Philips Hue、Nature Remoと、自宅をスマートホーム化してきましたが、
IoT化する中で、一番便利だなと思ったのが、
玄関の鍵のリモートコントロール。CANDY HOUSEの「SESAME(セサミ)」です。
セサミ スマートロック本体 シャンパンシルバー 取付工具不要 スマートフォンでドアを施錠解錠 Google Home対応
自宅の鍵をどこからでも操作でき、鍵を持つ必要も無くなる。
簡単設置なので、賃貸住宅でも利用可能。
とにかく便利でしたので、その利点と活用方法を、まとめておきます。
SESAME(セサミ)のメリット。
アプリが素晴らしい。初期設定も簡単で遅延も無い。
玄関の鍵を、スマホアプリに任せるわけで、
アプリの操作性や、不具合を懸念していたのですが・・・
使い始めてかれこれ数カ月、不具合も全く無いです。
セサミは、レスポンスも早く、動作も快適、
スマホ画面をタップするだけで、鍵(サムターン)も即回ります。
ロック時にタップすれば鍵が開き、
鍵が開いてる時にタップすれば鍵が閉まります。
無線で操作するので、設定も面倒かと思いきや、
鍵をドアに固定して、ブルートゥース接続で設定するだけ。付属品もシンプル。
ドアにセサミを取り付けるのも、両面テープ貼り付けで終了。
スマホアプリを起動して、セサミへBluetooth接続して追加するだけ。
セサミを認識したら、ロック位置とアンロック位置の設定。
サムターンを見てても分からないので、
ドアを開けて確実に鍵が解除される位置で設定するのがベター。
・・・設定終了です。
SESAMIを取り付けたからと言って、既存の鍵が使えなくなるわけではなく、
今までどおり、アナログの鍵も併用して使えます。
鍵だけでなく、アプリでも開けられる。便利です。
WiFiアクセスポイントの設置で、遠隔操作も可能となる。
セサミは「WiFIアクセスポイント」を追加する事により、
遠隔操作も可能となります。
セサミ スマートロック用 Wi-Fiアクセスポイント 外出先からドアを解錠施錠 Google Home対応
WiFiアクセスポイントは、単品でも販売していますが、
セサミとセット販売の方がお得。
セサミ使うなら遠隔操作も使えた方が良いから。
セサミ スマートロック本体 マットブラック + Wi-Fiアクセスポイント 工具不要取付 外出先からスマートフォンでドアを施錠解錠 Google Home対応
こちらも、中身はシンプル。
付属品は、ペラペラのマニュアルだけ。
USB給電ですが、コンセント用のアダプタは付いていないので、
自前で用意する必要が有ります。
iPhone付属のUSBアダプタがサイズ的に丁度良い。いっぱい余ってるし。
玄関近くのコンセントに差し込む。ランプが点灯。
セサミアプリから、WiFiアクセスポイントを登録画面へ。
WiFiアクセスポイントへ繋いだら、自宅のWiFi設定を入力して、
WiFiアクセスポイントとセサミを繋ぐ。
アプリの指示に従えば良いので、こちらも簡単です。
※参考→WiFiアクセスポイントを設定する | SESAME (セサミ)
セサミの近くにいる場合は、Bluetooth接続、
セサミから離れると、WiFi接続と、勝手に切り替えてくれます。
WiFi接続は、Bluetoothに比べると、レスポンスが遅いですが、
それでも離れた場所で、鍵を操作できるってのは、ヤバイ便利。
WiFiアクセスポイントは必須です。
GPS機能で自動でアンロック。オートロック機能も有る。
セサミには、GPS機能が備わっているので、
スマホのGPS機能を使って、
自宅の近くに来たら、自動でアンロックなんて事も可能となります。
自動的に鍵を閉められる。オートロック機能も有り、
玄関閉めたら勝手にロック。
ホテルみたいな事も可能だし、オートロックまでの時間も設定できます。
GPSで自動開錠が不安なら、
スマホノックして、鍵を開けるなんて機能も有ります。
目の前でやられたら惚れるやつです。
複数人で管理したり、鍵のシェアも可能。
セサミは、複数人で管理したり、ゲストへ鍵もシェアできます。
家族がいるなら、マネージャー追加で管理する人を増やせます。
管理人のアカウント情報を渡す必要も有りません。
お客さんがいるなら、ゲスト追加で一時的に鍵を使わせることも可能。
家族はマネージャー登録、お客さんはゲストという使い分けです。
ゲストとマネージャーの違い
