4Kディスプレイの普及と共に、
ノートPCでも当たり前に、4K出力が可能となる。
ノートPCでは、MacBookを愛用しているのですが、
使って気付いた、意外とグラフィック性能も高いという事。
MacBook Proだけでなく、
MacBook(2016) 、MacBook Air(Early 2015) で、
外部ディスプレイ出力、4K60Hz出力もできるようになってます。
Macは基本的に拡張が不可能という事で、カスタマイズが効きませんが、
その反面、PCスペックや、
グラフィック性能(グラフィックボード)について考える手間が無い。
→PCで4K(3840×2160)出力して気付いたデメリット。4K環境に必要なもの。
事務作業なら、MacBookで十分なんじゃないか・・・
なんて思ってしまったんで、
MacBookでディスプレイ拡張する方法について、まとめておきます。
MacBookとMacBook Airで、4K60Hz出力が可能。
Macで4K(3840 x 2160)対応モデルは、多くありますが・・・
以下の Mac コンピュータで、4K ディスプレイおよび Ultra HD TV を利用できます。
- MacBook Pro (Retina, Late 2013) 以降
- Mac Pro (Late 2013)
- iMac (27-inch, Late 2013) 以降
- Mac mini (Late 2014)
- MacBook Air (Early 2015) 以降
- MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015) 以降
参考→Mac で 4K ディスプレイ、5K ディスプレイ、Ultra HD TV を使う – Apple サポート
HDMIケーブルで4K出力した場合は、4K30Hzになってしまいます。
私のMac mini(Late 2014)も、4K30Hzでしか出力できませんでした。
→WindowsからMacへ移行して気づいた違い。Macのメリット・デメリット。
4K30Hzだとカーソル残像感が残るので、
4K60Hz出力したい・・・となると、
USB-C or Thunderboltでの接続が必須となる。
MacBook Airは、DisplayPort1.2対応の「Thunderbolt 2」ポートが有り、
Thunderbolt ≒ Mini DisplayPortなので・・・4K60Hz出力が可能です。
SST (シングルストリームトランスポート) ディスプレイ
OS X Yosemite v10.10.3 以降を搭載した以下の Mac コンピュータは、
SST の大半の 4K (3840 x 2160) ディスプレイに対応し、60 Hz の出力が可能です。
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015) 以降
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014) 以降
- Mac Pro (Late 2013)
- iMac (27-inch, Late 2013) 以降
- MacBook Air (Early 2015)
参考→Mac で 4K ディスプレイ、5K ディスプレイ、Ultra HD TV を使う – Apple サポート
MacBookには、Thunderboltポートが有りませんが、
USB-Cを使って4K60Hzできるという事。
LG UltraFine 4K Display は以下の Mac モデルで使えます。
4096 x 2304 @ 60Hz
- iMac (2017)
- MacBook Pro (2016 以降)
- MacBook (2016 以降)
参考→Mac で LG UltraFine 4K Display を使う – Apple サポート
LG UltraFine 4K Displayに4K60Hz出力できるなら、
LG以外の4Kディスプレイにも、同じ様に4K出力できるだろう。
というわけで、検証してみます。
MacBook Airで4K60Hz出力する方法。
MacBook Airには、Thunderboltポートから4K出力が可能。
Mini DisplayPort(Thunderbolt)⇔ Displayport変換ケーブルがあれば、
4Kディスプレイ出力が可能となります。
Thunderbolt ≒ Mini Display Portっていう、ややこしいやーつ。
MacLab. Thunderbolt ( Mini DisplayPort ) to HDMI 変換 ケーブル 1.8m ホワイト ( 4K 3840×2160 30Hz)
Displayport接続の場合は、SST方式の4Kディスプレイという事でしたが・・・
