iPad ProとMacbookのできることの違い。iPadのメリット・デメリット。

iPad ProとMacの違い

私は初代iPadからのヘビーユーザー。
iPhone同様、家でも外でも愛用しているのですが・・・
新しいiPadが出るたびに悩むのが、MacBookとの使い分け。

最新のiPad Proは性能も異次元、値段もMacBook以上、
だったら、MacBookの代わりにならないか?
って試行錯誤するんだけども、結局のところiPadはiPad。
iOSでMacOSを代用するってのは、ただの苦行なんですよね。
仕事で使うならMacの方が良い。
ではiPadで何ができるのか?が本日のテーマです。

目次

iPadのメリット:iPadだからできること

電子書籍(Kindle、PDF)がサクサク読める

敢えて言うまでも無いですが、iPadで一番便利なのがコレ。
タブレットといえば、電子書籍。
MacBookでも、電子書籍は読めますが、
まぁ、やっぱり読みやすさは別物です。

やはり、あの片手でペラペラめくる感じ、
ゴロゴロしながら見る感じ、iPadじゃないとできません。

IMG_9491

フェイスIDでサクッと起動して、サクサクっと読む。
iPadはセルラーモデルも有るわけで、
SIM挿して気軽にストリーミング閲覧もできるのさ。

動画ダウンロード、オフライン視聴が可能

私は、移動中に映画やドラマをよく見るのですが、
動画視聴しようと思うと、iPadが手放せません。

Youtube、Amazon、Hulu、Netflix、U-NEXT・・・
多くのVODサービスで、動画ダウンロードが可能となってますが、
これは、あくまでiOSやAndroidのアプリで利用した場合のみ。

IMG_9490

Netflixは、Windowsアプリでもダウンロードできるけど・・・
Macはブラウザ経由のストリーミング再生のみなので、
動画ダウンロードもできないから。
飛行機で動画視聴したい場合も、iPadでの事前ダウンロードが必須です。

タッチパッド&Apple Pencil対応

iPad Proだけでなく、iPadやiPad MiniもApple Pencil対応へ。
Apple Pencilの「描く」は、ホント革命。
今までのスタイラスペンとは別物、
描き心地最高で、ペンの傾きや筆圧も感知する。
ペンタブでのイラスト業務・・・iPad Proで全く問題ない。

お絵かきや、イラストだけでは留まらないのが、
Apple Pencilの素晴らしいところ。
文字を「書く」も素晴らしいです。

書類や本をPDF化して書き込む。
プリント類も、スマホカメラで簡単にPDF化できるし、
WEBページも、Chromeの印刷で簡単にPDF化できますからね。

インプットしたいなら書きまくるのが手っ取り早い。
自炊と併用するとコレ最強です。

電子書籍化しまくって辿り着いた、効率の良い自炊方法まとめ。

特にオススメなのが、問題集や参考書のPDF化。
印刷せずに、延々と書き込める

IMG_9494

市販の電子書籍は、基本的に書き込みできないからね。
Kindleも書き込み不可能なので、やっぱり自炊でPDF化が最強。

Apple TVにAirPlayでホワイトボード化できる

Apple製品は、Apple TVでAirPlayできる。
MacBookでAirPlayするよりも、iPadのAirPlayのが便利です。

大画面ディスプレイにApple TVを接続しているのですが、
iPadでAirPlayすれば、手元に書くだけで、大画面表示。
ホワイトボード代わりに使えます。

IMG_9499

我が家にはホワイトボードも置いてあるけど、
ホワイトボードって地味に汚れるんだよね。
インクが床に落ちて汚れるし、インクも乾くと消しづらくなる。
マーカーも消耗品だから。

Surfaceにもペンは付いてるけど、AirPlayはできないからね。
AirPlayのミラーリング、ChromecastのMiracastより良い理由。

カメラ×メモ×Apple Pencilが最高

カメラで撮影して書き込んだり、
スクリーンショットして書き込んだりとか、凄い便利です。
MacBookでもスクリーンショットはできるけど、
ApplePencilでの書き込みはできないからね。

IMG_9495

iOSのメモアプリでできる事も増え、
CamScannerのような書類スキャンまで可能に。
アナログデータも簡単にデジタル化。

メモアプリをiCloud同期すれば、
他の端末(iPhoneやMac)でも確認できるわけで、
アイデアの一元管理も進みますわー。

eSIM、GPS内蔵のセルラーモデルが有る

iPadにはセルラーモデルが有り、SIMも差し込めます。
WiFi環境に依存しないってのは、ストレスが無い。
WiFiは、テザリングでも代用できますが、
テザリングって意図しないタイミングで切断されますからね。

IMG_9502

最新のiPad Proなら、eSIMも内蔵。
eSIMってSIMの抜き差しが不要なのでスッゲ便利。
日本でもIIJmioで格安なeSIMプランも登場しており、
海外ならeSIMプロバイダも選び放題ですからね。