ゲストは「鍵の解錠・施錠」しかできませんが、マネージャーは「鍵の解錠・施錠」以外に「ゲストの追加・編集」、「履歴の閲覧」が可能です。
鍵のシェア(ゲスト、マネージャーの追加) | SESAME (セサミ)
恋人に簡単に鍵を貸せるし、
鍵を返してもらうのも簡単だから、トラブった時も安心。
合い鍵もスマホアプリで共有。コレも惚れてしまうやつです。
セキュリティもグッド。鍵を開けたら通知が来る。
鍵を簡単に渡せる事で、懸念点がセキュリティなのですが・・・
セサミでは、誰がカギを開け閉めしたのか?全て履歴が残る仕組みです。
手動で開けた場合も、履歴に残るし、
鍵が動作した場合に、通知を送る事も可能なので、
人の出入りも把握できるし、不審な開錠があれば即分かります。
家族が帰ってきたら分かるし、
泥棒のピッキング(サムターン回し)対策にも役に立つってわけ。
一つのアプリで、複数の鍵が管理できる。
スマホアプリ一つで、複数のセサミが管理できます。
追加するのも簡単。現在の鍵の状態も一発で分かります。
自分がカギを利用するだけでも便利なのですが、
カギの権限を与える人を管理するのも便利です。
設置したセサミ単位で、マネージャー設定したり、ゲスト追加をしたりが可能なので、
鍵を利用する人も、アプリで一括管理できる。
家族、従業員、お客様・・・出入りする人が多いほどに便利です。
私は仕事の都合、複数の賃貸住宅を利用しているのですが、
セサミのおかげで、鍵の管理も非常にラクになりました。
→居住用の賃貸物件を自宅兼事務所にする際の注意点。同じマンションで複数賃貸契約して気づいたこと。
自宅以外でも、親族の家とか、子供の家とか。
鍵の状態が確認できるだけでも、色々と活用できそう。
今まで通り、普通の鍵でも開け閉めもできるわけですから。
スマートスピーカー対応。IFTTT不要で音声操作も可能に。
2018年3月、Google Home対応となりましたので、
IFTTT経由せずとも直接操作が可能となりました。
※参考→Google Assistant/Homeを使って音声操作!SESAME(セサミ)スマートロック | SESAME (セサミ)
Alexaスキルにも、近日対応予定とのことです。
Google Assistant経由で可能なのは、施錠と状態確認のみ。
開錠は不可能となってます。
実際のところ、Googleで操作する場合は「セサミロック」という文言が増えるので、
IFTTT経由でルールを作った方が便利。IFTTT経由なら開錠も可能だから。
IFTTT経由でなんでも可能。音声操作や他IoT家電との連動。
セサミはIFTTTに対応しているので、
Google HomeやAmazon Echoといった、
スマートスピーカーの音声操作もカスタマイズできます。
IFTTT内には、Sesami by CANDY HOUSEのAppletも有るので、
簡単にGoogle Assistantや、Amazon Alexaと連携も可能。
更に、IFTTTを使えば、セサミをトリガーとして他スマート家電も動かせるので、
「セサミで鍵を開ける→玄関の明かりをオン」といった動作も可能となるわけ。
玄関の電球なら、Philips Hue。
→Philips HueでLED電球をIoT化。Google HomeとAmazon EchoとApple HomeKit(Siri)で音声操作してみた。
リビングのシーリングライトなら、Nature Remo。
→Nature Remo(ネイチャーリモ)レビュー。使って気づいたメリット・デメリット。
キッチンの壁スイッチなら、SwitchBot。
→SwitchBotとSwitch Link(SwitchBot Hub)レビュー。自宅の壁スイッチをIoT化してみた。
セサミで鍵を開けるだけで、家の明かりも自動で点いちゃうわけです。
また、IFTTTで「Date & Time」をトリガーにすれば、
夜になったら自動的に鍵を閉めて、
朝になったら自動的に鍵を開足りなんてことも可能となる。
ちなみに、現時点では、Apple Home Kitには対応していないので、
Siriでの音声操作が不可能というのが残念。
Apple WatchのSiriでも、鍵を操作できたら最高なんですけどね。
SESAME(セサミ)のデメリット。
全てのカギに取り付けられるわけでは無い。
セサミは凄い便利なので、全ての玄関に取り付けたかったのですが、