ケーブル接続したら、勝手に4K60Hzになりました。
リフレッシュレートは60Hzという事で、カーソルもヌルヌル動いてます。
Philipsの4K43インチで、4K60Hz出力できました。
Philips 43型ワイド液晶ディスプレイ (4K対応/IPSパネル/5年間フル保証) BDM4350UC/11
MacBookで4K60Hz出力する方法。
MacBookは、MacBookよりも薄くて軽量ですが、
Thunderboltポートが無く、USB-Cしかありません。
というわけで、USB-Cで4K60Hz出力をします。
LG UltraFine 4Kディスプレイを使って、USB-Cで接続する。
LG UltraFine 4K Displayなら、USB-Cケーブルで接続する事により、
4K60Hz出力が可能となります。
ちなみに、USB-C対応のディスプレイなら、
4K出力ができるというワケでは無いので注意。
私は、LGのUSB-C対応ディスプレイで接続してみましたが・・・
LG モニター ディスプレイ 43UD79-B 42.5インチ/4K/IPS非光沢/HDMI×4・DP・USB Type-C・RS-232C/スピーカー/ブルーライト低減
USB-Cでの接続は認識するものの・・・
「信号が見つかりません」と表示されてしまいました。
同じLGの4KディスプレイでUSB-Type-C対応なのに・・・
そもそもUSB-C対応しているディスプレイって、まだまだ少ない。
USB-Cを変換した方が、使えるディスプレイは増えます。
USB-CをDisplayPortに変換して、4K60Hz出力する。
4K60Hz出力なら、やはりDisplayPortが確実だよね。
って事で、USB-CをDisplayPort変換ケーブルを利用します。
DisplayPortに変換できれば、大抵の4Kディスプレイに対応できる。
先ほど、USB-C接続で駄目だった、LGの4Kディスプレイ。
DisplayPortで接続したら、
難なく4K解像度(3840×2160)で60Hz出力できました。
LGの4Kディスプレイに出力してみた。
Philipsの4Kディスプレイに出力してみた。
いずれに出力した場合も、動作も滑らか、カクつく事もありません。
MacBookでも、ケーブル一本で4Kディスプレイが快適に使えるという。
4Kディスプレイを使うなら、大画面43インチがオススメです。
MacBookの場合、給電しながら4K60Hz出力するのは厳しい。
MacBookは、充電も外部出力もUSB-Cで行うのに、一つしかないという。
というわけで、
基本的には充電しながら4Kディスプレイを使うのは不可能なんですが、
充電しながらMiniDisplayPortが使えるアイテムも存在します。
非純正品のHub系のアクセサリって、接触不良や不具合で、
ストレスを感じる事が多いので・・・オススメしませんけど。
私の場合、MacBookは、あくまで持ち出し用のPCなので、
そこまでガッツリと仕事しない前提。
外でも家でもヘビーに使いたいなら、MacBook Airの方が良いです。
MacBook Airの充電ケーブルは嫌いだけど。
USB-Cがもう一個あれば、MacBookは最高なんだけどね。
4Kディスプレイを使う際にも、フル充電してから使ってます。
iPadをサブディスプレイ化するアプリ「Duet Display」。
iPadをサブディスプレイ化するアプリは様々有り、
iDisplay、Air Displayと使ってきましたが・・・正直使い物になりません。
一番安定して使えたのが、Duet Display。
iPadとMacをUSBケーブル(Lightning)で繋ぐ必要が有るので、
MacBookの場合は、USB-Cを一般的なUSBコネクタに変換する必要が有ります。
iPad Proとのデュアルディスプレイしてみた。
iPad Proの解像度も選べるけど、高精細にすれば処理重くなるし、
文字も小さくなるだけなので、ほどほどに。
iPadのタッチパネルもそのまま利用できるので、
iPad側のディスプレイならタッチ操作で作業も可能という。
ディスプレイ拡張に使ってしまうと、
iPad側のスプリットスクリーンは使えなくなるのが痛い。
一応スプリットはするけど、使い物にはなりません。
また、アプリ経由でディスプレイ拡張しているので、
直接ディスプレイ出力するのに比べて、動作に違和感は有る。
遅延は少ないけど・・・やっぱり遅延している感じも否めない。
CPUへ負荷もかかるので、あくまで外で使う場合の応急処置。
外部ディスプレイが有るなら、ディスプレイへ直接出力した方が断然快適です。
AirPlay Displayでディスプレイ拡張。
Appleの素晴らしい無線接続といえば、AirPlay。
音楽再生も高音質で無線化できますが、
Appleデバイスなら、映像までも無線で出力できるという優れモノ。