セルラーモデルのiPadは、GPSも内蔵しているので、
オフラインでも現在地情報を把握できるのも地味な利点。
GoogleMapと併用して、カーナビとして使っている人も多いハズ。

我が家の車はカーナビ積んでますが、メインで頼るのはiPad。
iPadは高性能でサクサク早いし、iOSのが使い慣れている。

まぁ、MacBookもWiFi使えば、位置情報は把握できるけども、
GPS内蔵端末に比べて精度は落ちると思ってるし、
WiFi接続の時点で、やっぱり不便だーよねー。

ちなみに、Macの「Macを探す」機能は、
最後にオンラインになった場所を示しているんだって。
オフラインのまま移動されたら、アウトなーのねー。

ゲーム端末として最強

iPad Proは、GPU性能が高く、画面のリフレッシュレートも120Hz対応。
キーボードが無いので場所もとらず、
コントローラーも、デュアルショック、Xboxコントローラーも無線接続できるわけで、
下手なノートPCでゲームするよりも、快適にゲームを楽しめまくります。

Steam Linkでリモートゲームしたり、フォートナイト機としても最高。
ただ、EpicGamesとAppleは揉めに揉めてますので・・・
これからやりたい人は・・・
GeForce NowのSafariストリーミングでやるしか無いのかね。

iPadのデメリット:Macbookにしかできないこと

マウス、トラックパッドが完全に使える

iPadでも、マウスとトラックパッドが使えるようになり、
今度こそパソコンのように使える・・・と思いましたが、
結局の所、iPadのマウス、トラックパッドは別物でした。
OSが対応していても、アプリが対応していない事が多いのです。
結局・・・タッチパネルに落ち着く。

マウスが使えないと、コピペやドラッグもしんどいので、
まぁ、iPadで事務作業はホント向かないです。

iPadをPCのように使うとなると、キーボード接続も避けられない。
となると、iPad画面も座面から遠くなるんですよね。
タッチパネルって、画面を触らないといけないから、
イチイチ腕も伸ばさないといけないし・・・無理。

そもそも、ディスプレイって遠くて高い位置の方が、
首にも負担無いんで。iPadだと、その辺も物理的に難しい。

MacBookでも小一時間作業するなら、
外付けキーボードや、PCスタンドが必要な私ですから。

IMG_9421

PC作業って、腰やら首やらの負担が積もるんで、
自宅での作業用環境にも気を配った方が良いよ。

作業用のオフィスデスクに悩んだ結果、安くて頑丈なダイニングテーブルを購入した理由。

iPadはデュアルディスプレイができない

iPadではデュアルディスプレイができません・・・
いや、厳密にはやろうと思えば外部出力はできるんだけど、
やったところでPCのそれとは全く違うってのが有る。

MacBookなら、USB Type-Cケーブル一本で外部ディスプレイに出力できるし、
設定の手間という手間も無い。

IMG_9425

iPadでもスライドオーバーが追加されたとはいえ、
Macでのウィンドウ表示や、仮想デスクトップの方が断然便利ですからね。

外でもデュアルディスプレイ環境が必要かと言われれば、私は何も言えませんけど。
iPadは小さい横長の画面、1画面で長時間作業することは無理。

まぁ、ガッツリ仕事をするなら、自宅のデスクトップPCだし、
止事無き理由で、外で仕事をするにしても、
作業スペースは大きいに越したことはない。

iOSとMacOSでは使えるアプリが異なる

iOSとMacOSでは、同じアプリが使えません。
iPad Proは、GPUも素晴らしいので動画編集も可能だけど、
MacOSの動画編集アプリが使えるわけではなく、
iOSのアプリは使い勝手、操作性も全然違いますからね。

写真編集くらいは、iPadで全然問題サクサクだけど、
データ連携とか、他の作業まで考えると、
最初からMacでやった方が良い。

IMG_9497

取り込んだデータ管理も、iPadだと面倒だし。取り込んだデータ管理も、iPadだと面倒だし。
私はiCloudも使わない方が良いと思ってますから。

iPhone撮影した写真&動画をPC管理する為に知っておくべき事。iCloud、HEIF、HEVC、Live Photosのデメリット。

他にもiPadにも対応しているアプリケーションってのは多いんですが、
Macのそれとは別物っていうアプリは多い。
同じアプリなのに、iOSとMacOSでは挙動が異なるの。

代表的なのが検索ブラウザSafariとかChromeとか。
iPadのiOSでは、Googleスプレッドシートのセル内で改行ができなかったり、
Google Mapでマイマップの編集ができなかったり、
WordPressの管理画面がバグったり・・・
検索ブラウザだけでも、挙動の違い色々と感じています。

MacならブートキャンプでWindowsも使えるので、
アプリが使えない云々で困ることも無い。

IMG_9443

iOSはファイルやフォルダという概念が無い

iOS11になり、iPhoneやiPadでも「ファイル」アプリが登場しましたが、
あくまでアプリ内のデータを表示、管理できるだけ。
PCみたいにフォルダ作って、一元管理することは不可能です。

iPhoneやiPadには、フォルダでデータ管理するという仕組みが無く、
全てアプリ単位でデータ保存されるので、データ管理には不向き。
マウスも使えないので、ドラッグやドロップもやり辛いし。