残念ながら取り付けられない鍵も存在します。
日本でよくある賃貸マンションの鍵なら取り付けられますが・・・
セサミがゴツイんで、上下左右にスペースも必要となります。
自宅の鍵に設置できないと意味無いので、
購入する前に、対応かどうか?確認しておきましょう。
セサミが取付可能なドアロック寸法
- 土台の高さ20.8mmまで
- 土台の直系は72mmまで
- 土台からドアノブまでの距離は10mm以上
- ツマミの長さは20mm~55mmの範囲
- ツマミの幅は20mmまで
- ロック全体の高さは40mmまで
公式ガイドラインには、
具体的な寸法とともに、各国で対応しているサムターンの写真も載ってます。
※参考→ガイドライン – CANDY HOUSE JAPAN
両面テープでドアに貼り付けるというアナログスタイル。
セサミは工具不要で、設置も簡単なんですが・・・
両面テープで固定するので・・・勢いでやって失敗してます。
ツマミに当たる部分は、高さ調節が可能です。
ターコイズブルーの部分は、ツメでひっかかってますので、
つまんで上に上げる事も可能。カギの高さに合わせて微調整してください。
サムターンを固定する部分も上下左右へと可動するので、
スムーズにカギが回る場所で固定しないと駄目。
ドアを開けながら確認した方が良い事に気づく。
粘着テープで固定だから、微妙性は不可能で、失敗も許されない。
一応予備のテープは付おり、
2セット入ってるので、2回までは失敗可能だけども。
無事取付ましたが、微妙に傾いてしまった。
鍵の開け閉めには問題無いので、諦めぇ~。
IFTTT経由での操作に遅延が有る。
IFTTT経由で、自由度の高い操作が可能となるわけですが、
IFTTT経由での操作は、基本的にレスポンスが遅いです。
ワンテンポ遅れるよりも、ツーテンポ、スリーテンポくらい遅れる。
セサミからの信号が遅いのか?
我が家の場合、「鍵オープン→ライト点灯」をIFTTTで設定しているのですが、
玄関前で操作したのでは、使いものにならないくらい遅い。
車から降りる前に、鍵を開けて丁度よいくらい。
また、セサミを手動で開け閉めした場合も、IFTTTは反応していない。
この辺は、今後対応する予定らしいけど・・・ちょっと不便です。
WiFiアクセスポイントは5m以内に設置しないとダメ。
セサミを遠隔操作するには、WiFiアクセスポイントの設定が必要であり、
アクセスポイントから、セサミはBluetooth接続。
設置可能な範囲が5mと狭いです。
玄関近くで、電源が確保できるか?注意してください。
また、WiFiアクセスポイントは、自宅のWiFiルーターの影響も受けます。
我が家の玄関は、家の端に有り、中継器も使っていた都合、接続も不安定でした。
Google WiFiに変えてから、すこぶる快調になりましたけど。
→「Google WiFi」レビュー。無線LANルーターに苦悩してる人にこそオススメ。
Google WiFiのメッシュ機能で、通信速度も改善されましたから。
電池が切れた場合は操作不能。スマホの充電にも注意。
セサミは電池で動いており、電池が切れたら使い物になりません。
電池も「CR123A 3V リチウム電池」という、カメラ用電池。
メジャーでは無い電池なので、値段もちょっと割高です。
パナソニック リチウム電池 カメラ用 3V 2個入 CR-123AW/2P
セサミの電池切れだけでなく、操作するスマホの充電にも注意。
どちらかの電源が切れたら、アプリ操作は不可能となるので、
手動で回す為の鍵は持っていた方が良いですね。
万が一の場合を想定すると、
不具合で使えないとか、セサミが外れて使えないとかも有るわけだから、
結局のところ、鍵が完全に不要ってわけでは無いんだよね。
セキュリティ上の懸念点。音声操作で「鍵を開けて」は危険。
Google Homeでも、鍵の開け閉めができるように設定してたのですが、
誰の声でも鍵が開いてしまうわけで、危険だなと判断しました。
我が家は玄関にもGoogle Homeを置いているので、
ドアの郵便受け口を開けて、Google Homeへ向かって喋れば鍵を開けられるという。
数カ月は、やばい状況で放置されてました。
Google HomeやAlexaとの連携では、鍵の開錠は不可能ですが、
IFTTT経由で設定すれば、カギの開錠は可能となってます。