Macで使う場合は、上部バーにあるAirPlayボタンで出力先を選ぶだけ。
Macはミラーリングだけでなく、ディスプレイ拡張としても使えます。
「Apple TV(第3世代)× 4Kテレビ」と、
「Apple TV(第4世代)× 4K液晶ディスプレイ」で試してみましたが、
共に、フルHD解像度(1920×1080)までの出力でした。
Apple TV(第4世代)は、ビデオ出力は最大1080pまでであり、
HDMIケーブル接続でHDMI1.4までしか対応していないので、4K出力は無理。
手軽にAirPlay出力できるのは、非常に良いのですが、
少々遅延も有るので、バリバリ仕事用途には向かないかな。
人に見せたり、プレゼン等に使うなら便利なんですけどね。
AirPlayとUSB-Cを併用して3画面出力してみた。
USB-CをDisplayPortに変換して、外部ディスプレイ出力して、
同時にAirPlayでもディスプレイ出力してみました。
3画面のマルチディスプレイです。
- ディスプレイ1:MacBookディスプレイ
- ディスプレイ2:外部ディスプレイをDisplayPort接続。
- ディスプレイ3:外部ディスプレイをAirPlay接続。
使うのは無理では無いけど、AirPlayの遅延が気になるレベルに・・・
MacBookでは、処理が追っついてない印象。
AirPlayとHDMIとiPadの併用して4画面出力してみた。
MacBookのUSB-Cを、Hubを使って拡張すれば、
4画面出力も可能なんじゃないか・・・って事でやってみました。
BC Master USB Type C to HDMI ハブ Hub New MacBook ChromeBook Pixel Lenovo Yoga Dell XPSなど対応
使ったのはBC MasterのUSB-Cハブ。HDMIとUSBに同時接続できます。
- ディスプレイ1:MacBookディスプレイ
- ディスプレイ2:iPadをUSB接続して、Duet Display。
- ディスプレイ3:外部ディスプレイをHDMI接続。
- ディスプレイ4:外部ディスプレイをAirPlay接続。
4画面を認識しましたが・・・・
全体的に処理も重く、ストレスしか貯まらない状態へ。
MacBook程度のスペックでは、4画面出力は辞めた方が良い。
特にDuet Displayがチラつきまくって、全く使い物になりませんでした。
最終的に落ち着いた使い方。
MacBook・MacBook Airで、作業効率化を考えるなら、
マルチディスプレイするよりも、4Kディスプレイ1枚を利用するのがスマート。
ケーブル一本で4K60Hz出力が可能。配線&接続の手間も無い。
4Kディスプレイのデメリットとしては、
広大な作業範囲を有効活用できないという点。
→仕事に最適なモニターサイズと解像度。疲れづらいディスプレイ位置。
しかしながら、Macには優れた画面分割アプリが多く有り、
中でもMagnetが優秀。シンプルで使いやすい。
4K大画面を有効的に使う為の縦3分割も、簡単にできてしまいます。
LGの4K液晶ディスプレイを使うのであれば、
無料で付属するソフトウェア「Screen Split」で3分割も可能です。
Macはトラックパッドとの連携も優れているので、
Windowsに比べて画面操作が容易ってのも有る。
→WindowsからMacへ移行して気づいた違い。Macのメリット・デメリット。
拡大縮小も簡単、マルチタッチジェスチャーは素晴らしい。
ちなみに、外出時のディスプレイ拡張という事を考えるなら、
iPad一択になるんですが・・・
正直iPadは、別の端末として使った方がストレスが無いです。
USBケーブルを所持する手間、
配線の手間、接続の手間・・・も有るんだけど、
外ではマウスも使わないし、
トラックパッドで、カーソルを動かすのも手間。
別ディスプレイで作業する都合、マウスクリックの手間も増える。
なにより、アプリでディスプレイ拡張すると、やっぱり動作がモッサリする。
たまに不明なエラー出たりすると・・・そのストレスも計り知れない。
iPadで無理してデュアルディスプレイするなら、
iPadをMacBookの横に置いて、そのまま操作した方がラク。
家では、スタンディングデスクでMacBook活動してます。
→スタンディングデスクのメリット・デメリット。昇降デスクの正しい使い方、立ち姿勢のデスク高さ。
iPadをより快適に使えるようにした方が、全てが早い
iPadにキーボード接続したり、
マイクをブルートゥース接続して、そのまま音声入力したり。
音声入力の精度って凄いので、むしろ音声入力を練習しましょう。
最近はiPhoneとかも、ほぼ音声入力。
移動中の入力とか、画面見る必要も無いから。
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