目的別にフォルダ作れないと困るのが、仕事で使うデータ。
写真やらPDFやらエクセルやら、まとめて置いておけないし、
人にデータをどうやって渡すとか、そういった場面でも悩む。

AirDropのデータ転送は便利だけど、Windowsユーザーには渡せないので。
結局、クラウド経由のDropBoxが便利。
DopBoxなら、iOSでもフォルダ階層でデータ管理も可能ですからね。

無料クラウドストレージの特徴と違い。個人と仕事の使い分けを考える。

iPad ProでMacBook化を諦めた理由

Smart Keybord Folioが重い

iPad Proに専用のキーボード「Smart Keybord Folio」を付ければ、
ノートPCみたいにキーボード一体型になる。
ただ、このSmart Keybord Folioが重いので、
iPadとして非常に使いづらくなる。

iPad+300~400g合計760g~1kgと片手で持てない重さになる。
iPad Miniの約300gに慣れていると、スゲー重いっすマジで。

IMG_9478
iPad Pro
11インチ
(2018)
iPad Pro
12.9インチ
(2018)
iPad mini5
7.9インチ
(2019)
重量 Wi-Fi:468g
Cellular:468g
Wi-Fi:631g
Cellular:633g
Wi-Fi:300.5g
Cellular:308.2g
Smart Keybord
Folio 重量
296g 402g
合計 764g 1033g~1035g 300.5g~308.2g

MacBook 12インチ(2017)の重量が920gで、
MacBook Pro 13インチ(2018)の重量でも1.37kgだからね。
iPad Pro 12.9インチ+Smart Keybord Folioの重量が1.033kg
iPadなのに、12インチのMacBook(2017)よりも重いのです。

IMG_9483

また、Smart Keybord Folioを付けることにより、
更に厚みも出て収納もしづらくなる。パタパタする部分が引っかかる。

IMG_9436

Smart Keyboard Folioって、毎回組み立てる手間もあるし、
角度調節も効かないから、
簡易テーブルや、膝の上でもタイピングしづらい。

iPadスタイルで使う場合も、
背面にキーボード来るから、凄い持ちにくいのコレ。

IMG_9505

しかも764gという重さ。筋トレみたい。

イラスト描くならiPad Proの12.9インチモデルは良いと思う。
ただ、iPad mini 5でもApple Pencilが使えるようになったわけで、
メモ書き程度なら、iPad miniのがコンパクトで良いんだよね。

iPadはiPhoneで代用可能

iPadでMac作業を代用できないことは、上述したとおり。
逆にiPadでしかできないことも有るんだけど。
iPadにしかできないことって、基本的にiPhoneで代用できるんだよね。

同じiOSであり、アプリ挙動も一緒。
メール返信、SNS、LINE、Slack、Skype、チャットワーク・・・
主たるコミュニケーションツールは、iPhone+キーボードで良い。

IMG_9506

強いて言えば、Apple Pencilが使えないくらいなんだけど、
その作業の為に、大きいiPadを持ち歩くかといえば微妙だし、
Apple Pencilに対応したiPad Mini 5も発売されちゃったからね。

IMG_9507

Smart Keyborad Folioは、Apple Pencilも収納できないから、
Apple Pencilの持ち運びも苦労するのだ。

iPadとMacboockの違いまとめ

iPadでは、マウスとキーボードが使えるけど、
Macとはできる事が全然違います。
OSが違えば、使えるアプリも違うわけで、
結局、Macの代用にはならないのですよね。
Macが有る以上、iPadで代用できたら駄目ってのも有るのでしょう。

iPadは、見る描くに最高のタブレット端末。
作業という感じではないので、基本的に暇つぶし用、エンタメ用。
持ち運ぶならiPad Miniサイズで良い。

仕事するならMacBook。
MacBookは、MacBook Pro 15インチ、13インチも試しましたが、
持ち運びメインの私には、12インチのMacBook(2017)がベスト。
スリムでキーボード付きで920g。結局のところスペックよりも重量。
既に販売終了しちゃったけど。

IMG_9460

どちらか一つにできないか試行錯誤しましたが・・・
PC兼タブレットとして使うなら、
やはり、Surfaceにするしか無いのですよね。

Mac、iPad、iPhoneって言ってますけど、
自宅の作業はWindowsがメインPCですからね。

WindowsからMacへ移行して気づいた違い。Macのメリット・デメリット。

OS統一した方が便利ってのは、分かっちゃいるのですけども、
これが趣味なんで仕方ない。
まぁ、また新しい端末出たら、苦悩したいと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

KJ新谷のアバター KJ新谷 小さな会社の取締役

輸入物販で起業して、既に起業15年目。
法人9期目。小さい会社の代表です。
雰囲気で商売しています。

コメント

コメントする

目次