便利にすればするほど、セキュリティが甘くなるという事。
なんでもかんでもやりたくなっちゃうんだけど、そんな人ほど気を付けて。
鍵が無くなって便利になった事。
スマートホーム化って、感動する事が多いのですが、
その中でも、「セサミ」はスゲー便利だなって感じました。
鍵を使う人だけでなく、誰かの為に遠隔操作してあげる。
家族、友人、恋人、仕事・・・と、色々と使えます。
離れた場所から鍵が開けれれる素晴らしさ。
どこからでも鍵が開けられるっていうと、あんまりピンと来ませんが、
ちょっと離れた場所から鍵を開けられるってのが、凄い便利です。
車の中から鍵が開けられる。それだけで、だいぶ違います。
荷物を入れる為、行ったり来たり、
鍵を閉める為に、もう1ターンも必要無い。
帰宅時も、荷物を持ちながら鍵を開ける必要も無いし、
雨が降っている中、鍵を開けながら濡れることも無い。
同伴者に鍵の開き待ちをさせる事もなくなるし、
「なんなら先に入っといて」って事もできるわけ。
子供が居ると、鍵を閉めた後に忘れモノにに気づく事も多いんですが、
「忘れたなら自分で取ってこーい」って事もできるわけ。
鍵は空けっぱなしでも、4分後にオートロック。セサミなら可能です。
家の鍵をかけたっけ?問題が無くなった。
我が家で頻繁に起こるトラブルとして、
カギをかけたかどうか?忘れてしまうことが多々有りました。
「鍵は締めたよね?」・・・で不安だから、
確認する為に戻るという、意味不明な時間が無くなりました。
セサミなら、スマホで鍵の状態が確認できるし、
開いていたなら、その場で施錠する事も可能。遠隔操作さまさま。
鍵の閉め忘れ、鍵施錠の不安。オサラバです。
鍵という重要な荷物が無くなる解放感。
出かけるときに悩むのが、外出時の荷物。
私は、ポケットに物が入っているのが、とてもとても嫌いです。
ポケットには、入れるとしてもスマホだけ。
ポケットからモノが落ちるのも嫌だし、
落ちてないかな?って気にするのも嫌なので、ホント入れません。
かといってカバンに鍵を入れたら、やっぱり不便なんだよね。
大事なアイテムなのに、落としやすくて、意外と邪魔なやつ。
というわけで、鍵が無くなったことで、
私の人生、だいぶ快適になったわけです。
特に夏場は、衣類のポケットも少なくなるし、
これから薄着の時期は、マジで嬉しいの。
私は、歩いて移動する事も多く、
ランニングする為だけに出かけることも多いので、
そんな時に、鍵を持つストレスも無くなったわけ。
動く時に持ち物を減らせる、解放感。
最近は、iPhoneもApple WatchもApple Payに対応。
電子マネー決済で、財布すら持たない事が多いので・・・
地元の移動はスマホだけ。ホントラクです。
離れた場所から、鍵を開けてあげられるスマートさ。
セサミは、ゲスト機能が有るわけですが、
実際のところ、一時的な来客で鍵を共有するって事は少ないです。
私が実際に使っているのが、遠隔操作。
例えば、人がオフィスに来た場合、
着いた時に連絡してもらえれば、アプリから開けられるわけ。
先に自分が出て行く場合も、出て行くときに連絡してもらえばOK。
遠隔操作で鍵占めておくから。ってのができる。
私のオフィスには、監視カメラ的なモノも設置しているので、
まぁ、来客に合わせて、開け閉めしてあげるなんて事も、やろうと思えばできるわけ。
→賃貸住宅に監視カメラを設置。自前でホームセキュリティ対策してみる。
仕事仲間や親しい友人だけでなく、
異性に使えば、モテまくるんじゃないかと。
SESAME(セサミ)でスマートホーム化のススメ。
昨今では、スマートホーム化が話題ですが、
私の周りで知っているのは、明かりのIoT化程度。
Philips Hueの電球を、音声操作しているくらい。
実際のところ、様々なIoT家電がスマートスピーカーに対応しており、
けっこーなんでも音声操作できるようになってます。
まだまだ、自宅の鍵まで遠隔操作している人は少ない印象。
周りに自慢する為に導入するってのも、悪くないんじゃないかな。
鍵が勝手にウィーンって動くだけでも、だいぶカッケーですから。
セサミ スマートロック本体 マットブラック + Wi-Fiアクセスポイント 工具不要取付 外出先からスマートフォンでドアを施錠解錠 Google Home対応
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