ越して本店移転の手続きになっても面倒だし。
固定回線の電話番号は用意しておく
携帯電話はマズイってのは、なんとなくわかっていたけど。
050等のIP電話番号も、辞めた方が良いです。
住信SBIネット銀行の申し込み時にも、明記されてました。
住信SBIネット銀行 口座開設 – 申込【法人のお客さま】
-郵便物はすべて登記簿謄本等に記載されている住所あてに郵送させていただきます。
-代表者または担当者の登録住所あてに「住信SBIネット銀行からのご案内」を転送不要の簡易書留郵便にて郵送させていただきます。お受取りができない場合はお取引の制限または預金口座の解約をさせていただく場合がございます。(犯罪収益移転防止法施行規則による代表者等の本人特定事項の確認を行います。)
-お申込みいただけるのは、日本の法律に基づき設立され、かつ登記された法人(登記住所は日本国内のみ)です。屋号等を使用した名義、法人登記をしていない団体等の名義、外国法人(外国の法律で設立され本店を外国に置く法人)の口座開設はできません。
-電話番号は固定電話番号をご登録いただく必要があります。携帯電話番号のご登録では口座開設できません。
あらかじめご了承ください。
固定電話なんて必要ないって思ってたけど、法人口座開けないとホント何もできないから。
固定回線は法人の必要経費だね。
法人クレジットカードの審査を通りやすくするためにも、固定回線くらいは引いておこう。
コーポレートサイトも有るとベター
ジャパンネット銀行や、楽天銀行は、
申込みの際に、会社のウェブサイトの記入欄がありました。
ネット事業の実態が知りたいワケみたい。
ウェブ関係の仕事ならサイトURLの入力避けられません。
ネット物販やっている方なら、ネットショップのURLで問題無いかと思います。
アマゾンのストアページとか、ヤフーショッピングストアページとかでもイケるんじゃね?
私は一応会社のコーポレートサイト造って、運営店舗一覧をURLリンク貼ってます。
ワードプレスの無料テンプレで適当に造りましたが・・・一日費やしました。
法人口座用の銀行印が必要
法人用の印鑑は、「社印(角印)」を含めた3点セットで販売されていますが、
ホントに必要なのは「代表者印」と「法人銀行印」の2点。
法人登記、印鑑登録で必要となる「代表者印」。法人口座開設となると「法人銀行印」です。
印鑑作成には時間がかかり、
印鑑を即日作ってくれる店舗って、私の住んでいる地域にも有りませんでした。
しかも実店舗販売は、高いっていう・・・。
結局、私はオンライン店舗で購入しました。
3本セットでこの価格。通販が安いよね。
履歴事項全部証明書と印鑑証明書は多めに用意
なにかと必要になる履歴事項全部証明書。
交付請求する際は、法人の印鑑カードを持参した方が良いです。
証明書発行請求機に、法人の印鑑カード挿入すれば法人データ反映されます。
発行手数料も安くは無いし、有効期限は3か月~6カ月。
ただ、手間を考えたらまとめて発行しておいた方が良い。
- 履歴事項全部証明書:600円
- 印鑑証明書:450円
どちらかの書類提出って場合は、印鑑証明書の方が安いんでお得。
原本が必要でも、金融機関によってはコピーして返却されたりもする。
取得しすぎて余った、履歴事項全部証明書と印鑑証明書・・・有効期限が過ぎれば、ただの紙屑です。
法人口座が無いと何もできないから
法人登記しても、必要書類が揃えられるのは1~2週間後。
法人登記書類を持って、税務署へ届出。
それから金融機関へ法人口座開設の手続き、更に口座開設の審査に2週間前後と、
法人設立から1カ月は見ておいた方が無難です。
法人口座が無いと、何にもできないので、
金融機関の審査完了するまで、法人化手続きは滞る。
実際、手数料を考えて使い分けるのは、後の話なんじゃなかなと。
→法人口座の維持費と振込手数料の比較。ネット銀行がおすすめな理由。
法人口座ができれば、法人のクレジットカードも申し込めるようになります。
クレジットカード発行にも時間がかかるので、早急に発行手続き。
年会費も安く、還元率の高いクレジットカードがオススメです。
→個人事業主、中小企業の経営者におすすめ法人カード(ビジネスカード)
銀行口座同様に、審査が厳しいのが法人カード。
新設法人でも発行できるクレジットカードも増えてるから。
→法人カードの審査と必要書類。カード発行までの日数と申込みの流れ。
法人化して気付いたこと。法人のお金は法人のお金。個人が自由に使う事は出来ない。
個人と法人がぐちゃぐちゃなのは、早急に何とかしないといけないし、何とかしたい。
お金ぐっちゃぐっちゃだけど、本日も通常業務するしかない。
この辺も、新設法人のもどかしいことろですね。
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